ガンダムアストレイブルーフレームセカンドL

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ガンダムアストレイブルーフレームセカンドL - (2016/12/27 (火) 00:31:59) のソース

|登場作品|[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]、SEEDMSV X ASTARY他多数|
|形式番号|MBF-P03 second L (MBF-P03S-2ND-L)|
|全高|17.78m|
|重量|64.4t|
|所属|傭兵部隊「サーペントテール」|
|主なパイロット|叢雲劾(ムラクモ ガイ)|
|主な装備|75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2、ビームライフル、対装甲コンバットナイフ・アーマーシュナイダー×6、タクティカルアームズ|
|追加武装|ローエングリンランチャー(及び核エンジン)、武装モジュール「ミーティア」(一度だけの借り物)|
|特殊装備|コンプリートセンサー、トランスフェイズ装甲(ロウ・ギュール独自型)|
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*【設定】
オーブ5大氏族であり国防を担当しているサハク家がモルゲン・レーテ社にひそかに命じ開発した試作型MSでM1アストレイのプロトタイプにあたる「アストレイシリーズ」の1つ。「ブルーフレーム」は「オプション装備のスペック検証機」として開発された機体で、各所にハードポイントを設置、更にアストレイ用の追加武装のデータが数多くインプットされており、自国であるオーブ軍の武装にとどまらず、連合軍、ザフト軍の武装も装着可能となっている。

ロウ・ギュールにより傭兵である叢雲劾に譲渡され、長きに渡り彼の愛機となる。その後仕事上で、ソキウスと決闘を行い敗北、甚大なダメージを負った本機を、劾が考案したプランを基にエリカ・シモンズとロウ・ギュールが強化改修を施し(セカンドGのこと)、さらにレッドフレーム用に開発していたタクティカルアームズを追加した機体。その際、本機の中心となる装備を提供したロウの頭文字をとって「L」が名前に組み込まれている。
また、ロウの発案によりコックピット周辺の外部には通常の発泡金属、内部にPS素材を用いて被弾時のみ作動する方式を採用してコックピット付近の防御能力向上と継戦能力の維持を両立している。これは[[後期型GAT-Xシリーズ>フォビドゥンガンダム]]に採用されたトランスフェイズ装甲と同じものだが、オーブ侵攻前なので彼らがTP装甲の存在を知るはずもなく、ブルーフレームのTP装甲はロウ独自の発想である。

タクティカルアームズとセカンドL専用に開発された頭部とバックパックを換装すればブルーフレームセカンド本来の姿であるブルーフレームセカンドG(Gは劾の頭文字)となり、セカンドLとはミッションによって使い分けが可能となっている。が、カナードの駆る[[ハイペリオンガンダム]]1号機との遭遇戦でスナイパーパックを喪失、加えて頭部を半壊させられてしまう。そのせいかG型兵装を再び作られる動きは無く、その後のほとんど戦闘はL型で行っている。

その後、VS ASTRAYではブルーフレームサードのデータをセカンドへ組み込んだ「セカンド・リバイ」なる発展型も登場している。こちらは地球でのジャングル戦を想定した、全身刃物ともいうべき「サード装備」が非常に有効であったために、それをフィードバックされて完成した。最大の特徴として、今まで二つの機能(背中に装備されている時のフライトユニットモードを加えれば3つ)しかなかったタクティカルアームズに、「分離運用機能」を追加したことである。刀身をトンファーのように左右の腕に装着させ、内側部分からビームソードを発生させた「ソードアーム」ガトリング部分のみ使用可能にした「ガトリングアーム」を新たに搭載させたタクティカルアームズIIにパワーアップしている。
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*【武装説明】
**タクティカルアームズ 
ロウ・ギュールが開発した多機能型バックパック。通常は背中に装着されフライトユニットとして機能するが、分離・変形する事で、本体全長ほどの巨大な実体剣となる「ソードフォーム」と、MS用砲台となる「ガトリングフォーム」の3形態をとることができる。 ラミネート装甲製であり、広い面積を利用して対ビーム防御に使えるだけでなく、アルミューレ・リュミエール(一種のビームバリア)などに対する有効な武器にもなる。
頭部に装備されている専用特殊センサーで、手放したとしてもセンサーの範囲内でなら手元へ戻ってくるようにコントロール可能。ソードフォーム状態で投擲し、そのまま手元へ戻すというブーメランのような使い方も。
原作では機体を軽くするために切り離されたりするなど、しばしば粗雑に扱われていたりする。

