シリーズすべて>加害者達の量刑は?

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盗聴までしているので計画性があり、部下に偽証を強要、挙句の果てには成歩堂に罪を着せようとまでしているきわめて悪質な行為であり情状酌量の余地はなし。それ以前に強迫による金品略取も数え切れないほど繰り返しているため量刑は更に重くなり、場合によっては死刑の可能性も充分あり。 しいて言えば裏から手をまわして軽い量刑で出てくる可能性があるかもしれないが、どの道コナカルチャーの倒産は避けられず、仮に軽い量刑で済んだとしてもそれまでの行いから大きな声では言えない筋関連で相当数の恨みを買っているのは確実なので、彼自身が闇に葬られる可能性もかなり高い。  松竹梅世:3月以上10年以下の懲役(偽証、盗聴)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 彼女は共犯者として犯行に関わっている可能性はあるが、証拠が無く、断定は出来ない。 盗聴の罪も小中が被ってしまっているので彼女の罪になることは無いだろう(もし起訴されても盗聴の罪は懲役一年以内なのでそこまでの痛手にはならない)。 また、偽証も小中の秘書であることや「‥‥梅世、あの女弁護士みたいになりたくないよぉ‥‥。」などの発言から情状酌量の余地は充分に考えられる。 その後の裁判での態度次第だが執行猶予の可能性は充分にある。 ***{1-3 「逆転のトノサマン」}  姫神サクラ:無罪or執行猶予付き懲役刑(殺人)2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(証拠隠滅)2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫)3月以上10年以下の懲役(偽証) 殺人に関しては正当防衛が成立する可能性が非常に高い。例え成立せずとも、衣袋の殺意が明白なので確実に過剰防衛の方が成立する。 脅迫などについても過去の事件を省みれば、酌量の余地は多少ある。 また、彼女は荷星に対して「彼が犯人だ」とは一言も言っていない為、虚偽告訴罪の適応は難しいと考えられる。 むしろ問題なのは暴力団との繋がりがどう判断されるかである。 特に探偵パート最後の行動など一歩間違えれば糸鋸に現行犯でしょっ引かれていてもおかしくなく、ギリギリ罪に問えないレベルだったとしても裁判での心証に響くのは確実だろう。過去の件における同情の余地と相殺される可能性も出るかもしれない。  宇在拓也:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅)3月以上10年以下の懲役(偽証) 立場上姫神には逆らえない。成歩堂は「共犯」と言っているが、実際に彼が行ったのは姫神の指示による現場の偽造ぐらいなので罪もそれほど大きくはならないと思われる(実際、検事1-2にて姿が見られる)。 トノサマンの着ぐるみをステーキごと燃やした疑惑があるため、おそらく証拠隠滅は免れないだろうが、この点に関しても上記の点を鑑みれば酌量の余地が出るだろう。  衣袋武志:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人未遂) 既に死亡しているため、罪に問うことはできない。 もし死亡しなかったなら、動機である脅迫は背景事情を考えると原因は彼自身にあり、更に自ら脅迫を望んだようなものでもある(姫神の恋人を事故死させ、その事件の真実を公表しなかった。公表していれば弱みを握られる事は無かった)事から酌量の余地は一切無く、それなりの刑罰が下される事は間違いない。 ***{1-4 「逆転、そしてサヨナラ」}  灰根高太郎:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 殺人は自らの人生を破滅に追い込んだ事への復讐、と発言しているが、灰根はDL6号事件で無罪となった後も完全無罪や生倉の責任を主張せず、15年もたってから彼を殺害している事や、サユリの自殺も彼が関与した結果ではない事から彼の行動原理は少々、問題がある。 そもそもDL6号事件の発端は彼であり、真実を明らかにしても御剣信を殺そうとした事・職務怠慢により凶器の出現を招いた事で刑務所に入れられる事、つまり社会的地位を失う事は明らかであり、心神喪失の芝居が灰根の為になっていた可能性もあった(だが、その事に関する言及は無かった)。 更に御剣に罪を押し付けた理由は逆恨み以外の何物でもない。情状酌量の余地は認められまい。 一方、殺した人数は一人だけなので、現実的に死刑にするほどの刑罰ではないと思われる。目的は達したとのことなので、おそらく再犯の可能性もないが反省の色は全く見えないため無期懲役になる可能性は高い。 //狩魔に唆されてから犯行に及んだことは酌量の余地はないのかな?多分、そうされなかったら憎み続けてはいても犯行には及ばなかったかも?どうとも言えないが //唆された地点では後に引けた筈なので、難しいでしょう。  狩魔豪:死刑(殺人、殺人教唆、強盗、虚偽告訴、その他不正) 教唆含めて殺害した人数は二人と微妙なところだが、不正等の各種の行いがあまりにも悪質すぎる。 (娘の方もそうだが)今まで担当した裁判の再審もしなければならない為、彼の犯罪によって生じた社会的・政治的なダメージは現在も尚シリーズ最大。 年齢的にも更生の余地はおそらくあるまい。よって死刑以外の妥当な刑罰は無いだろう。 なお、劇中ではおそらく死刑判決となっている。  御剣怜侍:免訴(過失傷害) 「トリック等の謎」の「[[その他]]」参照。彼が罪に問われることはない。  矢張政志:免訴(窃盗) 犯行当時の年齢からそもそも通常の刑事裁判が行われることはないだろうし、金額も微小。さらに公訴時効が完成しているため、発覚した時点で起訴できない。 ***{1-5 「蘇る逆転」}  巌徒海慈:死刑(殺人、脅迫、その他不正) 狩魔豪と同じく、殺害した人数は多くはないし、最後の最後で潔く認めたが各種の行いが悪質で、年齢的にも更生の余地はほぼ無い。 余罪も相当数に上るので、死刑台行きは不可避であろう。  罪門恭介:3年以下の執行猶予付き懲役または50万円以下の罰金(傷害、偽証) 事情を考慮すると、酌量の余地は十分だし本人も原灰に対し「すまないことをした」と反省している。あまり重い刑にはされないだろう。  宝月巴:3年以下の執行猶予付き懲役(死体損壊、証拠隠滅) 最終的にどうなるかは不明だが、巌徒に妹の無実の罪で脅迫されていたという事情もあるので流石に実刑は難しいと思われる。  青影丈:審議不可 連続殺人事件の犯人とされているが作中の証拠描写がないため確定はできない。 少なくとも唯一証拠があった罪門直斗殺害は巌徒の仕業であったために完全無罪の可能性すらある。 **逆転裁判2 ***{2-1 「失われた逆転」}  諸平野貴雅:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(傷害致死or殺人、詐欺、強盗、虚偽告訴、偽証他) 衝動的な殺害で、動機も身勝手に見えるが問題は殺意の立証が難しい点である。 裁判官も認めているとおり「警官を見てパニックになり」とにかく相手を押し倒したとも言える。またあの程度の高さの崖では「相手が必ず死ぬ」という蓋然性も高くない。 本人も「殺すつもりだった」とか一言も言っていない。殺意の立証ができない場合は「傷害致死」という事で厳罰は逃れられる可能性はある。 とはいえ、成歩堂を殴って証拠品(と間違えた成歩堂の私物)を奪っているので少なくとも強盗傷害、更に結果的に自分の物では無い携帯のデータを勝手に消去した事になるため器物損壊が成立する可能性もある。 これに加えて活動実績にもよるが詐欺グループとしての罪状も加算されるはずで、勤務中ではないとはいえ制服を着た警察官が殺害された点を考慮(警察官を狙った殺傷行為は一般人を狙った場合よりも量刑が重くなる。初犯かつ余罪抜きでも一人殺したら20年以上の懲役、とも言われるほど)すると、 例え傷害致死罪になったとしても余罪込みで相応の重罰が下されるのは確実で、更に殺人罪が立証された場合は死刑も含めてもっと重い刑が科せられる可能性が高い。 ***{2-2 「再会、そして逆転」}  葉中未実:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)5年以下の懲役又は50万円以下の罰金(公正証書原本不実記載等罪)7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(自動車運転過失致死傷罪)3月以上10年以下の懲役(偽証)2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(犯人蔵匿、証拠隠滅の罪)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪)5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(業務上過失致死傷罪) 霧崎殺害は(拳銃で殺されかけているがそれは霧崎の正当防衛)身勝手ではあるが、ナツミの証言によると「ただ、(霧崎の)性格がなキツいんや。患者も看護師も、思いどおりに動かんと、すぐにドナりちらして」とあり、また未実自身の言葉なので信憑性に問題はあるが「過酷な勤務で(未実は)いつも疲れていた」ともあり、そのストレスが医療ミスや交通事故に繋がったと考えると怨恨の要素もありわずかながら同情の余地はある。 また、成歩堂は殺意があった証明を取っていないために殺人の罪は過剰防衛による執行猶予の可能性や正当防衛による無罪判決の可能性もある。 (自分の入れ替わりを悟られないために綾里真宵に変装して霧崎を騙そうとしていたのに、霧崎が発砲してきて止むを得ず殺したといえば正当防衛を主張できる)。 だがしかし、彼女は自首していないばかりか綾里真宵に罪を着せようとした上に、証拠隠滅(自分の犯行を隠そうとした場合は証拠隠滅は立証できないのだが、この場合は衣装を燃やして綾里キミ子の共犯を隠そうとしているので十分罪になる)を行っているので弁解の余地はなく、執行猶予は難しいだろう。 加えて、証拠こそないが成歩堂の推理では霧崎が発砲したのは彼女に危害を加えられた後であるため、下記の様に行動や態度が悪質過ぎるので心証は最悪なのは間違いなく、それらを踏まえて正当防衛の主張自体が一蹴される可能性も十分ある。 また、医療ミスは彼女のミスと証明が取れているため業務上過失致死傷罪に問われる、しかし14人という人数は極めて重大ではあるものの業務上過失致死傷害罪の法定刑が「5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金」である以上、この罪だけではそれ以上の罪にはなりようがないが、彼女は殺人などの併合罪として断罪される可能性が高い。そもそも彼女は捜査の手から逃れようとしていた以上まともな業務上過失致死傷害罪と同等に考えてはいけない。 自分を妹と偽ったのも立派な罪でその理由が医療ミスの責任を背負いたくないというのは心情としては理解できるが身勝手にも思える。14人の遺族に対して謝罪すらしていない。 交通事故の方もドアから逃げ出せた以上睡眠薬を飲まされたというのも例え本当であったとしても医療ミスの心労で疲労していた彼女にわかるはずがないので嘘としかいえない。 そしてそのすべてにおいて偽証し謝罪しないているので、彼女に情状酌量の余地や更生の可能性は低い。 あまりに悪行が酷く、被害も非常に大きい14人過失致死(個人が引き起こした医療ミスとしては桁違い) のどかを自動車運転過失致死におわせて、その責任をすべて霧崎に押し付け、挙句の果てに彼を殺害、その罪を真宵に押し付けようとしていた。 計16人殺してその罪を他人に押し付けようとする最後の最後まで全員に謝罪をしない自分勝手すぎる。 此処までの悪行は過去に前例がないため何ともいえないが、霧崎による発砲が彼の正当防衛であると立証された場合、死刑も充分に考えられる。 少なくとも彼女のせいで死んでしまった患者達や妹ののどか、風評被害に苦しめられた上に殺された霧崎、人生を台無しにされかけた真宵全員に謝罪をしていない以上、過失とはいえ15人殺して罪を償わずに一生妹として生きようとした彼女の行いは到底許せざるものと言わざるを得ないだろう。 しかし、併合罪では「1個の罪について無期懲役・無期禁錮に処する時、他の刑を科さない。ただし、罰金、科料、没収は併科することができる(刑法46条2項)」とあり 未実の犯罪で死刑、無期に相当する犯罪は「霧崎への殺人罪」だけである以上、やはりゲームの中ならともかく現実で死刑は難しい。 俗な話しだが裁判というものはやや女性に甘い傾向があり、戦後、殺人被害者一人のケースで女性に死刑判決が出た判例はない。 過労・ストレスからの医療ミス→心労からの交通事故→偶然自分の顔が消えたので成りすまし→霧崎の霊媒提案から引くに引けなくなって殺人(しかも計画はキミ子が立てた)と「運命に弄ばれた部分や成り行き」といった要素が強く過失致死も含めた被害者は多いものの「悪意」で彼女が行動した部分は意外と少ない、その点では彼女に同情できる部分もある。 逆に言えば彼女が本当の自分のせいで人がいくら死んでも平然としているような極悪人なら、こういう事件は起きなかったかもしれない。彼女に強い罪悪感や自分への嫌悪感など人間的な部分があったから起きた事件である 現実の量刑基準に照らしあわせて考慮するとやはり長期の有期懲役か最悪、無期懲役が妥当と思われる。 //霧崎は拳銃のプロではない、撃ったことのあるものでないとわからないが訓練をしないとなかなかまっすぐ飛んでくれないものだ //ナイフに至っても殺意の証明とは言えない、また「霧崎の発砲より先にナイフで刺した」ことは一切証明されていない 自分に対して悪意を持つ霧崎と対面するための護身用だったと言い張ることも不可能ではない  霧崎哲郎:1年以上10年以下の懲役(銃刀法違反) 日本では民間人の拳銃所持は、たとえ銃刀法をクリアして銃の所持免許を持っていたとしても犯罪である(日本のは基本的に猟銃限定であるため)。 ボディガードを雇う等、違法性の無い護身手段はいくつもあるので有罪には違いない。 しかし、事件の経緯や殺害された際に実際に使わざるを得ない状況が発生したことなどを考えれば充分に減刑が考えられ執行猶予と拳銃没収で済むだろう。 ただし、先に発砲したのが彼である可能性や拳銃で霊媒状態の真宵を脅して文章を書かせようとしたとした可能性もあり、その場合は実刑もあり得る。 もう一つ言うと一枚絵での発砲している彼の不気味な笑みを浮かべて銃を撃つ様子は正当防衛というより犯人への憎しみ・復讐のようにも見える しかし、この一枚絵は成歩堂の推理の場面で出たものなので、事実ではないかもしれない(補足しておくとその一枚絵での霧崎は負傷している)。 また「拳銃所持」で有罪になるようでは風評被害がさらに激しくなるだろう。  綾里キミ子:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(犯人蔵匿、証拠隠滅の罪) 計画された殺人である場合は「主犯」最低でも「共同正犯」である。それどころかこの事件の場合、少なくとも現実の裁判の場合、キミ子の方に主導権があり罪は彼女の方が重いと考えられる。 犯罪というものは実行犯よりも計画立案や指示、命令、契約を行った人物が主犯格と看做されて罪が重くなる。 実際、現実の事件の本庄保険金殺人では愛人たちに殺人指示を行い自らは手を下さなかった人物が主犯とされ死刑判決が出て愛人たちは無期懲役以下の判決が出ている。 ほか熊本保険金殺人、北九州連続殺人事件、そしてオウム事件など現実の事件では圧倒的にそういう判例が多い。 また、事件の計画は綾里家の構造や道具を使ったものが多く、未実が口出し、計画立案できる要素は少なく、計画のほとんどは彼女が計画し未実に指示し実行させたものと考えられる。 その根拠として犯罪の構造が3-5の事件に似ているというのもあるが、何より2-2のラストで「あのバカな看護師のために計画を立ててやった」とはっきり独白している。 しかし確かに悪質だが、この件で殺害したのは一人だけなので、現実の世界では死刑にするのは厳しいのではないだろうか。 //劇中では「刑の執行を待っている」という発言があるため、おそらく死刑判決。 //刑の執行は死刑とは限りません懲役刑も十分執行のうちに入ります、裁判で犯行を認めながら高等裁判所で裁判が長引いている可能性もあります 葉中未実と同じように殺意の証明は取れておらず、証明できているのは犯人隠匿と証拠隠滅ぐらいであり、執行猶予で済む可能性も十分ある(偽証は証明されていない)。 余罪が出てきた可能性も否定できないが。 ***{2-3 「逆転サーカス」}  アクロ:5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 動機はミリカへの復讐であり酌量軽減の余地はあるが、本来のターゲットと異なる人物を殺害してしまったのは事実であり、復讐自体もミリカの自覚の全く無い態度とそもそもきっかけが事故である事から自救行為としての面が強く、そこまで酌量軽減はできない。 また、「弟の面倒を見ないといけない」という理由で証拠隠滅を図っていた事とマックスに罪を着せようとしていたのも事実(面倒を見ないといけないなら、復讐は堪えるべきだっただろう)。この事から5年以上の刑罰は免れないだろう。 だが殺した人物は事件と無関係では無く、アクロ自身も犯行をしっかりと反省し、罪を着せようとしたマックスに法廷で謝罪している為、さほど重い刑に課す事も無いだろう。そもそもマックスに疑いがかかったのはあくまでも悪い偶然が重なっただけで、故意ではない(強いて言うならマックスのマントを焼却処分したことが唯一)。御剣も劇中で彼の対応については「悪いようにはしない」としている。 