|登場作品|機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY| |形式番号|MS-08TX[EXAM]| |所属|ジオン公国軍| |主なパイロット|ニムバス・シュターゼン| |主な装備|ヒート・サーベル×2、脚部6連装ミサイル・ポッド×2、腕部2連装グレネード・ランチャー×2| |特殊武装|EXAMシステム| ---- *【設定】 クルスト・モーゼス博士が、グフとドムの中間であるイフリートをベースに特殊システム「EXAMシステム」を搭載した実験機。なぜイフリートに搭載されたかと言うと、当時はシステムの起動に耐えられる機体が本機だけだったため。戦争後期であればゲルググとかに搭載した可能性もある。なお改造前のイフリートもきちんと存在するが登場したゲームがマイナー&本作がGジェネシリーズでたびたび登場していたということもあって、素イフリートを知っている人は意外と少ない。 EXAM以外での強化及び変更点はスラスターや冷却能力、グレネードやミサイルポッドによる火力の向上である。 当時のEXAMシステムが旧型だったため、冷却システムが大きくなった結果、頭部も大型化した しかしシステムの要求に機体性能が追いついておらず、EXAMを使用すると短時間でオーバーヒートを起こして戦闘不能となってしまうという致命的な爆弾を抱えている。 **武装説明 ***【EXAMシステム】 詳細は[[ブルーディスティニー1号機]]を参照。 ---- *【原作内での活躍】 ジムコマンドでのミッション中に登場、圧倒的な機動力と攻撃力でこちらを圧倒してくる。 キャリフォルニアベースでブルーディスティニー1号機と激戦を繰り広げるが敗北。しかし、隙を突いてグレネードでBD1の頭部(EXAMシステム)を破壊した。 ---- *【パイロット説明】 **ニムバス・シュターゼン ジオン公国軍の大尉で自称ジオンの騎士。連邦軍に亡命したクルスト博士を追って地上に降り立ち、イフリート改のパイロットとしてブルーディスティニー1号機のパイロットであるユウと交戦した。イフリート改がブルー1号機と相打ちになった後は連邦軍基地に潜入してロールアウト直後のブルーディスティニー2号機を奪取してクルスト博士を殺害。舞台を宇宙に移し、2号機の予備パーツから組み上げたブルーディスティニー3号機に搭乗したユウと激闘を繰り広げた。 ゲーム中でもマリオンの名前を度々挙げていることから分かるとおり面識はある。ただし媒体によって接し方が180度違っている。 誇り高い騎士を気取っているが、その実態は異常なまでの自尊心を持った傲慢な人物で、まさしく、「全ての他人を見下している男」。 そのプライドの高さから敗北を認める事が出来ず、撤退を指示した上官を「敵前逃亡である」として銃殺する事件を起こしており、EXAM研究のテストパイロットに配属されたのも、実質的な厄介払い、左遷人事である。「EXAMに選ばれた騎士であるこの私」という長ったらしい自称も、左遷を認められない歪んだ性格の発露であると言える。 ユウ・カジマに敗北した際もなんのかんのと言って敗北を認める事は無く(そんな事が出来る男ではない)、往生際悪く相打ちに持ち込んでいる。 もちろん自身を追い込んだユウに対しても「連邦の雑兵ごとき」としか思っていない。 こんな性格ながら、能力が非常に高いエースパイロットであることは確かで、表面上の誇り高さや腕前から新兵などには信奉する者もいる。 人としてかなり問題のある性格や言動、後述の騎士道のかけらもない戦法により、ユーザーからはジオンの騎士(笑)なんて言われる事も。 イフリート改とBD2の肩が赤く塗装されているのは彼の趣味(パーソナルカラー)であり、「敵の返り血で血塗られた肩」をイメージしている。少々悪趣味である。 **【原作名台詞】 -「友軍は全滅か……フッ、ありがたい。これで姿を隠す必要もなくなった」(二巻1話) --ブルーを輸送していたミデアを追って現れた際の第一声。EXAMの追撃は極秘任務なので、友軍に姿を見られるのも避けたいというのはわかるが、第一声からして騎士道精神の欠片も無い台詞である。基本的に全編通じてニムバスには、「友軍を助ける」という考えはなく、この後も度々友軍を見捨てる。ジオンの騎士であるニムバス・シュターゼンがいれば、ジオンが戦争に負けるはずがない(ので友軍がどうなろうと構わない)というのが基本的なニムバス思考。 -「マシンの性能差か……! ……しかし!」(二巻5話) --イフリート改でユウのブルー1号機に敗北した際の台詞。すでに爆発寸前のイフリート改であったが、腕部グレネードの不意打ちによって1号機の頭部を吹き飛ばし、1号機のEXAMシステムを破壊して機能停止させた。つまり「マシンのせいで負けたのであってEXAMの騎士として負けたわけではない」というのがニムバスの言い分である。だが自分から襲いかかってきておいてこれでは、ただの負け惜しみである。 -「フハハハハ……! ますますマシンに力がみなぎってくるのがわかるぞ……! やはりEXAMの真の力を呼び覚ます事が出来るのは、私なのだ……!!」(3巻5話) --ブルー2号機でユウの3号機に襲いかかった際の台詞。 ちなみにこれはニムバスが何らかの適正を示したとかそういうわけではなく、ブルーのEXAMシステムが(お互いのEXAMをニュータイプと誤認して)暴走状態に入っただけである。 つまりユウの3号機も同じ状態になっている。完全にニムバスの勘違いである。 -「なぜだッ……なぜ……EXAMに選ばれた騎士である私が……連邦の雑兵ごときに遅れを取らねばならんのだ……!!」 -「このままでは死なん……お前も一緒に来て貰うぞーっ!!」(3巻5話) --敗北して爆発寸前の2号機で3号機にしがみついて。Gジェネのムービーでは、この後マリオンの名を絶叫する場面が追加されている。他人を見下すことしかできなかった男は最期まで自身の敗北を認める事が出来ず、見苦しく相打ちするしか出来なかったのである。 ---- *【ゲーム内での活躍】 **原作ゲーム EXAMの攻撃的な印象と大型のヒートソード2刀流という見た目から接近戦を挑んでくるかと思わせておいて、実はグレネードとミサイルによる射程ギリギリからの射撃戦を仕掛けてくることは非常に有名。 **EXVS.FB 2012年6月26日のアップデートにて追加。 1000コストながらも高コストにも引けを取らない機動力を持つ格闘機。 EXAMはBD1とは違い武装ゲージ式。 EXAMゲージを消費する事で特殊移動も可能。 特殊格闘及びそれの派生を当てる事でEXAMゲージを回復する事が出来る。 射撃武装が貧弱である事、EXAMゲージが0になると機動力と格闘コンボの威力が落ちるのが弱点。 覚醒技はヒート・サーベルによる乱舞。 ややモーションが長いが高ダメージ、それに加えてEXAMゲージも半分回復する。 ---- *【勝利・敗北ポーズ】 **勝利ポーズ ヒートサーベルを構えて仁王立ち。EXAM発動時は赤いオーラを纏う。 覚醒中に〆た場合はブレードを灼熱化させている。 **敗北ポーズ 宙に飛びたったところを爆散する、原作の再現シーン。 ----