特別法廷2010
Pictures
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ひょうたん湖公園ステージ。
ステージ上中央に裁判長、その左に糸鋸刑事と美雲。ステージ前に大勢の観客。
東京ゲームショウにご来場の
みなさん、こんにちは。
みなさんもご存じの通り、なんと
逆転検事2の発売が決定しました。
(紙吹雪)
どうやら、ゲームの中身も前作から
“進化”しているようですぞ。
今日は“進化”した逆転検事2の
発売決定を記念して‥‥
“シリーズ史上最強”のライバルを決める
オーディションを行いたいと思います。
(観客ざわざわ)
(木槌)
静粛に! 静粛に!
シリーズ史上最強だって!
ワクワクするね! ノコちゃん!
自分は、新ライバルが出るたびに
いつも胃がキリキリするッス。
えー。おふたりには、
審査員として参加していただきます。
オーディションでは、
“ルール”が大事ですからな。
ルールのしおりを読んで、
“公平な審査”をお願いします。
えーと‥‥“公平な審査”、“時間
通りに進行”、“裁判長に逆らわない”
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥
‥‥うぅ。細かすぎて、
見るのがいやになったッス。
そういえば、御剣検事は
どうされたのですかな?
今朝は執務室に1人で
こもっていたみたいッスけど。
遅刻とは‥‥困っちゃいますな。
まあ、主人公がいないからといって、
予定は変更できません。
(木槌)
さっそく、新ライバル候補のみなさんに
登場していただきましょう。
まずは‥‥
エリート国際捜査官・狼士龍!
狼子、曰く! “史上最強とは
狼一族のことなり”‥‥
逆転検事のライバルといえば、
オレに決まってるだろ?
(木槌)
次のライバル候補は‥‥
カンペキを求める検事、狩魔冥!
(カメラが移動するが、誰もいない)
あ‥‥あれ?
狩魔検事がいないッスよ?
あ。うっかりしておりました。
狩魔検事は私にムチをふるったので、
失格とさせていただきました。
えええええええええええええええ!
か、狩魔検事が、失格ッスか!
“裁判長に逆らわない”
彼女はルールを破ったのです。
ほっほっほ。今日の私は
ひと味ちがいますぞ。
“進化”したのは、
私も同じですからな。
た、たしかに‥‥いつもの
裁判長より、強そうッス!
(観客ざわざわ)
(木槌)
気を取り直して。
次のライバル候補の登場です!
(木槌)
(デビュー時の派手な服を着た御剣が登場)
な‥‥
あ‥‥あんた!
み、御剣検事が! 主人公が!
新ライバル候補ッスか?
ふむ‥‥新ライバル候補が、
まさか御剣検事とは‥‥
いきなり“逆転”して
しまいましたな。
被告人を、すべて有罪にする‥‥
それが私のルールだ。
ム‥‥? 被告人はどこにいるのだ、
イトノコギリ刑事。
そ、そのなつかしいセリフは‥‥
まさか!
御剣検事‥‥“記憶喪失”
なんじゃないッスか?
えええええええええええ!
(狼、御剣の後ろに立つ)
! あ、あんた‥‥すごくデカい
“タンコブ”ができてるぜ。
(美雲、御剣の後ろに立つ)
このタンコブが原因で、記憶喪失に
なっちゃったんでしょうか?
ダレだキミたちは! 勝手に
タンコブを見ないでいただこう!
なんだか‥‥初めて出会った頃の
フンイキに似てるッス。
‥‥見た目は老けてるッスけど。
どうやら、ここ数年の記憶が
なくなっているみたいですな。
ゲームが“進化”してるのに、
主人公がムカシに戻っちまったッス!
それじゃあ、
“退化”してるじゃないですか!
(木槌)
どうやら、御剣検事の記憶は
混乱しているようですが‥‥
そろそろ時間ですので、
オーディションを再開しましょう。
でも! ミツルギさんは、
主人公なんですよ?
新ライバル候補として現れた以上、
責任は取ってもらいます。
そ、そんなあ‥‥
まあ、こうなっちまったら
腹くくろうぜ‥‥検事さん。
オレとアンタ、どっちが
ライバルとしてふさわしいかをな!
ダレだか知らないが‥‥いいだろう。
(‥‥挑まれたら、
“たたきつぶせ”!)
(狩魔豪を回想する御剣)
(私は‥‥
そう師匠に教えられた)
(木槌)
御剣検事とロウ捜査官。
どちらがライバルにふさわしいか、
勝負していただきましょう!