下記のように情状酌量がされても微小な可能性もあるが、上記のように犯行を反省し、マックスにも謝罪しているためそれらの点も考慮すべき。 &italic(){補足:酌量軽減について。本来のターゲットと異なる人物を殺害してしまった事は、酌量軽減の対象にはならない。いわゆる方法の錯誤と呼ばれる問題で、ここではアクロの認識と現実の結果が異なる事からアクロに殺人の故意を肯定してよいかが問題となるに留まる。酌量軽減以前に殺人罪が適用されるかの段階での問題。また、アクロの動機はミリカへの復讐だが、自救行為を禁じる現行法制度においては許されるものではなく、動機を理由とした酌量軽減がされるとしても微小なものとなろう。御剣の発言にしてもただの気休めの可能性は否定できない。}  ミリカ:5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(業務上過失致傷or致死) バットを重体にしておきながら何の罰も受けないということについてのアクロの怒りは理解できるが、故意ではない事故である以上殺人罪はもちろんのこと、あまり重い刑に処すことはできない。 どれだけ重くても現行の刑法ではこれが精いっぱいではなかろうか。 &italic(){補足:おそらく実行行為時点では刑事未成年だろう}  マックス:2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料(暴行) ベンに対してごく個人的な理由から瓶で殴る行動を行っていた。 突発性のことな上ベンに大きな後遺症が無いので科料とベンへの慰謝料が課される程度ではあるだろう。  立見七百人:5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(業務上過失傷害その他) 親としては立派な人なのだが、行動がかなり悪質とも取れる。 バットの事故においてミリカやバットの監督責任等は彼にも当然あり、そうなると業務上過失傷害が組織のトップである団長の彼にも宣告される恐れもある。 そもそもが彼がバットの事件を警察に通報して事情を正確に話せばアクロは犯罪を犯さなかったはずであり、その意味では同情の余地は無い。 また身代わりもよくよく考えてみたら(娘の為ではあるが)証拠隠滅や隠匿とも取れる行動である。 ***{2-4 「さらば、逆転」}  王都楼真悟:無期懲役もしくは長期有期懲役(強盗殺人) どうしようもない外道であるのは事実なのだが、彼が行った犯罪行為は盗撮と、強盗殺人の依頼(ただし、この場合、依頼者が主犯扱いとなる)だけであり、真宵の誘拐等の虎狼死家の問題行動は彼の命令ではない。 当時、彼は20歳未満だったという点を考えれば天野由利恵を振ったのも理解できないことはないし、遺書が明らかになっていない以上彼女を傷つけた証拠も無い。 また、依頼した理由も藤見野が王都楼の失脚の為に遺書を偽造した上での偽の記者会見を開こうとしたのが(しかも彼のマネージャーを使って) 原因で決して理由もなく殺したわけではない。 以上を考えると強盗殺人ながら死刑は重く多少の情状酌量は認められないことはない。無期懲役では重すぎるぐらいだろうし、酌量軽減による有期刑も有りうる。 しかし実際は、殺し屋との信頼関係を最初から破った罪による(殺し屋直々の)死刑執行が確定されており、劇中でのその後の虎狼死家の動向から逃げられず殺されていると思われる。  虎狼死家左々右エ門:死刑 殺し屋ということで、確実に死刑になるほどの人数を殺害していると見られる。 仮に今回の件だけに限定するとしても酌量の余地は皆無なうえ、強盗殺人以外にも窃盗、真宵誘拐監禁、成歩堂脅迫、狩魔冥狙撃、偽証、警官に対する暴行、等々多数の悪行を重ねているので本当にどうしようもない。  華宮霧緒:3年以下の執行猶予付き懲役(死体損壊)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 王都楼に罪を着せる為と言えど、背景事情を考えれば同情の余地あり(実際に王都楼は真犯人だったという結果もある)。 劇中では半年後にあたる3-2にて老舗デパート「高菱屋」に 勤務している為、執行猶予が認められたor半年以内の刑期で済んだと思われる。  オバチャン:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(カメラ窃盗) オバチャンにカメラを独断で接収する権限はないので単純に窃盗でしかない。 カメラの価値も相当なもので、決して安い窃盗ではない。 しかし、オバチャンがカメラの金銭的価値を知っていたのかどうかは疑問が残る上、 ナツミ自身名刺に「いやらしいカメラマン」などと書いたりデタラメなメモを置いておくなど軽率な行為が目立つ。 お金に替えたりしていないため、犯行も悪質とは言えず裁かれるべきだが情状酌量の余地はあるし執行猶予がつく可能性在。 劇中では裁かれていないが、御剣の命令で盗聴器探しを手伝いそのまま忘れ去られている。 おそらくこれで例外的にチャラになったのだろう。 **逆転裁判3 ***{3-1 「思い出の逆転」}  美柳ちなみ:死刑 神乃木事件、呑田殺害、成歩堂殺人未遂など、各種行動が極めて悪質。第4話の事件もカウントされれば十分死刑で、酌量の余地なし。実際に死刑判決が下り、おそらく判決が決定してから比較的早い時期(おそらく3-2時にはすでに)に執行されたようだ。  成歩堂龍一:2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料(暴行罪)2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅) 呑田を突き飛ばしたのも、真犯人のためにペンダントを隠滅したのも事実で擁護不可。 ただし呑田は直後に彼と直接無関係に死亡している(よって保護法益が存在しない)し、最終的にちゃんと真実を話したのだからあまり重くはできないだろう。 その為か劇中では執行猶予がついたと思われる。 ***{3-2 「盗まれた逆転」}  天杉優作:10年以下の懲役・実刑(窃盗) 本質は決して悪人ではないかもしれないし、脅迫されていたという事情もあるが、被害が大きすぎるしその目的も(妻のためとは言え)結局は金目当て。 過去には自分が勤めていた警備会社の機密情報を盗んで売っていたこともあり、酌量は到底出来まい。 もっとも、作中では実際に罪を犯していたことが判明する前に、最初の裁判で無罪判決になったため、一事不再理が適用されてしまい全部完全無罪という結果に終わったが(まさか本当にクロだとは思ってもいなかった成歩堂が、勢い余って哀牙に罪を被せることで無罪判決を勝ち取ってしまったから。なお、窃盗その物は哀牙が主犯であることが判明しているため、冤罪には該当しないと思われる)。  星威岳哀牙:無期懲役(殺人、虚偽告訴) 毒島に脅迫されていたとはいえ、自身も優作を脅迫し計画を伝えて窃盗に及んでいた(脅迫されたのはそのことによるもの)のだから酌量の余地は皆無。 殺害人数が1名で相手側にも問題があったので死刑は難しくとも、相当重い刑に処されるだろう。もっとも、注目されれば喝采でも罵声でも大喜びする人なので自分の量刑には興味無いだろうが。  毒島黒兵衛:2年以下の懲役または20万円以下の罰金(脅迫) 「脅迫者を脅迫」してももちろん脅迫罪にあたる。 また、内容は明らかになっていないが、営利目的で色々な不正を行っていたらしくこれ以外の余罪が追及される可能性もある。  華宮霧緒:無罪(器物損壊) 器物損壊罪は親告罪のため、真宵たちが告訴しない以上は絶対に罪に問われることはない。 最低でも既に2度割れているツボであり、真宵も気にするなと言っているので訴える気は全くないのは確か。よって無罪。 ***{3-3 「逆転のレシピ」}  芝九蔵虎ノ助:無期懲役(強盗殺人、虚偽告訴、偽証他) 1億円のプログラムを強奪する目的で殺人に及んだので立派な強盗殺人。背景事情やその後の行動を考えると酌量の余地は全くなく、自己中心的な犯行。 おまけにこれに加えてヤクザと繋がりのある闇金業者(テナント内に掲げられている社訓を見ればその中でも更に悪質な部類に入ることは明白)という後ろ暗い所しか無いような肩書きに、成歩堂の名前と身分を騙って依頼人を有罪にしようとした件等もあり、余罪的にも心象的にもおそらく最悪の部類に入る。 がしかし、現代日本では「身代金目的誘拐」と「殺人前科がある」以外のケースで被害者一人で死刑は難しい。 また「金を入手しないと殺される」「ヤクザに脅されてた」「まがりなりにも大金を出してウラミの命を救った」「被害者にも後ろ暗い点があった」など情状酌量の余地もあるがそれを表に出すと鹿羽組に責任が及ぶのでどちらにせよ最悪の結果にしかならない。 更に上記の成りすましは立派な弁護士法違反。しかも成歩堂が事件の重要な証拠を入手した際に襲撃しているため、下手すると名誉棄損と強盗傷害未遂(場合によっては強盗殺人未遂)で成歩堂に告訴されてもおかしくない。ここまでやっている以上、殺人前科がある可能性も考えられる(=死刑になる可能性も出てくる)。 また、うらみが重犯罪の共犯になるかもしれない行いに走った以上、彼女の実家が間違いなく消しにかかるのは明白。指や腕で済めば安いものであり始末される覚悟をしたほうがいいだろう。 ※以下の二人は共犯者ではなく、したことは単なる犯人隠匿程度に見えるが客観的に見える事実からでは、共犯者として逮捕されても仕方がない行いをしている。  本土坊薫:無期懲役(強盗殺人【共同正犯】)、犯人隠避・蔵匿罪、証拠隠滅罪、虚偽告訴、偽証) 彼のしたことは偽証程度ではすまないとてつもなく重い罪である。 というのもマコに殺人の罪を着せる為に偽証した行為は強盗殺人の共同正犯に当たる可能性がある。 たとえ共犯者ではなく、脅されていようと、自分の店で殺人が起きて警察に届けず、うらみに制服を提供し偽の事件をでっち上げ、自分の店の従業員に罪を着せるなど問題外である。 挙句の果てに宝くじを窃盗しているので、金目当てによる共犯者として疑われても仕方がない。 また、芝九蔵の犯行も毒を持っていた点から突発的犯行であったとは考えにくい(いくらヤクザとはいえそんな物持っていて職務質問をされたら終わりだし、ウイルスを無効化できる被害者を口封じのために殺そうとしていたと考えてもおかしくない)面や彼の協力が必要不可欠だった面もあるので。 裁判しだいによっては共犯とみなされて、真実がどうであろうと強盗殺人の共同正犯にされてしまうだろう。 事情も自らが作った借金のためと同情の余地がない上に現場で宝くじを窃盗、成歩堂に対しての強盗未遂など余罪もある。 また、非常に悪質な犯行であり芝九蔵が主犯という証拠もないため、殺人の共同正犯だと認められたら長い懲役が待っているだろう。 エンディングには登場していないため共犯とは認められずに済んだのか別の人物が店長をやっているのかマコが店長になったのかは定かではないが。 もしも共同正犯と認められなかった場合は成歩堂は「あんたのした事は偽証罪程度では済まない」と言ってるが、あまり偽証罪と大差ない。 (強盗)殺人に関しては芝九蔵が「被害者が宝くじに当たる」という突発的出来事から衝動的に行ったので、殺人に関しては共同謀議や実行加担がなく殺人罪には問えない。 犯人隠避・蔵匿罪(2年以下の懲役または20万円以下の罰金)あるいは、証拠隠滅罪に当たる(量刑は同じ)。 厨房に死体を運んで隠した程度では「死体遺棄罪・損壊罪」には勿論、問われない。 また、芝九蔵に借金があり、命令に従わざるやおえなかった点は酌量の余地がある。「ゼニトラに脅されて仕方なく」という弁明も有効。  鹿羽うらみ:無期懲役(強盗殺人【共同正犯】) 役割も小さく、どういう事情であれ芝九蔵に命を救ってもらった背景(事故を起こしたのも芝九蔵だが)や芝九蔵に強い感謝の念(彼女の誤解であったが)を持っていたことなど汲むべき事情は大きいが… 問題なのは彼女は鹿羽組組長の娘で芝九蔵とは身分が違いすぎるにもかかわらずに協力している点である。 たとえどんな理由があろうとも、人が死んでいるのをわかっていながらマコのふりをした上に毒物のようなものを入れる行為を目撃者にみせたのは、明らかにマコに罪を着せようとしている行為であり。 目撃者が、顔や体型などを覚えていれば彼女が逮捕されているはずの非常に危険な役割を買っている、そのため真実はともかく裁判によっては本土坊と同じく殺人の共同正犯にされる可能性がある。見方を変えれば危険な現場にいたのは裏切りを防ぐためで一番権力を持つ彼女が主犯という主張通らないこともない。 芝九蔵に騙された疑いも強いが犯行自体が悪質で自首もしていない上に罪悪感が無いため、反省も更正の可能性も低く、かなりの間の懲役は免れないだろう。 また、警察局のウイルスに芝九蔵と鹿羽組が関わっている事は明白なので警察は疑わしいことをしている彼女を取引の材料として共犯者として捕まえることは間違いないだろう。 鹿羽組のような、大手の暴力団組長の孫娘が部下の犯罪にかかわってはいけない。いくら慕っていたとはいえ懲役(ちょうやく)は部下に任せて自分は安全なところにいるべきだろう。 それにもかかわらず、劇中では普通にカリヨーゼを続けている。鹿羽組の力のおかげなのだろうか? 芝九蔵の犯行が悪質過ぎてその陰に隠れてしまい、有耶無耶になってしまった可能性も考えられるが…。 共犯者として認められなければ勿論、殺人には謀議、実行共に全く加担していないので軽い懲役で済むだろう。(行為自体に反省していないので執行猶予はつけられない)  岡高夫:3年以下の懲役または50万円以下の罰金(不正指令電磁記録に関する罪) 広まれば国内が大混乱確実の強力なコンピューターウィルスの作成により、(インストールした警察側も悪いが)警察署をパニックに陥らせた元凶なので有罪。上記の罪などを適用される。 ***{3-4 「始まりの逆転」}  無久井里子(美柳ちなみ):(この時点に限っては)無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人) この時点での罪状を考えると、過去の窃盗と殺人(強盗殺人ではない)だけなので死刑にするほどのことはおそらくない。 ただし以降の罪状を考慮すると3-1の通りまず死刑確実。  尾並田美散:2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫) 10年以下の懲役(単純逃走、窃盗) 犯していない殺人についてはもちろん無罪だが、誘拐も狂言(被害者の同意あり)なので罪に問えるとしても美柳父に対する脅迫だけだろう(美柳父側の非の大きさ次第では脅迫罪についても軽くなる可能性が出てくる)。 あとは護送車から逃走したことと車を盗んだことが問題である。  美柳勇希:10年以下の懲役(虚偽告訴、偽証、脅迫その他) 尾並田同様、ちなみに協力することで美柳父に対する脅迫が成立する。 加えて虚偽告訴、偽証があるため、罪に問われるなら10年以下の懲役は確実。執行猶予もつかないだろう。 ***{3-5 「華麗なる逆転」}  ゴドー(神乃木荘龍):執行猶予付き有期懲役(殺人) 過剰防衛が成立する可能性が非常に高く、被害者も本来は殺害したくない人物であった。彼の計画の甘さゆえの事件ではあるが、あまり重い刑に処すべきではないだろう。  あやめ:3年以下の執行猶予付き懲役(死体損壊、証拠隠滅) こちらもまた、そもそもがそれほど重い刑ではないし、事情から刑を軽くするべきだろう。 なお、エンディングでの会話が実刑判決が下されたような内容となっているが、この会話の時期が不明な事から量刑裁判前(面会室は拘置所側)の可能性もあるので何ともいえない。  綾里キミ子:長期の有期懲役(殺人教唆or殺人未遂の間接正犯) 犯行の計画があまりにも残忍。しかも獄中からの犯行ということもあり同情や更生の余地なし。 が、人数や未遂に終わっていることを考えると死刑にするにはかなり厳しいところかもしれない。 殺人が成功した場合は2-2の事件との合わせ技で死刑回避はできないが未遂である。 さらに問題は、そもそも霊媒が実証できるかと言うところである。裁判官立会いの下、確実に実証して見せなければ彼女の罪を問うことはできないだろう。 まあ倉院流は他の霊媒と違い、憑依した人物の身体的特徴そのままになるので(実験の方法にもよるが)ここのハードルは高くないだろうが。 //3にも法律にも詳しくはないのですが、幽霊への殺人教唆は現実的な法律では罪になるのでしょうか? //流石にゲーム独自の設定ですので現実ではわかりませんが、この場合自分の娘に対して「綾里真宵に薬を飲ませろ」と毒薬を飲ませようと命令したのとおんなじ事だと思いますので霊媒の検証が終わった後に殺人教唆で捕まるでしょう //日本の法律は霊魂や超能力の存在を前提としていないので、例え実証できても起訴できないと聞いたことがあるのですが、根拠が見つからなかったので自分の勘違いかもしれません。あと霊は人間ではないので教唆という表現がふさわしいかも疑問です。間接正犯のほうが通りそうな気もしますが、実行犯は命令を受けた春美ではなく舞子ですし・・・ //流石に綾里レベルの霊媒は桁が違います実証されてから法改正されてもおかしくないですよ、つまり現実の法律はでどうしようかわからないので「審議不能、しかし殺人教唆などに問われる可能性が高い」でいいんじゃないでしょうか? //超能力の存在そのものは、裁判官や検察官の立会いの下で、確実に「その超能力が存在しないと実現できない」って状況を作り上げて実現させれば認めることは一応可能。 //実際に超能力で作った霊水を売っていた女性が詐欺罪に問われて、裁判官が提示した方法で超能力を実現したために無罪になった裁判例が神戸地方裁判所にある。詳しくは「長南年恵」で検索。 //ちなみの発言から死刑になる前に打ち合わせをしていた(つまり教唆そのものは生前)ので、霊媒が実証できるなら教唆も通る気がする。 最も、極刑を免れたとしても面会等の外部接触に対し、今後厳しい制限が設けられるであろう。 //少なくとも現実の日本には「殺人教唆罪」という刑罰はない。