ザク改

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ザク改 - (2014/11/10 (月) 11:47:07) のソース

|登場作品|機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争|
|形式番号|MS-06FZ|
|所属|ジオン公国軍|
|主なパイロット|バーナード・ワイズマン 他ジオン公国軍一般兵|
|主な装備|ヒートホーク、MMP-80マシンガン、ハンドグレネード×3、シュツルム・ファウスト|
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*【設定】
正式名称、「MS-06FZ 最終生産型ザクII」。通称「ザクII改」。いわゆる[[ザク]]の一年戦争最終モデル。ザクといえば大抵「MS-06F 量産型(中期生産型)ザクII」を指すため、この機体もそれに倣いザク改と呼ばれることも多い。マ・クベ中佐(当時)が0079年2月に提唱したとされる、今まで会社によってバラバラだった兵器のパーツ規格を統一化する大規模なMS改修計画「統合整備計画」で誕生した機体。

「機動戦士ガンダム」に登場したC型やF型のザクに比べると性能はかなり向上しており、カタログスペック上はゲルググに、実際にはドムやジムコマンドに近い性能といったところ。スラスター推力はかなり上がっているが、逆に最大出力では稼働限界時間が短くなっている。また、短時間だが、ドムのようなホバリングもできる。
他のザクと違い、対MS戦を主体に考えられているため、主兵装のMMP-80マシンガンは口径90mmと120mmから小口径化しているが、120mmマシンガンが非成形弾を低初速かつ曲射弾道で放つ対艦兵器であるのに対し、MMP-80は成形炸薬弾を高初速で放つ対MS戦闘を意識したものになっている。集弾性と精密性、貫通力が向上しているほか、装弾数も増加している。

原作の最終話におけるザク改は、一度壊れたものをジム・コマンド(コロニー内仕様)のジャンクパーツで修復したもの。バーニィが愚痴る通りの''ポンコツ''。
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「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場する機体。
当初は[[シャア専用ザク]]と同型の”ザクII”のリニューアルデザイン、後の設定でマイナーチェンジという設定になった機体。色使いが原色よりに変わり、デザインもちょっとスマートになっている。
相打ちに終わったものの、ガンダムタイプを沈黙させたザクとしても有名。
また、ガンダムUC EP4でトリントン基地を襲撃したジオン軍の残党の機体の一つとしても出演している。
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*【劇中での活躍】
被弾による故障で不時着し、機能停止。頭部も破壊されていたが、脱出を優先としたためそのまま放置。その後攻撃目標であるガンダムNT-1(通称[[アレックス]])を先に破壊することでジオンの、サイド6 リボーへの核攻撃を防ぐため、前述の通りジャンクパーツで修理し単機出撃、[[アレックス]]と交戦した。飛び道具のない中、サンタクロースや雪だるま等のアドバルーンによる撹乱作戦も功を奏し(森に誘い込んだゲリラ戦ともいうべきか?)、中破させることに成功したが、同時にアレックスのビームサーベルがザクのコクピットを貫き、パイロットは死亡した(小説では生存)。

ちなみに、本機の修理を終えてアルを手に乗せてる姿は、本当の正義のヒーローのようにかっこよくみえる。必見!
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*【パイロット説明】
**バーナード・ワイズマン
ジオン公国突撃機動軍伍長。9月の高校卒業とともに召集令状によって軍に徴兵された。
初陣でサイド6に潜入したが、被弾し公園の森林地帯へ墜落。この時に追いかけて来た現地の小学生、アルフレッド・イズルハ(通称アル)と知り合い、階級章と彼の持っていた映像ディスクを交換することで偶然得た情報から[[連邦軍の新型>アレックス]]がサイド6に運び込まれていたことが判明した。
それをジオン軍上層に知らせたためかその後に突然の転属命令、その名もなき一般兵が元々アレックス強奪及び破壊任務を受けていたサイクロプス隊に配属、そのまま戦死したアンディ・ストロースの代わりに補充兵として配属された。それがどのようなことになるかも知らずに。
彼に与えられた任務はもともとはどのようなものかは不明だが、少なくともアルにサイクロプスを知られてしまったことにより情報収集という名のアルの監視(子守り)になった。その過程でバーニィに憧れるアルについ「あと1機でエースだった」と大見栄を切ってしまったり、クリスと出会い、互いに好意を抱く。

