“ソロモンの指輪”松戸 慎吾
- シナリオロイス:斎藤 誠 P:懐旧/N:任意
「久しぶりだな、松戸君」
松戸の元に、かつての恩師である斎藤誠が電話をかけてきた。{{br}} 年末に都内で開かれる学会に出席するため上京してきているので、いい機会だから松戸の研究室に寄っていきたいのだという。学生の頃から教授として独り立ちするまで、何かと世話を焼いてくれた恩師の誘いを断る理由などなかった。
“舞姫-The dancer-”水上このえ
- シナリオロイス:“リヴァイアサン”霧谷 雄吾 P:任意/N:任意
「“プレイヤー”に選ばれてしまいましたか……少々厄介なことになりましたね」
“リヴァイアサン”霧谷雄吾からもたらされた情報は、奇妙な犯罪者集団“R.P.G.”が行っている狂った“ゲーム”の話だった。{{br}} 現実の人間を“駒”とする歪んだゲームを楽しむ彼ら“ゲームマスター”は、時に骨のある人間を“プレイヤー”に選び自分達のゲームに無理やり付き合わせるのだという。“プレイヤー”が自分の“駒”になるまで、何度でも、何度でも。
“銃煙の騎士”串間 秋彦
- シナリオロイス:串間冬樹 P:任意/N:憎悪
父の影に怯え続ける由香。憎い男の姿を探すが、巧妙に姿を隠しているのか、見つけ出すことができない。{{br}} そのとき、悪友の林雄一から環境情報大でよく似た男を見たという連絡が入った。由香が東京ディズニーランドから帰ってくるまで3時間。下見するには十分な時間だ。静かに、秋彦は大学へと足を踏み入れた……
“フロストブレイク”薄野 伊織
- シナリオロイス:高宮小次郎 P:任意/N:任意
『大学教授一家失踪――警察は何かの事件に巻き込まれたと見て捜査開始』{{br}} 最近の世の中は物騒ね、と新聞を見ながらつぶやく母。確かに日本は物騒になったし、変な奴に目をつけられたりとかはしてるけれど――とりあえず、今のところ自分の日常は平和だと思っている。{{br}} 今日も仲良しの2人と学校から帰る。と、私達に刺す大きな影が一つ。
「市立K高校の生徒だな。水上このえはどこにいる」
……お母さん、やっぱり物騒かもしれない。