そういう罪は「殺人罪」になり、しかも主犯として扱われるのが実在の判例である。逆に「示唆」なら罪に問うのは無理である。  美柳ちなみ:免訴(殺人未遂) 行為の時点で既に死亡している以上、法律的にも物理的にも罪には絶対に問えない。もはや真宵を守り切るかプライドを傷つけることしか彼女への罰は有り得ず、実際に前者をゴドーが後者を成歩堂が見事果たした。 **逆転裁判4 ***{4-1 「逆転の切り札」}  牙琉霧人:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 被害者はろくな人間ではないが、殺人は殺人である。牙琉の動機は作中では「一切不明」とされているので情状酌量の余地を詳しく量る事は出来ないが、明らかに散々な目に遭わされたといった話や大切な人を破滅させられたといった話は出ていない。 それでも人一人だと死刑は難しい。それを示すように、劇中ではどうやら死刑判決は受けていないらしい(4-4のメイスンシステムで作業に出ていることから懲役刑と思われる)。  浦伏影郎:1年以上15年以下の有期懲役(傷害、逃亡) 勝手なイカサマ勝負を仕掛け自滅し相棒のマサカを瓶で殴って気絶させると言う時点で傷害罪が適応される。 「或真敷ザック」としての7年前の裁判ではごく身勝手な理由で証拠を出し惜しみして(しかも正直に申告すれば無罪がほぼ確定している)担当弁護士をかなり不利な状況に追い込み(結果成歩堂が免職される)法廷を逃亡と言う非常に悪質な犯罪を犯した揚句、その担当弁護士に娘をおしつけた外道。 諸悪の根源と言う事もあり同情の余地は無い。  成歩堂龍一:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金or免訴or立証不能(証拠隠滅) どんな理由があるにせよ証拠品の偽造は犯罪である。 酌量の余地については『自己保身のため』とも『真犯人を逃がさないためにやむなく』とも解釈できる状況のため判断が難しいが、とりあえず元弁護士という経歴がマイナスに働く可能性は高いか。 もっとも実際に偽造された物だと証明できるかと言うと微妙なところだが(件の証拠品は実際に現場に存在した物であり、本物が既に処分されている以上、この証拠品が偽造された物だと後から証明する事は難しい、無論本物が実在したと言う証明も難しいのだが…)。 また、成歩堂は被告人であるため入手した経緯を偽証した事については問題ないので、(仮に発覚していた場合)劇中では王泥喜が謹慎等の軽い処分になった程度で済んだ模様。 逆居雅香:執行猶予付きの3月以上10年以下の懲役(偽証、虚偽告訴) 彼女は偽りの証言をしたが、状況から言って無理も無いといえる。 現場は密室であり他の人間が関与することができないであろう場所に成歩堂と被害者とだけであった故に。 成歩堂を犯人といわなければ自分が逮捕されてしまい王泥喜が最初に弁護するのは彼女だったかもしれない可能性があった。 その点を考慮すると抜け道があったことを知っていたのかどうかで評価が大きく変わるだろう。 知っていたなら情状酌量の余地なし実刑を食らって当たり前、知らなかったなら自分の身を守る為&犯人を捕まえるための大げさな嘘程度なのでエピローグでボルハチに定職していた事から劇中では執行猶予の可能性がある。 ***{4-2 「逆転連鎖の街角」}  並奈美波:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 被害者は悪党であり、事前に被害者に首を絞められて失神しており(被害者は彼女を殺していたと思い込んでた)、ラーメンの屋台に乗せられて捨てられるために運ばれていたわけで、極限状態に追い込まれていた事を思うと情状酌量の余地はある。 殺害の動機は金のためだけなら身勝手だが、被害者への憎悪や「滝太・・・くん」というセリフから「自分の行為がバレたくない」と思いもあったと推測され、それなりに酌量の余地はあると考えられる。 とはいえ、執行猶予とか短期の懲役刑というわけにも行かないだろう。 滝太も(自分が犯人だったとして)死刑や執行猶予になることはないという前提でいるため、彼女もおそらく同様になる。 現実で起きた事件であれば懲役7~10年程度で済むと思われる。  北木滝太:5年以上の有期懲役(殺人未遂、銃刀法違反その他) 宇狩に対する報復から殺人未遂を犯し、拳銃の持ち込みや発砲を行った。 なお殺人未遂に対しては宇狩に原因がある(最悪の場合、死んでもおかしくなかった)ため、酌量の余地はある。  宇狩輝夫:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人未遂、窃盗、証拠隠滅その他) 美波殺害未遂については美波が拳銃を所持していた事から正当防衛と解釈される可能性もある。 だが滝太に対する医療過誤隠蔽を筆頭に他の行いがあまりに悪質。美波同様、彼もそれなりの量刑は受けるだろう。  河津京作:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗)3月以上10年以下の懲役(偽証) 被害は対して大きくないが、動機が自分勝手。重い罪にならずとも相応の刑罰に処すべき。 しかし、彼は滝太が犯人だと陥れようとしておらず自分の立ち位置以外の人現場での状況を正直に話しているため虚偽告訴罪には当たらないだろうと思われる。  成歩堂みぬき:3年以下の執行猶予付き有罪(脅迫、その他) ごく身勝手ととれる理屈で狂言誘拐事件を起こした。 人的被害や金銭的な被害こそなかったものの、現実で同じことをすると脅迫罪や威力業務妨害や公務執行妨害をとられる。 しかし7年前の事件の事により「法廷における騒乱・脅迫などの行為が罪と感じていなかった」と考慮することも出来るので執行猶予が付く可能性も高い。 そこまで重い罪と言えるほどのものでもないので、年齢から家庭裁判所に書類送検あたりが妥当か。 ***{4-3 「逆転のセレナード」}  眉月大庵:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人) 密輸品を取り返そうとしての殺人ではないのだから、事後強盗罪にはなるまい。普通の殺人である。 酌量の余地はなし。 ちなみに密輸は共犯者である事が証明されておらず、偽証は証明されていない(二日目の裁判自体事件の内容について語っていない為)ので単なる殺人のみである。  マキ・トバーユ:(日本)7年以下の懲役および繭の価額の5倍以下の罰金の併科(外為法違反)死刑(ボルジニアの法律) 「ボルジニアの繭」は実在しないため非常に判定が難しいが、ここでは外国為替および外国貿易法25条1項にある「国際的な平和及び安全の維持を妨げることとなると認められるものとして政令で定める特定の種類の貨物」とし、同法69条の6をあてはめて判定。 罰金については繭は大金で取引されるということなので、価額を総合し5倍すると700万を超えるだろうという推測。 動機などについてははっきりしないため審議困難。少なくとも劇中の指摘通り日本では死刑にはならない。 そもそも年齢から考えると、通常の刑事裁判が行われるかも怪しい。 しかし、ボルジニアとの間で犯罪者引き渡しの条約が結ばれていたら、即刻引き渡されて作中で言及されてる通り死刑が即刻言い渡されるだろう。 また、条約が結ばれていなくても「日本人の公務員が複数関わっている」「死刑も考えられる【人体に非常に有害な物質を簡単に大量に作り出せる】と言う非常に危険な品物の密輸」「全容はつかめていない」という 国際的に見て重大な犯罪である以上、ボルジニアとの外交関係がよほど険悪でない限り 密輸の証拠がなく日本の公務員でボルジニアに行ったことがない大庵はともかく自白しているマキ・トバーユの引き渡しに外務省は応じるはずである。 何しろ司法長官の関与まで疑われているのだから、引渡しに応じなければ日本政府が密輸に関わっていると邪推されても仕方がないだろう。 ***{4-4 「逆転を継ぐ者」}  牙琉霧人:死刑or立証不能(殺人および殺人未遂) 計画の発動は偶然とはいえ、明確に人を殺害する目的で毒を送り込み、その結果一人が死亡、一人が重体である。 既に一人を殺害していることもあり、もはや酌量の余地は一切ないだろう。 ただ、問題はこれらの罠を確実に彼のものだと立証できるかどうかである(劇中では結局完全には立証できず、裁判員制度で被告人の無罪だけを勝ち取っているため)。  或真敷バラン:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪)【時効成立】 動機は兄弟子を陥れる為であるが、そもそも牙琉が弾丸の線状痕やバランの硝煙反応をきっちり調べていれば事件にすらならないレベルであり、 ザックが逮捕されてしまっている以上、バランがこのようなことをしなければ自分が逮捕されている可能性が高いため、 (天斎は自殺だったが「バランが殺したあとに銃を持たせて自殺に見せかけた」と言われてもおかしくはない) 犯行に至る経緯も考えれば同情の余地は充分にある。 既に時効であるし本人も罪悪感があり反省しているので調書をとって御終いにするのが妥当だろう。 ちなみに、興行権の問題は成歩堂が間に入ってみぬきと話し合えば天斎のマジックは彼も使えるはずである。  或真敷天斎:2年以下の懲役または20万円以下の罰金(脅迫) そもそもの発端は娘をダシにした彼の脅迫が原因。 バランの不法行為を結果的に誘発したりと自殺の方法にも相当問題はあるが、違法性があるとも若干言い難い(さらに脅迫に関しては病床で謝罪している)のでこちらは言及しない。  成歩堂みぬき:無罪(犯人隠匿) ザックは犯人ではないのだが、判例上真犯人及び犯罪の嫌疑を受けて捜査中又は訴追中の者は犯人扱いなので適用。 そのうえで量刑を考えると、父親に逆らえない年齢・精神状態を考慮すれば無罪と言える。 また例え刑事責任を問える年齢に達していたとしても、隠匿した犯人が父親であるため親族間の特例が適用され免除の可能性あり。    絵瀬土武六:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅) 贋作そのものについては贋作であることを示すサインが記されているため、そもそも違法ではない。 彼の場合娘を利用した証拠品の捏造で生計を立てているため、同情の余地なし。  絵瀬まこと:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅) 土武六と同じ。彼女の場合、年齢や悪意はないこと、そもそも知らずに利用されていたので刑が免除される可能性あり。  原灰ススム:10年以下の懲役(窃盗その他) 警察をクビになったからと言って使っていた制服を着服するのは言うまでもなく犯罪である。 加えて警察官でない者が警察官の制服を着る事自体違法であり、更にそれを着る場面がよりにもよって法に携わる法廷係官の職務中である。 別に警察官を詐称する等制服を悪用している訳ではないが酌量の余地は皆無だろう。 **逆転裁判5 ***{5-1 「逆転のカウントダウン」}  馬等島晋吾:無期懲役(殺人、傷害、虚偽告訴、偽証、その他) 賀来殺害も法廷爆破事件における悪事も王泥喜の襲撃も最後の悪あがきも微塵も同情の余地なし。おまけに仕事で解体した爆弾(相当特殊なケースでも無い限り重大事件の証拠品扱いの筈)の横流し常習犯という余罪付き。 そもそも彼が爆弾を盗もうとしなければ法廷爆破事件も起きなかった筈。 だが、法廷爆破事件においては爆弾のカウント開始を忠告し死傷者を出す事を防いでいる。死刑にするにはやや厳しいか。 それでも最後の悪足掻きの内容が「ダミーの爆弾を本物と偽り脅迫・逃亡しようと試みる」というかなり悪質な物であり、反省の色もまるで無かったため心証は間違いなく最悪。この点が量刑に響くのは確実であろう。 ***{5-2 「逆転の百鬼夜行」}  美葉院秀一:無期懲役(殺人、傷害、虚偽告訴、偽証、証拠隠滅その他) 自分の借金返済のために金塊の強奪に邪魔な被害者を殺害するという身勝手な犯行で、その借金にしても完全に自業自得。 これまた同情の余地なしだが、本来の目的である金塊の不当な取得はできなかったため強盗にはならず。強盗殺人は成立しないので死刑にするにはやや厳しい。  銭洗熊兵衛:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗)3ヶ月以上10年以下の懲役(偽証) 作中では問題視されていないが、スリの常習犯で各種窃盗を行っている上に、 美葉院の命令で偽証をするなど、殺人の幇助と言われてもおかしくない行動を取っている。 作中では無罪放免となっているが、現実でこんなことをしたら、美葉院の共犯として一緒に刑務所に入ってもおかしくはない。  希月心音(警官を投げ飛ばす):3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金(公務執行妨害)2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料(暴行罪) 警官との会話を聞く限り、殺人事件が起きた直後にも関わらず現場の場所を聞こうとし、 怪しく思った警官に対して、弁護士バッジを見せる以外に自分の身分証明をしようとせず、 「あなたが捕まっても弁護はしない」など脅迫めいた言動を行い、名前すら名乗らなかった以上、警官に連行されるのも仕方がない。 そもそも彼女がまともに弁護士としての身分証明をすればそれで済んだ話であり、警官を投げ飛ばしたのは暴行罪で同情の余地がない。 公務執行妨害やもしも警官が怪我をしたとしたら更に傷害罪まで付け加えられ懲戒請求を受ければ業務停止処分を受けるだろう。 「後で謝っておかなきゃ」と発言しているが警官を介抱しようとしていないので反省は認められないだろう。 どんな事があっても警官に対して暴力を振るってはいけない。 ただし、逆転裁判の世界観を考えると、彼女ではなく警官の方がなんだかんだで減給処分を受ける可能性もある。合掌。 ***{5-3 「逆転学園」}  一路真二:無期懲役(殺人、収賄、虚偽告訴、偽証その他) 各種不正をどうとらえるかが問題になりそうだが、(もっとひどい余罪が無い限りは)死刑にはならないだろう。 少なくとも劇中で彼が黒板に書いた罰では誰も納得はしないのは確かだし、何より余罪の数がかなりの量なのは間違いないので無期懲役は確定だろうが。  宇和佐集芽:15年以下の懲役又は50万円以下の罰金(傷害)10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 道葉以外に封筒を開ける人間がいるかもしれないのにカッターを仕込んだのは立派な傷害罪。 しかも作中の仕掛けや静矢の怪我の具合から見て相当威力のあるものと推察される。 下手をすれば目や首に刺さる事故で失明や死亡の可能性もある危険な行為である。 盗み見ようとした静矢零にも悪い点があるので過失相殺は認められるが、それでもかなりの裁きは受けるべき。 また、学校の録音機材を無許可で使い、学校中の音声を盗聴するなどというのは大問題であろう。 盗聴は不法侵入や電話の盗聴でないと罪にならないが、窃盗は立派な罪であり、普通の学校でもこんなことをすれば即退学だろう。 また、「死体を見た」という偽証に至っては同情の余地が全く無い。 新聞部に人が来ない事に悩んでいた様だが、部長がこの有様では来る方がおかしい。 新入生が入るまで部を残してもらえたのはまさしく菩薩の処置である。  静矢零 厚井知潮:3月以上10年以下の懲役(偽証) 法曹界に進む事を志しながら、度重なる偽証をして法廷を混乱させた罪は重い。 友人を庇う為の偽証しかしていないならば、情状酌量の余地があるのだが彼らはそれ以外の偽証もしている。 特に、静矢零の最後の偽証など同情の余地は全くないだろう。 作中では、無罪放免となっているが現実に行ったらそれなりの処分を受けるだろう(しのぶは被告人なので嘘をついても構わない【法曹界に進むべきかは別だが…】)。 3話時点ではこの二人は法曹界に進む気は全くない・完全に自暴自棄な状態だったためにこのような行為に及んだろうがエンディングでは再び法曹界に進もうとしているのでこの件に関しては真剣に向き合うべきである。 ***{5-4 「星になった逆転」{5-5 「未来への逆転」}  通称“亡霊”と呼ばれるスパイ(表の名前:番轟三):死刑(殺人、虚偽告訴、爆発物取締罰則違反その他) ゲーム内で描写されているだけでも各種殺人、宇宙センターと法廷の爆破、証拠の捏造、いずれをとっても情状酌量の余地なし。 法廷および宇宙センターの爆破だけで十分死刑になりうるが、それに加えてこれらの罪状では到底死刑は免れないだろう。おそらくシリーズ最大の重罪を犯した犯人ではなかろうか。  賀来ほずみ:無罪(業務上過失致死傷or殺人未遂?) 発砲する相手を誤認していたとはいえ、威嚇射撃によるもので立派な正当業務行為であるため、まず殺人未遂にはならないだろう。 さらに命中したのが勲章で対象は死亡どころか傷一つない。よって業務上過失致死傷も成立せず。 第4話後半時点で既に死亡しているので罪に問うことはできないが、たとえ起訴されても以上の点から無罪が下る可能性が高い。  夕神かぐや:3ヶ月以上の有期懲役(逮捕・監禁、脅迫罪、傷害未遂、人質強要、その他諸々) 来客を監禁した動機は弟の死刑執行を阻止しようとしたためで、同情できなくもないがやはり強引で大事すぎる。 宇宙センターを占拠できるということはそれだけで脅しは十分であるはずなのに無関係の人質を12人も取ったという点は明らかに異常。 (人質を取らなければならない状況だとしても3~4人で十分なはず) 結果的には真実が明らかになったが、目的は心音を犯人にしようとするためで、みぬきに拷問を加えると脅迫したりしているため同情の余地はない。 全く反省していないし、模倣犯を防ぐためにも逮捕・監禁・脅迫の罪は情状酌量の余地はありえないだろう。 