バンシィ・ノルン

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|>|CENTER:バンシィ・ノルン&br()BANSHEE NORN| |登場作品|[[機動戦士ガンダムUC]]| |型式番号|RX-0[N]| |全高|21.7m| |重量|27.3t| |所属|地球連邦軍| |搭乗者|リディ・マーセナス| |武装|バルカン砲&br()ビーム・サーベル&br()ビーム・トンファー&br()ビーム・マグナム&br()リボルビング・ランチャー&br()アームド・アーマーDE&br()アームド・アーマーXC| |特殊装備|NT-D(ニュータイプ・デストロイヤー)システム&br()フル・サイコ・フレーム| ---- *【設定】 [[バンシィ]]の統合性能強化仕様。 継戦能力に欠けていた両腕のアームド・アーマーBSとアームド・アーマーVNを外し、リボルビング・ランチャーを追加したビーム・マグナム、アームド・アーマーDE(スラスターとビームキャノンを追加したシールド)、背部にアームド・アーマーXCへと変更されている。 機体名称の「ノルン」は北欧神話に登場する運命の女神の名に由来する。 ---- *【武装説明】 **バルカン砲 60mm口径の機関砲。 頭部に2門内蔵されている。 **ビーム・サーベル 近接戦闘用のビーム兵器。 バックパックと両前腕部に2基ずつ装備されている。 **ビーム・トンファー 前腕部のビーム・サーベルを腕部に固定したまま展開した状態。 **ビーム・マグナム ユニコーンガンダム専用のビーム・ライフル。 威力は大きいが反動も大きく、最大で5発しか撃てないため継戦能力が低い。 **リボルビング・ランチャー ビーム・マグナムの銃身下部に装着されている。 用途や状況に応じて徹甲榴弾、ビーム・ジュッテ、ボップミサイルなどを使い分けられる武装。 **アームド・アーマーDE 漫画版「UCバンデシネ」より逆輸入された武装。 推進装置とメガ・キャノンを内蔵するシールドユニット。 打突武装としても使われた。 NT-D発動時も同時に展開され機体を補助する。 DEは「Defense - Extension(ディフェンス・エクステンション)」の略称。 **アームド・アーマーXC ジェネレーターの出力強化とパイロットとの親和性を高めるためにバックパックに装備されているユニット。 ユニットを展開することでビーム・マグナムやアームド・アーマーDEをマウントすることができる。 サブジェネレーター兼サイコミュユニット。 NT-Dを発動条件を緩和するための補助装置であり、NT-D発動後は獅子の鬣状に展開。 これの開発経緯は、MSN-001X ガンダムデルタカイのナイトロ(非NTパイロットを強制的に強化人間へ改造するシステム)が深く関わっている模様。 ネオ・ジオングのサイコ・シャードによって破壊されたが、リディがNTに覚醒したので不要なものになっていた。 XCは「Xeno - Connect(ゼノ・コネクト)」の略称。 ---- *【原作での活躍】 マリーダ・クルスが排出され、残されたバンシィは[[デルタプラス]]を失ったリディの手に渡り、バンシィ・ノルンへと改修された。 宇宙に逃れ、そのまま箱を解放しようとする[[ネェル・アーガマ]]を単騎で追撃し強襲。 パイロットであるリディの精神状態とバンシィのNT-Dによるニュータイプの殲滅思想が共鳴し、またしても暴走気味に1号機[[フルアーマー・ユニコーンガンダム]]と交戦状態に入る。 途中で[[クシャトリヤ]]を撃墜したことで、パイロットのリディが正気に戻り再起した後は、ユニコーンと共闘しフル・フロンタルの乗る[[ネオ・ジオング]]を撃破。 後に全ての証拠を隠滅せんとしてマーサが放ったコロニーレーザーからサイコ・フィールドを形成し「箱」を守り抜く。この時に虹の光を発するようになる。 最後に覚醒したユニコーンに追いつくために再度NT-Dを展開し、無事呼び止めることに成功し、ネェル・アーガマに帰還する。 