ヒルドルブ

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|登場作品|[[機動戦士ガンダム MS IGLOO-一年戦争秘録-]]| |形式番号|YMT-05| |全高|8.5m| |重量|220.0t| |所属|ジオン公国 第603技術試験部隊 | |主なパイロット|デメジエール・ソンネン| |主な装備|30cm砲、ショベルアーム×2、105mmマシンガンカスタム型、スモークディスチャージャー| |搭載弾頭|通常榴弾(HE)、対戦車榴弾(HEAT)、対戦車焼夷榴弾(HEAT/I)、粘着榴弾(HESH)、徹甲弾(AP)、装弾筒型徹甲弾(APDS)、装弾筒型翼安定徹甲弾(APFSDS)、対空用榴散弾(type3)等| |特殊装備|変形機構(モビル形態⇔タンク形態)| ---- *【設定】 戦車にモビルスーツの性質を組み合わせた「モビルタンク」と呼ばれるカテゴリに分けられる機体。 元々は連邦の地上母艦ビッグトレーなどを破壊する目的の単純な戦車として、U.C.0072年に開発がスタート。 途中、汎用性に優れるザクIの完成により本機の存在意義が疑問視され、急遽モビルスーツ的な機構を取り入れることとなり、U.C.0077年に試作機1機が完成する。 完成した機体は、戦車としての側面を持つ「タンク形態」とMSとしての側面を持つ「モビル形態」の2種類の形態を使い分けて戦うことができる(要は変形機構を持っているということ)。 モビル形態になると、マニュピレーターを使いMS用のマシンガンなどを持つことができ近接戦闘に対応できる。 主砲は30cm(フランス語読みで「サンチ」)砲。タンク形態でのみ旋回ができる。 だが、MSが台頭している中での時代遅れな兵器であること、コンセプトとなっている拠点制圧は[[マゼラアタック]]の大量導入とMSとの連携にすることで解決すること、なにより本機の製造コストが高すぎることなどから、計画は凍結されてしまった。 尚、ヒルドルブは北欧神話の主神・オーディンの名前の一つで「戦の狼」を意味する。 ---- *【原作での活躍】 前述の試作機1機がパイロットであるデメジエール・ソンネン少佐とともに第603技術試験部隊に配属される。 「新兵器の運用実験」という名目での配属であったが、実質は廃棄予定のガラクタを押しつけられた格好であり、評価試験終了後は物資の不足している地上にそのまま現地配備される予定だった。 U.C.0079年5月、ヒルドルブはアリゾナ砂漠において[[コムサイ]]から降下パックのパラシュートで降下し、地上走行および射撃試験をするはずだったが、フェデリコ・ツァリアーノ中佐(本作未登場)率いる連邦軍コマンド部隊であるセモベンテ隊(ザクを鹵獲してジオン兵になりすまし、補給を受けるふりをして基地を襲撃していた)の襲撃を受けコムサイが航行不能となり、飛距離を伸ばすためにソンネンの判断でヒルドルブを降下、交戦した。本機の性能を遺憾なく発揮し、次々とセモベンテ隊のザクと[[61式戦車]]を撃破。部隊を壊滅させる事に成功する。 だが、一時は撃破されたかと思われたフェデリコ機が突如接近、攻撃を許してしまう。ソンネンもショベルアームで迎撃、120mmマシンガンの弾倉をはたき落とすも銃身に残る一発でコックピットを撃ち抜かれ、ヒルドルブは停止する。しかし満身創痍ながらソンネンとヒルドルブも最後の力を振り絞り、油断したフェデリコ機を主砲一発で撃破。結果相討ちとなり、両者とも死亡した。 その後、[[オリヴァー・マイ>ビグ・ラング]]中尉の報告書によると、ヒルドルブは損失したとされ、その後地上で運用されることはなかった。 ---- *【パイロット説明】 **デメジエール・ソンネン 元はジオンの戦車兵で、階級は少佐。戦車団の教官をつとめるほどに優秀であったが、MSパイロットの適正試験に落ちたことで生活が崩壊する。以降は抗不安薬を「ドロップ」と称し常に服用していた。 U.C.0079年5月頃に第603技術試験部隊に配属され、アリゾナ州の砂漠に降下。