とはいえこの行為がきっかけでUR-1号事件も再審されて迅に無罪判決が下り、さらに亡霊を追い詰めることができている。宇宙センター不法占拠の罪は酌量はするべき(弟も人質を取っての不法占拠に関しては彼女を擁護している)。 バッドエンドでは人質皆殺しの凶行に及んだ可能性が示唆されているが、流石にその点を追求するわけにはいかない。 なおEDでは迅が彼女の弁護を成歩堂事務所に依頼しているが、この依頼が序審か量刑か受けたかは不明。  夕神迅:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(犯人蔵匿、証拠隠滅の罪)【時効成立】 3月以上10年以下の懲役(偽証) 例え本質が悪人というわけでは無いとしても彼のしている事は非常に罪深い行為であり最善の策であったとは一切言えない。作中では結果的に運が良かっただけである。 彼の思惑通りに物事が進んだとしたら、かぐやによって人質が皆殺しにされる可能性が生まれる(少なくともかぐやはバッドエンドでは人質達全員を行方不明にしている為『本当にそんなことをするような姉じゃ無い』という彼女への擁護が成立しなくなってしまう)上、彼が死刑を受けて亡霊が生き残り【法曹界の暗黒時代】が終わらず更なる悲劇を生み出してしまうということであり、現在の事件で心音が捕まる危険性もあったことを考えるとすべての行動が狂気の沙汰としか言えない。 そもそも彼が検事として責任を果たしてさえいれば【法曹界の暗黒時代】などと言う悪循環や亡霊のその後の事件の犠牲者を生み出すこともなかった可能性もあるため、同情の余地は無いだろう。 《過去の行動について情状酌量の余地はあるのか》結論:問題あり(一般人としてならともかく彼は検事である) 心音を庇うためとは言え、現場に細工した上に、嘘の自白をして事件を闇に葬ろうとしたのは検事として許されない行為であり、時効成立前に再審が行われていたらまず間違いなく実刑判決だろう。 冤罪とは言え、自身の虚偽の自白が原因であり責任は彼1人のみにある。 そもそも、当時の彼がきちんと検事としての職務を果たしていれば亡霊を捕まえられずとも、 少なくとも手がかりが残り、亡霊を追い詰めることが出来た上に、シャトルにも護衛がついて4話の事件自体起こらなかった可能性もあったにもかかわらず(そうすれば少なくとも葵は死ななかったかもしれない) 検事としての職務を放棄して証拠品も調べず罪を被ろうとするのは、被害者を侮辱するものであり、上司が捏造した偽物の証拠に騙され同じ様な事をした宝月巴に比べても情状酌量の余地が少な過ぎる。 そもそも、心音を守るためならば「真理は殺したがシャトル妨害はしていない」と自供しておけばいい話であり。 不要なシャトル妨害犯の罪までかぶり、亡霊を突き止める証拠を御剣に渡さず勝手に自分の懐に納め、亡霊を野放しにした点も大きい。(そもそも心音を犯人だと思っているのであればこの行為は人殺しを行う亡霊の正体を突き詰める証拠を自分勝手に懐に入れていたということである) 証拠隠滅の時効は3年であるため既に時効で、この行為による刑事罰は受けないだろうが、この時点ですら検事バッチをつける資格がないとしか言えない。 《現在の行動について情状酌量の余地はあるのか》結論:全くない(他の事を考えずただただ強引に自らの目的のための行動をしている) かぐやの宇宙センター占領中も無関係の人質を解放するように一言も説得しようともせずに、 それどころか、彼が有罪になってしまえば人質たちの運命がどうなるのかわからない状況であるというのに(実際、バッドエンドでは人質は行方不明にされている) 自らの意思を押し通して無理やり自分を有罪にしようとする行為は道義的に大問題と言わざるを得ない為同情の余地はない。 最後の裁判の被告人は彼ではなく心音であるため、あの裁判を正当なものであるとするならば、偽証罪が適応される。 この偽証によって12人もの人質が皆殺しにされる危険性もあったため、軽い罪で済まされて良い物では無い。 もしもあの裁判の偽証が無効だったとしても、1連の彼の問題行動の動機が「心音の為」であり、それは解釈を変えれば「心音の為ならばたとえ何人苦しもうが構わない」と言うことである。 その内容もあまりにひどく、過去の事件で真実を話している心音に対して何らフォローせず。7年後の法廷で「師匠は自分の娘を虐待していた」などというとんでもない嘘を話す始末である、自分が悪のフリをして心音を庇うための言動のつもりなのだろうがそれならば、人情沙汰か金銭関係のトラブルで十分であり自分を最低の人間と思われるだけならば師匠を貶す必要は無いはずである。 よって彼のこの行いは純粋な恋心や師匠への忠誠心とはまったく言えず、独りよがりな暴走であるとしか言えない。 だいたい、母親を殺してしまった(と考えている)心音のことを本気で考えているのであれば事実の隠蔽よりも彼女のそばにいて心の治療や暴走しないように保護してやるべきだろう。 彼に検事として判断能力がない上で行動起こしたのであればのであればそれは問題であるし、あるのであれば余計に検事をするべきではない。 普通であれば、この後検事としての資質が問われ、それ相応の処分は覚悟しておきたい、たとえあの裁判を正式なものでないと解釈して刑事罰を受けなかったとしても、少なくとも実刑を受けたのと同等の扱いで、公的な仕事には一生就けないだろう。 また冤罪の賠償も自身の虚偽の自白が原因あるため一切支払われないだろう、さらに人質たちから精神的苦痛を受けたと訴えられれば逆に支払わなければならない立場にある。 なおEDでは成歩堂事務所に依頼しようとした人に「法廷で会うかもしれない」と発言しているが、(上記の事を考えても色々あった為)作中では検事のままになっているのだろうか? 冤罪被害は事実なので、結果オーライで終わった件も含めてその点を考慮して大目に見られた可能性も否定できないが。  希月心音:免訴(亡霊への傷害) そもそも年齢的に通常の刑事裁判は行われない。 仮に行われたとしても、直前に亡霊は彼女に襲い掛かっており、間違いなく正当防衛が成立する。  大河原有忠:3ヶ月以上10年以下の懲役(偽証) 彼の行った隠蔽工作自体は必要悪とも取れるが、偽証する必要はなかったはず。 悪く見れば、自分の保身のために星成を見捨てたとも見える行為なので、それ相応の処分は覚悟しよう。 実際、最終的に少なくとも降格処分を受けている。  葵大地:3年以下の執行猶予付き懲役または50万円以下の罰金(傷害) 常用していた物とはいえ、副作用を期待して薬を星成に服用させた行為は傷害罪に問われる可能性がある。 大元の目的自体は必要悪とも取れるが、これ自体が「薬の副作用で意識の朦朧とした人間に宇宙服を着せて無理やり移動させる」というリスクが付き纏う行為のオンパレードであり、これが最善の方法だったかと言われると疑問が残る。 そもそも星成を計画に噛ませなかった理由が「星成がウソをつけない人間だった」という客観性に欠ける物だけであり、裁判官によっては問題視されるかもしれない。 とはいえ、少なくとも星成を害するためにやったのではない事は確かであり、執行猶予は確実に付くだろう。 ***{特別編 「逆転の帰還」}  伊塚育也:5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金(重過失致死傷罪)3年以下の懲役(死体損壊罪・死体遺棄罪)3ヶ月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 動機は同情の余地があり、作中では軽い罰で済んでいるが、同情の余地の無いかなり残虐な行為も多く犯しており、本来であれば軽い罰では済まされない。 《劇中の様に数ヶ月で水族館にすぐ戻れるのか?》 結論:戻れるはずが無い 彼は捜査を混乱させる為に死体損壊・死体遺棄・証拠隠滅・偽証を犯しており、これらについては悪質で情状酌量の余地が無い。 劇中で解っている事だけでも執行猶予なしの懲役5年以上は確定しているだろう。 《船長を死なせた罪はどんな罪なのか》 結論:重過失致死傷罪 作中では事故死となっているが、新人の飼育員である彼が許可なく勝手にプールの水を抜き取りそこに被害者が落ちて死んでしまった為に過失致死である。 また、人が落ちないようにする対策を全くしていない事、船長などに対して足止めした形跡が無い事から重過失致死傷罪は免れないだろう。更に船長を救護しようともしていない為未必の故意による殺人罪の適応の可能性も考えられる。 また、引き上げようとした点から「ある程度の対策をしており重過失致死罪にはあたらない」のが真実かもしれないが、 彼がその証拠を隠滅してしまっている為(少なくとも自白のときに言わなかった)に事件当時を撮影したビデオなど決定的な証拠でもない限り過失致死罪に引き下げる事は難しいだろう。 よって重過失致死傷罪は確定しているだろう。 《情状酌量の余地があるのか?》 結論:船長に対する重過失致死傷は認められる材料が乏しく、その後の隠蔽に関しては全く無いどころか悪意が認められる エールを逆恨みした理由については情状酌量の余地は充分だが、船長に対する重過失致死傷については全くと言っていいほど情状酌量の余地が無いとしかいえない。 まず、船長の死自体の責任は彼一人にあり、彼にエールに罪をなすりつける資格は無い。 例え、エールが涼海を殺していたとしても完全なる逆恨みである。 また、彼は復讐がしたいのであれば船長が死んだ後にエールを殺して自首するという選択肢もあったはず、というよりも、ショーコの安全を思うならばそうするべきだったはずであり、その後の他人に罪をなすりつけようとする悪質な犯行を考えると情状酌量の余地は全く無い。 もしも、船長が死んでしまったときに、救急車と警察を呼んで助けよう・自首しようとしていれば、シャチを殺してしまっても過失致死と動愛法違反程度なので僅かながら執行猶予の可能性も考えられたのだが…。 実際の彼は、船長を救護しようとしなかったり、彼の死の罪を償わずに自身の復讐に利用しようとしたり、シャチに罪を着せようとしたり、自首しなかった等等、被害者を殺してしまった後の行動が証拠隠滅で事実の隠蔽である。 故に単なる重過失致死傷罪と同等には扱えない上に、死体遺棄と証拠隠滅の罪も自分で被ればよかったのにショーコに押し付けようとした点や前述の通り彼の過失を証明する証拠を自分で始末している状況である。 また、法廷内での態度も最悪で偽証も犯しており、反省と取れる態度は一切見られず、情状酌量を訴える材料が乏しい状況である(直前まで殺処分にしろと言い続け、言い逃れが尽きてから降参した。最後の自白すらタイミングが非常に悪いせいで罪から逃れようとする行為とも取れる)故に再犯の可能性も十分認められる。 よって裁判長が「更生の機会がある」と言っているが、行動の悪質さと計画性が問題となり、情状酌量の余地どころか悪意が認められるだろう。 また、自白内容が正しいとすると「恨まないでやってくれ」と言う船長の言い分を無視してショーコに証拠隠滅の片棒を担がせた上にエールに罪を着せようとしたと言う事であり、同情の余地もあまり認められないだろう。明らかに船長が浮かばれない行動である。 そもそもその後に言った自白の懺悔自体「もし、シャチが殺していたら、船長の死の証拠を隠滅してもかまわない」と、読み取れる身勝手な内容であるので少なくとも事件を混乱させた事を反省しているとは言いがたい。 また、彼は法廷では船長を死なせてしまった事、事件を隠蔽しようとした事を謝っていない。 マックスに対して無理に罪を着せようとせず、最後の最後まで礼儀正しく、自分の罪としっかり向き合おうとしている、2-3のアクロと違い情状酌量は難しい。 劇中で最終的には荒船水族館に復帰しているため、劇中ではそこまで重い罪には問われなかったようだが、劇中での彼の行いはとても数ヶ月程度では許されるものではない事は明らかである。服役しながら勤務しているのだろうか(服役しながら検察局に勤務している夕神、という前例があるため可能性はある)? **逆転検事 ***{検事1-1 「逆転の来訪者」}  優木誠人:無期懲役または死刑(強盗殺人、窃盗、虚偽告訴その他) 至極身勝手な理由で相棒を射殺、御剣の部屋からの自身の決定的な証拠品になるビデオ含む証拠隠滅の為、窃盗を働き偽のダイイングメッセージ等で糸鋸やマコを嵌めようとした。 酌量の余地のない強盗殺人でありこれだけで最低でも無期懲役は確定的である。 それどころか、諸平野のケース同様、被害者が警察官なのでこちらもこの時点で死刑になってもおかしくない。 また密輸組織との関わりを持ち、検事として違法行為を常日頃行っていた可能性が非常に高いため、これらの余罪についても言及される可能性もある。 ***{検事1-2 「逆転エアライン」}  白音若菜:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人、虚偽告訴、密輸) 密輸の証拠品を抑えられたため、口封じに殺人と言う極めて許しがたい理由からの殺人である。 「ボス」に逆らえなかった事等で酌量の余地はあるように見えるかもしれないが、そもそも犯罪組織にかかわらず密輸に協力しなければ殺人を行う必要性が無く、また彼女の行動で木之路や御剣が有罪になりかけたのだから同情する余地は無い。殺した人数が1人だけであるため死刑は難しいだろうが無期懲役は十分あり得る。 ***{検事1-3 「さらわれる逆転」}  小倉真澄:3年以下の執行猶予付き有罪(脅迫、虚偽告訴、軽犯罪法違反その他) 誘拐自体は狂言だったが、いくつかの軽犯罪(威力業務妨害罪及び関係者に「誘拐した」と伝えた時点で、脅迫罪が成立する)上に実銃を持っていたので銃刀法違反等の所為で無罪とはいかない。 誘拐事件の一味なので非はあるのだが、参加した理由が娘の安否と逆らえない上司の息子を止める為と言う使命感からなので同情の余地はある。 しかも主犯でもない以上執行猶予が妥当だろう。  天野河光:無期懲役(強盗致死、虚偽告訴、脅迫その他) 誘拐については小倉を参照、これは狂言だったのであまり深い罪に問えない。 ただし小倉殺害については過剰防衛や傷害致死の可能性が高いとはいえ遊園地の備品や警察が用意した身代金を窃盗しているので強盗致死に問われる可能性が高い。 動機自体が金目当てでそもそもろくでもないので同情の余地もない。  天野河丈一郎:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅その他) 息子の為かなり強引な手段で証拠を消そうとした為当然証拠隠滅の罪に問われる。 密輸に関しては内容が不明なのでここでは罪状を書かないが、かなり重い罪に問われる可能性もある。  織戸姫子:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金(威力業務妨害) 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫)1年以上10年以下の懲役(銃刀法違反)その他 こちらも罪状事態は小倉を参照、誘拐自体は罪に問えないとはいえ多くの関係者に迷惑をかけている。 最後は嵌められかけたとはいえ基本的には彼女の場合は罪に問われたのも自業自得、同情の余地は無い。 ***{検事1-4 「過ぎ去りし逆転」}  一条九郎:3年以下の執行猶予付き有罪(脅迫、窃盗その他) 「ヤタガラス」として多くの窃盗や情報漏洩を働き、それらの違法行為を知らしめるメッセージカードの添付からそれにまつわる脅迫や威力業務妨害などが適応されるだろう。 ただしこれは対密輸組織への最終手段そのものであり、周囲に相談できなかった事情含め同情の余地はある。 他に方法が無かった以上執行猶予が妥当だろう。 そもそもが密輸組織自体にからんだ不正行為を働いた相手にも非があるため一概に彼らだけを責めるのは筋違い。  真刈透:無期懲役または死刑(殺人、虚偽告訴、その他) 犯罪(窃盗・傷害)の常習犯な上,殺人自体も依頼された金目当てからと言う全く同情できない理由なのでどうしようもない。 偽証については彼は被告人として偽証を行った為偽証罪は適用不可能。  葛氷見子:死刑(強盗殺人、証拠隠滅、虚偽告訴、窃盗その他) 「ヤタガラス」としては上記の一条を参照。 密輸行為及び2人以上の殺人、証拠隠滅の為の証拠の持ち逃げ(窃盗)や銃の発砲による御剣たちへの殺人未遂などから今回の事件だけでも死刑相当の罪状を犯している。 また、「シーナ」と名を変えた時期においてでも殺人の事後共犯なのでこちらでも非常に深い罪を犯した。なので文句なしに死刑。 ***{検事1-5 「燃え上がる逆転」}  カーネイジ・オンレッド:死刑(殺人、密輸、通貨偽造その他)無罪(正当防衛) 自身の地位を守る為と言う実に下らない動機からマニィを殺している上に密輸組織の首領として様々な悪事を行っている。 特に通貨偽造はどの国どの世界においても重犯罪として扱われる案件であり、死刑がふさわしい。 ただし、赤石(仮面マスク2世)殺しに関してだけはカーネイジの主張通り正当防衛が認められる可能性が高い上、赤石に非が多大にあるのでこれは無罪としておく。  マニィ・コーチン:死刑(殺人、証拠隠滅その他) 葛由卯子の殺害をはじめ、罪状はほぼカーネイジと同様。 密輸組織の頂点に立とうと実に様々な不法行為を行っていた。  馬堂一徹:3年以下の執行猶予付き有罪(窃盗、脅迫その他)5年以上の有期懲役(強盗罪)無罪(正当行為) 「ヤタガラス」としては一条の項目を参照、彼の場合は上記の窃盗等の他にヤタガラスの証拠隠滅も付くのだが最終手段としてのカウンターである。 しかし動機は正義感からではあるが、何の非もない御剣相手に強盗を働いた事実は動かない為、こちらで実刑を受ける必要がある。 銃を突きつけ威嚇射撃をして脅迫しているので窃盗ではなく強盗罪。 ただし事情が事情なので減刑される可能性が非常に高く、執行猶予が付く可能性もある。 狼に対する発砲については無罪、刑事として実に正しい行為をした結果シーナをかばった彼が撃たれたと言うだけで犯罪性が無い。  赤石葵:罪状不明(不法入国、窃盗未遂) 仮面マスク2世として依頼を受けて窃盗を行おうとした。 