その後はミネバと連邦政府の間で交わされた「サイコフレーム禁止条約」に伴い、1号機共々解体・封印されたことになっているが…? ---- *【パイロット説明】 **リディ・マーセナス CV:浪川大輔 地球連邦軍のパイロット。 代々政治家を輩出してきたマーセナス家の生まれ。 ラプラスの箱とバナージ・リンクス達に対する利害が一致したアルベルト・ビストからの特命でバンシィに搭乗することとなる。 原作&OVA共に失恋の傷心や自分の生家であるマーセナス家の宿命を知り絶望してしまい、さらにニュータイプ(バナージ)を憎む心がバンシィと共鳴し、ユニコーンと激しい戦闘を繰り広げる。 そして戦闘中にバナージに自身がニュータイプに覚醒していたことを指摘され、さらに暴走してしまい、感応により聞こえる声の源であるネェル・アーガマ(OVA版では、クシャトリヤ本体)を消そうとしたが、原作ではマリーダの自己犠牲で阻止され、OVA版では制止も聞かずクシャトリヤを破壊したが、結果的にマリーダを殺したことによりさらなるニュータイプの感応を引き起こし正気に戻った。 その後はネェル・アーガマ側に再起し、バナージと共闘してフル・フロンタルの乗る[[シナンジュ]](OVAではネオ・ジオング)を倒し、全ての証拠を隠滅するためにマーサが放ったコロニーレーザーからサイコ・フィールドを形成し「箱」を守り抜く。 その後は政治家としての道を歩んだとか。 ユニコーンTV版初放送時に副音声でのトークの記念すべき第一話や事実上の続編発表会でリディ役の浪川氏が呼ばれるなどしているがTV版一話ではリディが登場せず、続編発表会で「リディは出ない」と言われるなど、スタッフからの悪意を感じる扱いを公式からも受けている。 視聴者からはバナージと心を通わしたマリーダさん、ロニを撃ったことで責められることもある。 マリーダさんに関しては本人が赦しているのだが、やはり悲しい過去がありつつも優しさを失わなかったため幸せになって欲しかったという人が多かったからだと思われる。一方でロニに関しては暴走する父親を止めようとして撃たれた小説版と違い「サイコミュで暴走したとはいえ民間人も虐殺した彼女を撃ったのを責めるのはおかしい」とフォローする声も同じくらい大きい。 ちなみに浪川氏は舞台挨拶のたびに「マリーダファンのみなさま、どうもすみませんでした」から始めていたらしい。 ちなみに、浪川氏はこれまでガンダム作品ではたびたび出番があり、一人で[[主役>機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]、ライバル、[[ラスボス>ヴェイガンギア・シド]]、[[整備班>機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]、[[カツ>ガンダムMk-II]]、ガンダムそのもの…と幅広い役を演じてこられたが、意外とガンダムに乗ることはなく、ようやく乗ったと思ったらガンプラだったり、[[生身で射殺されてガンダムを奪われる>ガンダムスローネツヴァイ]]…といった立ち回りで、リディでようやく「最後までガンダムに乗れた」キャラクターを演じられることとなった。 ***【原作名言集】 以下全てOVA版EP7「虹の彼方に」と原作終盤から。 -お前さえいなければ!! -そうだよな…。お前はまだ子供なんだ…言って良いことと言っちゃいけない事の区別くらい…。 -そんな奴がニュータイプなんぞとおだてられて、無責任に世界を引っ掻き回して…!許せないな…! -ミネバ……お前は俺を……独りにしないでって、言ったのに…… --失恋の傷心とバナージへの憎悪という感情を持ったリディの感情は、バンシィのNT-Dと共鳴し増幅させられてしまう。 -ニュータイプ……『ラプラスの箱』の呪いを具現する人の亜種……誰かが人柱になって! 