機動戦士ガンダムSEED ASTRAY

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機動戦士ガンダムSEED ASTRAY - (2022/12/17 (土) 18:27:14) のソース

|読み|きどうせんしがんだむしーどあすとれい|
|英訳|Mobile suit Gundam SEED ASTRAY|
|媒体|漫画、小説|
|話数|全11話|
|メディア展開|漫画、モデルグラフィックス、小説|
|登場勢力|地球連合軍、Z.A.F.T.、オーブ連合首長国、三隻同盟、ブルーコスモス、ジャンク屋組合、傭兵部隊(サーペント・テール)他|
|本シリーズ登場人物|ロウ・ギュール、叢雲劾、ロンド・ギナ・サハク、ロンド・ミナ・サハク、カナード・パルス、プレア・レヴェリー|
|本シリーズ登場機体|[[ガンダムアストレイレッドフレーム]]、[[ガンダムアストレイレッドフレーム改]]、[[ガンダムアストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)]]&br()[[ガンダムアストレイブルーフレームセカンドL]]、[[ガンダムアストレイブルーフレームD]]&br()[[ガンダムアストレイゴールドフレーム天]]、[[ガンダムアストレイゴールドフレーム天ミナ]]&br()[[ハイペリオンガンダム]]、[[ドレッドノートガンダム]]|
|本シリーズ使用BGM|Zips(EXVS EXVS.FB)&br()ジャンク屋:赤い一撃(MB)&br()サーペントテール:ミッション開始(MB)&br()ロンド・ギナ・サハク:選ばれし者(MB)&br()憎悪(MB)&br()プレア・レヴェリー:運命の子(MB)|
|Gクロスオーバー|EXVS.から参戦のため無し|
|本シリーズ関連ステージ|ギガフロート(EXVSFB.)|
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**【あらすじ】(ASTRAY)
地球圏がナチュラル(地球連合)・コーディネイター(Z.A.F.T.)に分かれ全面戦争となっているC.E.71、その戦争を横目に仲間と共にジャンク屋を営むロウ・ギュールは戦闘の余波で崩壊してしまったオーブ所有の資源衛星「ヘリオポリス」へジャンク回収に向かっていた。
そこで彼が目にしたものはオーブが極秘裏に開発していたそれぞれ赤と青にカラーリングされた2体のMSと2体とは別のカラーリングを施された右腕部分だった。
発見した3つのお宝を回収したが、そこに傭兵部隊「サーペント・テール」のリーダー「叢雲劾」が目撃者の抹殺の依頼を受け襲い掛かる。
ロウは青のMSで迎撃に出たのはいいが、プロの傭兵相手に勝てるはずも無く劣勢にたたされてしまう。
しかし依頼者が劾を裏切り二人を抹殺対象として攻撃を開始、そこで劾も協力し赤いMSを使用して応戦し無事に撃退、助かった礼にロウは劾に青いMS「ブルーフレーム」を送り、自身は赤いMS「レッドフレーム」を乗機とした。

ここに混沌としたC.E.でたくましく生きる人々と王道ではない2体のMSによる物語が始まる。

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**【あらすじ】(X ASTRAY)
コロニーメンデルへ機体の修理に赴いたロウたちはその帰り、「カナード・パルス」と名乗る「ハイペリオン」と接触した。彼は「キラ・ヤマト」と「ガンダム」について尋ねるが知らないと答えると彼は口封じのためにロウを抹殺しようとした。難をしのいだロウはその後接触予定で漂流していたザフト輸送艦にて運命の子「プレア・レヴェリー」と頭部を抜かれた「ドレットノート」を発見する。
核エンジン、NJC。これはただ強さを求めるカナードとそれを止めるプレアの短い生涯の物語である。

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**【あらすじ】(DESTINY ASTRAY)
C.E.71、MSと同じ高さで「真実を映す」ことを信条とするやじ馬馬鹿「ジェス・リブル」。
ジェネシスαにて火星へ旅立とうとするロウらと接触し彼から取材用に「アウトフレーム」なるアストレイと「8」を借り受ける。
これはSEEDとSEED DESTINYの間で「真実を追うもの」と「偽りを生むもの」の物語である。