治外法権が認められる大使館への犯罪目的の不法入国にあたるのだが、アレバスト側の刑罰が一切不明なのでこれは考慮不可能である。 しかし「大使館の中の備品を盗もうと現地の国民が大使館に不法侵入し他国の領土内に入国した」となれば、通常は射殺もやむなしの重犯罪ではある。  矢張正志:罪状不明(不法侵入)無罪(脅迫) 実に矢張らしい理由で屋根から別の部屋に侵入すると言う無茶なことをした。 違法性が薄く悪気はなかったとはいえ、大使館内の出来事なので「個人的な理由で外国の領地内での不法侵入まがいの行動をした」となれば最悪国際問題になりかねない。 実に軽薄とも言えるのでアレバストの法律で罰金・禁固刑にあたる可能性も高い。 オバチャンに対しての脅迫状は、内容がストーカーまがいともとれるのだが普通のラブレターともとれる内容であり、字が下手なことを除けば問題があったとは言えず送った相手自体勘違いだったのでこれは無罪としておく。 **逆転検事2 ***{検事2-1 「逆転の標的」}  内藤馬乃介:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 酌量不可だが死刑にするほど重大な罪でもない。    速水ミキコ:執行猶予付き懲役(銃刀法違反) 大統領の殺人未遂は狂言のため言うまでもなし。 罪に問えるのはせいぜい拳銃を(おそらく)公安委員会の許可なく所持させられ、発砲したことだろう。  虎狼死家左々右エ門:死刑 説明不要である。外城からキツいしっぺ返しを食らっているが、今までの所業と比べたらとても寛大な処置としか言えない。 ***{検事2-2 「獄中の逆転」}  美和マリー:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人、虚偽告訴、その他不正) 動機は内藤を自分を脅していた了賢の部下と思ったからであるが、それは彼女の勝手な勘違いであり 内藤は彼女に対して何もしていない為、情状酌量の余地は無い。 これだけでは死刑にするほど重大な罪でもないだろうが、卑劣な証拠隠滅をしようとしていたことや、過去の罪状などから余罪は大量にあるので無期懲役は十分あり得る。  山野星雄:2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(証拠隠滅) 殺人そのものには関与していないが、美和への協力については自分の利益が目的のため酌量不可能。 この一件で刑期が延長されているが、当たり前である。    折中秀治:10年以下の懲役(窃盗、脱走) 事件には関係ないが刑務所からの脱走は重罪として扱われる。 刑務官の服を盗み脱走と言う事なので窃盗を伴う脱走として、懲役10年以下の有期刑程度がふさわしい。 エンディングでも一切反省せず脱走する気満々なので酌量の余地も無いだろう。 ***{検事2-3 「受け継がれし逆転」}  風見豊:無期懲役(殺人) 時効寸前まで逃げおおせた上に反省一切なし。死亡した人数は一人だけなので死刑は厳しいが、酌量は一切いるまい。  緒屋敷司:執行猶予付き有期懲役(殺人未遂、死体隠匿、証拠隠滅) 背景事情から酌量の余地十分。殺人は未遂だし、さらに彼女の行動によって真犯人が特定されたのだから、刑罰も軽くなるだろう。 死体隠匿の方もとっくに公訴時効が成立(動機と状況にもよるが死体隠匿は死体遺棄罪に該当し、発見の有無にかかわらず3年が公訴時効である)しているので、この件で罪に問うのは不可能である。  矢張政志:無罪(器物損壊) 器物損壊は親告罪なので緒屋敷が訴えない限り何の罪にも問われない。 緒屋敷か天海が訴えたらもちろん罪になるし弁償を求めたらそれに応じる義務は矢張にあるのだが、それでも前科すらつかないだろう。 それ以前に彼女が訴える可能性自体まずないと思われるが。  デリシー・スコーン:3年以下の執行猶予付き有罪(偽計業務妨害罪他) 本人に自覚が無かったとはいえ現場を荒らしまわってしまった。 上記の罪に相当する可能性や捜査攪乱などの罪に問われる可能性もあるが、そんな意図がないのは明白なのであって執行猶予が妥当と言える。  氷堂伊作:2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫)15年以下の懲役又は50万円以下の罰金(傷害) 風見を一方的に裏切った末それをネタに脅そうとしたので脅迫罪。 またその際に風見へ暴行を加えた結果、出血する大けがを負わせているので傷害罪をそれぞれ適応するのが妥当であろう。 更に息子を使って誘拐までしているので、量刑は更に重くなること間違いなし。 ***{検事2-4 「忘却の逆転」}  一柳万才:無期懲役または死刑(殺人、虚偽告訴、証拠隠滅その他) 劇中で判明した殺人は一件だけであり、しかも被害者に殺意があった事が証明された場合、過剰防衛が認められる可能性もある。 酌量不可能だし年齢的に更生の余地もないが、死刑になるかは微妙。 ただし劇中だけでもあれだけの所業なので、劇中外でも相当の悪行を繰り返していたのは間違いなく、余罪が大量にあることは確実。 よって、余罪によっては十分死刑になる可能性もあると思われる。  籠目つばさ:執行猶予付き有罪(殺人未遂) 恋人の敵討ちなので同情の余地も多く、万才さえなんとかすれば再犯の危険性がほぼ0なので、殺人未遂では執行猶予付きの刑罰が妥当。 仮に殺人を成功させたとして酌量の余地が余りにも多いので減刑されるのが適当と言える。  武藤瞳子:3年以下の執行猶予付き有罪(虚偽告訴、虚偽診断書等作成その他) 死亡診断書の偽装は上記の罪に当たり、現場での殺人の共犯者でもあった。 ただしこれは万才に祖母を人質にとられていたようなもので完全に本意ではなく、減刑・執行猶予刑が妥当と言える。 しかし、このような事をしてしまえば最悪、医師法による懲戒処分で伊丹ともども医師免許を剥奪され二度と医師になれなくなるはずである。 (情状酌量の余地があっても医師法には関係ない)  伊丹乙女:公訴時効(虚偽診断書等作成) 一応判明してる限りでは万才と組んで狩魔に虚偽の死亡診断書を渡した事件が発覚している, これは立派な医師法違反で証拠が残っていれば即医師免許剥奪である。 時効が過ぎている為、この一件では刑事罰は問われないだろうが孫の武藤が脅されていたあたり恒常的に死亡診断書を偽造していた可能性が高い。 その場合上記の罪に問われ3年以下の禁錮又は30万円以下の罰金と言うペナルティが課される。 ***{検事2-5 「大いなる逆転」}  猿代草太:無罪or執行猶予付き有期懲役(殺人)15年以上の有期懲役(殺人教唆、誘拐、暴行、証拠隠滅、虚偽告訴その他) 罪状は多いのだが、動機には同情の余地は多分にあり、彼のおかげで悪党たちを成敗することができた上、彼の一連の行動中には計画性があっても悪質と言える部分がほとんどないためかなり軽い罪でいいと思われる。 そもそも、警察は全く信用できない状況で、一国の大統領、司法を支配している元検事局長相手に戦うという背景事情を考えれば犠牲者も少なく、直接殺そうともしていないため(犠牲者たちは逃げようと思えば逃げられた)、やり方が残虐とは全く言えない。 態度や言動には問題はあるが、逆を言えばそれ位にしか彼の悪い点を見られなく、すべての行動は私利私欲のためだけではなく、自分の身の安全のための行いであり、 1連の事件によって金銭等を得ようとしていないため、彼の内心は悪人だったとしても行動の内容は重い罪を背負うべき物では無い。 《彼の罪状は?》結論:劇中で証明できたのは王帝君殺害とミクモ誘拐と銃刀法違反とシモンに対しての大統領殺害の虚偽告訴のみ、その他のことは疑いだけであり立証されていない。 殺人教唆はやっていない可能性もあり。また、「殺させたのはオレ」という盗聴の内容だけでは教唆犯として裁く事は難しい。例えデータが残っていたとしてもこれでは、「潰し合わせる」事を「殺し合わせる」と発言していたと解釈できる余地がある。明確な殺意を明らかにしないと殺人教唆罪は成立しない。 (そもそも彼にはカゴメを殺す動機は無いし目的からしてマリーと万才と偽大統領が失脚すればそれだけで充分なのだ) 虎狼死家への殺人の依頼は依頼が完遂していないため証拠は全くなく、また「虎狼死家は依頼人のために簡単に偽証をする」という前科があるため法廷では余程の証拠がない限り証拠不足で罪に問えない。 シモン誘拐は証拠自体が全くない。 《彼の行いに情状酌量の余地はあるのか?》結論:ほぼすべての行動において情状酌量の余地は十分にあり、例え全ての罪状の証拠が明らかとなったとしても心身衰弱や恩赦法による執行猶予の可能性も十分にある。 王帝君殺害は轢いた乗り物がバルーンという、着陸直前の微調整が不可能に近い乗り物であったため王帝君が着陸ポイントにいただけの事故の疑いが非常に強い。(しかも被害者本人は彼に対し銃撃を行っているため彼の過失と見るのは非常に理不尽である) これを殺人と見えるのであれば、予め 王帝君は着陸時刻にその位置に入ることを予め知っており、銃撃を受けている中コントロールして即死においやらなければならない。(生きていたら確実に拳銃で反撃される) ミクモ誘拐は言い訳の仕様が無いが、事情があった上に、安全な場所に開放している以上量刑はかなり軽くなると見ていい。(その後怪我をしたのは完全に不可抗力) シモン誘拐は万才の魔の手から逃れる為とも読み取れる。それに両方の誘拐で彼は眠らせて運んだだけであり2人とも暴行などを受けていないためこれもまた量刑が軽くなる材料となる。 銃刀法違反も了賢以外止められなかった虎狼死家に命を狙われていることを考えれば情状酌量の余地が大きい。 殺人教唆や虎狼死家への殺人の依頼も、彼が三人に命を狙われていた点や虎狼死家が依頼を完遂していれば一連の事件は起きなかった可能性も考えると、取った手段こそ問題があるもののそこまで悪質とも言えない。 そもそも権力が違いすぎるため三人に命を狙われていた点が証明されれば過剰防衛や正当防衛とは言えずともそれなりの情状酌量の要因とも言える。 また虎狼死家が彼を殺そうとした理由も「偽の大統領であることを隠していた(本物の大統領であると嘘をついたわけでは無い)」「自分を道具のように使っている」と殺し屋と依頼人の関係性を考えれば逆恨みに近い内容であるため、完全なる自業自得とは言えないだろう。これまた、情状酌量の余地は十分にある。 御剣の最期の追及から逃れ続けた点は追及が状況的に仕方ないとはいえ言いがかりが多いためであり、 シモンに大統領殺害の罪を着せようとした点も、 シモンはまだ子供であるので少年法で守られているはずであり(マキ・トバーユに対して考慮されていないが) 事故を主張しているのでそれほど重い罪にはならないだろうし、そもそも彼はその時狼によって閉じ込められかけているのである。 『あの場で騒ぎを起こさずに逃げるためにはああ言うしかなかった』と言えば責任があるのは狼の方である。 自首しなかった点は、まだ万才の裁判が終わっておらず完全に破滅しきっていない状況であったこと(まだシモン誘拐のような裏技を使う余地もあった) 狼の警官達を目をかいくぐるほどの実力者である虎狼死家から命をねらわれている点等を考えれば、真実を明らかにして自首などできなかったと言える。さらに、御剣たちが虎狼死家から彼の身の安全を守ろうとしていない事は虎狼死家が現れてから彼を殺そうとする現場を止めようとしない所が明らかである。 結果論とはいえ、彼が動かなければミカガミ、シモンは殺されて、真実が闇の中の状態になっていたかもしれないという点も考えれば酌量の余地は十二分にあるだろう。 さらに少年時代から万才達に命を狙われている状況を考えれば心身衰弱も認められる可能性は高い。 罪状を見ると懲役15~20年、長くても30年程度が妥当で無期以上を食らう確率はほぼないと言える。あまりに大事過ぎる状況から言って執行猶予や恩赦法による免訴になる可能性も高い。  狼士龍:3月以上7年以下の懲役(逮捕・監禁罪)2年以下の懲役(特別公務員職権濫用罪) 猿代が無駄話をやめてくれといったときに狼が「甘いな!テントの外には警官がいる!キサマに逃げ場はねぇ!」と発言しているが、 これは大問題な発言である。 この時点では猿代は現行犯でもなければ逮捕状も出ていない、この時点で彼を閉じ込める権利は誰にも無いのである。 監禁罪は脅しだけでも発生する為、この発言だけで狼には監禁罪が適応される。 テントの外にいる警官を使って彼を閉じ込めようとするなどやり方も職権濫用で悪質。 その為、特別公務員職権濫用罪も十分適応されるので(国際警察の狼にこの法律が適応されないかもしれないが…)。 十分処罰の対象に入るだろう。 また猿代も何が何でも逃亡しようとするつもりではなく「ちゃんとした主張をしてくれ、じゃなければ出て行く」という全うな要求なので監禁する必要性がない(実際彼はその後、ちゃんと話を聞いている)。 ちなみに、その直後に猿代が発言した「猛獣をお前達に襲わせる」「隠し持っている拳銃で脅す」という発言は 問題がある発言ではあるが、この場合は狼に対しての立派な正当防衛となるため問題は認められない。 また、この後に狼は外へ出る許可を出していないので、猿代のその後発した数々の他人を侮辱する問題発言は全て「揉め事起こさずに外へ出るためには仕方がない発言だった」 といえばすべては正当防衛として許されることとなってしまう。また、虎狼死家が彼を殺そうとしているときに警備の警官を呼ばず、止めようともしなかった点から「彼を守ろうとしていた」などという言い訳は全く通用しない。 捜査官として軽率すぎる発言だっただろう。  鳳院坊了賢:死刑(殺人)10年以下の懲役(脱走) 暗殺者故、確実に死刑になるほどの人数を殺害していると思われる。 脱走については猿代を守る為なので余り重い処罰を科させるべきではないだろう。  王帝君<偽物>:無期懲役または死刑(殺人および殺人未遂) 西鳳民国の法制度は不明な部分が多いため、ここでは日本の法律に限定する。 (あちらの法で内乱罪など国家転覆の罪に問われる可能性も大) 現実に裁判されていたら対象の社会的立場や犯行の悪質さなどから、大統領殺害については間違いなく無期懲役以上になるだろう。 もっとも、一国の大統領と言えど一般人である。日本であれば一人殺した程度で死刑は難しい。 //殺した相手が要人かどうかは関係ない。現行法上、大逆罪や不敬罪は存在しないため人間は出生していれば存在の扱いは平等。 //例えそれらの罪が存在する一昔前でも、外国の国家元首の扱いは一般人。「大津事件」を参照。 とはいっても本物を暗殺して成り代わっているため、まず官公職地位詐称で軽犯罪法に該当。 成りすましている間も本物が受け取るべき収入を得ていたので詐欺罪も追加(金品を騙し取る行為に当たるため)。 ここまでやっている以上、劇中外で汚職や背任に手を染めていた可能性も考えられる。 なので死刑になる可能性も十分有り得る。 たとえ、西鳳民国で無罪になったとしても猿代に対する発砲は殺人未遂で十分裁かれる対象となる。  相沢詩紋:無罪(放火、器物損壊) 事故で小火を起こしてしまったが、年齢的に刑事責任は問えない。 逆転裁判1-4の御剣の項目も参照。  一柳弓彦を誘拐した男たち二人組:1年以上10年以下の懲役(営利目的等略取及び誘拐罪) 人違いだったが営利目的に誘拐した事実に変わりは無い。 捕まれば普通に実刑を食らうだろう。 **レイトン教授vs逆転裁判 ***{序章 「異国の法廷」} ***{2章 「豪炎の魔女裁判」}  マーダラ・ボーゲン:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(ラビリンスシティでの出来事を日本の法律に置き換え・殺人)無罪(現実での出来事を日本の法律に置き換え) アリスとテレスを殺したのは大魔女・ベーゼラであると見なしていたマホーネを魔女裁判で火刑にする為のものだった。 だがベーゼラがマホーネである、というのは彼女の一方的な思い込みであり、本当はベーゼラの立場に当たるのは他ならぬ彼女であった。 この事は本人に予想出来た事では無かったが、結局決め付けから犯行を行った事実は変わらず、酌量の余地は無い。 只、現実にはストーリーテラーとジョドーラに踊らされていただけであり、そもそもストーリーテラーによって命が危機にさらされる所であった。 魔法を使っての殺害は実際は誰にも危害を加えていない事になる為、現実にはどの道無罪となるだろう。  アリスとテレス:10年以下の懲役(ラビリンスシティでの出来事を日本の法律に置き換え・恐喝未遂)無罪もしくは有罪(現実での出来事を日本の法律に置き換え) 詳細な理由は不明だが、金欲しさにマホーネを刃物を使って恐喝したのは事実であり日本では10年以下の懲役に科せられる行為である。 こちらは刃物を使っている為現実に罪に問われるかは強力な暗示効果を受けた状況である事が認められるかであろう。 ***{4章 「黄金の魔女裁判」}  ジョドーラ:無罪 ラビリンスシティでの出来事だと、ストーリーテラーの私利私欲に従い殺人を犯した、という事になる為、普通に殺人罪にあたる行為ではある。 だが、ラビリンスシティの中と関係ない形で彼女自身にも殺人の動機はあり、動機は魔法で殺害されたとされる者が集う森にレイトンを導き、ラビリンスシティの謎を解かせる為であった。 実際には誰にも危害を加えていないという事もあり、この事に関しては普通に無罪だろう。  パトラス・アルグレイ:5年以上の有期懲役(ラビリンスシティでの出来事を日本の法律に置き換え・殺人未遂)無罪もしくは有罪(現実での出来事を日本の法律に置き換え) これまた一方的な勘違いから殺人に及んでおり、実際に殺すのは明らかに理不尽な行為だった。 只、本人は行いを深く反省し、罪と向き合っている。既に殺そうとした相手は死んでいたという事もありそこまで重い刑にする事は出来ないだろう。 こちらも絞殺の為現実に罪に問われるかは強力な暗示効果を受けた状況である事が認められるかである。 ***{7章 「最後の魔女裁判」~終章 「はじまりの物語」} **大逆転裁判 本来ならば明治時代の日本およびイギリスの法律を適用すべきかもしれないが、わかりやすくするため現代日本の法律を適用した場合を記載する。 なお、当時のイギリスで拳銃の所持が合法か否かは不明だったので銃刀法違反は除外している。 ***{大逆転-1 「大いなる旅立ちの冒険」}  ジェゼール・ブレット:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人) 動機や背景等は一切不明だが、クラーレなどというシロモノを用意していた点で計画的な犯行である事は確実。 成歩堂らにすべてを明らかにされた後も反省の色は見えず、酌量の余地も皆無と言っていいだろう。ただ被害者は1人であるため死刑にするには厳しいか。 ただ、作中では領事裁判権が認められた点、動機等が一切不明なことから実際にはどれほどの刑に処されるかは不明と言わざるを得ない。  園日暮三文:3か月以上10年以下の懲役(偽証) 刑事から指示されたためとはいえ、やはり偽証はアウトと言わざるを得ないだろう。 しかしながら指示してきた相手が警視庁の刑事であり、一般人としては従う他ないと考えるであろう事は容易に想像できるため、酌量の余地は十分あり得ると考えられる。  渦久丸泰三:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗)、3か月以上10年以下の懲役(偽証) 事件現場となったレストランで同席していた園日暮三文から小判を盗みだした。 また、作中では本事件以前もたびたび窃盗を繰り返していた事が語られる。 一応動機は幼い息子に温かい飯を食わせてやりたかった、というものではあるものの、常習犯であることや追い詰められた際も息子が盗んだのかととぼけるなどしており心象は良くないだろう。 酌量の余地ありとみなされるかは微妙なところである。 偽証については園日暮三文と同様。 ***{大逆転-2 「友とまだらの紐の冒険」}  ニコミナ・ボルシビッチ:3年以上の有期懲役(傷害致死) 少なくとも彼女自身には相手を殺害する意志はなかったため、殺人罪の適用はできないと考えられる。 しかしながら完全な過失ではないため(亜双義を止めるため突き飛ばした)、過失致死も適用不能。 従って傷害致死罪が妥当であると考えられる。 ただしその後自首をせず船の船員たちとグルになって成歩堂に罪を着せたのは悪質と言わざるを得ないためそこで心象を悪くしてしまう可能性はある。 ***{大逆転-3 「疾走する密室の冒険」}  コゼニー・メグンダル:死刑又は無期懲役(強盗殺人) 当初は借金を返せそうにない相手を殺害した、と思われていたが、実際には取引相手との話がこじれた末の殺人であり、その際相手から目的の品物を奪取していた事も発覚。 そのため殺人罪ではなく強盗殺人罪が適用される。 余罪も多数あると考えられるため、死刑が適用される可能性が大きいと考えられる。 なお、5章で発覚した国家機密の漏洩についてであるが、現代日本の法律であれば機密の内容によっては特定秘密保護法が適用される可能性がある。 適用された場合には25条1項が該当すると思われるため、5年以下の懲役に処される可能性がある。 もっとも、いずれにせよ強盗殺人のほうがよほど刑が重いし、そもそも作中では3章ラストである人物により生きたまま焼き殺されるという悲惨な最期を遂げたわけだが。 蛇足であるが、証人の買収や脅迫および証拠の変造は証拠隠滅罪にはならなかったりする。 なぜなら証拠隠滅罪は「他人の刑事事件」の証拠を隠滅したときに成立するため、メグンダル本人が自分の犯罪事実の証拠を隠滅しても当てはまらないためである。  ***{大逆転-4 「吾輩と霧の夜の冒険」}  ジョーン・ガリデブ:30万円以下の罰金又は科料(過失傷害) or 5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(重過失致傷罪) 少なくともビリジアン・グリーンの件に関しては彼女には故意はなかったため、傷害罪に問う事はできなさそうである(事件の経緯を考えれば「完璧なまでに不幸な偶然」と形容するしかない)。 またこの事件の発端となった夫婦喧嘩も判例上「業務」とみなされる、社会生活上の地位に基づき反復継続して行う、生命身体に危険を生じ得る行為にあたるとは言い難いように思われるため業務上過失致傷罪にも当たらなさそうである。 ここで問題となるのが、「夫婦喧嘩の際怒りに我を忘れてナイフを投げつけ、それが偶然外に落下して通行人の背中に突き刺さった」という出来事が重過失と判断されるか否かである。 重過失ではないと判断されれば刑法209条の過失傷害となるが、重過失と判断されると211条(業務上過失致死傷罪)の「重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする」という部分に抵触することになる。 過失傷害であれば親告罪のため、現代日本であれば被害者が告訴しなければ罪には問われない。仮に問われたとしても非常に稀なケースによる過失傷害なため大した罪にはならないだろう。親告の是非は、回復したビリジアン次第であろう。 しかし重過失と判断された場合に問われる重過失傷害罪は親告罪ではないためそうはいかなくなる。その場合できるのは減刑嘆願程度か。 余談ながら、もしビリジアンがそのまま死亡していた場合には、ジョーンは過失致死罪ないし重過失致死罪に問われる事になっていた。 前者は50万円以下の罰金、後者は5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金。どちらも親告罪ではない。後者は重過失致死傷と条文ではまとめられているものの、より刑が重くなるのは確実。 ビリジアンが死なずに済んだのは彼女にとってもジョーンにとっても幸運だったと言うべきだろう。  パトリック・オマーリ:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅) よりにもよって最初の結婚記念日に自分の交番の管区内で事件が起きてしまったため、その事件現場を丸ごと移動させた。 この行動は刑法104条の「他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した」の「変造」という点に該当すると考えられる。 その動機は「どうしてもその日だけは妻と食事に行きたかった」というものであり事件を混乱させようとした意図は全くなく、また本人も裁判で事実が明らかになり自分のやっていたことが重大なことだったと知り深く反省はしていた。 しかし場合によっては警察官という立場でありながら私生活を優先した、非常に身勝手なものであると判断される可能性もあるため、酌量の余地ありとみなされるかは微妙だろう。 作中では少なくともバンジークス検事は酌量の余地ありと判断したのか、その後警察官としての職務に復帰できている。 ***{大逆転-5 「語られない物語の冒険」}  ルバート・クログレイ:死刑(強盗未遂、強盗致死および殺人教唆) ティンピラー兄弟と共に質屋に押し入り、故意ではなかったとはいえハッチを殺害した男。 彼の罪はそれだけではない。 まず、ハッチの質屋において成歩堂らに拳銃を突きつけメグンダルのコートなどを渡すよう要求した行為は紛れも無い強盗未遂である。 成歩堂らに拳銃を突きつけた行為は脅迫、そして脅迫をもって財物(この場合はメグンダルのコートなど)を強取しようとした行為は強盗未遂。 また強盗未遂は現行刑法においては立派な犯罪である。よくまあこの時点で指名手配されなかったもんである。 またハッチ殺害事件においては故意ではなかったとはいえ射殺した件は強盗致死罪に該当する。 この罪は故意ではなく過失であっても抵触する、という判例が存在するため、本件においても彼の罪はこれに該当するだろう。 さらにメグンダル殺害事件については彼はヒットマンを雇いメグンダルを殺害させたため、殺人教唆に問われることになる。 現行刑法の61条においては「人を教唆して犯罪を実行させた者には、正犯の刑を科する」とあるため、彼には後述の偽係官と同じ刑が科されることになる。 また、これらの事件の発端となった国家機密の漏洩については、内容如何によっては特定秘密保護法第23条1項もしくは2項に抵触する可能性がある。 もしこれに抵触した場合、彼には1項の場合には10年以下の懲役が、2項であれば5年以下の懲役及び500万円以下の罰金が科されることになる。 ここまでの重罪を犯していてはもはや情状酌量は認められまい。 また片方がとんでもない悪党であり親の仇とはいえ2人殺害しているのも事実である。そのため死刑が妥当であると考えられる。  ネミー・ティンピラーおよびタリー・ティンピラー:無期懲役もしくは6年以上の懲役(強盗致傷) クログレイと共に武装してハッチの店に押し入った上、彼らの発砲した弾丸はホームズのポーチに命中、彼を一時意識不明の重体にまで追い込んだ。 これは紛れも無い強盗致傷であり、不法侵入以上の重罪である。 職業を悪党と自称するくらいであるから余罪もあると思われるため、懲役10年ほどは食らい込むかもしれない。  ジーナ・レストレード:1年以下の懲役又は10万円以下の罰金若しくは科料(遺失物等横領)、3か月以上10年以下の懲役(偽証) 彼女は第5話の最初にメグンダルの遺品をハッチの質屋から引き出しているが、これは遺失物等横領に抵触する可能性があるかもしれない。 既にこの時点でメグンダルは死亡しているため、業務上横領等に当たらなさそうではあるものの、いずれにせよ本来彼女には所有権も相続権もないものを勝手に貰ってしまっているためである。 また第3話での裁判の偽証であるが、これもやはり罪に問われる。 しかしながら、メグンダルに脅迫されたために偽証した、という事も事実であるため、少しは刑は軽くされるかもしれない。 ただ、職業的スリであり多数の余罪があると思われるので、だいぶ食らい込むことになるかもしれない。  トバイアス・グレグソン:1年以下の懲役又は3万円以下の罰金(クログレイへの情報漏洩) クログレイに捜査上手に入れた現場の情報を(立場上そうせざるを得なかったとはいえ)漏らした事は、地方公務員法第34条第1項違反である。 成歩堂らの活躍で最悪の事態は防げたものの、場合によっては実際はジーナが犯人でない事を知っていながら彼女に罪を着せ、刑に服させるところであった。 そのためまるきり無罪というわけにはいかないだろう。少なくとも警察内部での懲戒処分くらいは覚悟してもらいたい。 ただ作中ではエンディングで特にそのことについて言及も何もなく出ているため不問にされた可能性もある。  ハッチ・ウィンディバンク:無罪(正当防衛成立)もしくは15年以下の懲役又は50万円以下の罰金(過剰防衛、傷害) 侵入者に果敢に立ち向かうも逆に殺害されてしまった質屋。 そんな彼は拳銃で侵入者の1人に手傷を負わせたわけだが、この行動がどう判断されるかが焦点となるだろう。 いずれにせよ、相手は複数名で、かつ銃で武装していた事から正当にせよ過剰にせよ防衛は成立する事は間違いないと思われる。  偽係官たち:死刑または無期懲役もしくは5年以上の懲役(現住建造物等放火および殺人) 正確には登場したのは3章ラストだが、存在が発覚したのは5章のためここに記載。 ルバート・クログレイに雇われメグンダルの殺害を行った実行犯。 メグンダル殺害時においては、彼らは裁判所においてメグンダルを乗合馬車に閉じ込めた上で放火し殺害しているが、これは現住建造物等放火罪と殺人罪両方に該当すると考えられる。 まず裁判所という「現に人がいる建造物」において放火を行ったため、現住建造物等放火罪が成立し、また放火という手段でメグンダルを殺害した点において殺人罪が成立する。 このため、彼らは逮捕された場合非常に重い刑、場合によっては死刑に処される事もあり得ると考えられる。 **漫画版逆転シリーズの事件 ***{漫画版1 「風と共に逆転」}  風間鈴音:3年以上の有期懲役(傷害致死)3月以上10年以下の懲役(偽証) 包丁で刺されたのが致命傷だがその場で死なずサウナに向かう事が出来た為殺人罪でなく傷害致死罪である。 矢張に罪を着せようとしてた点や偽証もアリバイ工作の為で、矢張に対しての悪意ではない。(実際、罪を着せようとはしたものの彼女は法廷で証人として矢張を庇っている上に、追求を受けても矢張が犯人とは一度も言っていない) 不倫相手から裏切りを受けた事、犯行現場が警官が近くにいる場所である事、一度刺しただけでしかも被害者に対して自白までしている事(もしこの時被害者が助けを呼んでいたら助かった可能性及び、被害者自身が彼女を庇って有耶無耶にしていた可能性が非常に高い) を考慮すれば犯行も計画的とは言えず、殺意は全く無いとしかいえない。反省も矢張への謝罪も無かったが、傷害致死も偽証も同情の余地は充分にあり重い罪にならず執行猶予が付く可能性は非常に高い。 ***{漫画版2 「逆転の死刑台」}  木村初郎:死刑または無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人、虚偽告訴、偽証、非現住建造物等放火罪) 動機こそ同情できる余地は多少はあるが、犯行が悪質かつ残虐な上に計画的であり、何の関係も無い笹夫に対して宝物である蜘蛛館を燃やした上罪を着せようとした。 また反抗の手段も非常に危険な方法であり、一歩間違えれば笹夫も焼け死んでいた可能性もあったため、2-3のアクロと違い軽い罪にはならないだろう。 また、最後に至っては「できたのは俺だけじゃない!」と他の人間に罪をなすりつけようとまでした。 まかりなりにも人がいた建物を爆薬で爆破・放火しているため非現住建造物等放火罪ではなくメグンダルが殺害されたケース同様に現住建造物等放火罪(こちらも殺人同様、死刑が刑罰に含まれる)が適用される可能性も生じる。 次郎が死んで一ヶ月もたっていなかったということもあり、(殺害人数は一人であり、当の被害者側の非も大きいため難しいが)その後の裁判によっては死刑も考えられる。  小森朱宗:6ヶ月以上7年以下の懲役(自殺教唆罪) 殺人罪に問うのは難しいが、自らも知っていた相手のトラウマを利用して結果的に自殺に追い込んだのだから、傷害罪では軽すぎるだろう。 そもそもは彼の反省を促す行為だったのかもしれないし、自殺したこと自体も計算外(成歩堂に依頼した際の態度から明らか)だろうが、それでもそれなりの裁きは受けるべきだろう。 また、笹夫に対する仕打ちの中にもよくよく考えてみれば違法行為に該当しそうなものもあるため、下手をすると更に罪が重くなるかもしれない。 作中では状況証拠のみで真宵に有罪認定されていた上に成歩堂もそれを咎めなかったが、当然である。 ***{漫画版3 「逆転のショータイム」}  春日井浩介:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3ヶ月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 犯行の計画性、動機の酷さ、樹里に罪を着せようとした点など、どう考えても弁解の余地は無い。 最後の最後で反省はしたが悪質過ぎる+樹里への謝罪がなかったので春日井には懲役20年は覚悟してもらおう。 ***{漫画版4 「逆転の預言書」}  煌城マリ子:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 被害者もなかなか外道ではあるし占いのやり方に相当問題があったが、自身も共犯であり、犯行動機も名誉を欲しがった為である上にカエデに罪を着せようとしたため、弁護は難しい。 軽い罪にはならないだろうが、被害者側の非が上記のようにかなり大きく、しかも反省及びカエデへの謝罪も法廷で本心から行っているため殺人に関してはかなり酌量される可能性が出てくる。 ***{漫画版5 「天国からの逆転」}  ショコラン:無罪(金成二八殺害) 体にそば粉が付いた事で二八を死なせた事も月美が二八を死なせたと見なされる事も猫であるショコランに予想出来た筈が無い。 処分の必要性は一切無いだろう。  愛沢夢子:執行猶予付き有期懲役(誘拐、殺人未遂) 色々と特殊なケースではあるが、そば粉で被害者を殺害できると確信したうえで殺害計画を立て、 実際に被害者にそば粉(と間違えた粉ミルク)を盛るところまで行ったのだから立派な殺人未遂である。 とはいえ事情が事情で、用意したそば粉も当然違法な物ではないのでそう重い刑にはならないだろう。 ***{漫画版6 「逆転食いしん坊」}  絵古リサ:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 動機があまりに潔癖的な上に殺人も全国放送の人気番組の生中継で殺害を行った上にだらしないだけの鳥山に罪を着せようとする、と非常に残虐。 動機である被害者の不正も番組の中であり、プロデューサーの子門も黙認しており、別に被害者の不正で彼女や他の関係者達がそこまで不利益を被っていた様子もないので殺す程の事とは言い難い。 そもそも、彼女は被害者に「イカサマをやめなさい」と一言も警告せずに毒殺したので、イカサマが情状酌量の材料になるとは到底いえない(動機に関しては「気に入らないから殺した」と同じレベルと言える)。 やたぶき屋に対する営業妨害でもあり、殺されるほどの罪でもなかった被害者、鳥山や矢田吹、迷惑をかけた他のスタッフ、殺人シーンを見せた視聴者に対する謝罪の姿勢も見せていない(挙句の果てに「ダイオキシンと同じ」「分別してやった」と、被害者を有害物質及びゴミ扱いしていた)為、酌量の余地は一切無し。厳罰は免れまい。 ***{漫画版7 「逆転力VS神通力」}  姫天狗:無期懲役(殺人、虚偽告訴、偽証) 服役した過去がある上に動機が悪質で、おそらく余罪も大量に出てくる。無期は免れ得ないだろう。 ***{漫画版検1 「逆転のコスチューム」}  魔女仮装の女性(本名不明):証言・証拠不十分で詳細な審議不可・5年以上の有期懲役~(殺人)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 動機は一見同情の余地があるように見えるが、作中の彼女の自供だけでは同情の余地がどれほどあるかは分からない。 