沈めなきゃな!! -呪いを残したマーセナス家と、呪いを隠してきたビスト家、それぞれを継ぐ俺達が消えれば、百年越しの因縁も消滅する! --バナージ(ニュータイプ)を殺した後、自分自身も自殺する旨の正気の沙汰とは思えない発言。 -こんなはずじゃなかったさ! あれは呪いじゃなくて祈りだったんだ。ニュータイプなんてものが生まれてこなければ! -喋るなぁぁっ!! --バンシィのNT-Dに増幅されたニュータイプへの憎悪の感情だが、自身もニュータイプであることを指摘されさらに暴走する。PVでも流れていたシーンだが、錯乱したリディの顔、頭部バルカンを乱射しながら頭を振り回すバンシィ、浪川氏の名演により視聴者にネタにされた。 -みんなで……みんなで、俺を否定するのか……!! --1度は自身を心配するみんなの声が入り落ち着いたが、ビーム・マグナムが当たった拍子に再び脳に雑念が響き狂気に駆られる。 -俺は……俺は、何を……したんだ……!? --マリーダの乗るクシャトリヤを破壊し、ニュータイプ同士の感応により正気に戻った瞬間のセリフ。 -俺も、お前も、まだこの世界でやることがいっぱいあるんだ。 --バナージが真のニュータイプとして覚醒し、ユニコーンと一つになり、遠くへ行こうとしてしまうものの必死に呼びかける。 ---- *【ゲーム内での活躍】 **EXVS.FB(PS3版) EXVS.MBと同時期にDLCとして登場。 家庭版FBではアーケードと違い修正がないため、[[リ・ガズィ]]とともに暴れまわっている。さすがに問題視されたのか後のアップデートによって下方修正されたものの、[[ガンダムサバーニャ]]、[[ナイチンゲール]]や[[ダブルオークアンタ フルセイバー]]などの本機を上回るクソ機…強力な3000が参戦していないのでMBよりも暴れやすくなっている。 **EXVS.MB 最初はFAユニコーンの第3形態の武装アシストと覚醒技で登場。 アシスト&覚醒技使用時ボイス有り。 覚醒技時は金色に発光する。 後に3000コストで正式参戦。家庭版FBでもDLCとして同時期に参戦した。 こちらは常時デストロイモードとなっているが、覚醒時は全身が金色に発光する。緑サイコフレームは再現されず。 高威力だけでなくなぜか弾速、誘導も強化されているビーム・マグナム(メイン)、4つの弾種を撃ち分けできるリボルビング・ランチャー(サブ)を駆使して戦う射撃寄り万能機。 他にもアームドアーマーDEを背負っての特殊移動(特射)や、メインからキャンセルできる掴み格闘(特格)など、優秀な武装を持つ扱いやすい機体となっている。 ほかの3000に比べ荒らす性能は高くはないが、リロード式のメインが主軸になるため継戦能力が高く、また武装の有効射程が長いため、そもそも荒らす必要がない。 また機動力の高さや迎撃の強さから荒らしに対する耐性も高い…などと凄まじい強さを誇り、解禁後ほどなくしてトップメタとして対戦環境を塗り替えた。 当然修正されたが、それでも未だトップクラスの性能を誇る。 余談だが、リディの台詞(と表情)が基本的に狂気に呑まれていた時のそれなのに、たまに正気に戻った後の台詞を言うため、カオスなことになることも。特に敵にバナージがいた時の勝利時セリフが不評(バナージに呼びかけたセリフの筈が、全く別の意味に聞こえる)。 「そんなんでミネバを抱けるのかよ!えぇ!?オードリーをとっちまうぞ!バナージ!!」 演出的には、こちらもフルコーン同様原作再現は豊富で、気合の入った出来となっている。ただし、アニメで話題になったバルカンを乱射するのはないのは残念という声も。一応「喋るな」の台詞自体はあるがそこまで印象には残りにくい。 **FORCE ベースとなったFBから削られたのは特射のバレルロールなので、手数はそのまま優秀な性能を誇る。 しかし使えるようになるのが後半で、僚機が本機固定(しかもコストが3000)のネオ・ジオングとの決戦ミッションでは本作のCPUがシリーズ屈指のお馬鹿なため、あっという間にコストをすべて持っていかれる可能性があるなど役立たずの印象も強い。 