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特別法廷2010 - (2010/09/20 (月) 11:35:23) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
**特別法廷2010
ひょうたん湖公園ステージ。
ステージ上中央に裁判長、その左に糸鋸刑事と美雲。ステージ前に大勢の観客。
-サイバンチョ
東京ゲームショウにご来場の
みなさん、こんにちは。
みなさんもご存じの通り、なんと
逆転検事2の発売が決定しました。
(紙吹雪)
-サイバンチョ
どうやら、ゲームの中身も前作から
“進化”しているようですぞ。
今日は“進化”した逆転検事2の
発売決定を記念して‥‥
“シリーズ史上最強”のライバルを決める
オーディションを行いたいと思います。
(観客ざわざわ)
(木槌)
-サイバンチョ
静粛に! 静粛に!
-ミクモ
シリーズ史上最強だって!
ワクワクするね! ノコちゃん!
-イトノコ
自分は、新ライバルが出るたびに
いつも胃がキリキリするッス。
-サイバンチョ
えー。おふたりには、
審査員として参加していただきます。
オーディションでは、
“ルール”が大事ですからな。
ルールのしおりを読んで、
“公平な審査”をお願いします。
-イトノコ
えーと‥‥“公平な審査”、“時間
通りに進行”、“裁判長に逆らわない”
-ミクモ
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥
-イトノコ
‥‥うぅ。細かすぎて、
見るのがいやになったッス。
-サイバンチョ
そういえば、御剣検事は
どうされたのですかな?
-イトノコ
今朝は執務室に1人で
こもっていたみたいッスけど。
-サイバンチョ
遅刻とは‥‥困っちゃいますな。
まあ、主人公がいないからといって、
予定は変更できません。
(木槌)
-サイバンチョ
さっそく、新ライバル候補のみなさんに
登場していただきましょう。
まずは‥‥
エリート国際捜査官・狼士龍!
-ロウ
狼子、曰く! “史上最強とは
狼一族のことなり”‥‥
逆転検事のライバルといえば、
オレに決まってるだろ?
(木槌)
-サイバンチョ
次のライバル候補は‥‥
カンペキを求める検事、狩魔冥!
(カメラが移動するが、誰もいない)
-イトノコ
あ‥‥あれ?
狩魔検事がいないッスよ?
-サイバンチョ
あ。うっかりしておりました。
狩魔検事は私にムチをふるったので、
失格とさせていただきました。
-イトノコ
えええええええええええええええ!
か、狩魔検事が、失格ッスか!
-サイバンチョ
“裁判長に逆らわない”
彼女はルールを破ったのです。
ほっほっほ。今日の私は
ひと味ちがいますぞ。
“進化”したのは、
私も同じですからな。
-イトノコ
た、たしかに‥‥いつもの
裁判長より、強そうッス!
(観客ざわざわ)
(木槌)
-サイバンチョ
気を取り直して。
次のライバル候補の登場です!
(木槌)
(デビュー時の派手な服を着た御剣が登場)
-イトノコ
な‥‥
-ロウ
あ‥‥あんた!
-イトノコ
み、御剣検事が! 主人公が!
新ライバル候補ッスか?
-サイバンチョ
ふむ‥‥新ライバル候補が、
まさか御剣検事とは‥‥
いきなり“逆転”して
しまいましたな。
-ミツルギ
被告人を、すべて有罪にする‥‥
それが私のルールだ。
ム‥‥? 被告人はどこにいるのだ、
イトノコギリ刑事。
-イトノコ
そ、そのなつかしいセリフは‥‥
まさか!
御剣検事‥‥“記憶喪失”
なんじゃないッスか?
-ミクモ
えええええええええええ!
(狼、御剣の後ろに立つ)
-ロウ
! あ、あんた‥‥すごくデカい
“タンコブ”ができてるぜ。
(美雲、御剣の後ろに立つ)
-ミクモ
このタンコブが原因で、記憶喪失に
なっちゃったんでしょうか?
-ミツルギ
ダレだキミたちは! 勝手に
タンコブを見ないでいただこう!
-イトノコ
なんだか‥‥初めて出会った頃の
フンイキに似てるッス。
‥‥見た目は老けてるッスけど。
-サイバンチョ
どうやら、ここ数年の記憶が
なくなっているみたいですな。
-イトノコ
ゲームが“進化”してるのに、
主人公がムカシに戻っちまったッス!
-ミクモ
それじゃあ、
“退化”してるじゃないですか!
