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起死回生

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起死回生

新しき翼 / 正義の創痕 / ベースドブースター2 / エクステンションブースター2

COMMAND
C-16 青 1-2-0 C
(戦闘フェイズ):ユニット1枚は、ターン終了時まで±0/±0/+2を得る。その場合、ターン終了時にカード1枚を引く。


防御力を向上させるパンプアップカード。新しき翼で幾つか収録されている、従来のカードの効果を劣化させた代わりにキャントリップを追加した亜種カード群の一つ。このカードは回避運動の亜種である。

キャントリップの追加によって使い勝手は目に見えて良くなっている。防御力限定のパンプアップというのは能動的に使い難く、手札に腐ってしまうケースも少なくないのだが、そうした場合は適当なタイミングで使ってしまえば別のカードに変換できるため無駄にならない。また、ユニットを守りつつキャントリップでカードを引けたならカードアドバンテージを得られる効果でもあり、うまくハマった時の見返りは非常に大きい。
総じて回避運動よりも汎用性は大きく上がっており、より使いやすい効果になったと言える。

しかしその反面、パンプアップカードとしての性能で言えば、回避運動に対して全面的に劣っている。ユニットの状態や場所を問わない点は同じだが、コストが上昇し、タイミングが戦闘フェイズに限定され、パンプアップ量も減っている。気化爆弾などの、配備フェイズ以前の火力への対策としては機能しなくなったし、パンプアップ量の低下によって耐えられる範囲が狭くなったなど、対策カードとしては明らかに劣化している。また、キャントリップが自軍本国への1ダメージとして機能してしまうため、残り本国がギリギリの状況だとプレイしたくてもできないという事も起こり得る。

防御力限定のパンプアップ効果というのは、敵軍の行動への対策として使うものであるという面が強く、言ってしまえばサイドボード向きのカードという事でもある。そうしたカードに求められるのは、手札に腐り難い汎用性でも、うまくハマれば強力という博打性でもなく、対策として確実に機能する安定性であろう。その面において、このカードは回避運動生還4th》といったカード群に劣ってしまうため、サイドボードにはこのカードの居場所はほとんど無いと言わざるを得ない。
そのため、投入するのであればメインから積むべきカードと言えるのだが、元々が防御力アップという対策向きの効果だという事もあって、特別相性が良いデッキと言うのが存在する訳でもない。デッキ圧縮目的で使うにしても、普通はドロー拠点ボール改修型が採用されると思われるので、優先して投入される事はあまり無いだろう。
こうして見ると、メインからの投入にも向かなければサイドボードにも向かないという、構築戦ではなんとも使いどころの無いカードになってしまっていると言える。キャントリップによって汎用性を高めたはずなのに、かえって居場所がなくなってしまったのは皮肉と言うべきか。

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