OPムービーでは実際には使用できない頭部バルカンを使用していた。 **MBON 機動力、射撃が弱体化。それでも過去作なら十分トップクラスの機体と戦える性能なのだが、他の機体のインフレに置いていかれるあたり本作の環境の魔境さがお分かりだろうか。 ---- *【勝利・敗北ポーズ】 **勝利ポーズ 射撃時:ビーム・マグナムを構える。いわゆるSEED立ち。角度を変えたらネオ・ジオング戦の「やるぞバナージ…!」のあたりっぽくも見える。 格闘時:アームド・アーマーDEを背中にマウントした状態で左手でビーム・サーベルを抜く。 **敗北ポーズ 右脚の膝から下を失い、浮遊した状態で右手を天に掲げる。ミネバの説得を受け手を伸ばすシーンの再現。 ---- *【その他の活躍】 **スーパーロボット大戦 最初は敵として登場し、後に自軍に加入する展開が多い。 しかし、正規パイロットのリディとは噛み合わせが悪いことが多く、他のパイロットに機体を奪われることも。 なお、改修前のバンシィに搭乗していたマリーダを乗せた場合、その時に着ていたパイロットスーツを着用する作品もある。 初参戦した「第3次Z」ではリディのバナージの兄貴分としての役割がアムロやカミーユ、キラやシンを初めとした他のキャラにとられ、その上他作品とのクロスオーバーの結果ラプラスの箱の持つ意味が原作以上に重くなったため、自軍どころか地球に対する敵と言える組織につくことになるという原作以上に迷走してしまい、加入が非常に遅いだけでなくエースには必要不可欠な「熱血」のような最終火力を上げる精神コマンドを覚えず、リディ固有のボーナスは前半と同じ獲得資金アップ(残り数話なのに)、バンシィが誰でも乗れる(本領を発揮できるのはNTが乗ってこそだが)ため降ろされることも多々あるというひどい扱いを受けた。 おまけに味方に加入しても顔がかなり悪人面。 次に出た「BX」ではルート次第ではバナージよりも登場が早く、他作品のキャラと絡むことが多い上に能力も念願の「熱血」を覚えるなどエースとして活躍させられるように。 しかし、今度はバンシィが機体そのものは文句なしなのだが、最強武器が移動後に撃てず弾数が5発しかないビーム・マグナム…と武装面で大幅に弱体化し、戦闘アニメも殆どユニコーンと共通とぶっちゃけデルタプラスの方が強いとちょっと残念なことに。 そのため、バンシィを活躍させたいのなら能力とかみ合うマリーダに乗ってもらい、リディを活躍させたいなら能力のかみ合うデルタプラスに乗せたほうが活躍が見込める。 特殊台詞の中にはカオスパロボみたいにデルタプラスに乗っていてもバンシィの名前を呼ぶ台詞があるのが悲しい。 「V」では「避けて当てる」MS乗りなのに「耐えて当てる」スーパーロボット乗りみたいな精神になったり、バンシィが「第三次Z」のリディに向いた性能になった結果お互いの相性が悪くなった上、キンケドゥやプルプルズといった強いNT用機体を欲するキャラクターが増えため機体を奪われる可能性がより上がった。 キンケドゥに至っては中の人が共演した[[作品>機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]のネタでいじられることもあった。 もっとも、ユニコーンとの合体攻撃はリディ限定なので乗せる意味がなくなったわけではなく、リディもまた&s(){逆に機体を奪う立場になって}[[Ξガンダム]]や[[ペーネロペー]]、[[α・アジール]]と相性のいい機体に乗せてあげれば十分活躍可能ではある。 ちなみにルート次第では、バナージと和解したフロンタルに失望しその後は共について行った[[ザビーネ>クロスボーン・ガンダムX2改]]に振り回されて散々な目に遭った事で自棄になった[[アンジェロ>ローゼン・ズール]]を諭す場面があったりと[[「BX」とは逆の立場になる>ガンダムAGE-2 ダークハウンド]]など扱いは良くなっている。 いつか彼がバンシィに乗って不動のエースとして活躍する作品が出てほしいところだが…