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**【あらすじ】(DESTINY ASTRAY R)
C.E.73、ロウは新たなツール「カレトヴルッフ」を売り込みに精を出していた。
そんな矢先、ロウはある理由からアクタイオン・インダストリーの「ヴァレリオ・ヴァレリ」に因縁をつけられてしまい、彼に挑戦状を叩き付けられる。
ヴァレリオはロウとレッドフレームに対抗するべくアクタイオン・プロジェクトを私物化して、「元の機体の装備を2倍にすれば性能も2倍」という発想を基に新型機を次々と開発するのだった。

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**【あらすじ】(DESTINY ASTRAY B)
C.E.73、叢雲劾の目の前に「ダンテ・ゴルディジャーニ」と「エルザ・ヴァイス」が現れ、戦いを挑んできた。
ダンテの正体はかつて劾を作り出した張本人であり、エルザもダンテによって作られた存在だった。
劾は過去の因縁に決着をつけるべく、今まで封印していた空間認識能力を開放し、ドラグーンを搭載した新型形態「アストレイブルーフレームD」で戦いに挑む。

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**【あらすじ】(VS ASTRAY)
C.E.73、クライン派がデュランダルが提唱するデスティニープランを阻止するべくザフトとの最終決戦に挑んでいた頃、突如ロウの前に現れた「ND-HE」と死んだはずの「蘊・奥」。
死んだはずの人間をよみがえらせる技術「カーボンヒューマン」とそれを保有するライブラリアン。

ロウ、劾、ミナ・サハク、そしてカナード。これは彼らとライブラリアンとの戦いの物語である。

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**【あらすじ】(天空の皇女)
戦争が終わったC.E.73年。
ミナ・サハクは自身の後継者を選ぶためすべてを失った令嬢「ラス・ウィンステット」、そしてサーペントテールの「風花・アシャー」の二人を才能を見出すため様々な「王道を外れたもの」と出会い、感じさせるため旅ださせる。
その途中でラスと風花が出会った「フェアネス・ツヴァイクレ」の存在が、ロウやジェス達を巻き込んで世界をまたしても戦乱の渦へ引き込んでいくのだった。

それを決定付ける事件が、アメノミハシラの暴走事故を阻止するために起こった150ガーベラ・ストレートの粉砕であり、150ガーベラ・ストレートの刃に使われたレアメタルがフェアネス、ジャンク屋組合、プラントへ分配譲渡され、フェアネスはデスティニープランの再開の宣言と共に自身の機体である「ロードアストレイ」を「ロードアストレイΩ」へ強化、プラントはロードアストレイΩへの対抗機として「ロードアストレイZ」を開発したのだった。
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**【作品解説】
機動戦士ガンダムSEEDの公式外伝であり、C.E.で生きる民間人(ジャンク屋・傭兵部隊)を中心に描いた作品で、ときた洸一氏版と戸田泰成氏版がある。
これまでの外伝シリーズは後付けの作品が多かったが、本作品はTV版やSEEDMSVとの連動を前提に作られており、主人公であるロウ・ギュールの行動は後の三隻同盟メンバーの命を助けることが多く、SEED本編があの結末にたどり着いたのはロウの行動が大きい。
ちなみにこの手法はガンダム00にも取り入れられている。
しかし、この連動の影響でアスランとの激戦後キラが突然クライン邸で目が覚めるシーンでは本作を知らない視聴者に大きな混乱を与える結果となってしまった。

漫画出身の作品としてはクロスボーンと共にVS.シリーズ初参戦となった。
家庭用解禁機体に、「サーペント・テール」のリーダーでもう一人の主人公である「叢雲劾」の参戦が決定し、追加参戦枠の劇場版機動戦士ガンダム00と共にデモムービーが追加された。


当時のSEED人気も相まって、連載終了後、SEEDとSEED DESTINYの間の話を描いた「Xアストレイ」、連合VS.Z.A.F.T.Ⅱで大暴れしたストライクノワールも登場する「△アストレイ」等が連載されており、SEEDMSVや外伝作品の基礎を担っている。

また、この作品もSEED本編のリマスター化に伴い、過去に発売されたときた版コミックス(アストレイ全3巻とXアストレイ全2巻、さらにDESTINY ASTRAYの4巻)に追加・新規エピソードを加え再構成したリマスターエディションが発売されている。