(木槌)
-サイバンチョ
どうやら、御剣検事の記憶は
混乱しているようですが‥‥
そろそろ時間ですので、
オーディションを再開しましょう。
-ミクモ
でも! ミツルギさんは、
主人公なんですよ?
-サイバンチョ
新ライバル候補として現れた以上、
責任は取ってもらいます。
-ミクモ
そ、そんなあ‥‥
-ロウ
まあ、こうなっちまったら
腹くくろうぜ‥‥検事さん。
オレとアンタ、どっちが
ライバルとしてふさわしいかをな!
-ミツルギ
ダレだか知らないが‥‥いいだろう。
(‥‥挑まれたら、
“たたきつぶせ”!)
(狩魔豪を回想する御剣)
-ミツルギ
(私は‥‥
そう師匠に教えられた)
(木槌)
-サイバンチョ
御剣検事とロウ捜査官。
どちらがライバルにふさわしいか、
勝負していただきましょう!
(いつもの「尋問開始」で二者の目線が合わさるカット、だが表示された文字は「投票開始」)
(御剣とロウにそれぞれ縦のメーターが表示される。下図参照。表示されたとたんにロウの得票数がぐんぐん伸び始めた)
メーターはこんな感じだった。
これはメーターの図であって背景はキャラとかが表示されている。
黒いところが下から順に明るく光って得票数を示していた。
名前の下の丸い部分はそれぞれのキャラのマークになっているのだが
御剣は襟の三枚ヒラヒラのマークで、ロウは服の竜のマークだった。
図がへたくそですんません。
実際はもっとかっこいいフルカラーのメーターだった。
色はキャラに合わせてあり御剣は赤でロウは金色。
-ミツルギ
異議あり!
なんなのだ!
このミョウなメーターは!
-サイバンチョ
それは観客のみなさんからの
人気をはかるメーターです。
法廷では証拠がすべてですが、
オーディションでは得点がすべて。
さあ! 観客のみなさん、
投票を始めてください。
(ロウのメーターがぐんぐん上がっていく)
-ミクモ
あらら。ロウさんの方が
人気みたいですねー。
-ロウ
ハッ! 観客のほうが
よく分かってるじゃねえか。
-ミツルギ
(くっ‥‥シロウトどもが!
この私が負けるだと‥‥?)
待った!
-ミツルギ
さ‥‥裁判長!
どうしてあなたが!
-サイバンチョ
疑問が残るあいだは、
判決をくだすことはできません。
どうやら‥‥このオーディションで
不正が行われたようですな。
-ミツルギ
不正だと‥‥?
-サイバンチョ
ロウ捜査官。観客のみなさんに
見覚えはないですかな?
-ロウ
観客‥‥?
! ま、まさか‥‥アイツら!
-ミクモ
か、観客のほとんどが
ロウさんの部下じゃないですか!
-イトノコ
組織票で人気を得るなんて、
ヒキョウッスよ!
(木槌)
-サイバンチョ
残念ですが‥‥一度でも
不正を行えば失格となります。
-ロウ
ちょっと待ってく
(セリフ途中で木槌)
(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)
-ロウ
ア‥‥アオオオオオオオオンッ!
(狼、フェードアウト)
(黒服のひとりが壇上に上がる。次のクロフクセリフは声優の声なし、ポポポ音)
-クロフク
師父は何も知りません!
我らが勝手にやったことです!
-サイバンチョ
モチロン、部下のみなさんにも
退場していただきます。
オーディションでは、
“公平な審査”が大事ですからな。
(木槌)
-サイバンチョ
みなさん。よろしいですかな?
ロウ捜査官が失格となったので、
オーディションも終了となります。
-ミクモ
候補が1人になっちゃったら、
そりゃ延期ですよね‥‥。
-サイバンチョ
いいえ。延期ではありません。
新ライバルは“御剣検事”に
決定ということです!
-ミクモ
ええええええええッ!
だって、主人公なのに!
-ミツルギ
フッ‥‥“最強のライバル”か。
‥‥‥‥悪くない。
-イトノコ
ほ、本人が1番乗り気ッス!
(木槌)
-サイバンチョ
逆転検事2のライバルは、
“御剣 怜侍”に決
(セリフ途中で割り込み)
異議あり!
-サイバンチョ
だ、だれですかな‥‥?
-???
クックックッ。
まだまだアマいな‥‥御剣。
-ミツルギ
せ‥‥先生!
-イトノコ
か、狩魔 豪‥‥検事!
なんで、ここにいるッスか!