前述の通り相討ちとなる。[[モニク・キャディラック>ヅダ]]大尉とも面識がある。かつては彼女を指導した事もあったようだが、彼女は現在の落ちぶれたソンネンを見てボロクソに言っている。 なお、ヒルドルブの計画凍結理由の一つに「熟練の戦車兵でなければ扱いきれなかった」というのが挙げられる事があり、劇中で調整不足であったヒルドルブを駆り縦横無尽の活躍を見せたソンネンは戦車兵として実際に非凡であった事が伺える。 *【原作名言集】 -ドロップだ…食うか? --これはオリヴァー・マイ技術中尉にドロップを勧める時の台詞。ソンネンはドロップと称して薬を服用している。EXVS.内でも僚機にドロップを度々勧めるが、間違っても貰ってはいけない。 -ふんっ、来たな。戦争を教えてやる。 --セモベンテ隊と接敵、戦闘が開始した際の台詞。この言葉を口火とするかのようにザクと『悲しき狼』の激しい攻防が繰り広げられる事となる。 -へっ、一発あれば十分だ。 --フェデリコ撃破時の台詞。フェデリコもザクマシンガン零距離射撃を行ったときに同じ台詞を言っており、そのままお返ししている。 -ヒルドルブ…俺は…まだ戦えるんだ… --ソンネンの最期の台詞。時代遅れの機体と称されたヒルドルブであったが、最期までその実力を出し切り、評価にそぐわない活躍を遂げた。 ---- *【ゲーム内での活躍】 **EXVS. EXVS.にて初参戦。様々な作品の最新鋭機に対して時代遅れのモビルタンクであるが、4種類の砲弾やモビル形態、タンク形態を駆使して対抗する。 コストは1000、性能としては連合 vs Z.A.F.T.のザウートに近いものがあり、高機動高火力なタンク形態・格闘とマシンガンが使えるモビル形態を使い分けることになる。 主軸となるタンク形態では、格闘でメイン射撃の切り替えを行うことが出来る。 メイン1の焼夷弾は誘導がすさまじい上に爆風が起きスタン効果があるため、原作同様に他の射撃に繋げるコンボが可能。 メイン2のAPFSDS弾は弾速と威力が極めて高く、一瞬の隙を狙い撃つことに力を発揮する。 メイン3の榴散弾は相手の近くで炸裂するクレイバズーカのような弾で、近距離迎撃や削りに有効。 モビル形態はまさに切り札といった立ち位置で、主に近距離迎撃において威力を発揮する。 メインのマシンガンは誘導と弾速、発射数に優れ、削りと迎撃にとても有効である。 格闘は全体として威力と伸びなどは良いとは言えないものの、とにかくダウンの取りやすいものが揃っており、うかつな接近はこれでお帰り願うことも可能。 これらとサブ(曲射榴弾)の使い分けによる高い火力と、1000にはありえないほどのブースト量、さらに5秒ほど誘導を切りながら攻撃することができる特射のスモーク散布等、性能だけ見れば明らかにコスト不相応である。 ちなみに、ヒルドルブの対策ができていないプレイヤーはよく「スモーク散布中は遠くからの射撃が当たらない→接近して格闘仕掛ければ当たる」「格闘は弱いはず」と、ガンガン接近してくるが、ヒルドルブにとってスモーク散布中に近づいて格闘仕掛けてくる機体などはいいカモである。 ……が、タンク形態では一切の飛行ができず、シールドも不可能という漢らしい仕様。 地走機体であり機体が横に大きく瞬間速度も早くないため、うかつな移動には軸合わせによる射撃や一気に距離を詰められての闇討ち格闘が待っていることもしばしば。 さらに背が低く、砲身が水平以下には下がらないため、建物はおろか斜面や地面の小さな凸凹にすら射線を遮られる有様。 モビル形態ではコムサイに引っ張られての上昇が可能だが、機動性はVS.シリーズ全体で比較しても極めて劣悪でありとても空中戦ができるレベルではない。 また、優秀なズサキャンを持ってはいるが、その反面非常に指が忙しい。 さらに、地走機体のなかでも特にステージごとの相性の良い悪いが激しい。 極端な長所と短所を兼ね備えた、試作兵器らしい尖りすぎな機体と言えよう。 