**タクティカルアームズ・ガトリングフォーム(射撃CS)
90ミリガトリング砲を使用するための形態。この形態では本体からバッテリーパックを分離し合体させる。当初は4連装すべてが実弾でPS装甲などには無力だったが、あとから劾自身の手でビーム砲を加えた半々銃身に強化され、選択あるいは混合で放てるようになった。また背部にマウントしたままでも発射可能であり、店頭PVでミハイル・コーストの駆るジンハイマニューバ戦で使われた。BD格闘の派生はこれの再現と思われる。

**タクティカルアームズ・ソードフォーム【突き】(前特殊格闘)
タクティカルアームズを大剣状態で構えて突撃後、大剣を敵機に突き刺し、内蔵されたガトリング・ガンを至近距離で放つ。原作では、[[ハイペリオンガンダム]]3号機戦で使われた。特務兵「カナード・パルス」のハイペリオンガンダム1号機との戦いで、劣勢のまま引き分けとなるもかなり被害が出た。だが劾はハイペリオンの防御の要である「アルミューレ・リュミエール」の弱点が「対ビームコーティングした実体剣で突破できる」ということを実感しそれを応用させて突破、ハイペリオン3号機はそのまま“蜂の巣”となり、破壊された。

**アーマーシュナイダー(格闘)
ストライクにも搭載されているコンバットナイフの独自改良型。インパルスの物と違い高周波振動はしない。取り回しの良さとエネルギーを消費しないことから接近戦での主力となっており、ブルーフレームに搭乗する以前から劾はこの武装を使用していた。
刀身には対ビームコーティングが施されている。これは劾がウェイトを増やす原因となるシールドは使用したくないが、ビームに対する備えも捨てたくないと考えていたためである。つま先やカカトにも刃が仕込んであり、蹴りを放ちながら斬りつける事も可能(前格闘)。
原作ではギナにトドメを刺したり、ハイペリオンとの戦闘時には、アルミューレ・リュミエールに突き立てた刀身がシールドを突破したことでアルミューレ・リュミエールを破る糸口となったりなど出番の多い反面、破損も多い。

**対ビームシールド
M1アストレイやストライクが装備している物と同型と思われるシールド。ちなみに劾は「機動力が落ちる」等を理由に実体シールドを装備する事を嫌がっており、セカンドL状態でシールドを装備している姿は結構珍しい。

**バズーカ(サブ射撃)
ジンの使用しているものと同型と思われるバズーカ砲。正式名称は『M68キャットゥス 500mm無反動砲』。原作ではもっぱらブルーフレーム フル・ウェポンで使用され、セカンドLで用いられることはほとんどなかった。

**強化ビームライフル(格闘CS)
アストレイ標準装備の物を改造したのではなく、全く別のライフルにエネルギー・ビーム変換器などを移植したもの。極限まで高めた威力は通常の3倍にもなったが銃身が耐えられるのはたったの一射だけで、任務終了後に移植部は取り外された。この設定を踏襲してか、1回の出撃で1度しか撃つことができない。こちらも使われたのはブルーフレームの時でありセカンドLでは使われなかった。
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*【劇中の活躍】
ヘリオポリスでの一件後、ロウ達が第一に発見した。8を使って起動させ持ち帰ろうとするもそこにサーペントテールが襲い掛かる。最初は劾のメビウスに真っ向から対抗しようとしたが初手からビームをよけるという離れ業をしたため、からめ手を使って撃退しようとするも、機体は破壊できたが劾は脱出、逆にロウは空中に放り投げられ劾が拳銃の引き金を引こうとしたところで8を通してイライジャから緊急通信が入り裏切られたことがわかった。
その刺客に対抗するためロウから一時的に(8を放り投げて)拝借、ロウらの母船「ホーム」を守る臨時依頼をこなした。
その礼としてロウから正式に譲渡された。その後は劾の愛機として様々な戦場を渡り歩いた。
その後地上にてソキウス7と11の二人に完敗、中破するもロウやエリカらの支援もあってオーブで修理を兼ねた改造にてセカンドLとなる。単なる仕事や復讐からではなく、彼らを解放したいとする意志から本気を出した劾はザフトジブラルタル基地で再戦、高機動で相手の弾幕を潜り抜けてTAをパージ、相手のサーベルを軽くさばいて2機とも行動不能状態にした。
その後も地上で、宇宙で様々な任務に就いた。
Xアストレイでは一時セカンドGスナイパーパック状態でカナードのハイペリオンと交戦、ほぼ敗北状態となるが相手の弱点が判明、カナードもAリュミエールの時間切れにより撤退。その後は大半がセカンドLでの仕事となった。