(いつもの「尋問開始」で二者の目線が合わさるカット、だが表示された文字は「投票開始」)
(御剣とロウにそれぞれ縦のメーターが表示される。下図参照。表示されたとたんにロウの得票数がぐんぐん伸び始めた)
メーターはこんな感じだった。
これはメーターの図であって背景はキャラとかが表示されている。
黒いところが下から順に明るく光って得票数を示していた。
名前の下の丸い部分はそれぞれのキャラのマークになっているのだが
御剣は襟の三枚ヒラヒラのマークで、ロウは服の竜のマークだった。
図がへたくそですんません。
実際はもっとかっこいいフルカラーのメーターだった。
色はキャラに合わせてあり御剣は赤でロウは金色。
異議あり!
なんなのだ!
このミョウなメーターは!
それは観客のみなさんからの
人気をはかるメーターです。
法廷では証拠がすべてですが、
オーディションでは得点がすべて。
さあ! 観客のみなさん、
投票を始めてください。
(ロウのメーターがぐんぐん上がっていく)
あらら。ロウさんの方が
人気みたいですねー。
ハッ! 観客のほうが
よく分かってるじゃねえか。
(くっ‥‥シロウトどもが!
この私が負けるだと‥‥?)
待った!
さ‥‥裁判長!
どうしてあなたが!
疑問が残るあいだは、
判決をくだすことはできません。
どうやら‥‥このオーディションで
不正が行われたようですな。
不正だと‥‥?
ロウ捜査官。観客のみなさんに
見覚えはないですかな?
観客‥‥?
! ま、まさか‥‥アイツら!
か、観客のほとんどが
ロウさんの部下じゃないですか!
組織票で人気を得るなんて、
ヒキョウッスよ!
(木槌)
残念ですが‥‥一度でも
不正を行えば失格となります。
ちょっと待ってく
(セリフ途中で木槌)
(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)
ア‥‥アオオオオオオオオンッ!
(狼、フェードアウト)
(黒服のひとりが壇上に上がる。次のクロフクセリフは声優の声なし、ポポポ音)
師父は何も知りません!
我らが勝手にやったことです!
モチロン、部下のみなさんにも
退場していただきます。
オーディションでは、
“公平な審査”が大事ですからな。
(木槌)
みなさん。よろしいですかな?
ロウ捜査官が失格となったので、
オーディションも終了となります。
候補が1人になっちゃったら、
そりゃ延期ですよね‥‥。
いいえ。延期ではありません。
新ライバルは“御剣検事”に
決定ということです!
ええええええええッ!
だって、主人公なのに!
フッ‥‥“最強のライバル”か。
‥‥‥‥悪くない。
ほ、本人が1番乗り気ッス!
(木槌)
逆転検事2のライバルは、
“御剣 怜侍”に決
(セリフ途中で割り込み)
異議あり!
だ、だれですかな‥‥?
クックックッ。
まだまだアマいな‥‥御剣。
せ‥‥先生!
か、狩魔 豪‥‥検事!
なんで、ここにいるッスか!
フン。このしおりに
書いてあるであろう!
“ルールは厳守”、“ルールさえ守れば
あとは何をしてもOK”
“実際のゲームとは異なるので、
深く考えてはいけない”‥‥とな。
な、なんッスとおおおおおッ!
うう‥‥この検事さん、
顔も、言ってることも怖いよ!
御剣。今までのライバルたちを
思い返してみるがいい。
ワガハイこそが、カンペキで
最強のライバルだと言えるだろう!
(くッ! たしかに先生はカンペキだ。
私など、足下にもおよばない!)
(豪にもメーター出現。ちなみに豪のマークもヒラヒラである)
人気をはかるメーターなど、
ワガハイにかかればこの通りよ。
(指シャキーン! の音と共にぐんぐん伸びるメーター)
!
証言や証拠がなければ、作ればよい。
情報の操作などたやすいものよ!
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
(木槌)
狩魔検事。
私の前で不正は許しませんぞ。
ルール違反です。
退場していただきましょう。
な‥‥裁判長!
ワガハイが
(セリフ途中で木槌)
(裁判長、裁判の最後に出る「無罪」の演出に合わせて「退場」と表示)
キサマ! まだハナシは終
(セリフ途中で木槌)
(豪、フェードアウト)
せ、先生が‥‥カンペキで無敗の
狩魔検事が、裁判長に負けるとは!
(いや‥‥カンペキだった私にも
クツジョクを受けた記憶がある)
(それも何度も、同じ相手に!
あれは誰だ‥‥?)
(くっ! アタマがイタい‥‥
何かを思い出しそうだ‥‥)
(成歩堂のシルエットが浮かぶ)
(そうだ‥‥青い‥‥
青い服を着ていた‥‥!)