そんな職人機体な本機であるがエクバ時代には[[ザクII改]]と組んで全国大会で優勝したり、プレミアムドッグファイトで準優勝したりとヒルドルブの全盛期の時代と言えるかもしれない。 ちなみに機体サイズは設定よりも目に見えて縮小されている。 全高8.5mと設定はあり実際14.9mの[[ガンイージ]]の半分程度にモデルを作ってはあるが この全高、本来は低姿勢のタンク形態での高さである。モビル形態では13.3mとなりガンイージと同程度くらいにはなる。 理由としては「機体の全長や横幅が大きすぎて回避性能を著しく損なうので調整した」というのが通説。 **EXVS.FB 何故か原作では敵だった[[ザクII]]がアシストとして加わり、覚醒技として、高速で超信地旋回しながら焼夷榴弾を5発ほど乱射する、 「ザコめぇ!! 残りは何処だぁ!」が追加された。 一方で、この機体の強さを支えていた射撃火力と性能、ズサキャンによる生存能力の全てが下方修正。 特に、短所の機動力がさらに弱体されたため、自衛力の低さが致命的な状態となった。 だが、俺はまだ戦える! **EXVS.MB コストが1500に増加。 しかし、耐久は上昇したものの、多くの弾性能は弱体化を受けてしまった。 **EXVS.MB-ON メインの弾数増加、各格闘の発生が強化されるなどモビル形態にコテ入れが入ったが、耐久と機動力は減少してしまった。 なぜかデスティニーのハイネとの掛け合いが追加された。 **EXVS2 サブ射撃の威力がモビル・タンク両形態で共通に。 また、MB時代と同じ耐久上昇に各射撃の判定、誘導強化と順当な強化を受ける。 その一方で、焼夷榴弾が他の射撃に当たると、今まで爆発していたものがその場で完全に消滅するようになってしまった。 以前は敵の弾幕の中でも爆風を発生させて巻き込みを狙えたため、この点は実質的な弱体化となった。 **EXVS2XB 散弾とサブ射撃の弾数が増加。散弾のみを引き続けて当ててダウンを取りやすくなった。 そして、モビル形態後格闘に念願の新武装''格闘カウンターが追加された。'' 二丁のマシンガンを交差させて構え、カウンターが成立するとマシンガンを放り投げ、30サンチ砲で反撃する。 カウンター成立後の動作が短くダメージ効率に優れる。おまけに接地判定もある。 モビル形態からしか出せないためとっさに出しにくいという欠点はあるが、横鞭などの判定が大きい格闘攻撃にめっぽう強くなり、自衛力が上がった。 ---- *【勝利・敗北ポーズ】 **勝利時 タンク形態時:空に向かって祝砲三発。 モビル形態時:両手のマシンガンを投げ捨て、決めポーズ。原作では61式戦車撃破前にほぼ同じモーションでマシンガンを投棄するシーンがある。 覚醒時に勝利(FBで追加):モビル形態でドリフト旋回する。 **敗北時 モビル形態で機体上半身を前のめりにして煙を上げている。原作ラストシーンの再現。 ---- *【余談】 機体コンセプトやデザインが似ている事、「SDガンダム・Gジェネレーション」シリーズでの設定などから[[ザメル]]などとの関連が示唆されているのではという意見があるが、一応直接の関連は無い事になっている。 共通項があるとするなら、どちらもメカデザイン担当はカトキハジメ氏である。 プラモ化されているがシリーズが「EXモデル」という主に[[戦艦>ホワイトベース]]や[[航空機>ガンペリー]]を出しているシリーズからのみ出ており、このシリーズからVSシリーズのプレイアブル機体になっているのは当然ヒルドルブだけである。 「機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy」において、放棄されたヒルドルブのパーツを用いてフェアリー隊がドムを独自改造した「ドム・ノーミーデス」が登場する。 ドム・トロピカルテストタイプを基幹ユニットとし、ギャロップの推進機関とヒルドルブの砲塔からなる重武装ユニットを連結させた大型の機体となっている。 これらの機体の存在を考えると、ヒルドルブ、そしてソンネンの思いは受け継がれているとも取れる。
