ゴトラタン

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|>|CENTER:ゴトラタン&br()GOTTRLATAN|
|登場作品|[[機動戦士Vガンダム]]|
|型式番号|ZMT-S33S|
|全高|15.9m|
|重量|11.1t|
|所属|ベスパ|
|武装|ビーム・ライフル&br()ビーム・カッター&br()ビーム・トンファー&br()メガ・ビーム・キャノン|
|搭乗者|カテジナ・ルース|

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*【設定】
ザンスカール帝国軍の試作型モビルスーツ。
専用ジェネレータを内蔵する大型キャノン・ユニットとの併用を前提とし、近・中・遠どのレンジでも強力な戦闘能力を発揮するというコンセプトで開発された。
遠・中距離の射撃戦ではビーム・ライフルだけでなくメガ・ビーム・キャノンと6連装マイクロ・ミサイル・ポッドが猛威を振るい、近距離では邪魔となるキャノンを折りたたんだりユニットごと本体から切り離す事が可能な為、白兵戦もその強さを遺憾無く発揮できる。

[[リグ・コンティオ]]と共にザンスカールでも最強クラスの機体と位置される。
実際、劇中でもシュラク隊を全滅させ、更にはオデロ・ヘンリークさえも葬るという鬼神の如き活躍をみせた。

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*【武装】
**ビーム・ライフル
携行型のビーム兵器。
ハードポイントに接続することでエネルギー供給を行い、接続したまま射撃を行える。

**ビーム・カッター
ゴトラタンの頭部に装備されているビーム刃。
「トサカ」だの「ちょんまげ」などと言われる事もある。
携行武器で接近戦を行う場合、通常は攻撃の際武器を振りかぶる動作を要するものだが、コイツはその動作を要する必要が無い為、いわゆる『虚』をついた攻撃が可能である。
ビーム・トンファー共々なぜこれらの武装が採用されたかは、本機はキャノン・ユニットの運用が前提の機体であるので恐らくは万が一キャノン・ユニット装備状態で敵に張り付かれた時の緊急対処用として採用された事が考えられる。
劇中ではシュラク隊のミリエラ・カタンを倒した他に、最終場面でメガ・ビーム・キャノンの砲身にエネルギーを供給している様な場面がある。

**ビーム・トンファー
ゴトラタンの近接兵装。
その見た目から「それのどこがトンファーだ」みたいな疑問を持つ人もいるが、実際のトンファーは手から肘にかけて棒が覆う様に構えるものである。
ゴトラタンのそれも、実物のトンファーでいう長い棒の部分に該当するビーム発生基部とビーム刃が手から肘にかけて覆う様に構える事が出来、更には実際のトンファーの様に握り部分を半回転させてビーム発生基部とビーム刃を前面に向ける事が出来る為、これも立派なビーム‘‘トンファー‘‘である。
ビーム・サーベルと比べて明らかにリーチが劣るが、サーベル等の様に武器を振りかざす動作を要しない為、サーベルよりも素早い斬撃が行えるという利点がある。
劇中では[[ジャベリン]]を瞬殺し、V2ガンダムアサルトバスターのメガ・ビーム・キャノンの砲身を切り裂き、更にはオデロの[[ガンブラスター]]を討ち取る活躍を見せている。

**メガ・ビーム・キャノン
背中のキャノン・ユニットに格納されている超強力ビーム砲。
威力はV2アサルトバスターのそれをも上回り、リガ・ミリティア/連邦艦隊にも多大なダメージを与えた。
また、V2アサルトのメガ・ビーム・ライフルにもパワー勝ちし、ビームが拡散してリガミリティア/地球連邦軍の連合艦隊に致命的なダメージを与えた。本作の拡散ビームはこのシーンのオマージュである。
この様にアサルトとバスターそれぞれの大型火器を尽く負かしているが、V2本体の光の翼には敵わなかった。

***マイクロ・ミサイル・ポッド
キャノン・ユニットに付属している6連装ミサイル・ポッド。
キャノン展開時に本機の肩を覆う部分から発射される。
従って、ミサイルを撃つ時はいちいちキャノンを展開しなければいけない。

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*【原作の活躍】
エンジェル・ハイロゥ戦にてカテジナ・ルースが搭乗し、多数の戦艦やオデロ、シュラク隊の生き残りを次々と撃破。
その後、クロノクル・アシャーの[[リグ・コンティオ]]とともにウッソの[[V2ガンダム]]と会敵した。
激しい戦いの末、エンジェル・ハイロゥ内部にてメガ・ビーム・キャノンで決着をつけようとしたが、光の翼により弾き返されてしまう。

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*【搭乗者】
**カテジナ・ルース
CV:渡辺 久美子

ザンスカール帝国軍のMSパイロット。
クロノクル・アシャーと共にエンジェル・ハイロゥ防衛線に参加し、オデロやシュラク隊を全滅させるなど暴れに暴れたが、エンジェル・ハイロゥ中心部でのV2との戦闘で光の翼にはじき飛ばされて敗北した。
戦後は視力を失った状態でワッパに乗ってポイント・カサレリアに現れウーイッグへの道を訪ねていたが、コンパスが故障していたためシャクティの好意で取り替えた。
その後辿りつけたかは不明である。

