|登場作品|[[機動戦士ガンダム]]| |形式番号|MS-09| |頭頂高|18.6m| |重量|62.6t| |所属|ジオン公国軍| |搭乗者|ガイア&br()マッシュ&br()オルテガ| |武装|胸部拡散ビーム砲&br()ヒート・サーベル&br()360mmジャイアント・バズ&br()120mmザク・マシンガン| ---- *【設定】 ツィマッド社が開発した、ジオン公国軍、局地用重MS。 飛行MSの開発を目指し開発されたが、技術力不足により脚部に内蔵されたホバーによる高速移動を有する機体へと変更された。飛行能力の搭載は見送られたが、重装甲と高機動の両立を実現した。「一撃で戦艦を沈める」360mmジャイアント・バズや、ヒート・サーベルなどの強力な武器を有する。 ちなみにドムはジオンの(と言うより昔の宇宙世紀の)MS設計思想の1つである「推進部の露出を極力控え装甲で耐える」を重視した機体の1つである。盾を持っていないのはその為。 機体性能そのものは極めて優秀であり、宇宙用に改造した「MS-09R [[リック・ドム]]」やドワッジ、[[ドライセン]]など、モビルスーツの進化とともに「ドム系」と呼ばれる機体群を確立した。直接の関係はないが、連邦軍の[[ガンダム試作2号機]]やエゥーゴの[[リック・ディアス]]も本機を参考にしている。 小説版では[[ゲルググ]]が登場しない為か、本機がジオン初のビーム兵器搭載MSとなっているが、武器としての出力には至らず、せいぜい目を眩ませる程度しかない。 ---- 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に本機のオマージュである、ドムトルーパーなる機体が登場しており、NEXTでもキラ・ヤマトやムウ・ラ・フラガにドムトルーパーと誤認されている。 ---- *【劇中での活躍】 ランバ・ラル隊に支給される予定だったが、マ・クベの策略で支給されなかった。 その後、「黒い三連星」ことガイア、マッシュ、オルテガの3名からなるドム3機のチームを組み、ホワイトベースに戦いを挑む。 ホバー移動による高機動を生かした「ジェットストリームアタック」という戦術でガンダムとアムロを苦しめるも、あと一歩及ばず部隊を全滅されてしまう。 その後は他の量産型モビルスーツともども「3分も経たずに全滅した12機のリック・ドム」に代表されるような、典型的な「やられメカ」となってしまった。 後にガンダムビルドファイターズトライにて、ガンプラ初心者の主人公カミキ・セカイが初めて触るガンプラとして登場し、ホバー移動以外にも本作のGガンの機体のように地走したり正拳付きをするなどしたうえ、ドムの中から本作の主役機ビルドバーニングガンダムが現れるなど話題を呼んだ。 ---- *【パイロット説明】 **ガイア CV.政宗一成(テレビ版)/徳丸完(劇場版・特別版)/一条和矢(THE ORIGIN) ジオン軍のエース部隊「黒い三連星」チームリーダ(フルネームはA・ガイア(THE ORIGINではミゲル・ガイア)。登場当時の階級は大尉)であり、オルテガ・マッシュと共にチームを組み戦果を挙げてきた。本編登場前は教導隊の教官として宇宙で新米兵士たちに指導していた。開戦時のルウム戦役には、レビル将軍を捕虜する戦果を挙げた。 ガンダム追撃の任を受け、当のガンダムと対峙をするとパイロットがニュータイプであるとすぐに見抜き、ジェットストリームアタックを仕掛けるが自機を踏み台にされて破られる。その戦いで三連星のひとり、マッシュが戦死。敵討ちを誓うが直後のオデッサ防衛戦ではオルテガ機も撃破されてしまう。その後を追う様に彼も撃破され戦死した。(TV版では前記の扱いだが、劇場版は1度の戦闘で全滅している) **【原作名言集】 -あのパイロットめ、只者じゃないぞ…(アニメ第24話) -オルテガ、マッシュ!モビルスーツにジェット・ストリーム・アタックをかけるぞ!(同上) -おああ!俺を踏み台にしたァ!?(同上) -マッシュの魂よ、宇宙に飛んで、永遠に喜びの中に漂い給え…(アニメ第25話) **オルテガ CV.二又一成(テレビ版)/ 仲木隆司(劇場版)/ 松本大(特別版・ゲーム作品) / 松田健一郎(THE ORIGIN) ジオン軍のエース部隊「黒い三連星」の一員。 黒い三連星の中で一番の巨漢である。 **マッシュ CV.永井一郎(テレビ版)/ 佐藤正治(ゲーム作品) / 土屋トシヒデ(THE ORIGIN) ジオン軍のエース部隊「黒い三連星」の一員。 