|登場作品|[[機動戦士ガンダム MS IGLOO-一年戦争秘録-]]| |形式番号|YMT-05| |全高|8.5m| |重量|220.0t| |所属|ジオン公国 第603技術試験部隊 | |主なパイロット|デメジエール・ソンネン| |主な装備|30cm砲、ショベルアーム×2、105mmマシンガンカスタム型、スモークディスチャージャー| |搭載弾頭|通常榴弾(HE)、対戦車榴弾(HEAT)、対戦車焼夷榴弾(HEAT/I)、粘着榴弾(HESH)、徹甲弾(AP)、装弾筒型徹甲弾(APDS)、装弾筒型翼安定徹甲弾(APFSDS)、対空用榴散弾(type3)等| |特殊装備|変形機構(モビル形態⇔タンク形態)| ---- *【設定】 戦車にモビルスーツの性質を組み合わせた「モビルタンク」と呼ばれるカテゴリに分けられる機体。 元々は連邦の地上母艦ビッグトレーなどを破壊する目的の単純な戦車として、U.C.0072年に開発がスタート。 途中、汎用性に優れるザクIの完成により本機の存在意義が疑問視され、急遽モビルスーツ的な機構を取り入れることとなり、U.C.0077年に試作機1機が完成する。 完成した機体は、戦車としての側面を持つ「タンク形態」とMSとしての側面を持つ「モビル形態」の2種類の形態を使い分けて戦うことができる(要は変形機構を持っているということ)。 モビル形態になると、マニュピレーターを使いMS用のマシンガンなどを持つことができ近接戦闘に対応できる。 主砲は30cm(フランス語読みで「サンチ」)砲。タンク形態でのみ旋回ができる。 だが、MSが台頭している中での時代遅れな兵器であること、コンセプトとなっている拠点制圧は[[マゼラアタック]]の大量導入とMSとの連携にすることで解決すること、なにより本機の製造コストが高すぎることなどから、計画は凍結されてしまった。 尚、ヒルドルブは北欧神話の主神・オーディンの名前の一つで「戦の狼」を意味する。 ---- *【原作での活躍】 前述の試作機1機がパイロットであるデメジエール・ソンネン少佐とともに第603技術試験部隊に配属される。 「新兵器の運用実験」という名目での配属であったが、実質は廃棄予定のガラクタを押しつけられた格好であり、評価試験終了後は物資の不足している地上にそのまま現地配備される予定だった。 U.C.0079年5月、ヒルドルブはアリゾナ砂漠において[[コムサイ]]から降下パックのパラシュートで降下し、地上走行および射撃試験をするはずだったが、フェデリコ・ツァリアーノ中佐(本作未登場)率いる連邦軍コマンド部隊であるセモベンテ隊(ザクを鹵獲してジオン兵になりすまし、補給を受けるふりをして基地を襲撃していた)の襲撃を受けコムサイが航行不能となり、飛距離を伸ばすためにソンネンの判断でヒルドルブを降下、交戦した。本機の性能を遺憾なく発揮し、次々とセモベンテ隊のザクと[[61式戦車]]を撃破。部隊を壊滅させる事に成功する。 だが、一時は撃破されたかと思われたフェデリコ機が突如接近、攻撃を許してしまう。ソンネンもショベルアームで迎撃、120mmマシンガンの弾倉をはたき落とすも銃身に残る一発でコックピットを撃ち抜かれ、ヒルドルブは停止する。しかし満身創痍ながらソンネンとヒルドルブも最後の力を振り絞り、油断したフェデリコ機を主砲一発で撃破。結果相討ちとなり、両者とも死亡した。 その後、[[オリヴァー・マイ>ビグ・ラング]]中尉の報告書によると、ヒルドルブは損失したとされ、その後地上で運用されることはなかった。 ---- *【パイロット説明】 **デメジエール・ソンネン 元はジオンの戦車兵で、階級は少佐。戦車団の教官をつとめるほどに優秀であったが、MSパイロットの適正試験に落ちたことで生活が崩壊する。以降は抗不安薬を「ドロップ」と称し常に服用していた。 U.C.0079年5月頃に第603技術試験部隊に配属され、アリゾナ州の砂漠に降下。前述の通り相討ちとなる。[[モニク・キャディラック>ヅダ]]大尉とも面識がある。