クランシェ

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クランシェ - (2015/09/28 (月) 20:57:22) のソース

|登場作品|機動戦士ガンダムAGE|
|形式番号|RGE-G2100|
|主なパイロット|シャナルア・マレン、デレク・ジャックロウ、ジョナサン・ギスターブ他|
|主な装備|ドッズライフル、ビームサーベル、頭部ビームバルカン、シールド|

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*【設定】
A.G.160年代における地球連邦軍の主力量産型モビルスーツ。変形機構と単機での大気圏内の飛行能力を持つ連邦軍量産機初の可変MS。
カラーリングは連邦軍の伝統でもあるサーモンピンクと白のツートン。それまでの量産機同様部隊やカスタムによって異なるカラーリングのクランシェも見られる(後述)。

本機は変形せずとも飛行することも可能だが、飛行形態に変形することによってそれまでの連邦MSとは比較にならない機動力を発揮する。飛行形態のまま駐機できるように車輪を装備、頭部のカメラは三次元を意識したH型ラインカメラを採用するなど、可変MSを意識した工夫が随所に施されている。
主な武装は二枚ブレードのオープンバレル型ドッズライフルで、飛行形態に変形したときには機首になる。

高いスペックを持つMSだが、飛行形態とMS形態の二種類の操縦系統を持つことによる高い操縦難度、ウェアシステム排除や他のMSとの互換が効かない独自規格の武装による汎用性の低さ等が問題視され、普及数ではアデルマークIIに後れをとる結果となってしまった。

もともと本機は[[ガンダムAGE-2]]の量産化を目指して開発が始まったが、AGE-2の仕様を再現したプロトタイプは工作機械の精度の問題などから不具合が多発、結果AGE-2の仕様や変形機構を簡略化することで量産化にこぎつけた模様。

バリエーションに火力や指揮系統を増強した指揮官用のクランシェカスタム、黒の塗装が施されたカスタム機クランシェ・エンダが存在する。後者はゲームに出てくる色違いの性能向上機としては珍しくアニメにも登場した。
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*【原作の活躍】
ヴェイガンがオリバーノーツに侵攻した際基地から多数のクランシェが出動するが、敵の新型MSダナジンの前に苦戦を強いられる。戦局が混迷を極める中デビットのクランシェがダナジンを道連れに爆発したり、オーデックのクランシェが中破したりと損害も決して小さいものではなかった。そんな中、ディーヴァ隊編成に伴いシャナルア機、デレク機、ジョナサン機がディーヴァに編入され、行く先々に現れる敵と戦っていくことに。

が、シャナルアのスパイ疑惑が発覚するやシャナルア機が強引に脱走、逃避行の末にウロッゾと相打ちになってしまう。
デレク機、ジョナサン機はその後もディーヴァの戦力として活躍するが、ラ・グラミスの決戦でデレク機はディグマゼノン砲に飲み込まれ、残るジョナサン機も[[フォーンファルシア]]、ギラーガ改との壮絶な戦闘の末撃破されてしまった。

OVA「MEMORY OF EDEN」では旗艦アマデウス所属機としてクランシェ・エンダが登場するが、[[ガンダムレギルス]]に一方的に嬲り倒されるという散々な出番だった。
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*【パイロット説明】
**シャナルア・マレン
オリバーノーツ基地所属の女性MSパイロットで、ディーヴァ編入前からセリック・アビスの部下だった。真面目な性格だが、セリックに対しては時として軽口を叩くことも。難病に苦しむ妹がおり、家族を何よりも大事にしている。
ディーヴァに編入された際に、ガンダムのパイロットであるキオ・アスノの教育役も請け負う。ゲーム感覚で前に出すぎる傾向があるキオに対して「生きるための戦い方」を教えていった。キオからも姉同然のように慕われていた。

