機動戦士ガンダムAGE

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機動戦士ガンダムAGE - (2019/07/22 (月) 00:21:33) のソース

|読み|きどうせんしがんだむえいじ|
|英訳|Mobile Suit Gundam AGE|
|媒体|TVアニメ、OVA|
|話数|TVアニメ全49話(第1部全15話、第2部全13話、第3部全11話、第4部全10話) OVA全2話|
|メディア展開|DVD、BD、コミックス、小説、ドラマCD|
|登場勢力|地球連邦軍、UE→ヴェイガン、宇宙海賊ビシディアン、ザラム、エウバ|
|本シリーズ登場人物|フリット・アスノ、アセム・アスノ/キャプテン・アッシュ、キオ・アスノ、ウルフ・エニアクル(フリット編/アセム編)、シャナルア・マレン、イワーク・ブライア、ユリン・ユシェル、デシル・ガレット(フリット編/アセム編)、ゼハート・ガレット、ゼラ・ギンス|
|本シリーズ登場機体(フリット編)|[[ガンダムAGE-1]]、[[ジェノアス]]、[[ジェノアスカスタム]]、[[Gエグゼス]]、[[デスペラード]]、[[ファルシア]]、[[ゼダス]]、[[ガフラン]]|
|本シリーズ登場機体(アセム編)|[[ガンダムAGE-2]]、[[ガンダムAGE-1 フラット]]、[[ジェノアスII]]、[[Gバウンサー]]、[[ゼイドラ]]、[[クロノス]]、ゼダスR、ゼダスM|
|本シリーズ登場機体(キオ編、三世代編)|[[ガンダムAGE-3]]、[[ガンダムAGE-FX]]、[[ガンダムAGE-1 フルグランサ]]、[[クランシェ]]、[[クランシェカスタム>クランシェ]]、[[ガンダムレギルス]]、[[フォーンファルシア]]、[[ジルスベイン]]、[[ヴェイガンギア・シド]]、ガンダムAGE-2ダークハウンド、[[シャルドール ローグ]]、[[Gエグゼス ジャックエッジ]]|
|本シリーズ使用BGM|君の中の英雄、ガンダムAGE~100年の物語、ガンダムAGE-2~運命の先へ、ガンダムAGE-3~覚醒|
|Gクロスオーバー|EXVS.MBからの参戦のためなし|
|本シリーズ関連ステージ|ミンスリー、ラ・グラミス|

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**【あらすじ】(フリット編)
アドバンスド・ジェネレーション(A.G.)と呼ばれる時代、それまでの長きに渡る宇宙戦争は終結を迎え、人類は「銀の杯条約」を締結。地球上から兵器およびテクノロジーを自主廃棄することで平和への道を歩み始めていた。

A.G.101
スペースコロニー・エンジェルが謎のドラゴン型モビルスーツに襲撃され、エンジェルが破壊されるという事件が発生する。
この「天使の落日事件」を引き起こした勢力を「アンノウン・エネミー(Unknown Enemy、UE)」と呼称、地球連邦政府はこの謎の勢力に対抗するため連邦軍を結成するに至る。以降もUEはコロニーなどを断続的に襲撃する。

A.G.108
7歳の時、故郷のコロニー・オーヴァンをUEに襲われたフリット・アスノは、母から死に際に先祖代々のアスノ家の研究成果がすべて込められたAGEデバイスを託される。
7年後、14歳となったフリットは学校に通いつつ、来るべきUEへの反攻のため、かつての大戦を終結させたという伝説のMS「ガンダム」を連邦軍と共に建造していた。
しかし、完成までこぎつけた矢先、UEがコロニー・ノーラを襲撃。迎撃に出たMS隊が壊滅してしまう中、フリットは自らが生み出した戦闘データを収集し、自己進化するMS・ガンダムAGE-1に乗り込み出撃する。

ここに長きに渡るUEとフリットの戦いの火蓋が切られることとなった。

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**【あらすじ】(アセム編)
A.G.140
UE=火星圏独立国家ヴェイガンと地球連邦軍は全面的な対決姿勢に入っていた。
コロニー・トルディアで友人のゼハート・ガレットやロマリー・ストーンらと平和な学園生活を送っていたアセム・アスノは17歳の誕生日に父親のフリットからAGEデバイスを託される。
そんなある日、ヴェイガンの襲撃を受けるも、ガンダムAGE-1で撃退し、平和な学園生活という日常の中から戦いという非日常を経験することとなる。
困っている人を守りたいと考え、卒業後は連邦軍に入隊することを考えていたアセムだが、卒業の日に友人のゼハートがヴェイガンのスパイである事を知り、前述の自分の想いと友との敵対という苦悩を抱えることとなってしまった。

A.G.141
高校を卒業したアセムは連邦軍に入隊。かつて父も乗艦した戦艦ディーヴァに配属され、AGEデバイスに記録された戦闘データを基に作り上げたガンダムAGE-2を受領する。

様々なプレッシャーを抱えつつ、アセムの新たな戦いが始まる。

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**【あらすじ】(キオ編)
A.G.164
火星移住計画の失敗により、火星に取り残された人々が作った独立国家ヴェイガンとの戦争勃発から実に60年以上が過ぎていた。
13歳となったアセムとロマリーの息子キオ・アスノは、父親が行方不明となるも心優しい少年に育ち、地球内部の騒乱とは無縁の平和な日々を過ごしていた。
しかし、「勇気の日」と呼ばれる記念日にヴェイガン代表、フェザール・イゼルカントは地球に対し宣戦布告、瞬く間にヴェイガンによる地球侵攻が始まり、彼の住むオリバーノーツも戦場となってしまう。地球全土が戦場となり混乱を極める中、キオの祖父フリットはキオと共に切り札であるガンダムAGE-3を起動する。