かつては彼女を指導した事もあったようだが、彼女は現在の落ちぶれたソンネンを見てボロクソに言っている。 なお、ヒルドルブの計画凍結理由の一つに「熟練の戦車兵でなければ扱いきれなかった」というのが挙げられる事があり、劇中で調整不足であったヒルドルブを駆り縦横無尽の活躍を見せたソンネンは戦車兵として実際に非凡であった事が伺える。 *【原作名言集】 -ドロップだ…食うか? --これはオリヴァー・マイ技術中尉にドロップを勧める時の台詞。ソンネンはドロップと称して薬を服用している。EXVS.内でも僚機にドロップを度々勧めるが、間違っても貰ってはいけない。 -ふんっ、来たな。戦争を教えてやる。 --セモベンテ隊と接敵、戦闘が開始した際の台詞。この言葉を口火とするかのようにザクと『悲しき狼』の激しい攻防が繰り広げられる事となる。 -へっ、一発あれば十分だ。 --フェデリコ撃破時の台詞。フェデリコもザクマシンガン零距離射撃を行ったときに同じ台詞を言っており、そのままお返ししている。 -ヒルドルブ…俺は…まだ戦えるんだ… --ソンネンの最期の台詞。時代遅れの機体と称されたヒルドルブであったが、最期までその実力を出し切り、評価にそぐわない活躍を遂げた。 ---- *【ゲーム内での活躍】 **EXVS. EXVS.にて初参戦。様々な作品の最新鋭機に対して時代遅れのモビルタンクであるが、4種類の砲弾やモビル形態、タンク形態を駆使して対抗する。 コストは1000、性能としては連合 vs Z.A.F.T.のザウートに近いものがあり、高機動高火力なタンク形態・格闘とマシンガンが使えるモビル形態を使い分けることになる。 主軸となるタンク形態では、格闘でメイン射撃の切り替えを行うことが出来る。 メイン1の焼夷弾は誘導がすさまじい上に爆風が起きスタン効果があるため、原作同様に他の射撃に繋げるコンボが可能。 メイン2のAPFSDS弾は弾速と威力が極めて高く、一瞬の隙を狙い撃つことに力を発揮する。 メイン3の榴散弾は相手の近くで炸裂するクレイバズーカのような弾で、近距離迎撃や削りに有効。 モビル形態はまさに切り札といった立ち位置で、主に近距離迎撃において威力を発揮する。 メインのマシンガンは誘導と弾速、発射数に優れ、削りと迎撃にとても有効である。 格闘は全体として威力と伸びなどは良いとは言えないものの、とにかくダウンの取りやすいものが揃っており、うかつな接近はこれでお帰り願うことも可能。 これらとサブ(曲射榴弾)の使い分けによる高い火力と、1000にはありえないほどのブースト量、さらに5秒ほど誘導を切りながら攻撃することができる特射のスモーク散布等、性能だけ見れば明らかにコスト不相応である。 ちなみに、ヒルドルブの対策ができていないプレイヤーはよく「スモーク散布中は遠くからの射撃が当たらない→接近して格闘仕掛ければ当たる」「格闘は弱いはず」と、ガンガン接近してくるが、ヒルドルブにとってスモーク散布中に近づいて格闘仕掛けてくる機体などはいいカモである。 ……が、タンク形態では一切の飛行ができず、シールドも不可能という漢らしい仕様。 地走機体であり機体が横に大きく瞬間速度も早くないため、うかつな移動には軸合わせによる射撃や一気に距離を詰められての闇討ち格闘が待っていることもしばしば。 さらに背が低く、砲身が水平以下には下がらないため、建物はおろか斜面や地面の小さな凸凹にすら射線を遮られる有様。 モビル形態ではコムサイに引っ張られての上昇が可能だが、機動性はVS.シリーズ全体で比較しても極めて劣悪でありとても空中戦ができるレベルではない。 また、優秀なズサキャンを持ってはいるが、その反面非常に指が忙しい。 さらに、地走機体のなかでも特にステージごとの相性の良い悪いが激しい。 極端な長所と短所を兼ね備えた、試作兵器らしい尖りすぎな機体と言えよう。 そんな職人機体な本機であるがエクバ時代には[[ザクII改]]と組んで全国大会で優勝したり、プレミアムドッグファイトで準優勝したりとヒルドルブの全盛期の時代と言えるかもしれない。 