そしてさらに2016年、最新作として「天空の皇女」が連載開始され、その影響でレッドフレームに新しい覚醒技が追加された。
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**【VSシリーズ登場勢力】
***ジャンク屋組合
-元はデブリなどを扱う廃品回収業者で複数存在する個人事業だったが、戦争が開始した事で自衛力が必要になった事と残留した兵器の回収も行われる様になった事で、マルキオ導師などの有識者による仕組み作りで業界団体として成立した。ロウ・ギュール達はその一グループ。民間組織なので戦争や特定の国家に加担出来ない取り決めとなっている。
-リサイクル業を行っていた事と他の組織から技術提供を受けている事、残骸として放棄された兵器は回収すればジャンク屋でも所有できる為技術力は高く、後にレイスタやシビリアンアストレイJGカスタム等の民間用MSの開発と販売を行う様になる。

***サーペント・テール
-叢雲劾をリーダーとして結成された傭兵部隊。報酬の内容や政治的、道徳的観点で依頼を請け負うため基本的に汚れ仕事は行わないという、傭兵部隊としては異色の存在。また、裏切り行為が発覚した時点で契約を破棄し、場合によっては報復として依頼者を排除する事もある。
-同業者でサーペント・テールを知らない者はいない程に業界では恐れられている。

***オーブ連合首長国
-主に登場したのは五大氏族の一角「サハク家」で、オーブを中心にした世界統治を目指していた。
-裏ではムルタ・アズラエルと協力関係にあり、見返りとして兵器やソキウスを提供された一方、盟約を利用しアストレイシリーズの開発を指揮していた。なお、この交際が後のオーブ侵攻を招く理由の一つになっている。
-後にギナが死亡し、ミナがロウと接したことがきっかけで方針転換、後に「天空の宣言」を行い民衆の支持を得た。
-なお、C.E.73の時点でサハク家は事実上五大氏族からは離脱している。
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**【本シリーズ関連使用BGM】
***Zips
-ASTRAYシリーズのプロモーションアニメにおける主題歌だったが、後に「SEED MSV」全体の主題歌に採用された。&br()アーティストはSEED、SEEDDESTINYの第1クールOPを担当したT.M.Revolution。
--本編の主題歌「invoke -インヴォーク-」と異なり、割と明るいアップテンポな曲で、T.M.Revolutionが担当したものはどれも人気の曲となっている。
--EXVSMBからはASTRAYの機体の曲は全て『GENERATION C.E.』で登場した時の専用曲に変更され、長らくモバイル会員限定曲となっていた。EXVS.2以降では削除されてしまった。

***赤い一撃
-正式名称は「ジャンク屋:赤い一撃」。
--ジャンク屋組合の戦闘テーマ。ロウ・ギュールのテーマとして使用されることが多く、終始ギターをメインにした暑苦しさを感じさせる曲となっている。
--EXVSシリーズのアレンジでは原曲とループの仕方が若干異なり、イントロのドラムからループが始まる。

***サーペントテール:ミッション開始
-サーペントテールの戦闘テーマ。叢雲劾のテーマとして使用されることが多く、赤い一撃と同じギターメインでありながら劾をイメージさせる冷静で疾走感のある曲に仕上がっている。
--『SEED DESTINY』の劇伴曲に「ミッション開始」が存在し、かつEXVSMBで戦闘曲に採用されたため、差別化のために本曲のみ正式名称になっている。

***選ばれし者
-正式名称は「ロンド・ギナ・サハク:選ばれし者」。
--ロンドの名の通りピアノをメインにギターを添えたロンド形式の曲となっており、姉のミナもこの曲が使用される。

***憎悪
-正式名称は「カナード・パルス:憎悪」。
--曲名の通り、カナードのキラへの執着をイメージしたような終始激しい曲調が続け様に奏でられる。
--EXVSシリーズのアレンジは『Gジェネ OVER WORLD』準拠のアレンジとなっており、後半部分が削られている。その影響で1ループが非常に短く、後述の「運命の子」とEXVS.2の「ボスをたおせ」とタメを張る。

***運命の子
-正式名称は「プレア・レヴェリー:運命の子」
--勇敢さと優しさをイメージしたような、プレアの決意を感じさせる曲となっている。
--EXVSシリーズのアレンジは「憎悪」同様に後半部分のメロディが削られており、1ループが非常に短い。

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**【ガンダムVS.シリーズにおけるステージタイトルとの関連】
パイロット・ダンス(EXVSFBフルブーストミッションより)
アストレイカラー(EXVSFBフルブーストミッションより)
天空の宣言(EXVSFBフルブーストミッション ミナが唱えた計画であり「他人の理想を妨げない限り、人は信念に従って生きるべきであり、国や組織はそれを支援するべき」というもの。)
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