キオは延々と続く戦争に終止符を打つことができるのか…

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**【あらすじ】(三世代編)
戦いは激戦を極め、キオ・アスノはガンダムごとヴェイガンに囚われてしまう。そんなキオを救ったのは行方不明となっていた父アセム・アスノだった。
アセムは宇宙海賊ビシディアンとしてガンダムAGE-2ダークハウンドを駆り、両勢力の戦力拮抗による平和維持を目的として活動していた。一方、ヴェイガンへの憎しみが極限まで達したフリットはヴェイガン殲滅のために動き出す。
そして、火星の状況を知ったキオは、本当の意味でヴェイガンに向き合うとともに、これまで盲信していたフリットの思想に疑問を抱くこととなった。自らの意志を固めたキオはAGE-3を改修・進化させたガンダムAGE-FXと共に戦場に赴く。

状況が一気に動き出す中、アスノ家の面々も己が信じる道を進み始める。

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**【作品解説】
2011年10月から放送を開始して2012年9月に最終回を迎えた。
近年ではレイトン教授シリーズやダンボール戦機で有名なレベルファイブや、コミックボンボン(ガンダムファン製造誌)のライバル誌であったコロコロコミックとの連携など、新規ファン層であるSEED世代も今は殆ど成人しており、UCシリーズを見ていた世代に至ってはすでに子だけでなく、孫がいる域に達しているほどガンダムファンの高齢化が進んでいる現在、従来はSDガンダムが担っていた幼稚園児~小学生のちびっこ達の取り込みを考えて製作されることとなった。

最大の特徴は三世代とあるように、初代主人公フリット・アスノ、二代目主人公アセム・アスノ、三代目主人公キオ・アスノの三人の主人公を軸とする三世代に渡る長い時間軸である(事前情報では100年)。ガンダム、量産機を問わず三世代の長きに渡り進化していくメカニック群は本作ならではの特色と言える。
世代を超えることによって徐々に激化していく戦闘シーンも本作の特徴であり、メカニック描写もフリット編では比較的地味ではあるが、アセム編では高機動MSの普及により高速化していく戦闘が、キオ編・三世代編では奇抜なMSの登場や合体バンクなどスーパーロボット色の強い戦闘が展開されていく。

基本各主人公の結婚後一気に飛んでおり、例えるなら、ガンダム・Zガンダム・ZZガンダム・逆襲のシャアの4作品を「機動戦士ガンダム」として放送しているイメージなので、各人物の内面や組織の背景(特にフリット編ではUEとして正体を隠していたヴェイガンや、各世代のオンリーキャラ)の描写が必然的に少なくなってしまい、放送分だけではわかりづらくなってしまった(この辺は15分×3話のスターゲイザーも同じ問題を抱えている)。
逆に全編登場していたフリットは心情の変化や心の中が非常にわかりやすい。文字媒体の小説版では、描写の変更も合わせて、更に細かい心理描写がなされている。

また、2013年には二代目主人公アセム・アスノとライバルのゼハート・ガレットに焦点を当てたOVA「MEMORY OF EDEN」がリリースされている。
テレビ版の展開をなぞりつつも新規カットが多く用意され、ゲーム版から逆輸入されたAGE-1ソーディアやガンダムレギルス(MEMORY OF EDEN版)といった新しいMSも登場している。

しかし流石にちびっこ向けとはいえ戦争を題材にするのは難しく、メインであった低年齢層の獲得は失敗に終わる。それだけならともかく昔からのガンダムファンからの旗色も悪かった(というのも、裏で『ガンダムUC』の映画化も行われており、昔からのファンはそちらの方に流れてしまった。またメイン年層も同じくレベルファイブが製作する『ダンボール戦機』の虜であった)。
ただしアジア圏では人気が高く、逆に日本以外では今一つだった『ダンボール戦機』の売り上げをけん引する形になった。

本作を語る際によく話題になる小説版だが、キャラクターの掘り下げ、タイタスの活躍の増量などがされている一方で、ユノア、ザナルドが全くの別人になっていたり(ユノアは苛烈な性格に、ザナルドは暴将から良将に)過度なエログロ描写が増えているなど改変部分が多いので、「テレビアニメ版とは別物」として見るのがいいだろう。

そして本作の機体のガンプラ(とくにHG)は総じて出来が非常にいいことに定評があるのだが、メインのガンダム系以外はなかなか再版されないためにGバウンサーやダナジン(再版が決まったので落ち着いている)など、非常に高額で取引されていることも。

余談だが、一作品で60年近く経過することから「スパロボのような作品に出れるのか?」とファンの間で言われ、同時に「フリットがパトリック・ザラ等のような人物に改悪されないか?」とも言われていた。
しかし、2015年に発売された「BX」ではキオ編と三世代編からという形で参戦した。同作の舞台設定の主軸にもなっており、フリットを初めとした人物の扱いもよく、ゼハートが初めて最後まで生存できる初めての作品(条件は難しいが)となった。

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**【ガンダムVS.ガンダムにおけるステージタイトルとの関連】
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**【本シリーズ関連ステージ】
***ミンスリー
-大富豪アルザック・バーミングスが統治するスペースコロニー。連邦政府には参加せず、中立の姿勢をとっている。地球の大自然を再現したコロニーで、コロニー全域にわたり緑豊かな景色が広がっているほか、川や湖、山といった自然を再現しており、野生の動物も多数生息している。
-連邦軍から追われる身となったグルーデック率いるUE討伐艦隊はこのコロニーでアルザックの支援を取り付け、彼の屋敷にて作戦の打ち合わせを行った。コロニー・ノーラ崩壊の時フリットが出会った少女ユリンがアルザックの養子として引き取られており、この地にて運命の再会を果たす。

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