533水星の魔女の帰還1/32023/01/08(日) 21:31:10.26ID:4YUjpw4i0
こんな状況で投稿していいかは分からんが、スレッタ&ミオリネの
ガンダム家入りネタ。
屋根裏滞在は無しとなっています。
ある日、スレッタ・マーキュリーは母・プロスペラにある問いかけをした。
「お母さん!私…ガンダムさん家の子じゃ、ないよね…?」
「あら、どうしてそんな事を聞くの?」
「何だか変な噂が流れてるの…『スレッタ・マーキュリーはガンダム家の人間』だって。
ねえお母さん、私…本当にお母さんの子供なんだよね!?」
「…いいえ、貴女はガンダム家に連なる血筋を引く者よ。」
「えっ…!?」
「黙っていてごめんなさいね。実のご両親から、まだ赤子だった貴女を託され…17歳になるまで養育していたの。」
「私の…本当のお父さんとお母さんから…?」
「でも安心して。例え血が繋がらなくても、私は貴女のお母さんだから。」
~プロスペラの突然の告白に驚くスレッタ。その日を境に、
アスティカシア高専とベネリットグループ全土に衝撃走る!!~
~学園敷地内の森の中~
「グエル先輩!」
「大変っす!!」
「どうしたお前ら、そんなに慌てて?」
「じ、実は…」
~かくかくしかじか、うんぬんかんぬん~
「あの水星女が…?」
「そうなんです、あのガンダム家の人間だって噂が…」
「あちこちで流れてるっす!」
「………(生徒手帳を弄る)」
534水星の魔女の帰還2/32023/01/08(日) 21:32:53.23ID:4YUjpw4i0
~ジェターク寮~
『あの小娘がガンダム家の人間だと!? くっ、何という事だ…!』
「父さん…どうしたんですか?」
『ラウダ、お前にも改めて言っておこう。ガンダム家には強力な後ろ盾がある。
月の女王
ディアナ・ソレル、『戦争根絶』などと言う夢物語を唱えている「ソレスタルビーイング」とか言う連中に
コーディネイターの歌姫
ラクス・クライン、そして火星連合議長、
クーデリア・藍那・バーンスタイン…
とにかく敵に回せば厄介な連中ばかりだ!』
「それほどの著名人達が、あの水星女の一族と関わりを…」
『ええい、これでは俺の計画が…!』
~ペイル社~
「まさか、スレッタがガンダム家の人間だったなんて…先輩はどうしてあの家との関わりを…」
「本当、婆さん達も驚いてたよ。ガンダム家って言えば、サラブレッドの中のサラブレッドが集う
名門中の名門だろ? 通りで4号でも敵わなかった訳だ。」
~グラスレー寮~
「シャディク、例の噂…どう思う?」
「『水星ちゃんがガンダム家の出身だった』ってアレか…確か例の「ソレスタルビーイング」や
火星圏の「鉄華団」も、ガンダム家と関わりがあるって話があるらしい。もし水星ちゃんとミオリネが
彼らと結託する事があれば…色々と動きづらくなる。」
「中々の強敵が現れた…と言う事に…?」
「これは『フォルドの夜明け』にも報告しておかないとな。」
535水星の魔女の帰還3/42023/01/08(日) 21:37:00.51ID:4YUjpw4i0
~地球寮兼「株式会社ガンダム」本社~
「しっかし驚いたよなぁ、スレッタがあのガンダム家の生まれだっただなんて…」
「ガンダム家と言えば、多くの著名人を輩出している名門中の名門だろ?
めちゃくちゃなサラブレッドじゃん!」
「でもな、ガンダム家っていやぁ奇人変人の集まりだって話も聞くぞ?
『俺がガンダムだ』とか言い出す奴とか、MSの首を狩ろうとする奴とか
妙に嗅覚の鋭いロリコンとか、何かにつけて自爆しようとする奴とか
MSに乗って大音量のジャズを流す奴とか…」
「チュチュ、それは言い過ぎよ。」
「ニカ姉…だって本当の事じゃん?」
「あれ?そういえばそのスレッタ先輩は?」
「ミオリネさんと一緒にガンダムさんの家にご挨拶に行ってるらしいよ…」
536水星の魔女の帰還4/42023/01/08(日) 21:38:44.49ID:4YUjpw4i0
~ガンダム家~
「え、えっと…初めましてっ!ス、スス…
スレッタ・マーキュリー・ガンダム、ですっ!
み、皆さんの事は…プロスペラお母さんから、う、伺っております!
こ、これから…よろしくお願いします、ですっ!」
「ああ、よろしく。俺がこの家の長兄の
アムロ・レイ・ガンダムだ。
君の事はプロスペラCEOから聞いているよ。そして君がスレッタのお嫁さんの…」
「株式会社ガンダムCEO、
ミオリネ・レンブランです。不束者ですが
何卒よろしくお願い致します…アムロお義兄さん。」
「おいおい、お義兄さんだなんてそんな畏まらなくてもいいよ。普通に「さん」付けで構わないからさ」
「ですが……分かりました。では、そうさせてもらいます…アムロさん。」
「でも、私の事は『セレーネお義姉ちゃん』って呼んで頂戴ね?」
「だったら私も『アルレットお義姉ちゃん』でOKよ♪」
「それなら俺の事も『イオ
お義兄ちゃん』って呼んでくれよな!」
「「イオ、あんたは調子に乗りすぎ!!」」
ガヤガヤ…
(どうして私の本当のお父さんとお母さんは、プロスペラお母さんに私を託したんだろう?
でも…ガンダム家の人達も、プロスペラお母さんと同じくらいに優しい人達なのはハッキリと分かる。
見ててねプロスペラお母さん。私、アムロお兄さん達に負けないように頑張るよ!!)
こうして水星圏からやって来た少女は、愛する花嫁と共にガンダム家の一員として迎え入れられるのであった。
そして、『スレッタ・マーキュリーはガンダム家の人間』という噂を広めたのは…
「どうやら上手くいったようだね兄さん」
「うむ。ガロードの兄弟達もすんなりと彼女達を受け入れてくれたようだ。
さて…これからどうなっていくのか、見守らせてもらうとしよう。」
「それにあの2人なら、きっと上質な砂糖の供給源になってくれるよ」
そう、彼らフロスト兄弟の仕業だったのです。
END。
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最終更新:2023年05月24日 11:38