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Suspend to RAM
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Suspend to RAM とは、RAM内に情報を維持したままその他のパーツの電源を落とすことにより、消費電力を抑えるシステムだ。RAM内容を維持するために電源が必要であり、その点が Suspend to Disk と違う。しかし、Diskアクセスが必要ないため、Suspend、Resume (復帰)とも高速であるというのがメリットだ。
LinuxでSuspend to RAMを実行するには、
echo -n mem > /sys/power/state
を実行すればよい。この機能を使うためにはカーネルをそれなりに設定しておく必要があるし、Suspend前、後にそれぞれなんらかの処理が必要だったりもする。そのあたりのことについては、Open Tech Press のこの記事が大変参考になる。
この記事に従い、/usr/local/bin/suspend.sh というファイルをこの内容で作成する。あとは Suspend したくなったときにこのシェルスクリプトを実行するだけだ。適当なイベントに関連付けておけば、手軽に Suspend to RAM が実行できるであろう。
ただし、全てのノートパソコンですんなりとSuspend to RAMが成功するわけではない。サスペンドの実行前後に、他にも必要な処理がある場合もある。たとえば特定のモジュールをアンロードしておかないと正常に復帰できない機種もあるようだ。