その後アルとの潜入調査で工場にアレックスがあることが判明(最終的にはよかったものの、総合的に見ればかなり危険な行為なので、良い子はまねしないでね)、メンバーで奪取工作に赴くも、バーニィの不用意な発言で正体が露見し白兵戦が開始。メンバーは彼を残して全滅してしまう。上層部が「アレックスの奪取及び破壊が不可能ならば、クリスマスに核攻撃でコロニーごと破壊する」と考えていることを知らされ、一時は一人で逃げようとするも、「このコロニーが好きだから」という理由で残るバーのマスター(実際はジオンのスパイ)、クリスやアルを守りたいという想いから、ガンダムに挑むことを決意する。

アルと一緒に最初に落ちたザクを修理し、飛び道具がない分ダミーバルーンや罠を周到に用意し立ち向かった。結局、核を搭載したジオン艦隊は途上で連邦軍に遭遇、核攻撃隊も核使用に対する軍司令部への反発から交戦後に意図的に投降したため、サイド6への核攻撃は回避される。しかし、バーニィはこれを知らないままアレックスと交戦、破壊こそ出来なかったが中破、戦闘不能に追い込んだ。しかし、自身はアレックスのビームサーベルで機関部を貫かれ、「(核攻撃はもうないので)戦わなくてもいい」と駆け寄るアルの目前で爆散し、バーニィも戦死した。その死に様はミンチより酷かったらしい。
アレックスのパイロットが好意を抱いているクリスであったことは最後の最後まで知らないままであった…。
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小説では奇跡的に助かったことが示唆されている。「一流の悲劇と三流のハッピーエンド」と小説版のあとがきにあるが、多くのゲーム作品ではバーニィの死が回避されているところを見ると、三流のハッピーエンドを望むファンも決して少なくなかったようである(この流れは一流の悲劇があったからではないかと一部では言われている)。

ガンダムの映像作品において完全などこにでもある量産型MSでガンダムタイプのMS(量産タイプである陸戦型ガンダム、ヴィクトリー、ムラサメ等を除く)を撃破または戦闘不能にした唯一の人物として挙がる事がある。カスタム量産機でガンダムと渡り合う(シャアやグラハム等)、非ガンダムワンオフ機でガンダムと渡り合う(トールギス等)など色々あるが、未カスタムの量産機でワンオフ機のガンダムを単機で落とす例は非常に稀。
一応リーオーでウイングを撃退したゼクス、ムラサメ三位一体攻撃でカオスを落としたイケヤ・ニシザワ・ゴウの三人と、純粋な量産機で「ガンダム苦戦」以上に持ち込んだ例がないわけではないが、それらは全て「もともとパイロットが凄い」か「数で勝る」という設定が為されている。そこらへんにごろごろいる名もなき一般兵がカスタム無しの量産機で、それも単機でガンダムを倒したのは現状バーニィとザクII改を除けば、無い。
ガンダムに乗っていたのがただのテストパイロットだったことや相打ちだったことを加味しても奇跡的な戦果である。

ジム・コマンド等のジャンク品から起動不可状態のザクを修理し、格闘戦へ持ち込みやすい森林地帯への誘い込みとバルーンやグレネードを使用したトラップ、更に最大出力の20%程度で弾薬補給もまともに行われていないという状況下で、当時連邦軍最高性能のMSであるNT-1相手に新兵がヒートホーク一本で相討ちに持ち込む等、実戦経験以外ではバーニィは非常に優秀な兵士だったともいえる。

