迎撃戦
革新の波濤 / エクステンションブースター
COMMAND C-42 青 1-3-1 C
パンプアップカードは戦闘エリアに出撃してから使うことも多いため、プリベントによる確実なプレイが見込めるのは嬉しい。パンプアップして敵を返り討ちにするはずが、カウンターされて目論見が崩れ、既に出撃済みの自軍ユニットは総崩れなんて事態になるのを防いでくれる。相手によっては役に立たない地味な利点ではあるが、赤などのカウンターが豊富なデッキと対戦する場合にはかなり重要な部分である。
パンプアップ効果に関しては、タイミングは常時、ユニットの状態やエリアを問わないなど、基本的な部分は回避運動とほぼ同様。ユニット1枚あたりのパンプアップ量は防御力が+2のみと大きくないが、その代わりエリア一つにいるユニット全てを強化できるという特徴がある。そのため、気化爆弾や光る宇宙、範囲兵器といった複数のユニットを対象とする効果に対して、このカード1枚で守れる点が強みとなる。敵軍効果の対策としてはキリマンジャロの嵐などの方が強力な効果を持つが、相手の効果に対してカウンター的な使い方ができる事、交戦に対しても有効な事などこちらが上回る面もある。
問題となるのは、このカードのコストがやや重めな事。ウィニーが気化爆弾などの対策として投入するには、3国力という値は少々重く、手札にあるのにプレイできないという事態になる可能性は低くない。逆に中速以上のデッキに投入するのであれば、キリマンジャロの嵐で長期に渡って自軍カードを保護する方が有効な場合が多いだろう。
また、3国力になるとハイパー・ハンマーやフルサイコフレームなどの強力なパンプカードが使えるようになることもあり、防御一辺倒のこのカードよりもそれらを投入する方が有効という事も多い筈だ。ウィニー向きの能力なのにウィニーでは使い難く、中速以降ならもっと良いカードがあるという、なんとも微妙な立ち位置のカードである。
また、3国力になるとハイパー・ハンマーやフルサイコフレームなどの強力なパンプカードが使えるようになることもあり、防御一辺倒のこのカードよりもそれらを投入する方が有効という事も多い筈だ。ウィニー向きの能力なのにウィニーでは使い難く、中速以降ならもっと良いカードがあるという、なんとも微妙な立ち位置のカードである。