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国の標語:勝者に祝福を、敗者に弔いを |
国歌:戦闘行進曲 |
主要言語 |
ベリオン語 |
首都 |
プローシュ |
最大の都市 |
同上 |
政府 |
軍事評議会 |
国家元首の称号 |
首相 |
政治体制 |
軍事政権一党独裁制 |
人口 |
319億6000万人 |
主な宗教 |
ワリオット教 |
通貨 |
ザルク |
建国年 |
1555年 |
加盟年 |
1623年 (原加盟国) |
主要惑星 |
母星 |
ゲルデン |
首都星 |
ダクラシェート・ベリオット |
領 有 |
ゲルデン星系 |
ゲルデン |
ゲルデン星系 |
ダクラシェート・ベリオット |
ユラーシュ星系 |
ベルネーグ |
バーラム星系 |
パルンザント ラグラシュレード |
メヒテオン星系 |
デアヴェン |
ブラーメル星系 |
ゼドール ダルベート |
ダスタニア星系 |
ガンスバルト エムディヒ |
「さあ奴らが隣国に生まれてきたことを後悔させてやりなさい。各員義務を遂行せよ」
――メシュトル・マーデンクロッツ上級大将(ダヴラムイ星系の戦い)
ベリオン共和国(ベリオン語:
Belion Gzlavool)はゲルデン宙域に存在する軍事独裁国家である。1555年のエルミア革命による独立から一貫して軍事政権による一党独裁体制を維持している。
1606年に勃発したベリオン・リーエス戦争以降、軍事力を拡大させ、現在では
大宇宙連合会議加盟国で最も軍事力の高い国家として位置づけられている。
その一方で、強大な軍事力のせいで
リーエス連邦、
エルミア共和国、
グロストラフカ社会主義共和国連邦、
ドルメオン国民共和国?などの周辺国からは警戒されており、自ら立ち上げた陣営「
新秩序同盟」以外の国際的交流に乏しく、外交的には孤立気味な傾向がある。
概要
ベリオン共和国は
エルミア共和国や
ドルメオン国民共和国?とは異なり、軍国主義を推進している。
ベリオンの軍国主義思想は「
正々堂々と弱いものいじめをする」ということに尽きており、それゆえに自由や平等を謳いながら構造的暴力を仕掛け、弱小国から富を搾取するような行為を最も卑怯な行為としている。
ベリオンは過去に何度にも及ぶ侵略戦争を繰り返し領土を拡大してきた。しかし、エルミア、ドルメオン、リーエス、グロストラフカなどからなる対ベリオン包囲網は時代を下るごとに強化されてゆき、ゾラック戦争ではベリオンは敗戦を喫することとなり、軍国主義陣営「新秩序同盟」の設立の大きな動機となった。
歴史
政治
ベリオン国民国家党による一党独裁である。
軍事評議会は事実上の国会として機能するが、国会としては構成人数が少なく、全体で30名前後である。軍事評議員の任期は11シンテーア年だが、評議員選挙は5シンテーア年毎に行われ、軍事委員会の半数が選出される。
首相
ベリオン共和国の国家元首かつ行政府の長は首相であり、軍事評議会の委員から選出される。首相は任期はおよそ11シンテーア年である。首相は憲法によってベリオン軍の最高責任者であり、戦争を開始し軍隊を動員する権限を持つ。慣例として3選は禁止されている。
国際関係
ハルゼイ帝国やショアンとは同盟関係。時代によっては
ジエールや
ニーネン=シャプチとも協力することがある。
宿敵はドルメオンとグロストラフカ。険悪関係はエルミア、リーエス、ヴェルエルク等。
マーカスとは疎遠である。
軍事
ベリオン共和国軍(ベリオン軍)は大宇宙連合会議加盟国有数の規模であり、多くの時代を通して質・量ともに大宇宙トップの座に君臨しているとされる。
ベリオン軍はエルミア帝国統治時代のベリオン大陸における抵抗組織を基礎として成立している。