彼女の話には「無理矢理借金させた」とか「社会的に破滅させようとした」などと言っていたり、遺書などで彼女に対してのメッセージがあったという話が無く、明らかになっているのは「恋人が金を搾り取られ多額の借金をし自殺した」という事のみで、間田の行いの悪質さが分からず、詳細な審議は出来ない。 彼女が借金についての詳細を知っていたか否か(どんな人か事を知らないで殺した場合極悪人であっても量刑には関係が無い)と間田の行いの悪質さの度合いで彼女の立場は大きく変わるだろう。 また、犯行に至った直接の動機が、被害者と話をした訳でもなく遠くから被害者が男性と話しているのを見て「ほかの男と笑っているのが許せない」というもので、殺害方法も化粧直しをしていた被害者を問答無用で後ろから刺殺、とかなり衝動的なものでこれまた事情によって同情の余地が大きく変わるものである。 詳細によっては話し合えば弁解や和解の余地があった筈であり、彼女の言い分を聞くべきだった可能性もある。 よって立場によっては恐ろしく自分勝手な犯行とみなされ重い刑にされる可能性もあれば、普通に酌量の余地が認められる可能性もある、事件の詳細によって少なからず量刑が変わるケースと言える。 ただ、酔いつぶれた無関係の男に罪を着せようとしていた事には同情の余地が無く、それに対する反省・謝罪も連行されるまでに一切無い為、5年以上の有期懲役刑には間違いなくかけられるだろう。  酔いつぶれた男:3年以下の懲役または10万円以下の罰金(建造物侵入罪) 女子トイレに正当な理由無く男性が入るのは立派な建造物侵入罪だが、流石に裁判にかけられるほどではない。 おまけに泥酔状態だった(=意図的に入ったと証明できない)ので余計起訴は難しくなると思われる。 常習犯でも無い限り書類送検で不起訴にされ、厳重注意で終わるだろう。 ***{漫画版検2 「逆転のラストナンバー」}  ブンタ:無期懲役または5年以上の有期懲役(殺人) 動機には酌量の余地があるが、犯行が計画的で、無関係な他人を利用し、巻き込もうとすらしていた。 そこまで軽くは出来ないだろう。  鴨田童司:無罪(過失傷害) ハヤトがステージから転落した原因は彼の操作ミスだが、そもそも彼が操作をミスした原因は目印のテープをブンタに動かされた事である。 そのような心配のない目印を作っておかなかった(例えば手帳にメモしておくとか)のは若干問題ではあるが、 そもそも他人の手によって動かされなければ間違えようのない目印であった為に、 部外者が入らない舞台裏と言う事を考えると彼が責任に問われるレベルではないだろう、悪いのは殺すために動かしたブンタである。 ***{漫画版検3 「逆転の銃弾」}  一十路千佳:無期懲役または死刑(強盗殺人) 1人を殺害、1人を負傷させ、結果的に宝石を奪おうとしたので強盗殺人罪。 どう見積もっても無期は免れ得ない。それどころか負傷させた相手は勤務中の警察官である。 もしも当該人物が落命しようものなら諸平野及び優木の場合と同様に死刑判決を食らう可能性が一気に跳ね上がるだろう。 ***{漫画版検4 「逆転ミュージアム」}  魅木蘭次郎:無期懲役または5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 自身のプライドを守るためという極めて身勝手な動機。 しかも偽物と知りつつ黙って警備を引き受けてくれた被害者の恩を仇で返すような行為であり、心象的には最悪の部類だろう。 また警察の前でジェントルマンズに殺人の罪を着せようとした事も立派な罪になるので、死刑は無理であるもののかなり重い罪になる事は間違いない。  ジェントルマンズ:実刑(窃盗、身分詐称) とりあえず情状酌量できるような事情は無さそうなので実刑は免れないだろう。 ただし実際にどれほどの事件を起こしているのかがわからない以上、具体的な量刑は不明とするしかない。活動規模によっては無期も十分にありうる。 ***{漫画版検5 「逆転ニューイヤー」}  大餅屋竹馬:無期懲役または5年以上の有期懲役(殺人) 結局のところは社長の座を奪うため、つまり営利目的の殺人である。 前社長が不正に会社の金を使って傾けていたとかならまだしも、単に経営能力が欠けていたという理由では情状酌量の余地は薄いだろう。  糸鋸圭介:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗) 御剣を喜ばせる為とはいえ署内の鏡餅を勝手に持ち出したのは窃盗罪であり。 処罰を受けるほどの事ではないとはいえ、上司から説教を受けるのは当然の報い。 また、それを解き明かした茜に対して逆ギレするなど反省の欠片も無い、最後に減給を受けたが当たり前である。 ***{漫画版検6 「銀幕の逆転」}  千獄懲介:無期懲役(殺人、虚偽告訴、その他不正) 動機に情状酌量の余地が一切無い上、自らの立場を利用して他人に半ば強制的に罪を擦り付けようとした。 余罪はあまり無さそうなので死刑は難しいが事後の行動含めてかなり悪質であり、無期は免れないだろう。  紀藤保志:死刑又は無期若しくは7年以上の有期懲役又は禁錮刑(公共危険罪) 「多数の死傷者」の詳細が無いので断定は出来ないが、おそらく死刑になるぐらいの人数は死んでいるだろう。  苗場素男:6か月以下の懲役、または50万円以下の罰金(ストーカー規正法)【親告不能】 ストーカーとして色々問題を起こしているが、対象が死んでしまったので罪に問いようがない。 不法侵入は生前被害者が認めてしまっているし、スーツケースとコートの盗難は「届けようと思った」で押し通されて、それで済む可能性すらある。 かなり問題のある人物だが、罪に問いにくいだろう。 ***{漫画版検7 「逆転!奇々怪々」}  若津聖史郎:無期懲役または死刑(殺人、放火、死体遺棄) 1人目の音無殺害はまだしも、2人目の大穂は完全に身勝手な動機で殺され、しかも自分が所有するホテルに火を付けられて金銭的価値を低下させられていた。 再犯は無いだろうが年齢的にも更正の余地はあまり無く、そもそも犯行自体が悪質過ぎる上に、犯行を完全に立証された後の態度も心象的に最低過ぎるため、無期懲役か地獄送りが相応しい。  音無貞治:2年以上の有期懲役(放火) 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫) 前科3犯という事もあり、それなりに重い刑を科される事は覚悟しなければならない。 ***{漫画版検8 「逆転クリニック」}  海野駆太:5年以下の懲役(殺人) 被害者が人間的に最悪で、動機の面からしても情状酌量の余地は十二分にあり、再犯の可能性も皆無。 立待医師との接点が法的にやや弱いのがネックだが、殺害方法も自殺に見せかけたもので誰かに罪を着せた訳でもなく(被害者を確実に殺す目的もあった)、殺人ではあるもののかなり軽い刑でも良いと思われる。 正に日ごろの行いは大事、ということだ。
//Wiki管理人より。 // //当ページを編集されている方へ。 //内容の議論につきましては、別ページにコメントフォームを作成いたしました。 //http://www13.atwiki.jp/gyakusai/pages/209.html //上ページで意見をまとめて、このページに記述するのはいかがでしょうか。 //まとめWikiという性質上、まとめページ自体での議論は、他に閲覧される方の混乱の元になるかと思います。 //ご配慮いただけますよう、よろしくお願いいたします。 現実の裁判であったとして加害者達はどれくらいの量刑に科せられるのか書いてみようと思います 正解は無いと思いますので自由に言い合いましょう とりあえず警察にご厄介になりそうな人は全員加害者と言うことで、 また、死んでいる人は「もしも(意識不明で済むなど)生きていて犯罪行為が発覚し警察に捕まった場合はどれくらいの罪になるのか」と言う考えでお願いします //加害者に対しての悪意や個人的な感情がこもった文は避け、公平に書くことをお願いします。 ※作品内のネタバレが多く含まれます、閲覧注意。 #contents //ネタバレがあるとも知らずに間違えて押してしまう人がいるのかもしれないので此処の空白は必要でしょう **逆転裁判(蘇る逆転) ***{1-1 「初めての逆転」}  山野星雄 :無期懲役または死刑(強盗殺人、窃盗、虚偽告訴、偽証) もともと窃盗の常習犯で、窃盗中の殺人のため強盗殺人罪が適応される。また矢張に罪を着せようとしてたため情状酌量の余地は無いので今回の件で無期懲役以上確定。 逆転検事2で「刑期が延びた」と言っているので作中での量刑は無期懲役ですらないらしいが、理由は不明。 //模範囚として出所できそうになったのがダメになった事を「刑期が延びた」と表現したのだろうか。 ***{1-2 「逆転姉妹」}  小中大:無期懲役または死刑(強盗殺人、盗聴、虚偽告訴、偽証、脅迫) こちらも、資料を奪う為の事後強盗罪で殺人も犯しているので文句無しに強盗殺人で無期懲役以上確定。 盗聴までしているので計画性があり、部下に偽証を強要、挙句の果てには成歩堂に罪を着せようとまでしているきわめて悪質な行為であり情状酌量の余地はなし。それ以前に強迫による金品略取も数え切れないほど繰り返しているため量刑は更に重くなり、場合によっては死刑の可能性も充分あり。 しいて言えば裏から手をまわして軽い量刑で出てくる可能性があるかもしれないが、どの道コナカルチャーの倒産は避けられず、仮に軽い量刑で済んだとしてもそれまでの行いから大きな声では言えない筋関連で相当数の恨みを買っているのは確実なので、彼自身が闇に葬られる可能性もかなり高い。  松竹梅世:3月以上10年以下の懲役(偽証、盗聴)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 彼女は共犯者として犯行に関わっている可能性はあるが、証拠が無く、断定は出来ない。 盗聴の罪も小中が被ってしまっているので彼女の罪になることは無いだろう(もし起訴されても盗聴の罪は懲役一年以内なのでそこまでの痛手にはならない)。 また、偽証も小中の秘書であることや「‥‥梅世、あの女弁護士みたいになりたくないよぉ‥‥。」などの発言から情状酌量の余地は充分に考えられる。 その後の裁判での態度次第だが執行猶予の可能性は充分にある。 ***{1-3 「逆転のトノサマン」}  姫神サクラ:無罪or執行猶予付き懲役刑(殺人)2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(証拠隠滅)2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫)3月以上10年以下の懲役(偽証) 殺人に関しては正当防衛が成立する可能性が非常に高い。例え成立せずとも、衣袋の殺意が明白なので確実に過剰防衛の方が成立する。 脅迫などについても過去の事件を省みれば、酌量の余地は多少ある。 また、彼女は荷星に対して「彼が犯人だ」とは一言も言っていない為、虚偽告訴罪の適応は難しいと考えられる。 むしろ問題なのは暴力団との繋がりがどう判断されるかである。 特に探偵パート最後の行動など一歩間違えれば糸鋸に現行犯でしょっ引かれていてもおかしくなく、ギリギリ罪に問えないレベルだったとしても裁判での心証に響くのは確実だろう。過去の件における同情の余地と相殺される可能性も出るかもしれない。  宇在拓也:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅)3月以上10年以下の懲役(偽証) 立場上姫神には逆らえない。成歩堂は「共犯」と言っているが、実際に彼が行ったのは姫神の指示による現場の偽造ぐらいなので罪もそれほど大きくはならないと思われる(実際、検事1-2にて姿が見られる)。 トノサマンの着ぐるみをステーキごと燃やした疑惑があるため、おそらく証拠隠滅は免れないだろうが、この点に関しても上記の点を鑑みれば酌量の余地が出るだろう。  衣袋武志:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人未遂) 既に死亡しているため、罪に問うことはできない。 もし死亡しなかったなら、動機である脅迫は背景事情を考えると原因は彼自身にあり、更に自ら脅迫を望んだようなものでもある(姫神の恋人を事故死させ、その事件の真実を公表しなかった。公表していれば弱みを握られる事は無かった)事から酌量の余地は一切無く、それなりの刑罰が下される事は間違いない。 ***{1-4 「逆転、そしてサヨナラ」}  灰根高太郎:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 殺人は自らの人生を破滅に追い込んだ事への復讐、と発言しているが、灰根はDL6号事件で無罪となった後も完全無罪や生倉の責任を主張せず、15年もたってから彼を殺害している事や、サユリの自殺も彼が関与した結果ではない事から彼の行動原理は少々、問題がある。 そもそもDL6号事件の発端は彼であり、真実を明らかにしても御剣信を殺そうとした事・職務怠慢により凶器の出現を招いた事で刑務所に入れられる事、つまり社会的地位を失う事は明らかであり、心神喪失の芝居が灰根の為になっていた可能性もあった(だが、その事に関する言及は無かった)。 更に御剣に罪を押し付けた理由は逆恨み以外の何物でもない。情状酌量の余地は認められまい。 一方、殺した人数は一人だけなので、現実的に死刑にするほどの刑罰ではないと思われる。目的は達したとのことなので、おそらく再犯の可能性もないので十数年程度の懲役が妥当といったところか。  狩魔豪:死刑(殺人、殺人教唆、強盗、虚偽告訴、その他不正) 教唆含めて殺害した人数は二人と微妙なところだが、不正等の各種の行いがあまりにも悪質すぎる。 (娘の方もそうだが)今まで担当した裁判の再審もしなければならない為、彼の犯罪によって生じた社会的・政治的なダメージは現在も尚シリーズ最大。 年齢的にも更生の余地はおそらくあるまい。よって死刑以外の妥当な刑罰は無いだろう。 なお、劇中ではおそらく死刑判決となっている。  御剣怜侍:免訴(過失傷害) 「トリック等の謎」の「[[その他]]」参照。彼が罪に問われることはない。  矢張政志:免訴(窃盗) 犯行当時の年齢からそもそも通常の刑事裁判が行われることはないだろうし、金額も微小。さらに公訴時効が完成しているため、発覚した時点で起訴できない。 ***{1-5 「蘇る逆転」}  巌徒海慈:死刑(殺人、脅迫、その他不正) 狩魔豪と同じく、殺害した人数は多くはないし、最後の最後で潔く認めたが各種の行いが悪質で、年齢的にも更生の余地はほぼ無い。 余罪も相当数に上るので、死刑台行きは不可避であろう。  罪門恭介:3年以下の執行猶予付き懲役または50万円以下の罰金(傷害、偽証) 事情を考慮すると、酌量の余地は十分だし本人も原灰に対し「すまないことをした」と反省している。あまり重い刑にはされないだろう。  宝月巴:3年以下の執行猶予付き懲役(死体損壊、証拠隠滅) 最終的にどうなるかは不明だが、巌徒に妹の無実の罪で脅迫されていたという事情もあるので流石に実刑は難しいと思われる。  青影丈:審議不可 連続殺人事件の犯人とされているが作中の証拠描写がないため確定はできない。 少なくとも唯一証拠があった罪門直斗殺害は巌徒の仕業であったために完全無罪の可能性すらある。 **逆転裁判2 ***{2-1 「失われた逆転」}  諸平野貴雅:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(傷害致死or殺人、詐欺、強盗、虚偽告訴、偽証他) 衝動的な殺害で、動機も身勝手に見えるが問題は殺意の立証が難しい点である。 裁判官も認めているとおり「警官を見てパニックになり」とにかく相手を押し倒したとも言える。またあの程度の高さの崖では「相手が必ず死ぬ」という蓋然性も高くない。 本人も「殺すつもりだった」とか一言も言っていない。殺意の立証ができない場合は「傷害致死」という事で厳罰は逃れられる可能性はある。 とはいえ、成歩堂を殴って証拠品(と間違えた成歩堂の私物)を奪っているので少なくとも強盗傷害、更に結果的に自分の物では無い携帯のデータを勝手に消去した事になるため器物損壊が成立する可能性もある。 これに加えて活動実績にもよるが詐欺グループとしての罪状も加算されるはずで、勤務中ではないとはいえ制服を着た警察官が殺害された点を考慮(警察官を狙った殺傷行為は一般人を狙った場合よりも量刑が重くなる。初犯かつ余罪抜きでも一人殺したら20年以上の懲役、とも言われるほど)すると、 例え傷害致死罪になったとしても余罪込みで相応の重罰が下されるのは確実で、更に殺人罪が立証された場合は死刑も含めてもっと重い刑が科せられる可能性が高い。 ***{2-2 「再会、そして逆転」}  葉中未実:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)5年以下の懲役又は50万円以下の罰金(公正証書原本不実記載等罪)7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(自動車運転過失致死傷罪)3月以上10年以下の懲役(偽証)2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(犯人蔵匿、証拠隠滅の罪)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪)5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(業務上過失致死傷罪) 霧崎殺害は(拳銃で殺されかけているがそれは霧崎の正当防衛)身勝手ではあるが、ナツミの証言によると「ただ、(霧崎の)性格がなキツいんや。