|>|CENTER:バンシィ・ノルン&br()BANSHEE NORN| |登場作品|[[機動戦士ガンダムUC]]| |型式番号|RX-0[N]| |全高|21.7m| |重量|27.3t| |所属|地球連邦軍| |搭乗者|リディ・マーセナス| |武装|バルカン砲&br()ビーム・サーベル&br()ビーム・マグナム&br()アームド・アーマーDE&br()アームド・アーマーXC| |特殊装備|NT-D(ニュータイプ・デストロイヤー)システム&br()フル・サイコ・フレーム| ---- *【設定】 [[バンシィ]]の統合性能強化仕様。 継戦能力に欠けていた両腕のアームド・アーマーBSとアームド・アーマーVNを外し、リボルビング・ランチャーを追加したビーム・マグナム、アームド・アーマーDEを装備し、背部はアームド・アーマーXCへと変更されている。 機体名称の「ノルン」は北欧神話に登場する運命の女神の名に由来する。 ---- *【武装】 **バルカン砲 60mm口径の機関砲。 頭部に2門内蔵されている。 **ビーム・サーベル 近接戦闘用のビーム兵器。 バックパックと両前腕部に2基ずつ装備されている。 ***ビーム・トンファー 前腕部のビーム・サーベルを腕部に固定したまま展開した状態。 **ビーム・マグナム ユニコーンガンダム専用のビーム・ライフル。 威力は大きいが反動も大きく、最大で5発しか撃てないため継戦能力が低い。 ***リボルビング・ランチャー ビーム・マグナムの銃身下部に装着されている。 用途や状況に応じて徹甲榴弾、ビーム・ジュッテ、ボップ・ミサイルなどを使い分けられる武装。 **アームド・アーマーDE 漫画版「UCバンデシネ」より逆輸入された武装。 推進装置とメガ・キャノンを内蔵するシールド・ユニット。 打突武装としても使われた。 NT-D発動時も同時に展開され機体を補助する。 DEは「Defense - Extension(ディフェンス・エクステンション)」の略称。 **アームド・アーマーXC ジェネレーターの出力強化とパイロットとの親和性を高めるためにバックパックに装備されているユニット。 ユニットを展開することでビーム・マグナムやアームド・アーマーDEをマウントすることができる。 サブジェネレーター兼サイコミュ・ユニット。 NT-Dを発動条件を緩和するための補助装置であり、NT-D発動後は獅子の鬣状に展開。 これの開発経緯は、MSN-001X ガンダムデルタカイのナイトロ((非NTパイロットを強制的に強化人間へ改造するシステム))が深く関わっている模様。 ネオ・ジオングのサイコ・シャードによって破壊されたが、リディがNTに覚醒したので不要なものになっていた。 XCは「Xeno - Connect(ゼノ・コネクト)」の略称。 ---- *【原作での活躍】 マリーダ・クルスが排出され、残されたバンシィは[[デルタプラス]]を失ったリディ・マーセナスの手に渡り、バンシィ・ノルンへと改修された。 宇宙に逃れ、そのまま箱を解放しようとする[[ネェル・アーガマ]]を単騎で追撃し強襲。 パイロットであるリディの精神状態とバンシィのNT-Dによるニュータイプの殲滅思想が共鳴し、またしても暴走気味に1号機[[フルアーマー・ユニコーンガンダム]]と交戦状態に入る。 途中で[[クシャトリヤ]]を撃墜したことで、パイロットのリディが正気に戻り再起した後は、ユニコーンと共闘しフル・フロンタルの乗る[[ネオ・ジオング]]を撃破。 後に全ての証拠を隠滅せんとしてマーサが放ったコロニーレーザーからサイコ・フィールドを形成し「箱」を守り抜く。この時に虹の光を発するようになる。 最後に覚醒したユニコーンに追いつくために再度NT-Dを展開し、無事呼び止めることに成功し、ネェル・アーガマに帰還する。 その後はミネバと連邦政府の間で交わされた「サイコ・フレーム禁止条約」に伴い、1号機共々解体・封印されたことになっているが…? ---- *【搭乗者】 **リディ・マーセナス CV. 