2017年~2018年公開アニメ版「GODZILLA」三部作に登場した怪獣。
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戦闘能力 |
①特徴
- 体高300m、体重100000t以上の体格を持つ(セリフ及び劇場パンフレット)
※GODZILLA 怪獣惑星でのコンピューター画面では身長は少なくとも 318.8 メートルと計測されている
※劇中メトフィエスの推測から計算できる質量は216万トン程であり、小説版では重力子操作によって10万トンに軽減されているとも示唆されている
- 移動速度は時速60km程度(劇中セリフ)。
- 尻尾を用いた攻撃時は先端付近の速度がマッハ3~4に到達し鋭利な先端部分での刺突攻撃も可能との資料がある(劇場パンフレット)。
- 劇中では尻尾による攻撃で300m程のナノメタル製建造物を数百m吹き飛ばし攻撃に利用した。
- 強力な電磁気を発生させる特性があり、逆に電波を吸収する性質に加え、それを応用して攻撃や防御を行う
②使用技・能力
高加速荷電粒子ビーム
発射と着弾がほぼ同時と言える程早く、通常状態の熱線で大気圏外の目標へ到達可能(劇中では十数km以上離れた地点からメカゴジラシティに対して狙撃を行っている)。
- 600m相当のナノメタル製建造物を一瞬で貫通融解し、計2発の薙ぎ払いで直径14kmのメカゴジラシティの7割近くを破壊した。
- 放射線と電磁パルスを発生させるため、民生の電子機器は即座に故障、軍用のEMP防御が施されたものでも機能停止に陥る。
- 劇中では荷電粒子ビームの一種と考えられている。
- 出力は3TW、劇中の画面モニターから推定される射程距離は1000km以上
超振動波
- 鳴き声に破壊を伴った攻撃で、数kmの射程と遠くへ行くほど効果範囲が広がる特性があり、
直撃した対象を共鳴現象で分子レベルから分解する(描写と設定に矛盾は無く、直撃した輸送船及び対角線上にあった地形は塵状に破壊された)
プラズマカッター
- アースが尻尾を振ることで発生する攻撃。
- 幅600m、射程数km。
- 岩山を抵抗なく切断、貫通している。
- 通過箇所から大規模な爆発を発生させ、爆炎は高度1000m以上に到達している。
- 他作品の怪獣相手でどれ程のダメージを与えられるかは未知数
非対称性透過シールド
- アースの防御力の根幹となる能力。桁外れの高周波電磁パルスを発生させ、それを背鰭で増幅することで全身の表皮下に電磁メタマテリアルを発生させ、電磁波などを含むあらゆる物理攻撃を無効化することが可能(劇中推測、描写及び劇場パンフレット)
- 継続的に一点のみ攻撃を集中させることで、数万分の一秒間のみシールドにノイズが発生、そのノイズ間に干渉波攻撃を行う事でノイズが拡張、その間に電磁パルスの増幅器官である背鰭を破壊することで、背鰭の機能が回復するまでの数十秒間シールドを無効化することが可能。
- 熱核兵器100発以上の熱量を受けても表皮下を保護可能な為、火力によるゴリ押しは困難
- 体高50mの時点で頭上にヒマラヤ山脈の断層で生き埋めにされても生存可能。
赤熱化
- ハープーンによって体内電磁波が暴走した時とギドラとの戦闘時に使用した能力。
- 分子制御により空間内の温度を5000度以上にすることが可能。
- 温度上昇効果は遮蔽物を貫通して作用する。
- メカゴジラシティをハープーンごと融解させた。
③耐久力(シールドを除いた素の状態)
- 表皮は優れた耐衝撃性と耐熱性を兼ね備えている(劇中パンフレットより)
- EMPハープーンが体内に貫通、ヴァルチャーが対流圏界面(上空10km)からパワーダイブすれば貫通可能な程であり、メカゴジラシティの改良型レールガン数基による一斉砲撃では背鰭が破壊される程で、他作品の怪獣と比較すると脆め。
