バクゥ

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バクゥ - (2019/05/18 (土) 13:25:48) のソース

|登場作品|[[機動戦士ガンダムSEED]]|
|型式番号|TMF/A-802|
|所属|ザフト軍|
|搭乗者|アンドリュー・バルトフェルド&br()メイラム&br()ハダト&br()カークウッド|
|武装|450mm2連装レールガン&br()400mm13連装ミサイルポッド&br()2連装ビームサーベル|
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*【設定】
ザフトが開発した陸戦用MS。人型ではないが分類はMAではなくMS。
4つの足によって人型MSよりも高い走破性を誇っており、脚部を折りたたんで無限軌道を活かした高速走行も可能。
当初の武装は2連装レールガンor13連装ミサイルポッドのみだったが、後期型は対MS戦を意識してビームサーベルを追加で搭載した。
弱点は腹部の装甲が薄いらしく下からの攻撃に弱い事と、ひっくり返ると起き上がるのが困難な事。高速走行時は全高が下がるため下の死角を潰す意味合いも兼ねている。
従来の人型ではなく4足獣の形を取っているのは、地球侵攻のために砂漠や雪原、岩石地帯を走破できるMSとして戦車やヘリを参考に設計したためらしい。どうしてこうなったかはともかくとして、地球連合軍にMSが普及したり、他の人型MSが更新されたりした後にもザフト地上軍を象徴するMSとして登場し続け、DESTINYでも様々な場面で登場する。

本機のデザインは一番最初のアイデア稿時点では四つ足という点以外は完全に別物だったが、動物型と指定され、放送当時に流行っていたゾイドやデジモンの影響も受けて現在のデザインに決まったらしい。ちなみに1/144プラモで大きさを比較するとシールドライガーと同じくらいになる。

派生機として戦術偵察タイプ、バルトフェルド専用改修タイプ、指揮官用上位機種の[[ラゴゥ]]、延命改修型の[[バクゥハウンド>ケルベロスバクゥハウンド]]がある。また、影響を受けて[[ガイア>ガイアガンダム]]が開発された。
戦術偵察タイプはレーダーに対するステルス機能を備え、頭部を専用のものに換装してタレットに通信機を兼ねたレーザー火砲とレドームを装備しており、威力偵察を目的としている。SEED MSVのRED FRAME編に頭部が登場し、トラブルの原因と[[アストレイレッドフレーム>ガンダムアストレイレッドフレーム]]の武装の元ネタになっている。
バルトフェルド専用改修タイプはラゴゥ開発の過程で生み出された機体で、バルトフェルド専用バクゥ又はプロトラゴゥとも呼ばれる。複座式への変更、尾部にスラスターの追加、前足にクローの追加、頭部にサーベルタイガーの様なサーベルファングの追加などが実施され、バルトフェルドとアイシャ以外には扱いきれない機体となり、彼も惚れ込んだ事から専用機となった。
ラゴゥが配備されてからはジブラルタル基地に保管されていたが、ASTRAYでバルトフェルドの部下ダコスタの友人兼道しるべとなったロウを救援するべくイライジャに貸し出され、その後は母艦レセップス共々ロウ達に譲渡され、作業用に改装(タレットの武装をクレーンに変更)された。その姿を見たバルトフェルドは「可愛い子猫になっちまった」と苦笑している。

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*【武装解説】
**450mm2連装レールガン
**400mm13連装ミサイルポッド
背部のタレットに選択式で装備される。元は対戦車やヘリ用の武装だが、地球連合軍のMSが登場した後にも変化が見られないため、それらにも有効であると思われる。

**2連装ビームサーベル
最初は装備されていなかったが、地球連合軍から奪取した[[G>イージスガンダム]][[兵>デュエルガンダムアサルトシュラウド]][[器>ブリッツガンダム]]のデータを基に、近接戦及び対MS戦用として口に相当する部分に双刀型として固定装備された。
これを装備した機体は後期型とされ、見た目はさながら骨を咥えた犬の様になっている。

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*【劇中の活躍】
緒戦ではザウートと同時期に投入され、圧倒的な機動力をもって地球連合軍の主力リニアガン・タンク部隊を圧倒したとされる。