-カルマ
フン。このしおりに
書いてあるであろう!
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥とな。
-イトノコ
な、なんッスとおおおおおッ!
-ミクモ
うう‥‥この検事さん、
顔も、言ってることも怖いよ!
-カルマ
御剣。今までのライバルたちを
思い返してみるがいい。
ワガハイこそが、カンペキで
最強のライバルだと言えるだろう!
-ミツルギ
(くッ! たしかに先生はカンペキだ。
私など、足下にもおよばない!)
(豪にもメーター出現。ちなみに豪のマークもヒラヒラである)
-カルマ
人気をはかるメーターなど、
ワガハイにかかればこの通りよ。
(指シャキーン! の音と共にぐんぐん伸びるメーター)
-ミツルギ
!
-カルマ
証言や証拠がなければ、作ればよい。
情報の操作などたやすいものよ!
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
(木槌)
-サイバンチョ
狩魔検事。
私の前で不正は許しませんぞ。
ルール違反です。
退場していただきましょう。
-カルマ
な‥‥裁判長!
ワガハイが
(セリフ途中で木槌)
(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)
-カルマ
キサマ! まだハナシは終
(セリフ途中で木槌)
(豪、フェードアウト)
-ミツルギ
せ、先生が‥‥カンペキで無敗の
狩魔検事が、裁判長に負けるとは!
(いや‥‥カンペキだった私にも
クツジョクを受けた記憶がある)
(それも何度も、同じ相手に!
あれは誰だ‥‥?)
(くっ! アタマがイタい‥‥
何かを思い出しそうだ‥‥)
(成歩堂のシルエットが浮かぶ)
-ミツルギ
(そうだ‥‥青い‥‥
青い服を着ていた‥‥!)
(シルエットが青い服を着る)
-ミツルギ
(青い服の‥‥‥‥警備員!)
(かつて、特別法廷に登場したオバチャンのシーンがセピアカラーで再生)
-ミツルギ
うおおおおおおおおおおッ!
-ミクモ
ミツルギさん!
しっかりしてください!
-ミツルギ
‥‥ム。ミクモくんか。
おどろかせてすまない。
-ミクモ
! ミツルギさん!
記憶が戻ったんですか?
-ミツルギ
うム。先生‥‥いや、
狩魔検事の姿を見て思い出したのだ。
-イトノコ
まあ。なんにせよ
記憶が戻ってよかったッス。
さ。さ。そのハデな服を
着替えるッス!
-ミツルギ
! な‥‥ずっとこの服を
着ていたというのか!
(年甲斐もなく‥‥
なんという不覚!)
(ブラックアウト。御剣がいつもの服に戻る)
-ミクモ
いやー。やっといつもの
ミツルギさんが戻ってきましたね。
なんで記憶を
失ったりしたんですか?
-ミツルギ
むう‥‥よくは覚えていないが。
今朝は執務室のソファで
くつろいでいたのだが‥‥
その時、ダレかが執務室を
訪ねてきたのだ。
その人物と話している最中に
‥‥アタマに衝撃が走った。
-ミクモ
ダレかに殴られたんでしょうか?
-ミツルギ
執務室の額縁が落ちていたから、
アタマにぶつけたのだろうな。
(なぜかあの時、木槌の音を
聞いた気がするのだが‥‥)
(木槌)
-サイバンチョ
御剣検事。雑談の時間は
終わりにしましょう。
そろそろ、オーディションの
終了時間になりますからな。
-ミツルギ
待った!
1人で主人公とライバルの
二役をやるなど、不可能だ!
-イトノコ
そうッス! ボケとツッコミを
両方自分でやるようなもんッスよ!
-ミツルギ
(主人公とライバルは、
そんなイメージなのか‥‥?)
-サイバンチョ
異議は認められません。
御剣検事。一人二役でも
良いではないですか。
1人で両方やれば、有罪無罪も
自由自在ですぞ。
-ミツルギ
(自由自在に判決を操る‥‥
まるで、彼の考えと同じだな)
(回想)
-カルマ
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
(回想終わり)
-サイバンチョ
これこそ、最強のライバルでは
ないですか?
-ミツルギ
異議あり!
-サイバンチョ
往生際が悪いですぞ。
まだ何かあるのですかな?
-ミツルギ
フッ‥‥公平性を重んじるなら、
説明が足りないのではないだろうか。
-サイバンチョ
はて。
何のことでしょうか。
-ミツルギ
あなたは、このオーディションで
やけにルールにこだわっていた。
ルール違反をすれば即退場など
いつもの温厚なあなたらしくない。
それに、有罪無罪を操るのが
最強のライバルだと言うのならば、
裁判官であるあなたが
一番ふさわしいではないかッ!