浪川 大輔 地球連邦軍のパイロット。 代々政治家を輩出してきたマーセナス家の生まれ。 ラプラスの箱とバナージ・リンクス達に対する利害が一致したアルベルト・ビストからの特命でバンシィに搭乗することとなる。 原作&OVA共に失恋の傷心や自分の生家であるマーセナス家の宿命を知り絶望してしまい、さらにニュータイプ(バナージ)を憎む心がバンシィと共鳴し、ユニコーンと激しい戦闘を繰り広げる。 そして戦闘中にバナージに自身がニュータイプに覚醒していたことを指摘され、さらに暴走してしまい、感応により聞こえる声の源であるネェル・アーガマ(OVA版では、クシャトリヤ本体)を消そうとしたが、原作ではマリーダの自己犠牲で阻止され、OVA版では制止も聞かずクシャトリヤを破壊したが、結果的にマリーダを殺したことによりさらなるニュータイプの感応を引き起こし正気に戻った。 その後はネェル・アーガマ側に再起し、バナージと共闘してフル・フロンタルの乗る[[シナンジュ]](OVAではネオ・ジオング)を倒し、全ての証拠を隠滅するためにマーサが放ったコロニーレーザーからサイコ・フィールドを形成し「箱」を守り抜く。 その後は政治家としての道を歩んだようである。 ***【原作名言集】 以下全てOVA版EP7「虹の彼方に」と原作終盤から。 -「お前さえいなければ!!」 -「そうだよな…。お前はまだ子供なんだ…言って良いことと言っちゃいけない事の区別くらい…。」 -「そんな奴がニュータイプなんぞとおだてられて、無責任に世界を引っ掻き回して…!許せないな…!」 -「ミネバ……お前は俺を……独りにしないでって、言ったのに……」 --失恋の傷心とバナージへの憎悪という感情を持ったリディの感情は、バンシィのNT-Dと共鳴し増幅させられてしまう。 -「ニュータイプ……『ラプラスの箱』の呪いを具現する人の亜種……誰かが人柱になって! 沈めなきゃな!!」 -「呪いを残したマーセナス家と、呪いを隠してきたビスト家、それぞれを継ぐ俺達が消えれば、百年越しの因縁も消滅する!」 --バナージ(ニュータイプ)を殺した後、自分自身も自殺する旨の正気の沙汰とは思えない発言。 -「こんなはずじゃなかったさ! あれは呪いじゃなくて祈りだったんだ。ニュータイプなんてものが生まれてこなければ!」 -「喋るなぁぁっ!!」 --バンシィのNT-Dに増幅されたニュータイプへの憎悪の感情だが、自身もニュータイプであることを指摘されさらに暴走する。PVでも流れていたシーンだが、錯乱したリディの顔、頭部バルカンを乱射しながら頭を振り回すバンシィ、浪川氏の名演により視聴者にネタにされた。 -「みんなで……みんなで、俺を否定するのか……!!」 --1度は自身を心配するみんなの声が入り落ち着いたが、ビーム・マグナムが当たった拍子に再び脳に雑念が響き狂気に駆られる。 -「俺は……俺は、何を……したんだ……!?」 --マリーダの乗るクシャトリヤを破壊し、ニュータイプ同士の感応により正気に戻った瞬間のセリフ。 -「俺も、お前も、まだこの世界でやることがいっぱいあるんだ。」 --バナージが真のニュータイプとして覚醒し、ユニコーンと一つになり、遠くへ行こうとしてしまうものの必死に呼びかける。 ---- *【ゲーム内での活躍】 **EXVS.FB(PS3版) EXVS.MBと同時期にDLCとして登場。 家庭版FBではアーケードと違い修正がないため、[[リ・ガズィ]]とともに暴れまわっている。さすがに問題視されたのか後のアップデートによって下方修正されたものの、[[ガンダムサバーニャ]]、[[ナイチンゲール]]や[[ダブルオークアンタ フルセイバー]]などの本機を上回るクソ機…強力な3000が参戦していないのでMBよりも暴れやすくなっている。 **EXVS.MB 最初はFAユニコーンの第3形態の武装アシストと覚醒技で登場。 アシスト&覚醒技使用時ボイス有り。 覚醒技時は金色に発光する。 後に3000コストで正式参戦。