**【原作名言集】
-俺はな!モビルスーツなんて、一機も落としたことがないんだ!(第5話)
-ああ怖いね、怖くない方がどうかしてる。臆病とでも何でも言えよ!(第5話)
-楽勝!(第6話)
--アルにガンダムに勝てるかと聞かれて。&br()無論本当に楽勝だと思っていたのではなく、この時点でほぼ死ぬ、よくて相打ち程度だということは把握していたようである。
-アル……オレはたぶん死ぬだろうが、そのことで連邦軍の兵士や、ガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ。&br()彼らだって、オレと同じで、自分がやるべきだと思ったことをやっているだけなんだ。&br()無理かもしれないけど、他人を恨んだり、自分のことを責めたりしないでくれ。&br()これはオレの、最後の頼みだ……(第6話)
--最終話のビデオに収録されたバーニィからの最後のメッセージであり、アルへの最終指令。アルと一緒に泣いた人も多いはず。ゼクスといいコウといい、19歳とはなにかと考え、苦労するものですな。
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*【ゲーム内での活躍】
**ガンダムVS.ガンダム
ガンダムだらけの中[[アレックス]]を差し置いてプレイヤー選択枠の1枠目やタイトル画面に収まっており、事実上の主役扱い。(NEXT-PLUSでは主人公機になっている)唯一のジオン系でザク系に乗っている主人公機である。
基本性能は満遍なくいまひとつだが、コスト1000としては破格の攻撃力を持つ起爆型ハンドグレネードを持っており、これを活用し劇中さながらの撹乱作戦を展開することで勝利は見える。原作ではジオン系のMSとしては素直な機体なのだが、時限グレネードを利用した癖のある機体で、どちらかというと熟練者向け。慣れないまま使うと余裕でミンチになれる。

余談だが、頭を抱えて屈み込む爆破モーションやダイビングヘッド等、コミカルなモーションを持つおちゃめさん。

**NEXT
前作より改善されているが、それはみな同じで時限グレネードが当てづらくなった。そのかわり基本性能が多少向上しているので、なんともいえない。

**EXVS.
時限グレネードの投擲バリエーションが増え、移動先を読んで投げる、セルフカットを狙って停滞させるなど新たな利用法ができる。とはいえ、基本的に爆破で場を荒らすのが役割であることに変わりはない。覚醒中は一度に3個投げるため、最大9個のグレネードが爆発し戦場を火の海に変えるだろう。

**EXVS.FB
覚醒時のサブの3個投げが一度だけになり、マシンガンの収束撃ちも廃止されるといった弱体化が目立つが、自衛力は相変わらず高い。覚醒技はグレネードで手前から5回火柱を上げる。

**EXVS.MB
ほかの1000同様コスト1500に引き上げられた。今作では06タイプのMSが「ザクII」と表記されるようになったのに合わせ本機も「''ザクII改''」と改称された。アシストの[[ハイゴッグ]]がリロードされるようになったり、覚醒中のサブ(グレネード3個投げ)が2回できる様になるなど、随所に嬉しい強化が施された。

あらゆる権力により、中立を維持したこの平和なコロニー。厚い装甲に包まれたモビルスーツのここは墓場。ガンダムに染み付く硝煙の匂に引かれて危険なやつらが集まってくる。そして今、全てを知り魂なきモノアイ野郎がクリスマスの中、本当の平和を求めて戦うここは、サイド6のリボー。

プレイヤーには悪いがバーニィと爆弾地獄に付き合ってもらう。
つまり上級者向けの機体なのだが、使いこなした時の制圧力は圧巻。特に初心者相手のわからん殺しは凶悪。

余談だが、僚機がガナーザクウォーリア(ルナマリア機)の場合、戦闘開始前に愚痴る。
もう開始前から負けが確定してるかの如く愚痴る。
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*【勝利・敗北ポーズ】(ガンVSガン、NEXT)
**勝利ポーズ
親指を立てて楽勝!!左手は腰に当てている。
パイロットのバーニィが原作でこのポーズをとったこともある。

**敗北ポーズ
頭を抱えてしゃがみ込む。特格のモーションに似ている。
「あんな化け物、どうすりゃ倒せるんだ…!」
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*【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.以降)
**勝利ポーズ
-右手で親指を立てる。前作と違って少し押さえ目
-ヒートホークを抜刀してモノアイ発光。(FB.で追加された格闘〆時のポーズ)
**敗北ポーズ
-首無しで仰向けに地面に倒れ込んでいる。
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