全体的に攻撃力と機動力に優れた設計思想を好むため、実際の戦闘においては少なくない被害を被ることがあるが、ベリオンには軍人として良質な人的資源のプールや潤沢な予備物資を保有するためすぐさま悪影響をもたらすことはないと言われている。
ベリオンにおける軍隊とは、国家の象徴そのものであり、軍隊からもたらされた様々な側面は政治のみならず、経済や文化等あらゆる場面に浸透している。
領域
- ゲルデン星系
- 惑星ゲルデン
- ベリオン大陸を領有。東をドルメオンと接し、森林の広がる地峡を緩衝地帯としている。
- 惑星ダクラシェート・ベリオット
- ベリオン共和国の首都惑星
- エルミア帝国時代よりも前に入植した惑星
- 発展度は入植惑星とはわからないほど進んでいる
- ユラーシュ星系
- 惑星ベルネーグ
- ボルガード系ベリオン人が多く居住
- 軍事区画と居住区画の比率は平均的
- ブラーメル星系
- 惑星ゼドーレン
- 大陸型惑星
- 人口がかなり多い。惑星間通勤をする人も少なくない
- 非徴兵階級の中でも貧困でない者が一定数居住している
- 惑星ダルベート
- 高濃度塩類惑星
- 惑星全体がウユニ塩湖のようになっており、ミネラル類を大量に採掘できる
- 居住性はあまり高くない
- 地表にはほぼ都市がないが、地下に軍事都市が広がる
- ダスタニア星系
- 惑星ガンスバルト
- かつてボルガード人労働者の鉱山惑星として栄えた
- 現在ではガス抽出プラントが大量に建設され、戦略資源の惑星とされている
- 惑星エムディヒ
- 入植中の惑星
- 非徴兵階級の人々が一攫千金を夢見て開拓している
- バーラム星系
- 惑星パルンザント
- グロストラフカから████戦争以降に獲得
- 寒冷型惑星
- 居住区画が少ない
- 軍事施設が多く、特に研究シェルターが地中に多く建設されている。
- 惑星ラグラシュレード
- グロストラフカから████戦争以降に獲得
- 寒冷型惑星
- パルンザントよりも幾分かマシな程度には温暖で、美しい氷河湖が点在する
- 人口はやや多い
- メヒテオン星系
- 惑星デアヴェン
- グロストラフカから████戦争以降に獲得
- 熱帯気候が多く分布
- 貧しい非徴兵階級の農民の住居が広がる
- ベリオン国内で治安が悪いとされる惑星
主要都市
- プローシュ
- 惑星ダクラシェート・ベリオットの惑星首都
- 完全な計画都市であり、上空から見ると南北方向に長いベリオン・ダイヤモンド(ベリオンの国旗中央に描かれているひし形)の形をしている。
- 一戸建ての住居はなく、全てマンションやアパート等の集合住宅である。
経済
特に軍事関係の戦略資源や金属類の産出が豊富。
エネルギーの産出も優れており、その効率も各国比較では優れている部類に入れられる。
軍事優先の半計画経済であり、国内のインフラは全て国有化されている。そのため、商業規模としてはあまり大きくなく、エルミアやドルメオンには劣る。
ベリオンは時代を通して食料自給率の低さに悩まされている。農業の産出量は少なくないものの、軍隊の配給を優先としており備蓄に回す分も相当量にのぼるため、平時から食料購入制限や配給制の実施が行われている。また、農業の担い手にも問題を抱えており、その多くが退役軍人の営む農園か、非徴兵市民による国有農地かのいずれかになるため、農業生産性の低さが党内で指摘されている。
国民
ベリオン社会には大きく分けて二つの階級が存在する。それは、ほぼ確実に軍人になれる「徴兵市民」と志願しても軍人になれるかどうか分からない「非徴兵市民」である。この階級による差は大きく、被選挙権、参政権、税金、年金、各種社会福祉等の有無だけでなく、非徴兵市民は教育を受ける権利、婚姻に関する権利、言論の権利、職業選択の権利が大きく制限されている。そのため、非徴兵市民は良い職に修飾することもままならず、低い生活水準のまま一生を終えることになる。