-ミクモ
ええっ! ま、まさか、それって‥‥
-ミツルギ
裁判長!
あなたが本当の新ライバルなのだろう!
-イトノコ
ええええええええッ!
-ミクモ
さ、裁判長さんが、新ライバル!
-ミツルギ
さあ! 答えてもらおうかッ!
-サイバンチョ
フッフッフッ‥‥
すばらしい推理ですな、御剣検事。
さすが、このゲームの主人公です。
-ミツルギ
では、やはりあなたが‥‥
-サイバンチョ
私の口から説明する前に、
まずは、開発者のみなさんに
お聞きしましょう。
[TGS2010][09.18]逆転検事2 TGS特別法廷2010 ダイジェスト映像
http://www.youtube.com/watch?v=RTfIETdQhVg
(スクリーンに水鏡秤が映し出される)
-サイバンチョ
水鏡 秤さん‥‥公平公正を
モットーとしている裁判官。
彼女こそが、逆転検事2の
新ライバルです。
-ミクモ
なぜ新ライバルが決まっているのに
オーディションを行ったんですか?
-サイバンチョ
「他にふさわしい人がいないか、
平等に確かめたい。」
そう願った彼女は、あえて
オーディションを開催したのです。
-ミツルギ
このオーディションは、
彼女自身が主催していたのか‥‥。
-サイバンチョ
そういえば‥‥
彼女は今朝、御剣検事のもとに
アイサツに向かわれたはずですが。
-ミツルギ
私のもとに? まさか‥‥
(今朝、執務室を訪れた人物‥‥!)
(回想。御剣の執務室。御剣の前に立つ水鏡秤)
-ミツルギ
新ライバルに立候補だと‥‥?
そのようなアレは、困る。
私は主人公なのだ。今さら、
ライバルに戻ることなどできない。
(水鏡秤、木槌を振り上げ、床を叩く。ブラックアウト。)
-ミツルギ
‥‥
キミは、ダレだ‥‥?
(回想終わり)
-ミツルギ
(額縁が落ちたのは、
彼女のせいだったのか!)
(水鏡の木槌。彼女現れる)
-ミクモ
うわあ。きれいな人ですねー。
-イトノコ
な、なんだか、ココロが洗われるッス!
-サイバンチョ
私も、この笑顔を見ると、なんでも
手伝ってしまいたくなりますぞ。
-ミツルギ
異議あり!
ミカガミ裁判官! そんな笑顔で
ダマされる私ではない!
(水鏡の木槌。笑顔で背景に「無罪」の文字を出現させる)
-ミツルギ
ぐうッ!
有罪無罪を操るとは‥‥!
-イトノコ
たしかに、検事にとては、最強の
ライバルかもしれないッスねー。
-サイバンチョ
しかし、今回のことは
木槌によるアクシデント‥‥。
御剣検事と戦いたかっただけの
彼女にツミはないと言っていいでしょう。
-イトノコ
正々堂々と戦うために、直接頼みに
行くなんて見上げたもんッス!
-ミクモ
しかも、記憶喪失のミツルギさんを
ここまで連れてきてくれたんですよね!
-ミツルギ
(いつの間にか、みんな彼女の
味方になってしまっている!)
(水鏡のメーター出現、限界まで上がって爆発!)
-サイバンチョ
おやおや。
2人の人気の差はあきらかですな。
-ミツルギ
(バカな‥‥! 主人公として、
ここで負けるわけにはいかない!)
ミカガミ裁判官! いまこそ、
正々堂々と戦おうではないか!
(木槌)
-サイバンチョ
残念ながら、そろそろ
オーディションの終了時間のようです。
-ミツルギ
待った!
まだ戦いは終わっていない!
そうだろう、ミカガミ裁判官!