(シルエットが青い服を着る)
(青い服の‥‥‥‥警備員!)
(かつて、特別法廷に登場したオバチャンのシーンがセピアカラーで再生)
うおおおおおおおおおおッ!
ミツルギさん!
しっかりしてください!
‥‥ム。ミクモくんか。
おどろかせてすまない。
! ミツルギさん!
記憶が戻ったんですか?
うム。先生‥‥いや、
狩魔検事の姿を見て思い出したのだ。
まあ。なんにせよ
記憶が戻ってよかったッス。
さ。さ。そのハデな服を
着替えるッス!
! な‥‥ずっとこの服を
着ていたというのか!
(年甲斐もなく‥‥
なんという不覚!)
(ブラックアウト。御剣がいつもの服に戻る)
いやー。やっといつもの
ミツルギさんが戻ってきましたね。
なんで記憶を
失ったりしたんですか?
むう‥‥よくは覚えていないが。
今朝は執務室のソファで
くつろいでいたのだが‥‥
その時、ダレかが執務室を
訪ねてきたのだ。
その人物と話している最中に
‥‥アタマに衝撃が走った。
ダレかに殴られたんでしょうか?
執務室の額縁が落ちていたから、
アタマにぶつけたのだろうな。
(なぜかあの時、木槌の音を
聞いた気がするのだが‥‥)
(木槌)
御剣検事。雑談の時間は
終わりにしましょう。
そろそろ、オーディションの
終了時間になりますからな。
待った!
1人で主人公とライバルの
二役をやるなど、不可能だ!
そうッス! ボケとツッコミを
両方自分でやるようなもんッスよ!
(主人公とライバルは、
そんなイメージなのか‥‥?)
異議は認められません。
御剣検事。一人二役でも
良いではないですか。
1人で両方やれば、有罪無罪も
自由自在ですぞ。
(自由自在に判決を操る‥‥
まるで、彼の考えと同じだな)
(回想)
被告人の有罪も、新ライバルも
すべてワガハイが決めるのだ。
(回想終わり)
これこそ、最強のライバルでは
ないですか?
異議あり!
往生際が悪いですぞ。
まだ何かあるのですかな?
フッ‥‥公平性を重んじるなら、
説明が足りないのではないだろうか。
はて。
何のことでしょうか。
あなたは、このオーディションで
やけにルールにこだわっていた。
ルール違反をすれば即退場など
いつもの温厚なあなたらしくない。
それに、有罪無罪を操るのが
最強のライバルだと言うのならば、
裁判官であるあなたが
一番ふさわしいではないかッ!
ええっ! ま、まさか、それって‥‥
裁判長!
あなたが本当の新ライバルなのだろう!
ええええええええッ!
さ、裁判長さんが、新ライバル!
さあ! 答えてもらおうかッ!
フッフッフッ‥‥
すばらしい推理ですな、御剣検事。
さすが、このゲームの主人公です。
では、やはりあなたが‥‥
私の口から説明する前に、
まずは、開発者のみなさんに
お聞きしましょう。
(スクリーンに水鏡秤が映し出される)
水鏡 秤さん‥‥公平公正を
モットーとしている裁判官。
彼女こそが、逆転検事2の
新ライバルです。
なぜ新ライバルが決まっているのに
オーディションを行ったんですか?
「他にふさわしい人がいないか、
平等に確かめたい。」
そう願った彼女は、あえて
オーディションを開催したのです。
このオーディションは、
彼女自身が主催していたのか‥‥。
そういえば‥‥
彼女は今朝、御剣検事のもとに
アイサツに向かわれたはずですが。
私のもとに? まさか‥‥
(今朝、執務室を訪れた人物‥‥!)
(回想。御剣の執務室。御剣の前に立つ水鏡秤)
新ライバルに立候補だと‥‥?
そのようなアレは、困る。
私は主人公なのだ。今さら、
ライバルに戻ることなどできない。
(水鏡秤、木槌を振り上げ、床を叩く。ブラックアウト。)
‥‥
キミは、ダレだ‥‥?
(回想終わり)
(額縁が落ちたのは、
彼女のせいだったのか!)
(水鏡の木槌。彼女現れる)
うわあ。きれいな人ですねー。
な、なんだか、ココロが洗われるッス!
私も、この笑顔を見ると、なんでも
手伝ってしまいたくなりますぞ。
異議あり!
ミカガミ裁判官! そんな笑顔で
ダマされる私ではない!