ローエングリンランチャーはDESTINY ASTRAYで一族の拠点を落とす際に使用、核エンジンも搭載したがNJCがないのでカナードと協力して使用した。
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*【パイロットについて】
**叢雲劾(ムラクモ・ガイ)
傭兵部隊「サーペントテール」のリーダー。物語開始時26歳。
長年傭兵として戦ってきただけに各陣営のエースと同等の高い実力を誇る。
サーペントテール独自のポリシーが存在するようで、殲滅戦等の依頼は一切受けず、参加した作戦でもそのような事態にならないように動いている。リーダーとしても優秀で、みんなで力を合わせれば可能性は無限大と風花・アシャーに慕われている。
それまでは色々な機体を乗り換えていたが、ミッションの行きがかり上でブルーフレームを入手し、以降愛機とする。ロウ・ギュールとはこれ以来の腐れ縁となる。
実は地球連合軍に作られた戦闘用コーディネイターの試作体であり、マインドコントロールが不完全であった事から、研究所を脱走した。 
戦闘用コーディネイターである劾の網膜には管理コードが打ち込まれており、分かる人間が見れば素性を知られてしまう為、それを隠す為に常に黄色のサングラスを着用している。冷静沈着でクール&ドライな印象を持つが出自の影響の所為か、命を粗末にする行為や命を弄ぶ行為に対しては強烈な不快感を示す。

パイロットの技量の高さだけを見られがちだが、カスタムといったメカ関連も優秀。ブルーフレームを手に入れる前までは、[[ジン]]を融通してもらい、ミッション毎にカスタマイズして運用しては乗り捨てていた事が明らかになっている。その他、ブルーフレーム内のコンピュータに保存されていた様々なミッション毎の換装パーツも実際に作成し、運用。ロウから譲り受けた「タクティカル・アームズ」のガトリングガンを実弾仕様からビームの混合仕様へ改造したのも上記のように劾自身である。

なお、ゲーム中のセリフにある「イライジャ」とはサーペントテールのメンバー、イライジャ・キールのことであり、原作で主にMSに搭乗するのは劾とイライジャ(主に専用のジンに搭乗)の二人である。アシストで登場させてくれてもよかったのでは…?

余談だが、劾の声優は機動戦士Zガンダムでジェリドを演じた井上和彦氏で、彼に殺されることとなるロンド・ギナ・サハクはカミーユを演じた飛田展男氏である。
これは漫画を執筆したときた氏のリクエストとのこと。

さらに最近、ドラグーンなどの適性があることも判明した。
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**【原作名言集】
-任務完了
--決め台詞。読み方は「ミッション・コンプリート」。
 
-敵は倒せる時に倒す…それが傭兵のやり方だ
--ロウが見逃したギナにトドメを刺した時のセリフ。劾の信条であり、基本的に相手の命を取らない戦い方をするロウとは対照的である。

-ロウ―理想だけでは戦い、生き残ることはできない…&br()それでもお前は―お前はその道を選ぶのか……『王道から逸れて-ASTRAY-』を…
--上の直後、去っていくロウを見送りながら。EXVS.では「それでも」以降がロウと組んで勝利した時のセリフになっている。

-俺は傭兵部隊サーペント・テール…叢雲劾!!
--こちらは戸田版の台詞で、そこまでおかしいセリフではないのだが、問題はポーズで、2,3回転しながら自己紹介し、決めポーズ付きで名乗るという何とも愉快なことになっている。ちなみにこの決めポーズは効果音から取って「クルクルシュピン」と呼ばれている。ちなみにときた版でも名乗り部分と似たようなポーズをしていることがあった。

-…それは無理だな、なぜならお目当ての予備パーツはさっき見つけて、すべて破壊してしまったからだ~~~~~~!!!
--セリフ自体はリジェネレイトとの最終決戦で使われたもの。それにしてもこの傭兵、ノリノリである。こちらも戸田版だが、EXVS.ではクールな演技なので非常にカッコよくなっている。ちなみに、戸田版の劾がクールでないというわけではなく、戸田氏の作風だとこうなるだけである。