隻眼の男で、黒い三連星の中で最初の戦死者となった。 ---- *【ゲーム内での活躍】 **連邦VSジオンシリーズ 連邦VSジオン時代では、他の機体にはないホバーによる慣性移動が特徴の機動重視タイプのMS。当初のコストは225。最高コスト帯の機体(375)とはギリギリで組めないという微妙なコストで、武装もクセが強くやや扱いづらいMSであった。本機のジャイアント・バズはバズーカ系としては珍しく一発ダウンではなく、クロス連携が可能。連邦側で進行すると中盤で登場するCPUのドム3機は異様な強さを誇り、多くのプレイヤーの壁となった。 サシの対人戦に於いては、鬼性能の連続ステップでダメージを取るのがメンドクサイ相手の印象があった。 **エゥーゴVSティターンズシリーズ エゥーゴVSティターンズになると他の旧世代MS同様コストが下がり200に。[[Zガンダム]]や[[ジ・O]]といった最高コスト機とも組める様になったが、同じコスト帯にシステムや性能上明らかに上位の[[ネモ]]、[[メタス]]、[[ガザC]]がいた為出番は殆ど無かった。ちなみに前作と同じく、宇宙の場合はリック・ドム扱いになるが性能は変わらない。 **ガンダムVSガンダム、NEXT コスト1000の機体として登場。パイロットは黒い三連星を代表してガイア。 アシストとしてマッシュ機、オルテガ機を召喚し「ジェットストリームアタック」を再現する事が出来る。 使いこなせれば(攻撃限定で言えば)コスト1000に持たせて良いアシストでは無いと言える位凶悪だが、特性の関係上結果的にコスト1000のアシストという領域は出ていない。 おまけに、敵との距離が近いと勝手に突撃してしまうため、距離調節が難しい。 メイン、地上BD、ステップはコスト1000にしては優秀な方だが、継戦能力と空中での機動力がかなり悪い。 特に上昇速度はガンタンク並と絶望的で、ステージによってはどんなに頑張っても相方がよほど意識してこちらに来てくれない限り空気確定というステージに非常に左右され易い機体である。 基本はやはりジェットストリームアタックによる攻撃及び撹乱。 無印では9回も使えた為、余程長時間生き延びない限り使い切れないので実質使い放題も同然だった。 NEXTでは5回とほぼ半減。短時間で撃破された場合を除き、攻めているとあっという間に無くなってしまうので注意。 低コストの中では割かし火力はあるほうでアシストのバズ2回から通常格闘やメインだけでも十分。 使い手も2作通して少ない部類であったことはほぼ間違いないが、それは一方で対策されてないということでもあり、 なめてかかると意外な火力と機動力、奪ダウン力による分断に苦戦させられる。 上記のように自分で使うと勝手に突撃しうまく使用できないアシストだが、CPUのドムが複数現れると弾幕を貼られ、苦戦する。 **EXVS.シリーズ CPU専用機として登場。 NEXTの流用でガイアの声が入っている時もある。 本作からガンダムにはガイアにした踏み台が出来るようになったので、原作再現が可能になった。 また、NEXT PLUSモード同様に、SEED DESTENYの再現ミッションではドムトルーパーの代わりとして出ることも。 なお、各VS.シリーズで登場する武器の拡散ビーム砲だが、ビームとは名ばかりの目眩まし(至近距離の敵機を一時的にダウンさせる程度)であり、全然役に立たない。 **GUNDAM VERSUS ガンダムVSガンダムNEXT以来のプレイアブル機体として復活。コストは200。 デフォルトパイロットはガイアだが、条件を満たせばオルテガやマッシュも選択可能となる。 担当声優は全員『THE ORIGIN』版に変更されている。 武装はザクマシンガンが追加された他、特射でドムを2体呼び出す。 ---- *【勝利・敗北ポーズ】(ガンダムVSガンダム、NEXT) **勝利ポーズ 虚空に向かってバズーカで弔砲を放つ。 地球連邦軍の一大反攻作戦「オデッサ作戦」前(厳密に言えば作戦自体は既に始まっている)にガイアとオルテガが戦死したマッシュの魂を弔う為に行った。 **敗北ポーズ 片膝をつき、サーベルを地面に突き立てる。 *【勝利・敗北ポーズ】(GUNDAM VERSUS) **勝利ポーズ 通常時:バズーカを構える ドム呼び出し時:左右にドムが2体いる状態でサーベルを構える **敗北ポーズ うつ伏せに倒れた状態から爆散する。ガイア機の最後のシーンの再現