(水鏡の木槌)
-サイバンチョ
彼女は時間にも厳しい方なのです。
勝負はゲーム本編に持ち越しですな。
-ミツルギ
くッ! いたしかたあるまい。
決着は、本編でつけるとしよう。
しかし、逆転検事は法廷でなく、
《現場》が舞台。
そう簡単に判決が下せるとは
思わないことだ。
-サイバンチョ
それでは本日のオーディションは
これにて終了といたします。
ミカガミ裁判官。
最後のシメをお願いしますぞ。
(水鏡の木槌でシメ)
**特別法廷2010
ひょうたん湖公園ステージ。
ステージ上中央に裁判長、その左に糸鋸刑事と美雲。ステージ前に大勢の観客。
-サイバンチョ
東京ゲームショウにご来場の
みなさん、こんにちは。
みなさんもご存じの通り、なんと
逆転検事2の発売が決定しました。
(紙吹雪)
-サイバンチョ
どうやら、ゲームの中身も前作から
“進化”しているようですぞ。
今日は“進化”した逆転検事2の
発売決定を記念して‥‥
“シリーズ史上最強”のライバルを決める
オーディションを行いたいと思います。
(観客ざわざわ)
(木槌)
-サイバンチョ
静粛に! 静粛に!
-ミクモ
シリーズ史上最強だって!
ワクワクするね! ノコちゃん!
-イトノコ
自分は、新ライバルが出るたびに
いつも胃がキリキリするッス。
-サイバンチョ
えー。おふたりには、
審査員として参加していただきます。
オーディションでは、
“ルール”が大事ですからな。
ルールのしおりを読んで、
“公平な審査”をお願いします。
-イトノコ
えーと‥‥“公平な審査”、“時間
通りに進行”、“裁判長に逆らわない”
-ミクモ
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥
-イトノコ
‥‥うぅ。細かすぎて、
見るのがいやになったッス。
-サイバンチョ
そういえば、御剣検事は
どうされたのですかな?
-イトノコ
今朝は執務室に1人で
こもっていたみたいッスけど。
-サイバンチョ
遅刻とは‥‥困っちゃいますな。
まあ、主人公がいないからといって、
予定は変更できません。
(木槌)
-サイバンチョ
さっそく、新ライバル候補のみなさんに
登場していただきましょう。
まずは‥‥
エリート国際捜査官・狼士龍!
-ロウ
狼子、曰く! “史上最強とは
狼一族のことなり”‥‥
逆転検事のライバルといえば、
オレに決まってるだろ?
(木槌)
-サイバンチョ
次のライバル候補は‥‥
カンペキを求める検事、狩魔冥!
(カメラが移動するが、誰もいない)
-イトノコ
あ‥‥あれ?
狩魔検事がいないッスよ?
-サイバンチョ
あ。うっかりしておりました。
狩魔検事は私にムチをふるったので、
失格とさせていただきました。
-イトノコ
えええええええええええええええ!
か、狩魔検事が、失格ッスか!
-サイバンチョ
“裁判長に逆らわない”
彼女はルールを破ったのです。
ほっほっほ。今日の私は
ひと味ちがいますぞ。
“進化”したのは、
私も同じですからな。
-イトノコ
た、たしかに‥‥いつもの
裁判長より、強そうッス!
(観客ざわざわ)
(木槌)
-サイバンチョ
気を取り直して。
次のライバル候補の登場です!
(木槌)
(デビュー時の派手な服を着た御剣が登場)
-イトノコ
な‥‥
-ロウ
あ‥‥あんた!
-イトノコ
み、御剣検事が! 主人公が!
新ライバル候補ッスか?
-サイバンチョ
ふむ‥‥新ライバル候補が、
まさか御剣検事とは‥‥
いきなり“逆転”して
しまいましたな。
-ミツルギ
被告人を、すべて有罪にする‥‥
それが私のルールだ。
ム‥‥? 被告人はどこにいるのだ、
イトノコギリ刑事。
-イトノコ
そ、そのなつかしいセリフは‥‥
まさか!
御剣検事‥‥“記憶喪失”
なんじゃないッスか?
-ミクモ
えええええええええええ!
(狼、御剣の後ろに立つ)
-ロウ
! あ、あんた‥‥すごくデカい
“タンコブ”ができてるぜ。
(美雲、御剣の後ろに立つ)
-ミクモ
このタンコブが原因で、記憶喪失に
なっちゃったんでしょうか?
-ミツルギ
ダレだキミたちは! 勝手に
タンコブを見ないでいただこう!
-イトノコ
なんだか‥‥初めて出会った頃の
フンイキに似てるッス。
‥‥見た目は老けてるッスけど。
-サイバンチョ
どうやら、ここ数年の記憶が
なくなっているみたいですな。
-イトノコ
ゲームが“進化”してるのに、
主人公がムカシに戻っちまったッス!
-ミクモ
それじゃあ、
“退化”してるじゃないですか!