家庭版FBでもDLCとして同時期に参戦した。 こちらは常時デストロイモードとなっているが、覚醒時は全身が金色に発光する。緑サイコフレームは再現されず。 高威力だけでなくなぜか弾速、誘導も強化されているビーム・マグナム(メイン)、4つの弾種を撃ち分けできるリボルビング・ランチャー(サブ)を駆使して戦う射撃寄り万能機。 他にもアームドアーマーDEを背負っての特殊移動(特射)や、メインからキャンセルできる掴み格闘(特格)など、優秀な武装を持つ扱いやすい機体となっている。 ほかの3000に比べ荒らす性能は高くはないが、リロード式のメインが主軸になるため継戦能力が高く、また武装の有効射程が長いため、そもそも荒らす必要がない。 また機動力の高さや迎撃の強さから荒らしに対する耐性も高い…などと凄まじい強さを誇り、解禁後ほどなくしてトップメタとして対戦環境を塗り替えた。 当然修正されたが、それでも未だトップクラスの性能を誇る。 余談だが、リディの台詞(と表情)が基本的に狂気に呑まれていた時のそれなのに、たまに正気に戻った後の台詞を言うため、カオスなことになることも。特に敵にバナージがいた時の勝利時セリフが不評(バナージに呼びかけたセリフの筈が、全く別の意味に聞こえる)。 「そんなんでミネバを抱けるのかよ!えぇ!?オードリーをとっちまうぞ!バナージ!!」 演出的には、こちらもフルコーン同様原作再現は豊富で、気合の入った出来となっている。ただし、アニメで話題になったバルカンを乱射するのはないのは残念という声も。一応「喋るな」の台詞自体はあるがそこまで印象には残りにくい。 **FORCE ベースとなったFBから削られたのは特射のバレルロールなので、手数はそのまま優秀な性能を誇る。 しかし使えるようになるのが後半で、僚機が本機固定(しかもコストが3000)のネオ・ジオングとの決戦ミッションでは本作のCPUがシリーズ屈指のお馬鹿なため、あっという間にコストをすべて持っていかれる可能性があるなど役立たずの印象も強い。 OPムービーでは実際には使用できない頭部バルカンを使用していた。 **MBON 機動力、射撃が弱体化。それでも過去作なら十分トップクラスの機体と戦える性能なのだが、他の機体のインフレに置いていかれるあたり本作の環境の魔境さがお分かりだろうか。 ---- *【勝利・敗北ポーズ】 **勝利ポーズ 射撃時:ビーム・マグナムを構える。いわゆるSEED立ち。角度を変えたらネオ・ジオング戦の「やるぞバナージ…!」のあたりっぽくも見える。 格闘時:アームド・アーマーDEを背中にマウントした状態で左手でビーム・サーベルを抜く。 **敗北ポーズ 右脚の膝から下を失い、浮遊した状態で右手を天に掲げる。ミネバの説得を受け手を伸ばすシーンの再現。 ---- *【その他の活躍】 **スーパーロボット大戦 最初は敵として登場し、後に自軍に加入する展開が多い。 しかし、正規パイロットのリディとは噛み合わせが悪いことが多く、他のパイロットに機体を奪われることも。 なお、改修前のバンシィに搭乗していたマリーダを乗せた場合、その時に着ていたパイロットスーツを着用する作品もある。 初参戦した『第3次Z』ではリディのバナージの兄貴分としての役割がアムロやカミーユ、キラやシンを初めとした他のキャラにとられ、その上他作品とのクロスオーバーの結果ラプラスの箱の持つ意味が原作以上に重くなったため、自軍どころか地球に対する敵と言える組織につくことになるという原作以上に迷走してしまい、加入が非常に遅いだけでなくエースには必要不可欠な「熱血」のような最終火力を上げる精神コマンドを覚えず、リディ固有のボーナスは前半と同じ獲得資金アップ(残り数話なのに)、バンシィが誰でも乗れる(本領を発揮できるのはNTが乗ってこそだが)ため降ろされることも多々あるというひどい扱いを受けた。 おまけに味方に加入しても顔がかなり悪人面。 次に出た『BX』ではルート次第ではバナージよりも登場が早く、他作品のキャラと絡むことが多い上に能力も念願の「熱血」を覚えるなどエースとして活躍させられるように。 