アフリカ北部にてバルトフェルドが指揮する部隊が降下してきたアークエンジェル及び[[ランチャーストライク>ストライクガンダム]]のデータ取り、可能ならば撃破を目的として交戦し、地上戦に不慣れなストライクを苦しめるが、キラのストライクのOSを即座に砂漠戦に適応させるという離れ業とSEEDを発動した事による対応で2機が撃破され、地元のレジスタンス組織「明けの砂漠」のトラップに誘導されて更に3機が撃破された事で撤退した。
タッシルの町を焼き払った後の追撃戦では1機がダウンするものの復讐に燃える明けの砂漠のバギー複数を容易く薙ぎ払い、エールストライクにはバルトフェルドをリーダーとして3機がかりで当たるが、キラが再びSEEDを発動した事によって1機が撃破され、1機は武装を失い、バルトフェルド機も片足を失って不利と見た事で撤退した。
紅海へ抜けようとするアークエンジェルの行進を阻止するための戦闘ではレセップス、ヘンリーカーター、ピートリー、そしてそれらの艦上の[[デュエル>デュエルガンダムアサルトシュラウド]]、[[バスター>バスターガンダム]]、ザウート4機、後詰めのラゴゥと共に後期型バクゥ5機でアークエンジェル隊と明けの砂漠を相手取るが、エールストライクに各個撃破されてしまった。

オペレーションスピットブレイク時にも地上戦力として登場するが、特に描写は無かったがサイクロプスの自爆に巻き込まれてしまったと思われる。その後は上陸戦だったパナマ攻略戦を最後に主戦場が宇宙へ推移したため、出番は無くなった。

DESTINYやSTARGAZERでも地上MSとして登場するが、ローエングリンに焼かれたり、タンホイザーの余波で吹っ飛ばされたり、バギーを潰す立場だったのが[[デストロイ>デストロイガンダム]]に踏み潰される立場になったり、エース機にはやっぱり歯が立たなかったりと全体的に単なるやられ役感が強い。
唯一とも言える活躍としてはユーラシア西部雪原でのボナパルト襲撃時に、砲撃を防ぐために地上で足を止めていた[[ブルデュエル]]に背後から煙幕を抜けて襲いかかる事で右腕・シールド・レールガンを切り落とし、撃破へのきっかけを作っている。

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*【本シリーズでの活躍】
**連合VSZ.A.F.Tシリーズ
コスト280の地走型としてレールガン装備型とミサイルポッド装備型が登場。勿論両方とも後期型。コスト不相応の機動性とよろけ属性で相殺されないレールガン、同じくよろけ属性で高い誘導性を誇るミサイルポッドと中距離の射撃戦においては同コスト帯でも高い性能を発揮する。
また、両機ともサブ射撃に連射があり、着地を狙えば多少ずれても引っ掛けることが可能となっている。
しかし地走故の弱点として平地でなければその高い機動性を発揮出来ない、ジャンプが苦手なので空中戦がほぼ出来ないという点がある。
なので対戦では比較的接近が容易な高機動万能機やブーストダッシュに無理やりねじ込んでくる高誘導武装持ち、範囲が広くステップ狩りも得意な格闘機に接近されてなす術も無く撃破されてしまうことも多々あった。

また、本機のバージョンアップ機として対コスト性能が高いラゴゥ(コスト420)の存在、更に590のお供になる同コスト帯も[[ムラサメ]]や[[ウィンダム]](ジェットストライカー)の存在により本機の使用率は高いとは言えなかった。

**EXVSシリーズ
ラゴゥの武装としてミサイルポッド装備型が登場。
地面を走りながら敵をビームサーベルで斬りつける。一度に最大3機呼ぶことができる。
また、FBで追加された覚醒技ではラゴゥが地面に叩き付けた敵に3機がかりで襲い掛かる。STARGAZERでのケルベロスバクゥハウンドによるブルデュエルの撃破シーンを意識したと思われる。
トライアルミッションやCPU戦ではコスト500の機体としても現れるが、ラゴゥの武装と違ってサーベルで襲い掛かったりはしないので楽な相手である。しかし、ミッション次第では大勢で現れるのでやっかい。

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*【余談】
機動戦士ガンダムSEEDが初めて参戦したゲーム「第3次スーパーロボット対戦α 終焉の銀河へ」にて砂漠ステージにて登場し、小さいサイズと高い地形適応を生かし、ディン(ザフト軍の空戦用モビルスーツ)と共に自軍を大いに苦しめた。
しかし、「第3次α」の自軍はそれまでにガンダム系だけで[[シャア>サザビー]]と[[ハマーン>キュベレイ]]のいるネオ・ジオン、[[ザンスカール>ゴトラタン]]や[[木星帝国>ディビニダド]]に[[ギンガナム艦隊>ターンX]]、[[OZ>トールギスII]]などを打ち倒してきたほか、地球どころか銀河級の敵を相手にしてきたので、そんな自軍を苦しめるなんて恐ろしい話である。
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