(木槌)
-サイバンチョ
どうやら、御剣検事の記憶は
混乱しているようですが‥‥
そろそろ時間ですので、
オーディションを再開しましょう。
-ミクモ
でも! ミツルギさんは、
主人公なんですよ?
-サイバンチョ
新ライバル候補として現れた以上、
責任は取ってもらいます。
-ミクモ
そ、そんなあ‥‥
-ロウ
まあ、こうなっちまったら
腹くくろうぜ‥‥検事さん。
オレとアンタ、どっちが
ライバルとしてふさわしいかをな!
-ミツルギ
ダレだか知らないが‥‥いいだろう。
(‥‥挑まれたら、
“たたきつぶせ”!)
(狩魔豪を回想する御剣)
-ミツルギ
(私は‥‥
そう師匠に教えられた)
(木槌)
-サイバンチョ
御剣検事とロウ捜査官。
どちらがライバルにふさわしいか、
勝負していただきましょう!
(いつもの「尋問開始」で二者の目線が合わさるカット、だが表示された文字は「投票開始」)
(御剣とロウにそれぞれ縦のメーターが表示される。下図参照。表示されたとたんにロウの得票数がぐんぐん伸び始めた)
メーターはこんな感じだった。
これはメーターの図であって背景はキャラとかが表示されている。
#ref(gameshow.gif)
黒いところが下から順に明るく光って得票数を示していた。
名前の下の丸い部分はそれぞれのキャラのマークになっているのだが
御剣は襟の三枚ヒラヒラのマークで、ロウは服の竜のマークだった。
図がへたくそですんません。
実際はもっとかっこいいフルカラーのメーターだった。
色はキャラに合わせてあり御剣は赤でロウは金色。
-ミツルギ
異議あり!
なんなのだ!
このミョウなメーターは!
-サイバンチョ
それは観客のみなさんからの
人気をはかるメーターです。
法廷では証拠がすべてですが、
オーディションでは得点がすべて。
さあ! 観客のみなさん、
投票を始めてください。
(ロウのメーターがぐんぐん上がっていく)
-ミクモ
あらら。ロウさんの方が
人気みたいですねー。
-ロウ
ハッ! 観客のほうが
よく分かってるじゃねえか。
-ミツルギ
(くっ‥‥シロウトどもが!
この私が負けるだと‥‥?)
待った!
-ミツルギ
さ‥‥裁判長!
どうしてあなたが!
-サイバンチョ
疑問が残るあいだは、
判決をくだすことはできません。
どうやら‥‥このオーディションで
不正が行われたようですな。
-ミツルギ
不正だと‥‥?
-サイバンチョ
ロウ捜査官。観客のみなさんに
見覚えはないですかな?
-ロウ
観客‥‥?
! ま、まさか‥‥アイツら!
-ミクモ
か、観客のほとんどが
ロウさんの部下じゃないですか!
-イトノコ
組織票で人気を得るなんて、
ヒキョウッスよ!
(木槌)
-サイバンチョ
残念ですが‥‥一度でも
不正を行えば失格となります。
-ロウ
ちょっと待ってく
(セリフ途中で木槌)
(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)
-ロウ
ア‥‥アオオオオオオオオンッ!
(狼、フェードアウト)
(黒服のひとりが壇上に上がる。次のクロフクセリフは声優の声なし、ポポポ音)
-クロフク
師父は何も知りません!
我らが勝手にやったことです!
-サイバンチョ
モチロン、部下のみなさんにも
退場していただきます。
オーディションでは、
“公平な審査”が大事ですからな。
(木槌)
-サイバンチョ
みなさん。よろしいですかな?
ロウ捜査官が失格となったので、
オーディションも終了となります。
-ミクモ
候補が1人になっちゃったら、
そりゃ延期ですよね‥‥。
-サイバンチョ
いいえ。延期ではありません。
新ライバルは“御剣検事”に
決定ということです!
-ミクモ
ええええええええッ!
だって、主人公なのに!
-ミツルギ
フッ‥‥“最強のライバル”か。
‥‥‥‥悪くない。
-イトノコ
ほ、本人が1番乗り気ッス!
(木槌)
-サイバンチョ
逆転検事2のライバルは、
“御剣 怜侍”に決
(セリフ途中で割り込み)
異議あり!
-サイバンチョ
だ、だれですかな‥‥?
-???
クックックッ。
まだまだアマいな‥‥御剣。
-ミツルギ
せ‥‥先生!
-イトノコ
か、狩魔 豪‥‥検事!
なんで、ここにいるッスか!
