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起死回生 - (2014/09/11 (木) 14:36:21) のソース

*起死回生
**[[新しき翼>4th]] / [[正義の創痕>DS2]] / [[ベースドブースター2>BB2]] / [[エクステンションブースター2>EB2]]
 COMMAND
 C-16 青 1-2-0 C
(戦闘フェイズ):[[ユニット]]1枚は、[[ターン終了時]]まで±0/±0/+2を得る。[[その場合]]、ターン終了時にカード1枚を引く。
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防御力を向上させる[[パンプアップ]]カード。[[新しき翼>4th]]で幾つか収録されている、従来のカードの効果を劣化させた代わりに[[キャントリップ]]を追加した亜種カード群の一つ。このカードは[[回避運動]]の亜種である。

[[キャントリップ]]の追加によって使い勝手は目に見えて良くなっている。防御力限定の[[パンプアップ]]というのは能動的に使い難く、手札に腐ってしまうケースも少なくないのだが、そうした場合は適当なタイミングで使ってしまえば別のカードに変換できるため無駄にならない。また、ユニットを守りつつ[[キャントリップ]]でカードを引けたならカード[[アドバンテージ]]を得られる効果でもあり、うまくハマった時の見返りは非常に大きい。
総じて[[回避運動]]よりも汎用性は大きく上がっており、より使いやすい効果になったと言える。

しかしその反面、[[パンプアップ]]カードとしての性能で言えば、[[回避運動]]に対して全面的に劣っている。ユニットの状態や場所を問わない点は同じだが、コストが上昇し、タイミングが戦闘フェイズに限定され、[[パンプアップ]]量も減っている。[[気化爆弾]]などの、配備フェイズ以前の火力への対策としては機能しなくなったし、[[パンプアップ]]量の低下によって耐えられる範囲が狭くなったなど、対策カードとしては明らかに劣化している。また、[[キャントリップ]]が自軍本国への1ダメージとして機能してしまうため、残り本国がギリギリの状況だと[[プレイ]]したくてもできないという事も起こり得る。

防御力限定の[[パンプアップ]]効果というのは、敵軍の行動への対策として使うものであるという面が強く、言ってしまえば[[サイドボード]]向きのカードという事でもある。そうしたカードに求められるのは、手札に腐り難い汎用性でも、うまくハマれば強力という博打性でもなく、対策として確実に機能する安定性であろう。その面において、このカードは[[回避運動]]や[[生還]]《[[4th]]》といったカード群に劣ってしまうため、[[サイドボード]]にはこのカードの[[居場所]]はほとんど無いと言わざるを得ない。
そのため、投入するのであればメインから積むべきカードと言えるのだが、元々が防御力アップという対策向きの効果だという事もあって、特別相性が良い[[デッキ]]と言うのが存在する訳でもない。[[デッキ圧縮]]目的で使うにしても、普通は[[ドロー拠点]]や[[ボール改修型]]が採用されると思われるので、優先して投入される事はあまり無いだろう。
こうして見ると、メインからの投入にも向かなければ[[サイドボード]]にも向かないという、構築戦ではなんとも使いどころの無いカードになってしまっていると言える。[[キャントリップ]]によって汎用性を高めたはずなのに、かえって居場所がなくなってしまったのは皮肉と言うべきか。
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