- 表皮は非常に高い回復能力を持つとされる一方、2作目劇中において破壊された背鰭が完全回復した描写は見られず、3作目においても物語中盤付近まで欠損した状態が見られた。
④技巧
- 人類側の誘導作戦に引っ掛かりトラップポイントへ誘導されたが、トラップの特性等から見破れる怪獣はほぼいないとされ減点対象にはならないのでは?との意見がある。
- 熱線発射で人類の存在を確認したり、ヴァルチャーの攻撃をあえて無視したり、作戦の裏を掻く推察力もある為、怪獣としては非常に高度な思考が可能とされる
- 地球に接近してきつつあった妖星ゴラスの存在を人類よりも早く察知しており、自身にとって害のある存在を察知する能力を持つ
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他怪獣との比較 |
- 他作品のゴジラと比較すると体格故のリーチと攻撃範囲が広く爆発による煙幕が広範囲に出る。
- 相手を氷漬けにして戦闘不能にできるシーモとの相性が悪いという意見があったが、300mを超える巨体を覆い尽くすのにかかる時間は相当と思われ、その間に反撃を受ける可能性がある上、このゴジラは初登場時地中に埋もれた状態で出現しており仮に氷漬けにできたとしても突破される可能性がある。
- 非対称性透過シールドの発生中は物理的干渉が無効化される為、オキシジェン・デストロイヤーやミクロオキシゲンの様な兵器や攻撃が無効化されると言われる反面、
一定量の衝撃を感知しなければ発動しない仕組みになっていると思われ、その未発動状態であれば他ゴジラ同様に致命傷を受ける可能性もある(推測)。
- FWゴジラ(最終)は質量10万トンのカイザーギドラを軽々と投げ飛ばした為、ゴジラ・アースも投げ飛ばされるのでは無いかという意見があったが、劇中でのメトフィエスの発言から計算できる質量は216万トンだという指摘があったが、その後重力子操作を用いている影響で10万トンになっているとされた。
(そもそも質量が216万トンという数値が劇中で示唆されているだけで確実なのかわからない、という意見があったが、劇中で示唆されている設定を曖昧にしているだけというニュアンスの反論が出た上、
本作のゴジラはメカゴジラシティの残骸を尻尾で千切りシティまで吹き飛ばす力量がある為、質量216万トンという数値にはある程度の信憑性がある
(ナノメタルの質量が メカゴジラ(対ゴジラ決戦用超重質量ナノメタル製決戦兵器)と同様だと仮定し、建造物の大きさの100mを踏まえて計算すると20万トン程)。
- 小説版の「怪獣黙示録」より、体高50mの時点でも一撃の熱線で直撃した他怪獣を蒸発させ、大型怪獣をも仕留める対怪獣用の地中貫通爆弾MOPⅱ(以下、バンカーバスターと呼称)に無傷で耐えるカメーバの甲羅を穿ち抜き、同等の体格と思われるチタノザウルス3体を瞬殺している等、対怪獣戦で無双する描写が多く見られる。(一方、本作の怪獣はバンカーバスター又は核兵器で討伐可能な程度の強さである為、他ゴジラシリーズの怪獣と比較する際には参考にならない)
- モスラ(プロジェクトメカゴジラ)での戦闘では、その鱗粉によって熱線を反射された上に、体内に干渉され怪獣惑星での作戦と同様に攻略され、かなりの苦戦を強いられていたが、最終的にモスラの鱗粉による結界は熱線の一撃に貫かれ、モスラに致命傷を与えて撃破した後撤退した。
- ギドラとの戦闘で、エネルギーを大幅に吸収されていた状態から瞬時に万全の状態に復帰でき、カイザーギドラによってエネルギーを吸収されたFWゴジラやドハゴジラより戦闘持続力に優れる。
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最終更新:2024年09月28日 09:03