-カルマ
フン。このしおりに
書いてあるであろう!
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥とな。
-イトノコ
な、なんッスとおおおおおッ!
-ミクモ
うう‥‥この検事さん、
顔も、言ってることも怖いよ!
-カルマ
御剣。今までのライバルたちを
思い返してみるがいい。
ワガハイこそが、カンペキで
最強のライバルだと言えるだろう!
-ミツルギ
(くッ! たしかに先生はカンペキだ。
私など、足下にもおよばない!)
(豪にもメーター出現。ちなみに豪のマークもヒラヒラである)
-カルマ
人気をはかるメーターなど、
ワガハイにかかればこの通りよ。
(指シャキーン! の音と共にぐんぐん伸びるメーター)
-ミツルギ
!
-カルマ
証言や証拠がなければ、作ればよい。
情報の操作などたやすいものよ!
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
(木槌)
-サイバンチョ
狩魔検事。
私の前で不正は許しませんぞ。
ルール違反です。
退場していただきましょう。
-カルマ
な‥‥裁判長!
ワガハイが
(セリフ途中で木槌)
(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)
-カルマ
キサマ! まだハナシは終
(セリフ途中で木槌)
(豪、フェードアウト)
-ミツルギ
せ、先生が‥‥カンペキで無敗の
狩魔検事が、裁判長に負けるとは!
(いや‥‥カンペキだった私にも
クツジョクを受けた記憶がある)
(それも何度も、同じ相手に!
あれは誰だ‥‥?)
(くっ! アタマがイタい‥‥
何かを思い出しそうだ‥‥)
(成歩堂のシルエットが浮かぶ)
-ミツルギ
(そうだ‥‥青い‥‥
青い服を着ていた‥‥!)
(シルエットが青い服を着る)
-ミツルギ
(青い服の‥‥‥‥警備員!)
(かつて、特別法廷に登場したオバチャンのシーンがセピアカラーで再生)
-ミツルギ
うおおおおおおおおおおッ!
-ミクモ
ミツルギさん!
しっかりしてください!
-ミツルギ
‥‥ム。ミクモくんか。
おどろかせてすまない。
-ミクモ
! ミツルギさん!
記憶が戻ったんですか?
-ミツルギ
うム。先生‥‥いや、
狩魔検事の姿を見て思い出したのだ。
-イトノコ
まあ。なんにせよ
記憶が戻ってよかったッス。
さ。さ。そのハデな服を
着替えるッス!
-ミツルギ
! な‥‥ずっとこの服を
着ていたというのか!
(年甲斐もなく‥‥
なんという不覚!)
(ブラックアウト。御剣がいつもの服に戻る)
-ミクモ
いやー。やっといつもの
ミツルギさんが戻ってきましたね。
なんで記憶を
失ったりしたんですか?
-ミツルギ
むう‥‥よくは覚えていないが。
今朝は執務室のソファで
くつろいでいたのだが‥‥
その時、ダレかが執務室を
訪ねてきたのだ。
その人物と話している最中に
‥‥アタマに衝撃が走った。
-ミクモ
ダレかに殴られたんでしょうか?
-ミツルギ
執務室の額縁が落ちていたから、
アタマにぶつけたのだろうな。
(なぜかあの時、木槌の音を
聞いた気がするのだが‥‥)
(木槌)
-サイバンチョ
御剣検事。雑談の時間は
終わりにしましょう。
そろそろ、オーディションの
終了時間になりますからな。
-ミツルギ
待った!
1人で主人公とライバルの
二役をやるなど、不可能だ!
-イトノコ
そうッス! ボケとツッコミを
両方自分でやるようなもんッスよ!
-ミツルギ
(主人公とライバルは、
そんなイメージなのか‥‥?)
-サイバンチョ
異議は認められません。
御剣検事。一人二役でも
良いではないですか。
1人で両方やれば、有罪無罪も
自由自在ですぞ。
-ミツルギ
(自由自在に判決を操る‥‥
まるで、彼の考えと同じだな)
(回想)
-カルマ
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
(回想終わり)
-サイバンチョ
これこそ、最強のライバルでは
ないですか?
-ミツルギ
異議あり!
-サイバンチョ
往生際が悪いですぞ。
まだ何かあるのですかな?
-ミツルギ
フッ‥‥公平性を重んじるなら、
説明が足りないのではないだろうか。
-サイバンチョ
はて。
何のことでしょうか。
-ミツルギ
あなたは、このオーディションで
やけにルールにこだわっていた。
ルール違反をすれば即退場など
いつもの温厚なあなたらしくない。
それに、有罪無罪を操るのが
最強のライバルだと言うのならば、
裁判官であるあなたが
一番ふさわしいではないかッ!