が、彼女にはもうひとつの顔があり、コードネーム「マリア」としてヴェイガンに機密情報を横流しするスパイでもあった。妹の病気はかなり重く、膨大な治療費を必要としていたところを付けこまれ、金銭と引き換えにヴェイガンに協力していた。
不審な電波のやり取りからスパイの容疑がかかると同時にクランシェで強引に脱走。行く当てもないまま逃避行し続ける中、追いかけてきたキオに対しても銃口を向ける。
そんな中、ガンダムを倒すために指揮官用のウロッゾが襲来。シャナルアはキオを守るようにウロッゾを引き受けるが相打ちとなってしまう。シャナルアはキオに「死んじゃだめだよ」と告げ、命を落とした。ウロッゾのパイロットは皮肉にもシャナルアをスパイに仕立て上げた張本人、ダレスト・グーンであった。

その後、ゲーム版ではフリット・アスノがシャナルアの妹に対し資金援助し始めたことを示唆する描写が存在する。

**【原作名言集】
-敵にだって家族はあるんだ!戦争は、喜んだり嬉しくなったりするような…そんなモンじゃないんだよ
--敵機を撃墜したことを嬉しそうに報告してきたキオを思わず一喝する。この時のキオは未だにゲーム感覚で戦っていたため、キオのような子供を戦わせるのは本意ではないシャナルアが声を荒げるのも無理はないのだが。

-キオ、死んじゃ駄目だよ…。どんなことがあっても…歯ぁ食いしばって必ず…生き残るんだ……。あんたならやれる…。強く…なるんだよ…。


**デレク・ジャックロウ
オリバーノーツ基地所属のMSパイロット。外見どおり血気盛んな性格。ディーヴァ隊編成に伴いアビス隊に配属される。地味ながらもジョナサンと共に長らくディーヴァMS隊を支える存在であった。ダナジンを撃破するシーンも見られ、パイロットとしての腕も悪くないが、敵MSに眼前まで迫られてしまうこともあった。過去に自分を残してMS隊が全滅したことがトラウマになっている様子。

ラ・グラミスの決戦で、敵戦艦の不審な動き(周囲に連邦MSがいても砲門を一定に固定している)に気づき、セリックの命令に背いて戦艦に接近するも、ダミーであるその戦艦とともに要塞砲ディグマゼノン砲に巻き込まれて戦死してしまった。デレクは直前に戦艦の不審な動きをディーヴァに伝えており、報告を受け敵の策を見破ったフリットによって致命的な損害は受けずにすんだ。


**ジョナサン・ギスターブ
オリバーノーツ基地所属のMSパイロット。ディーヴァ編入前からのセリックの部下で、真面目な性格の青年。セリックを尊敬しており、戦死した際には号泣するほど。セリフがあまり無く、デレク以上に存在感が薄い。ヴェイガンにより家族を殺された過去を持ち、ヴェイガンに対しては人一倍の敵対心を抱いている。
パイロットとしての腕も悪くは無いがまだ未熟なところも見受けられ、セリックやオブライト・ローレインのフォローが無ければ危なかった場面もちらほら。

ラ・グラミスの決戦においてはセリック、デレク戦死後もオブライトやキオたちと共にアビス隊の生き残りとして奮戦する。敵を欺くための囮作戦決行の際にはオブライトと共にフォーンファルシア、ギラーガ改と対峙し、それまでの地味さを払拭するような戦いぶりを見せる。最後はフォーンファルシアの背後を取って見せドッズライフルを突きつけるが、直後に切磋の判断で繰り出されたビームリボンで切り裂かれ、戦死してしまう。

上記の家族を失った設定はゲーム版で明らかになったもので、ゲーム版ではそれを反映したかのようなおっかないセリフがあったりする。パイロット固有スキルも「バーサーカー」(一定時間攻撃力を大きく上げる代わりに防御力低下)とおっかない。

**【原作名言集】
-俺だって! 隊長の仇だ!!
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*【ゲーム内の活躍】
**EXVS.MB
[[ガンダムAGE-3]]のアシストとしてシャナルア機が登場、ノーマル形態とフォートレス形態で呼び出すことができる。レバー入力でビームサーベルとドッズライフルを選択できる。オービタル形態では原作再現なのか(シャナルアは宇宙に上がる前に戦死してしまった)呼び出すことができない。
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