劇中の立ち回りがとんでもないことで有名。
かつて仲間だったシュラク隊を全滅させたり、水着のお姉ちゃんをV2に嗾けたり、共に意中の人物であるクロノクルとウッソを戦わせて悦に入ったりなど……
冨野監督自身が意図して作った“悪女”であり、ニナ・パープルトンと共に堂々の「ガンダム3大悪女((3人目は討論中。候補にはベルトーチカ、クェス、シャクティ、フレイ、ラクス、ロマリー等が挙がっている))」に数えられるほど。
あまりにもな暴れっぷりに担当声優の渡辺久美子女氏も思わず「忘れた」というくらい((しかし後年になってTwitter等でまれにカテジナさんのネタを使うこともあるが))。
そのため[[カミーユ>Zガンダム]]を使いカテジナを倒すと気持ちいいというプレイヤーも少なからずいる。
「貴様のような奴はクズだ!生きていちゃいけない奴なんだ!」

ガンダムシリーズ史上屈指のクレイジーなキャラだが、境遇から考えるとそれなりに可哀相な人でもある。
今までの生活を破壊され、生きるため情を捨ててまで寄り縋った新たな居場所も頼りにならず、挙句元居た場所の人間から躊躇なく殺しにかかられては完全にトチ狂うのもやむを得ない。
最も最初以外はほとんど自業自得なのだが、まだ17歳と考えればご納得…頂けませんか。ですよねー。

しかしなんだかんだ言ってシャクティの無事を伝えたり、最終話ではつい砲撃を外してしまったりとウッソに対しては完全な悪虐非道になりきれない部分も残っている。
それ以外の悪行を思い出すとだからどうしたと言えるレベルだが…
あの死に際が悲惨すぎるネネカ隊を思いついたのも彼女、それを実行した司令部も無茶苦茶であるがネネカ隊の命と引き換えにアサルトパーツの破壊には成功している。

ちなみに小説版ではある戦闘で大火傷を負い、治療の際に強化措置を施されている。
そのため精神の不安定さ等が強化措置によるものだと思えば理解できる部分もある。
なお、小説版では最後に死亡している。

更にはことぶきつかさ著「いけいけぼくらのVガンダム」内ではギャグ作品とはいえシャクティによってワッパに爆弾を仕掛けられ爆死している。
この時シャクティが呼んだ「カテ公」はカテジナの愛称?として一部で有名。
「ボンボン版」に至っては、存在すらしなかったことにされた。

***【原作名台詞】
-「トチ狂ってお友達にでもなりに来たのかい?あはっ!」
--エンジェル・ハイロゥに対して攻撃していたので離反と誤解して近づいてきたフランチェスカ・オハラを瞬殺。

-「クロノクル!来い!!」
--もちろんクロノクルは上官である。

-「戦え…クロノクル、ウッソ……。私の手の中で戦いなさい。勝った者を、私が全身全霊をかけて愛してあげるよ。」
--ちなみにウッソはカテジナのことをあこがれの人ではなく敵として認識している。

-「獲り合うなら全力を尽くしてやっておくれよ。」
--勘違いとも言われるが…。

-「甘いよねぇ、坊や!」
--最終局面でもウッソをだまして脇腹にナイフを突き刺してぐりぐり。

-「来ると思ったよ……甘ちゃん坊やはこの艦が沈めば、この艦もろとも皆が幸せになるんだろう?!」&br()「ば、馬鹿にしてッ……坊主がやること!坊主が!」&br()「まやかすなァー!!!」
--最終決戦にて。

-「い、いえね……冬が来ると、わけもなく哀しくなりません?」
--冨野御大曰く「死より重い罰」を受けたカテジナ。

***【その他名台詞】
-「その通りよ。戦いを広げ、生命を奪っていくような者を見過ごしてはいけないわ。」
--ゲーム『スーパーロボット大戦30』にて味方加入後の発言。&br()どの面下げて言ってるんだ…と思う人もいるかもしれないが、同作には作中で散々突っ込まれたとはいえ[[総帥>サザビー]]として[[アクシズ落とし>機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]を実行し(原作通り失敗)た後[[ラプラス動乱>機動戦士ガンダムUC]]後に[[クワトロに戻ったノースリーブの人>百式]]もいるのでその人よりかはまだマシかも。

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*【VS.シリーズ活躍】
**EXVS.(PS3版)
DLC機体として参戦したコスト2500の支援寄り万能機。
BRを除く射撃武装がすべて範囲攻撃という面制圧の鬼、格闘もこの手の機体としては優秀なものが揃っており、足回りも優秀。
しかし、耐久値が最低クラスよりちょっと高い程度なので下手な被弾は地獄を見ることとなる。
また、武装の性質とBRの弾数の少なさ、BRからのキャンセルルートが存在しないことから近~中距離戦は苦手。誤射率も否が応でも高くなりがちなので前衛機にも負担をかけてしまう事も。
アシスト武装にクロノクルの駆るリグ・コンティオも登場、レバー入れで敵に突撃しスタンさせ、その他の場合は拡散ビーム砲を連射し、最後にダウン属性のビームを撃つ。射撃時間もかなり長く敵を分断するのにも使える他、1HITでよろけるので追撃も楽にできる。
後入力の突撃はヒット後撃ち抜くとガナザクのインパルスのように爆発する。