-ミクモ
ええっ! ま、まさか、それって‥‥
-ミツルギ
裁判長!
あなたが本当の新ライバルなのだろう!
-イトノコ
ええええええええッ!
-ミクモ
さ、裁判長さんが、新ライバル!
-ミツルギ
さあ! 答えてもらおうかッ!
-サイバンチョ
フッフッフッ‥‥
すばらしい推理ですな、御剣検事。
さすが、このゲームの主人公です。
-ミツルギ
では、やはりあなたが‥‥
-サイバンチョ
私の口から説明する前に、
まずは、開発者のみなさんに
お聞きしましょう。
[TGS2010][09.18]逆転検事2 TGS特別法廷2010 ダイジェスト映像
http://www.youtube.com/watch?v=RTfIETdQhVg
(スクリーンに水鏡秤が映し出される)
-サイバンチョ
水鏡 秤さん‥‥公平公正を
モットーとしている裁判官。
彼女こそが、逆転検事2の
新ライバルです。
-ミクモ
なぜ新ライバルが決まっているのに
オーディションを行ったんですか?
-サイバンチョ
「他にふさわしい人がいないか、
平等に確かめたい。」
そう願った彼女は、あえて
オーディションを開催したのです。
-ミツルギ
このオーディションは、
彼女自身が主催していたのか‥‥。
-サイバンチョ
そういえば‥‥
彼女は今朝、御剣検事のもとに
アイサツに向かわれたはずですが。
-ミツルギ
私のもとに? まさか‥‥
(今朝、執務室を訪れた人物‥‥!)
(回想。御剣の執務室。御剣の前に立つ水鏡秤)
-ミツルギ
新ライバルに立候補だと‥‥?
そのようなアレは、困る。
私は主人公なのだ。今さら、
ライバルに戻ることなどできない。
(水鏡秤、木槌を振り上げ、床を叩く。ブラックアウト。)
-ミツルギ
‥‥
キミは、ダレだ‥‥?
(回想終わり)
-ミツルギ
(額縁が落ちたのは、
彼女のせいだったのか!)
(水鏡の木槌。彼女現れる)
-ミクモ
うわあ。きれいな人ですねー。
-イトノコ
な、なんだか、ココロが洗われるッス!
-サイバンチョ
私も、この笑顔を見ると、なんでも
手伝ってしまいたくなりますぞ。
-ミツルギ
異議あり!
ミカガミ裁判官! そんな笑顔で
ダマされる私ではない!
(水鏡の木槌。笑顔で背景に「無罪」の文字を出現させる)
-ミツルギ
ぐうッ!
有罪無罪を操るとは‥‥!
-イトノコ
たしかに、検事にとては、最強の
ライバルかもしれないッスねー。
-サイバンチョ
しかし、今回のことは
木槌によるアクシデント‥‥。
御剣検事と戦いたかっただけの
彼女にツミはないと言っていいでしょう。
-イトノコ
正々堂々と戦うために、直接頼みに
行くなんて見上げたもんッス!
-ミクモ
しかも、記憶喪失のミツルギさんを
ここまで連れてきてくれたんですよね!
-ミツルギ
(いつの間にか、みんな彼女の
味方になってしまっている!)
(水鏡のメーター出現、限界まで上がって爆発!)
-サイバンチョ
おやおや。
2人の人気の差はあきらかですな。
-ミツルギ
(バカな‥‥! 主人公として、
ここで負けるわけにはいかない!)
ミカガミ裁判官! いまこそ、
正々堂々と戦おうではないか!
(木槌)
-サイバンチョ
残念ながら、そろそろ
オーディションの終了時間のようです。
-ミツルギ
待った!
まだ戦いは終わっていない!
そうだろう、ミカガミ裁判官!
(水鏡の木槌)
-サイバンチョ
彼女は時間にも厳しい方なのです。
勝負はゲーム本編に持ち越しですな。
-ミツルギ
くッ! いたしかたあるまい。
決着は、本編でつけるとしよう。
しかし、逆転検事は法廷でなく、
《現場》が舞台。
そう簡単に判決が下せるとは
思わないことだ。
-サイバンチョ
それでは本日のオーディションは
これにて終了といたします。
ミカガミ裁判官。
最後のシメをお願いしますぞ。
(水鏡の木槌でシメ)