また、徴兵市民、非徴兵市民問わず生まれた子どもには「準市民」という階級が与えられ、AP18歳になると徴兵または志願によって兵役を経ることによって市民権を獲得できるが、非徴兵市民は志願しなければ兵役によって市民権を獲得することができないにも関わらず、その倍率は高く、各種の適性検査に合格した優秀な志願者でなければ軍人になることができないため、固定的な格差社会を助長する原因となっている。
民族
構成民族は多い順にベリオン人、リーエス人、ボルガード人、ドルメオン人、グロストラフカ人、エルミア人、その他少数民族である。
ベリオン人には徴兵市民が多い。またボルガード人は全人口に対する徴兵市民の割合が極めて高い。
リーエス人やエルミア人は中程度、ドルメオン人とグロストラフカ人は非徴兵市民の割合がやや高い。
言語
公用語はベリオン語である。また、ベリオン語ドルメオン方言も一定数存在する。グロストラフカ語やボルガード語のコミュニティが点在するが、教育や放送はほぼベリオン語で行われている。
教育
ベリオンでは高等教育の時点で、徴兵市民が通う軍事学校と非徴兵市民が通う普通学校の二つに分かれる。しかし、それ以前の初等教育でも同じ学校でありながら徴兵市民と非徴兵市民は別のクラスに入れられ、接触はできるだけ少なくなるように教育が行われている。
保健
不死技術を購入可能な国である。不死技術の購入権は軍隊の階級によって決まっており、通時代的に佐官以上とされている。
しかしながら、一定割合で戦死者がいるため、平均寿命はそこまで高くない。
文化
ベリオン文化では戦いを最重要視しており、戦いのあり方や戦いにおける美学を特に重要視する。
戦闘において勝利は最高の栄誉とされるが、勝者は敗者を評価することが美徳とされる。
舐めプは最高級の侮辱であり、それ専用の法律と刑罰が存在する。
ベリオン騎士道が存在する。
国民性
ベリオン人は好戦的で規律的と言われる。
食文化
戦地での煮炊きから発展した野営地での料理が発展している。
いわゆるバーベキューはベリオン人の国民的娯楽・精神的支柱であり、休日や余暇に多くの時間を費やしてこれを楽しむ。
音楽
軍歌や行進曲など軍事関連の楽曲がとても多い。
また、そのバリエーションも豊富で、部隊や指揮官のテーマソング、戦いの勝利を歌ったもの、戦いの美学や規律を説くもの、故郷を懐かしむ兵士の歌など様々なものがある。
建築
ベリオン建築は堅牢なものが多く、戦災や自然災害に対する予備的構造をしており、万が一の事態にはとても頼れる施設や家屋を建設することで知られている。ただし、それなりのコストがかかるため、災害が滅多に起こらない土地ではなんだか損した気分になる。
宗教
ワリオット教
戦の神ワリオットを崇拝している。
あまり宗教の影響は強くはなく、生活の一部に溶け込んでその名残が僅かに見られる程度である。
服飾
「ベリオンのファッションは全て軍隊発祥である」と言われるほどベリオンの服飾文化には軍隊の影響が色濃く反映されている。ただし、その全てが軍隊由来のものではないことに留意が必要である。
ベリオン人の好むファッションは機能性を重視したものであり、たくさんのポケットと腰袋やフック等がつけられるリングがついている。
全体的に質実剛健であり地味なデザインになりがちだが、中世ベリオン様式の華美なスタイルもあり、地味と派手の落差が大きい。
祝祭日
建国記念日はみんなおやすみ。
スポーツ
軍隊関連のスポーツが多そう。軍人が多いのでスポーツの国際大会では上位。
たまにスポーツを専門でやったことはないが身体能力抜群の軍人が上位に食い込んで国際社会を驚かす。
射的スポーツの強豪国。
関連項目
最終更新:2025年01月26日 10:52