ちなみに機体サイズは設定よりも目に見えて縮小されている。 全高8.5mと設定はあり実際14.9mの[[ガンイージ]]の半分程度にモデルを作ってはあるが この全高、本来は低姿勢のタンク形態での高さである。モビル形態では13.3mとなりガンイージと同程度くらいにはなる。 理由としては「機体の全長や横幅が大きすぎて回避性能を著しく損なうので調整した」というのが通説。 **EXVS.FB 何故か原作では敵だった[[ザクII]]がアシストとして加わり、覚醒技として、高速で超信地旋回しながら焼夷榴弾を5発ほど乱射する、 「ザコめぇ!! 残りは何処だぁ!」が追加された。 一方で、この機体の強さを支えていた射撃火力と性能、ズサキャンによる生存能力の全てが下方修正。 特に、短所の機動力がさらに弱体されたため、自衛力の低さが致命的な状態となった。 だが、俺はまだ戦える! **EXVS.MB コストが1500に増加。 しかし、耐久は上昇したものの、多くの弾性能は弱体化を受けてしまった。 **EXVS.MB-ON メインの弾数増加、各格闘の発生が強化されるなどモビル形態にコテ入れが入ったが、耐久と機動力は減少してしまった。 なぜかデスティニーのハイネとの掛け合いが追加された。 **EXVS2 サブ射撃の威力がモビル・タンク両形態で共通に。 また、MB時代と同じ耐久上昇に各射撃の判定、誘導強化と順当な強化を受ける。 その一方で、焼夷榴弾が他の射撃に当たると、今まで爆発していたものがその場で完全に消滅するようになってしまった。 以前は敵の弾幕の中でも爆風を発生させて巻き込みを狙えたため、この点は実質的な弱体化となった。 **EXVS2XB 散弾とサブ射撃の弾数が増加。散弾のみを引き続けて当ててダウンを取りやすくなった。 そして、モビル形態後格闘に念願の新武装''格闘カウンターが追加された。'' 二丁のマシンガンを交差させて構え、カウンターが成立するとマシンガンを放り投げ、30サンチ砲で反撃する。 カウンター成立後の動作が短くダメージ効率に優れる。おまけに接地判定もある。 モビル形態からしか出せないためとっさに出しにくいという欠点はあるが、横鞭などの判定が大きい格闘攻撃にめっぽう強くなり、自衛力が上がった。 ---- *【勝利・敗北ポーズ】 **勝利時 タンク形態時:空に向かって祝砲三発。 モビル形態時:両手のマシンガンを投げ捨て、決めポーズ。原作では61式戦車撃破前にほぼ同じモーションでマシンガンを投棄するシーンがある。 覚醒時に勝利(FBで追加):モビル形態でドリフト旋回する。 **敗北時 モビル形態で機体上半身を前のめりにして煙を上げている。原作ラストシーンの再現。 ---- *【余談】 プラモ化されているがシリーズが「EXモデル」という主に[[戦艦>ホワイトベース]]や[[航空機>ガンペリー]]を出しているシリーズからのみ出ており、このシリーズからVSシリーズのプレイアブル機体になっているのは当然ヒルドルブだけである。 機体コンセプトやデザインが似ている事、「SDガンダム・Gジェネレーション」シリーズでの設定などから[[ザメル]]などとの関連が示唆されているのではという意見があるが、一応直接の関連は無い事になっている。 共通項があるとするなら、どちらもメカデザイン担当はカトキハジメ氏である。 「機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy」において、放棄されたヒルドルブのパーツを用いてフェアリー隊がドムを独自改造した「ドム・ノーミーデス」が登場する。 ドム・トロピカルテストタイプを基幹ユニットとし、ギャロップの推進機関とヒルドルブの砲塔からなる重武装ユニットを連結させた大型の機体となっている。 これらの機体の存在を考えると、ヒルドルブ、そしてソンネンの思いは受け継がれているとも取れる。

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