-消えるのはお前の方だ…
--こちらはスーパーロボット大戦W(以下W)から。W終盤にて、ナタルの制止に逆上して彼女を銃撃したアズラエル。今まさにナタルがトドメを刺されそうになった瞬間、この台詞と共にアズラエルの銃を狙撃。EXVSでは勝利時の台詞になっている。

-黙れ
--Wから。アズラエルに正体を問われ、サングラスを外して自らの正体を仄めかし、彼が正体に勘付いた際に怒りに満ちた眼差しを向けるのと同時に威嚇射撃して言い放った台詞。原作でも滅多にない怒りに満ちた台詞である。

-軍人も人だ。戦うための兵器ではない
--Wから。ナタルの代わりに乗員に脱出を促したときに自分を見捨てて逃げていくドミニオンの乗員に激怒するアズラエルに向けた言葉。EXVS.では敗北時のリザルト画面の台詞に採用されている。

-少なくとも俺の戦いは今日で終わったわけではない
--Wから。アズラエルを討ち果たした後、主人公カズマに「お前のミッションも完了ってわけか?」と聞かれての台詞。EXVS.では勝利時のリザルト画面の台詞に採用されている。

-そこまでして俺に殺されたいか?いいだろう、何度でも葬ってやる!
--こちらはVS ASTRAYよりカーボンヒューマンとして復活したギナの駆るミラージュフレームと対峙したときの台詞。初見だと突っ込みたくなる状況。
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*【ゲーム内での活躍】
**EXVS.
PS3版の解禁機体として[[ガンダムデュナメス]]と共に参戦したコスト2000の万能機。
標準型のBRに弾速が速めのバズーカ、ビームと実弾の交互連射となっているガトリングを連射する射撃CS、1出撃につき1発のみの高威力BRを発射する格闘CS、発生は若干遅いが、判定が大きく攻防両方に使えるブーメランタイプのタクティカルアームズ投擲等、射撃面も充実している近距離用万能機。
格闘に関してもよく動く横格闘を筆頭に万能機としては比較的高性能な物が多い他、踏み込みにSAが付き、後入力で格闘カウンターとなるワンチャン大ダメージに繋がる特格も持っている。
前衛からBRとバズによる支援等、相方に合わせて戦闘スタイルを変えられるのは魅力だが、所詮はコスト2000なので無理はできない。

余談だが、本作の劾のセリフには原作だけでなく上記のように、ロボットアニメファンにはお馴染みの「スーパーロボット大戦」シリーズから採用されたものもある。

**EXVS.FB
家庭用に引き続き参戦、コストは2000のまま。
変更点として後格の着地硬直の上書き、特射のリロード短縮、装甲値の増加、覚醒技の追加など全体的にアッパー調整が施された。特に後格と特射の変更点は大きく、2000機体に求められる自衛力と相性が良く、家庭用より生存性が高まった。
覚醒技は「アストレイ・ダブル・ブレード」。原作でゴールドフレーム天を撃破した流れを髣髴とさせる。
その後のアップデートにて後格の着地硬直が増え、ブーストもかなり消費するようになった。

**EXVS.MB
相変わらずの近距離万能機。ドライブはF、Sどちらも有効だが、それゆえ突出した能力がないので少々厳しい。
劾なみの観察眼を元に冷静に判断して行こう。
ちなみに今作ではハイペリオンが参戦しているが、原作とは違ってタクティカルアームズ前格でアルミューレ・リュミエールを破ることはできない。

**EXVS.MBON
BD格闘に新規モーションが追加され、格闘CSは一度使用すると新たにアーマーシュナイダーを投げる攻撃が使えるようになった。一見地味な攻撃だがキャンセルルートが豊富なので攻めや足掻きに大いに役立つ。
若干劾のセリフが増え、特に(やっぱりというか)AGE勢との掛け合いが多い。特にキオ(両方)とゼハート(両方)。

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*【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.)
**勝利ポーズ
-通常時:アーマーシュナイダーを構えてポーズを取る。
-特殊格闘でフィニッシュして勝利:ソードフォーム状態で構える。(こちらは店頭PVでソードカラミティと対峙した際にとった構え)

**敗北ポーズ
-通常時:アーマーシュナイダーを落としながらよろける。
-特殊格闘使用中に敗北:ソードフォーム状態を手に持ちながらよろける。
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ツールボックス

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