しかし、今度はバンシィが機体そのものは文句なしなのだが、最強武器が移動後に撃てず弾数が5発しかないビーム・マグナム…と武装面で大幅に弱体化し、戦闘アニメも殆どユニコーンと共通とぶっちゃけデルタプラスの方が強いとちょっと残念なことに。 そのため、バンシィを活躍させたいのなら能力とかみ合うマリーダに乗ってもらい、リディを活躍させたいなら能力のかみ合うデルタプラスに乗せたほうが活躍が見込める。 特殊台詞の中にはカオスパロボみたいにデルタプラスに乗っていてもバンシィの名前を呼ぶ台詞があるのが悲しい。 『V』では「避けて当てる」MS乗りなのに「耐えて当てる」スーパーロボット乗りみたいな精神になったり、バンシィが「第3次Z」のリディに向いた性能になった結果お互いの相性が悪くなった上、キンケドゥやプルプルズといった強いNT用機体を欲するキャラクターが増えため機体を奪われる可能性がより上がった。 キンケドゥに至っては中の人が共演した[[作品>機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]のネタでいじられることもあった。 もっとも、ユニコーンとの合体攻撃はリディ限定なので乗せる意味がなくなったわけではなく、リディもまた&s(){逆に機体を奪う立場になって}[[Ξガンダム]]や[[ペーネロペー]]、[[α・アジール]]と相性のいい機体に乗せてあげれば十分活躍可能ではある。 ちなみにルート次第では、バナージと和解したフロンタルに失望しその後は共について行った[[ザビーネ>クロスボーン・ガンダムX2改]]に振り回されて散々な目に遭った事で自棄になった[[アンジェロ>ローゼン・ズール]]を諭す場面があったりと[[『BX』とは逆の立場になる>ガンダムAGE-2 ダークハウンド]]など扱いは良くなっている。 いつか彼がバンシィに乗って不動のエースとして活躍する作品が出てほしいところだが… ---- *【余談】 -ユニコーンTV版初放送時に副音声でのトークの記念すべき第一話や事実上の続編発表会でリディ役の浪川氏が呼ばれるなどしているがTV版一話ではリディが登場せず、続編発表会で「リディは出ない」と言われるなど、スタッフからの悪意を感じる扱いを公式からも受けている。 -視聴者からはバナージと心を通わしたマリーダやロニを撃ったことで責められることもある。&br()マリーダに関しては本人が赦しているのだが、やはり悲しい過去がありつつも優しさを失わなかったため幸せになって欲しかったという人が多かったからだと思われる。&br()一方でロニに関しては暴走する父親を止めようとして撃たれた小説版と違い「サイコミュで暴走したとはいえ民間人も虐殺した彼女を撃ったのを責めるのはおかしい」とフォローする声も同じくらい大きい。&br()ちなみにリディ役の浪川氏は舞台挨拶のたびに「マリーダファンのみなさま、どうもすみませんでした」から始めていたらしい。 -リディ役の浪川氏はこれまでガンダム作品ではたびたび出番があり、一人で[[主役>機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]、ライバル、[[ラスボス>ヴェイガンギア・シド]]、[[整備班>機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]、[[カツ>ガンダムMk-II]]、ガンダムそのもの…と幅広い役を演じてこられたが、意外とガンダムに乗ることはなく、ようやく乗ったと思ったらガンプラだったり、[[生身で射殺されてガンダムを奪われる>ガンダムスローネツヴァイ]]…といった立ち回りで、リディでようやく「最後までガンダムに乗れた」キャラクターを演じられることとなった。 ----

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