行為判定ルール

PCが取ったさまざまな行動に対して成功か失敗かを決める場合、
いくつかの数値とサイコロを振ってその結果から行動の成否を決める。これを[行為判定]と呼ぶ。
"判定をする"、"判定を行う"の記述はすべて、[行為判定]を行うことを意味する。
先にざっとまとめる。
  • [行為判定]は基本、能力値+2D6で成否を決定する。
  • 達成値≧目標値で成功、達成値<目標値で失敗。
  • 6が二つ以上は[クリティカル]となり、自動的に成功する。この場合達成値算出時に最終的な値へ+10する。
  • [対決判定]はアクション側とリアクション側で達成値を比べ[勝利]と[敗北]を決定する。
  • 達成値が同値の場合はリアクション側優先
  • 一対多の場合、アクション側は一回判定を行い、リアクションは各々達成値を出して比べる。

行為判定の流れ

行為判定は以下の順で行われる。
1、行為判定の宣言
 GMは[行為判定]を行うこと、使用する能力値を宣言する。

2、目標値の設定
 GMは行動の難易度によって目標値を設定する。2d6の期待値7を基準にするといい。
 達成値だけを求める場合は目標値を設定しなくていい。

3、ダイスロールを行う
 プレイヤーはダイスを2個ふる。アビリティなどで増減がある場合はダイス数が変わる。
 この時、出目によっては自動的に成功となる。
 -クリティカル
  6の出目が二つ以上の場合、その判定は自動的に成功する。これを[クリティカル]とよぶ。

4、達成値の算出
 出目の合計に、GMの指定した能力値を合算する。アビリティなどの修正はここで適用する。
 [クリティカル]の場合、最終的な達成値に+10する。

5、成否の確定
 GMは算出した達成値をあらかじめ設定した目標値と比較する。
 達成値が目標値以上なら成功、目標値未満なら失敗となる。


対決判定

通常の[行為判定]と異なり、キャラクター同士でお互いに判定が必要な場合は[対決判定]となる。
あるキャラクターが殴りかかり、それに対して別のキャラクターが回避を試みる場合などである。

1、対決判定の宣言
 GMは対決判定を行うと宣言し、誰と誰の対決なのかを確定する。

2、アクション・リアクションの決定
 GMは行動を行う側(アクション側)と、行動を受ける側(リアクション側)を決定する。

3、能力値の決定
 GMはアクション側が使用する能力値と、リアクション側が使用する能力値を決定する。
 例でいえば殴りかかるアクション側が【技術】、避けるリアクション側が【敏捷】など。

4、達成値の算出
 判定はアクション側→リアクション側の順で行い、達成値を算出する。
 なんらかの理由で判定が行えない場合は達成値を0として算出する。

5、勝敗の確定
 算出した達成値を比べあい、高かった方の行動を成功とし、低かった方の行動を失敗とする。 
 [対決判定]に成功することを[勝利]、失敗することを[敗北]という。
 -[対決判定]では達成値が同値の場合、リアクション側が優先とする。
 -リアクション側が複数の場合、アクション側は一回だけ判定を行い、それに対して個々で勝敗の確定を行う。
最終更新:2016年10月12日 00:26