多数の範囲攻撃(特にサブ射撃)により地走機体(特に上下運動の少ないMFやEz-8)にとっては天敵と呼べる機体となっている。

尚、格闘はN、前、変形、格闘CSとも原作のアクションを再現したモーションとなっており、
特に格闘CSの抱きつき→脇腹メッタ刺しは原作でカテジナがウッソに抱きついてナイフで突き刺したシーンのオマージュで、
良くも悪くもカテジナらしい戦い方が出来るコンセプトも相まって原作再現とファンサービスに力を入れている事がうかがえる。

**EXVS.FB
BRの弾数が10発と大幅に増え、更にアップデートでBRから補正のかからないキャンセルルートを得た。反面、クロノクルは弱体化。
追加された覚醒技はメガ・ビーム・キャノン【最大出力】。銃口補正が強くスーパーアーマーと爆風も付く優秀なゲロビである。

**EXVS.MB-ON
耐久がコスト平均になり、メガ・ビーム・キャノン(サブと特射)が統合され、空いたコマンドには新たにシールド判定付きのビーム・シールド・アタックが追加された。更に後格が各射撃からキャンセルで出せるピョン格になり、制圧力はそのままに近接での自衛力が向上し、トリッキーな動きも可能になった。

一方でメインの弾数が7発に減少し、格闘CSの抱きつき→脇腹メッタ刺しがミサイルに変更され無くなってしまったのが残念なところ。
しかし格闘CSのミサイルで難易度は高いがV2Bのような自爆テクを使えるため自衛力向上に一役買っていた。

前述したピョン格のおかげでそれまでのゴトラタンからは考えられないような多角的な攻めを展開することができ、この機体で輝かしい戦績を残したプレイヤーもいた。
セオリーが過去作と全く異なるため従来の使い手から賛否はあっただろうが、この作品で大躍進を遂げたといっても良いだろう。

**EXVS.2
射撃CSがGVS準拠のBR3連射に変更された。

**EXVS.2 XB
サブのゲロビが銃口補正が大幅に強化され、さらにレバー入れ特格はMBまでの格闘CSがダウン引き起こし属性付きで復活した。
近接でゲロビを擦り当てしカス当たりしたら特格で拾って…というやり方だけで勝てるレベルだったため稼働初期に大暴れしたのだが、稼働1ヶ月で早々に下方修正。
サブは銃口補正はそのままだが目に見えるレベルで細くなって引っ掛けにくくなり、特格のダウン引き起こし属性が削除されてしまった。

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*【勝利・敗北ポーズ】
**勝利ポーズ
後にリグ・コンティオを従え、両腕を広げ宙に浮く。
50話ラストの再現か。

**敗北ポーズ
倒れたリグ・コンティオの傍で座り込む。

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*【勝利・敗北ポーズ】(GVS)
**勝利ポーズ
通常:両腕を広げ宙に浮く
メガ・ビーム・キャノン使用時:通常の勝利ポーズに似ているが、背部に巡航形態のメガ・ビーム・キャノンを装備しており、両手は閉じている
格闘時:右腕のビーム・トンファーを横に振った後にポーズ

**敗北ポーズ
座り込む。

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*【その他の活躍】
**ガンダムビルドファイターズ
第23話の第7回ガンプラバトル選手権世界大会決勝戦前夜祭で登場。
ガンプラ1年分をかけたバトルにて、アルフレッド・イズルハのそっくりさんの少年が使用する(放映当時に実施されたガンダムビルドファイターズ オリジナルモビルスーツ選手権のガンダムブレイカーコース優勝作品である)ベンケイと対戦し、ビームライフルのSEED撃ちで撃墜された。

**スーパーロボット大戦
基本的には原作通りカテジナ専用機として登場するが、『新』では[[ゾンビ兵>デスアーミー]]となったゴッドワルド・ハインやルペ・シノが搭乗する。

カテジナは原作と違って死亡したり生死不明になることが多かったが、『D』では条件次第ではクロノクル共々仲間になり、態度も柔らかくなり、顔グラフィックも変わるなど「きれいなカテジナさん」になる。
『30』でも条件次第でクロノクルともども仲間になるが、顔は悪い顔のまま。

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*【余談】
小説版では、カテジナの恋人であるクロノクルはその体色からあるものを連想しており、間接的にデザイン上の意味合いを説明されている。
そもそもザンスカール製の兵器はコンティオやカイラス・ギリー、エンジェル・ハイロゥなどネーミングやデザインがアレな物がある((コンティオは元々「コンマオ」と名付けられる予定だったとか。))。

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