(水鏡の木槌。笑顔で背景に「無罪」の文字を出現させる)
ぐうッ!
有罪無罪を操るとは‥‥!
確かに、検事にとっては、最強の
ライバルかもしれないッスねー。
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しかし、今回のことは
木槌によるアクシデント‥‥。
御剣検事と戦いたかっただけの
彼女にツミはないと言っていいでしょう。
正々堂々戦うために、直接頼みに
行くなんて見上げたもんッス!
しかも、記憶喪失のミツルギさんを
ここまで連れてきてくれたんですよね!
(いつの間にか、みんな彼女の
味方になってしまっている!)
(水鏡のメーター出現、限界まで上がって爆発!)
おやおや。
2人の人気の差はあきらかですな。
(バカな‥‥! 主人公として、
ここで負けるわけにはいかない!)
ミカガミ裁判官! いまこそ、
正々堂々と戦おうではないか!
(木槌)
残念ながら、そろそろ
オーディションの終了時間のようです。
待った!
まだ戦いは終わっていない!
そうだろう、ミカガミ裁判官!
(水鏡の木槌)
彼女は時間にも厳しい方なのです。
勝負はゲーム本編に持ち越しですな。
くッ! いたしかたあるまい。
決着は、本編でつけるとしよう。
しかし‥‥逆転検事は、
《法廷》ではなく《現場》が舞台。
そう簡単に判決が下せるとは
思わないことだ。
それでは本日のオーディションは
これにて終了といたします。
ミカガミ裁判官。
最後のシメをお願いしますぞ。
(水鏡の木槌でシメ)
ブース前映像
その時、自分は叫んだッス!
“御剣検事! 自分が来たからには、
もう安心ッス!”
“自分が必ず解決するッス!”
へえ! ノコちゃん、カッコイイ!
待った!
人の執務室で何をしているのだ?
えへへ、“逆転検事”のハナシを
していたんですよ。
この大ドロボウのヒミツ兵器、
“ぬすみちゃん”で再現しながら!
当時の状況も自分が伝えて、
再現してもらったッス!
ほう‥‥道理で。
キミの行動がキオクと違うわけだ。
ミクモくん。本当の情報を伝えよう。
真実のみを再現してくれたまえ。
了解です! それじゃ、
“逆転検事”を再現しますよ!
(第1話ダイジェスト映像)
この執務室で死体を発見するなんて、
思わなかったッスね。
うム。思わずココロの中で、
“異議あり!”と叫んでいた。
まあ、声に出す前に、
不覚にも背後をとられてしまったが。
内心は焦っていたんですね。
うっ‥‥
‥‥そろそろ、
次の再現を見ようではないか。
いいですよ。
次は、飛行機で起こった事件を
再現します!
(第2話ダイジェスト映像)
散々な目にあった事件だったな。
自分はムチウチになりかけたッス。
‥‥狩魔検事のムチウチのせいで。
私も、一緒に捜査したかったです!
フッ‥‥キミは次の事件で、
じゅうぶん活躍したではないか。
あ、そうでした!
いよいよ私の活躍が見られますよ!
(第3話ダイジェスト映像)
大ドロボウ一条 美雲、
ミツルギさんを華麗に救出!
この事件をヒトコトで説明すると、
こんな感じでしょうか?
異議あり!
事件はそんなに単純ではない。
警察のマスコット“タイホくん”が、
御剣検事をジゴクへ送迎!
‥‥こっちのほうが正しいッスかね?
‥‥まあ、おおむね間違ってはいないが。
バンドーランドでは、
あのロウ捜査官にも出会ったな。
(第4話ダイジェスト映像)
彼と私の考えはちがうが、
真実を追い求める姿勢にちがいはない。
あの事件を終えて、
そうハッキリと感じた。
(第5話ダイジェスト映像)
うム‥‥たまには昔の事件を
振り返るのも、悪くはないな。
ミツルギさん、トシの割には
忘れっぽいですものね。
人を年寄り扱いしないでくれたまえ!
そういえば、ノコちゃんに
聞いていた内容と全然違ったよ?
え? えーと‥‥
自分の活躍は、逆転検事2で
見られるッスよ!
異議あり!
刑事。私の前で証拠もなく
そのような発言をするとは‥‥
異議ありッス!
異議をとなえるのは、逆転検事2を
遊んでからにして欲しいッス。
お! ノコちゃんも言うねえ。
私も楽しみだな、逆転検事2!
フッ‥‥
ならば、この目で確かめるとしよう。
私たちの、更なる活躍をな!
(逆転検事2TGSプロモ)
(以下ループ)
最終更新:2012年06月18日 20:14