患者も看護師も、思いどおりに動かんと、すぐにドナりちらして」とあり、また未実自身の言葉なので信憑性に問題はあるが「過酷な勤務で(未実は)いつも疲れていた」ともあり、そのストレスが医療ミスや交通事故に繋がったと考えると怨恨の要素もありわずかながら同情の余地はある。 また、成歩堂は殺意があった証明を取っていないために殺人の罪は過剰防衛による執行猶予の可能性や正当防衛による無罪判決の可能性もある。 (自分の入れ替わりを悟られないために綾里真宵に変装して霧崎を騙そうとしていたのに、霧崎が発砲してきて止むを得ず殺したといえば正当防衛を主張できる)。 だがしかし、彼女は自首していないばかりか綾里真宵に罪を着せようとした上に、証拠隠滅(自分の犯行を隠そうとした場合は証拠隠滅は立証できないのだが、この場合は衣装を燃やして綾里キミ子の共犯を隠そうとしているので十分罪になる)を行っているので弁解の余地はなく、執行猶予は難しいだろう。 加えて、証拠こそないが成歩堂の推理では霧崎が発砲したのは彼女に危害を加えられた後であるため、下記の様に行動や態度が悪質過ぎるので心証は最悪なのは間違いなく、それらを踏まえて正当防衛の主張自体が一蹴される可能性も十分ある。 また、医療ミスは彼女のミスと証明が取れているため業務上過失致死傷罪に問われる、しかし14人という人数は極めて重大ではあるものの業務上過失致死傷害罪の法定刑が「5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金」である以上、この罪だけではそれ以上の罪にはなりようがないが、彼女は殺人などの併合罪として断罪される可能性が高い。そもそも彼女は捜査の手から逃れようとしていた以上まともな業務上過失致死傷害罪と同等に考えてはいけない。 自分を妹と偽ったのも立派な罪でその理由が医療ミスの責任を背負いたくないというのは心情としては理解できるが身勝手にも思える。14人の遺族に対して謝罪すらしていない。 交通事故の方もドアから逃げ出せた以上睡眠薬を飲まされたというのも例え本当であったとしても医療ミスの心労で疲労していた彼女にわかるはずがないので嘘としかいえない。 そしてそのすべてにおいて偽証し謝罪しないているので、彼女に情状酌量の余地や更生の可能性は低い。 あまりに悪行が酷く、被害も非常に大きい14人過失致死(個人が引き起こした医療ミスとしては桁違い) のどかを自動車運転過失致死におわせて、その責任をすべて霧崎に押し付け、挙句の果てに彼を殺害、その罪を真宵に押し付けようとしていた。 計16人殺してその罪を他人に押し付けようとする最後の最後まで全員に謝罪をしない自分勝手すぎる。 此処までの悪行は過去に前例がないため何ともいえないが、霧崎による発砲が彼の正当防衛であると立証された場合、死刑も充分に考えられる。 少なくとも彼女のせいで死んでしまった患者達や妹ののどか、風評被害に苦しめられた上に殺された霧崎、人生を台無しにされかけた真宵全員に謝罪をしていない以上、過失とはいえ15人殺して罪を償わずに一生妹として生きようとした彼女の行いは到底許せざるものと言わざるを得ないだろう。 しかし、併合罪では「1個の罪について無期懲役・無期禁錮に処する時、他の刑を科さない。ただし、罰金、科料、没収は併科することができる(刑法46条2項)」とあり 未実の犯罪で死刑、無期に相当する犯罪は「霧崎への殺人罪」だけである以上、やはりゲームの中ならともかく現実で死刑は難しい。 俗な話しだが裁判というものはやや女性に甘い傾向があり、戦後、殺人被害者一人のケースで女性に死刑判決が出た判例はない。 過労・ストレスからの医療ミス→心労からの交通事故→偶然自分の顔が消えたので成りすまし→霧崎の霊媒提案から引くに引けなくなって殺人(しかも計画はキミ子が立てた)と「運命に弄ばれた部分や成り行き」といった要素が強く過失致死も含めた被害者は多いものの「悪意」で彼女が行動した部分は意外と少ない、その点では彼女に同情できる部分もある。 逆に言えば彼女が本当の自分のせいで人がいくら死んでも平然としているような極悪人なら、こういう事件は起きなかったかもしれない。彼女に強い罪悪感や自分への嫌悪感など人間的な部分があったから起きた事件である 現実の量刑基準に照らしあわせて考慮するとやはり長期の有期懲役か最悪、無期懲役が妥当と思われる。 //霧崎は拳銃のプロではない、撃ったことのあるものでないとわからないが訓練をしないとなかなかまっすぐ飛んでくれないものだ //ナイフに至っても殺意の証明とは言えない、また「霧崎の発砲より先にナイフで刺した」ことは一切証明されていない 自分に対して悪意を持つ霧崎と対面するための護身用だったと言い張ることも不可能ではない  霧崎哲郎:1年以上10年以下の懲役(銃刀法違反) 日本では民間人の拳銃所持は、たとえ銃刀法をクリアして銃の所持免許を持っていたとしても犯罪である(日本のは基本的に猟銃限定であるため)。 ボディガードを雇う等、違法性の無い護身手段はいくつもあるので有罪には違いない。 しかし、事件の経緯や殺害された際に実際に使わざるを得ない状況が発生したことなどを考えれば充分に減刑が考えられ執行猶予と拳銃没収で済むだろう。 ただし、先に発砲したのが彼である可能性や拳銃で霊媒状態の真宵を脅して文章を書かせようとしたとした可能性もあり、その場合は実刑もあり得る。 もう一つ言うと一枚絵での発砲している彼の不気味な笑みを浮かべて銃を撃つ様子は正当防衛というより犯人への憎しみ・復讐のようにも見える しかし、この一枚絵は成歩堂の推理の場面で出たものなので、事実ではないかもしれない(補足しておくとその一枚絵での霧崎は負傷している)。 また「拳銃所持」で有罪になるようでは風評被害がさらに激しくなるだろう。  綾里キミ子:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(犯人蔵匿、証拠隠滅の罪) 計画された殺人である場合は「主犯」最低でも「共同正犯」である。それどころかこの事件の場合、少なくとも現実の裁判の場合、キミ子の方に主導権があり罪は彼女の方が重いと考えられる。 犯罪というものは実行犯よりも計画立案や指示、命令、契約を行った人物が主犯格と看做されて罪が重くなる。 実際、現実の事件の本庄保険金殺人では愛人たちに殺人指示を行い自らは手を下さなかった人物が主犯とされ死刑判決が出て愛人たちは無期懲役以下の判決が出ている。 ほか熊本保険金殺人、北九州連続殺人事件、そしてオウム事件など現実の事件では圧倒的にそういう判例が多い。 また、事件の計画は綾里家の構造や道具を使ったものが多く、未実が口出し、計画立案できる要素は少なく、計画のほとんどは彼女が計画し未実に指示し実行させたものと考えられる。 その根拠として犯罪の構造が3-5の事件に似ているというのもあるが、何より2-2のラストで「あのバカな看護師のために計画を立ててやった」とはっきり独白している。 しかし確かに悪質だが、この件で殺害したのは一人だけなので、現実の世界では死刑にするのは厳しいのではないだろうか。 //劇中では「刑の執行を待っている」という発言があるため、おそらく死刑判決。 //刑の執行は死刑とは限りません懲役刑も十分執行のうちに入ります、裁判で犯行を認めながら高等裁判所で裁判が長引いている可能性もあります 葉中未実と同じように殺意の証明は取れておらず、証明できているのは犯人隠匿と証拠隠滅ぐらいであり、執行猶予で済む可能性も十分ある(偽証は証明されていない)。 余罪が出てきた可能性も否定できないが。 ***{2-3 「逆転サーカス」}  アクロ:5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 動機はミリカへの復讐であり酌量軽減の余地はあるが、本来のターゲットと異なる人物を殺害してしまったのは事実であり、復讐自体もミリカの自覚の全く無い態度とそもそもきっかけが事故である事から自救行為としての面が強く、そこまで酌量軽減はできない。 また、「弟の面倒を見ないといけない」という理由で証拠隠滅を図っていた事とマックスに罪を着せようとしていたのも事実(面倒を見ないといけないなら、復讐は堪えるべきだっただろう)。この事から5年以上の刑罰は免れないだろう。 だが殺した人物は事件と無関係では無く、アクロ自身も犯行をしっかりと反省し、罪を着せようとしたマックスに法廷で謝罪している為、さほど重い刑に課す事も無いだろう。そもそもマックスに疑いがかかったのはあくまでも悪い偶然が重なっただけで、故意ではない(強いて言うならマックスのマントを焼却処分したことが唯一)。御剣も劇中で彼の対応については「悪いようにはしない」としている。 下記のように情状酌量がされても微小な可能性もあるが、上記のように犯行を反省し、マックスにも謝罪しているためそれらの点も考慮すべき。 &italic(){補足:酌量軽減について。本来のターゲットと異なる人物を殺害してしまった事は、酌量軽減の対象にはならない。いわゆる方法の錯誤と呼ばれる問題で、ここではアクロの認識と現実の結果が異なる事からアクロに殺人の故意を肯定してよいかが問題となるに留まる。酌量軽減以前に殺人罪が適用されるかの段階での問題。また、アクロの動機はミリカへの復讐だが、自救行為を禁じる現行法制度においては許されるものではなく、動機を理由とした酌量軽減がされるとしても微小なものとなろう。御剣の発言にしてもただの気休めの可能性は否定できない。}  ミリカ:5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(業務上過失致傷or致死) バットを重体にしておきながら何の罰も受けないということについてのアクロの怒りは理解できるが、故意ではない事故である以上殺人罪はもちろんのこと、あまり重い刑に処すことはできない。 どれだけ重くても現行の刑法ではこれが精いっぱいではなかろうか。 &italic(){補足:おそらく実行行為時点では刑事未成年だろう}  マックス:2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料(暴行) ベンに対してごく個人的な理由から瓶で殴る行動を行っていた。 突発性のことな上ベンに大きな後遺症が無いので科料とベンへの慰謝料が課される程度ではあるだろう。  立見七百人:5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(業務上過失傷害その他) 親としては立派な人なのだが、行動がかなり悪質とも取れる。 バットの事故においてミリカやバットの監督責任等は彼にも当然あり、そうなると業務上過失傷害が組織のトップである団長の彼にも宣告される恐れもある。 そもそもが彼がバットの事件を警察に通報して事情を正確に話せばアクロは犯罪を犯さなかったはずであり、その意味では同情の余地は無い。 また身代わりもよくよく考えてみたら(娘の為ではあるが)証拠隠滅や隠匿とも取れる行動である。 ***{2-4 「さらば、逆転」}  王都楼真悟:無期懲役もしくは長期有期懲役(強盗殺人) どうしようもない外道であるのは事実なのだが、彼が行った犯罪行為は盗撮と、強盗殺人の依頼(ただし、この場合、依頼者が主犯扱いとなる)だけであり、真宵の誘拐等の虎狼死家の問題行動は彼の命令ではない。 当時、彼は20歳未満だったという点を考えれば天野由利恵を振ったのも理解できないことはないし、遺書が明らかになっていない以上彼女を傷つけた証拠も無い。 また、依頼した理由も藤見野が王都楼の失脚の為に遺書を偽造した上での偽の記者会見を開こうとしたのが(しかも彼のマネージャーを使って) 原因で決して理由もなく殺したわけではない。 以上を考えると強盗殺人ながら死刑は重く多少の情状酌量は認められないことはない。無期懲役では重すぎるぐらいだろうし、酌量軽減による有期刑も有りうる。 しかし実際は、殺し屋との信頼関係を最初から破った罪による(殺し屋直々の)死刑執行が確定されており、劇中でのその後の虎狼死家の動向から逃げられず殺されていると思われる。  虎狼死家左々右エ門:死刑 殺し屋ということで、確実に死刑になるほどの人数を殺害していると見られる。 仮に今回の件だけに限定するとしても酌量の余地は皆無なうえ、強盗殺人以外にも窃盗、真宵誘拐監禁、成歩堂脅迫、狩魔冥狙撃、偽証、警官に対する暴行、等々多数の悪行を重ねているので本当にどうしようもない。  華宮霧緒:3年以下の執行猶予付き懲役(死体損壊)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 王都楼に罪を着せる為と言えど、背景事情を考えれば同情の余地あり(実際に王都楼は真犯人だったという結果もある)。 劇中では半年後にあたる3-2にて老舗デパート「高菱屋」に 勤務している為、執行猶予が認められたor半年以内の刑期で済んだと思われる。  オバチャン:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(カメラ窃盗) オバチャンにカメラを独断で接収する権限はないので単純に窃盗でしかない。 カメラの価値も相当なもので、決して安い窃盗ではない。 しかし、オバチャンがカメラの金銭的価値を知っていたのかどうかは疑問が残る上、 ナツミ自身名刺に「いやらしいカメラマン」などと書いたりデタラメなメモを置いておくなど軽率な行為が目立つ。 お金に替えたりしていないため、犯行も悪質とは言えず裁かれるべきだが情状酌量の余地はあるし執行猶予がつく可能性在。 劇中では裁かれていないが、御剣の命令で盗聴器探しを手伝いそのまま忘れ去られている。 おそらくこれで例外的にチャラになったのだろう。 **逆転裁判3 ***{3-1 「思い出の逆転」}  美柳ちなみ:死刑 神乃木事件、呑田殺害、成歩堂殺人未遂など、各種行動が極めて悪質。第4話の事件もカウントされれば十分死刑で、酌量の余地なし。実際に死刑判決が下り、おそらく判決が決定してから比較的早い時期(おそらく3-2時にはすでに)に執行されたようだ。  成歩堂龍一:2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料(暴行罪)2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅) 呑田を突き飛ばしたのも、真犯人のためにペンダントを隠滅したのも事実で擁護不可。 ただし呑田は直後に彼と直接無関係に死亡している(よって保護法益が存在しない)し、最終的にちゃんと真実を話したのだからあまり重くはできないだろう。 その為か劇中では執行猶予がついたと思われる。 ***{3-2 「盗まれた逆転」}  天杉優作:10年以下の懲役・実刑(窃盗) 本質は決して悪人ではないかもしれないし、脅迫されていたという事情もあるが、被害が大きすぎるしその目的も(妻のためとは言え)結局は金目当て。 過去には自分が勤めていた警備会社の機密情報を盗んで売っていたこともあり、酌量は到底出来まい。 もっとも、作中では実際に罪を犯していたことが判明する前に、最初の裁判で無罪判決になったため、一事不再理が適用されてしまい全部完全無罪という結果に終わったが(まさか本当にクロだとは思ってもいなかった成歩堂が、勢い余って哀牙に罪を被せることで無罪判決を勝ち取ってしまったから。なお、窃盗その物は哀牙が主犯であることが判明しているため、冤罪には該当しないと思われる)。  星威岳哀牙:無期懲役(殺人、虚偽告訴) 毒島に脅迫されていたとはいえ、自身も優作を脅迫し計画を伝えて窃盗に及んでいた(脅迫されたのはそのことによるもの)のだから酌量の余地は皆無。 殺害人数が1名で相手側にも問題があったので死刑は難しくとも、相当重い刑に処されるだろう。もっとも、注目されれば喝采でも罵声でも大喜びする人なので自分の量刑には興味無いだろうが。  毒島黒兵衛:2年以下の懲役または20万円以下の罰金(脅迫) 「脅迫者を脅迫」してももちろん脅迫罪にあたる。 また、内容は明らかになっていないが、営利目的で色々な不正を行っていたらしくこれ以外の余罪が追及される可能性もある。  華宮霧緒:無罪(器物損壊) 器物損壊罪は親告罪のため、真宵たちが告訴しない以上は絶対に罪に問われることはない。 最低でも既に2度割れているツボであり、真宵も気にするなと言っているので訴える気は全くないのは確か。よって無罪。 ***{3-3 「逆転のレシピ」}  芝九蔵虎ノ助:無期懲役(強盗殺人、虚偽告訴、偽証他) 1億円のプログラムを強奪する目的で殺人に及んだので立派な強盗殺人。背景事情やその後の行動を考えると酌量の余地は全くなく、自己中心的な犯行。 おまけにこれに加えてヤクザと繋がりのある闇金業者(テナント内に掲げられている社訓を見ればその中でも更に悪質な部類に入ることは明白)という後ろ暗い所しか無いような肩書きに、成歩堂の名前と身分を騙って依頼人を有罪にしようとした件等もあり、余罪的にも心象的にもおそらく最悪の部類に入る。 がしかし、現代日本では「身代金目的誘拐」と「殺人前科がある」以外のケースで被害者一人で死刑は難しい。 また「金を入手しないと殺される」「ヤクザに脅されてた」「まがりなりにも大金を出してウラミの命を救った」「被害者にも後ろ暗い点があった」など情状酌量の余地もあるがそれを表に出すと鹿羽組に責任が及ぶのでどちらにせよ最悪の結果にしかならない。 更に上記の成りすましは立派な弁護士法違反。しかも成歩堂が事件の重要な証拠を入手した際に襲撃しているため、下手すると名誉棄損と強盗傷害未遂(場合によっては強盗殺人未遂)で成歩堂に告訴されてもおかしくない。ここまでやっている以上、殺人前科がある可能性も考えられる(=死刑になる可能性も出てくる)。 また、うらみが重犯罪の共犯になるかもしれない行いに走った以上、彼女の実家が間違いなく消しにかかるのは明白。指や腕で済めば安いものであり始末される覚悟をしたほうがいいだろう。 ※以下の二人は共犯者ではなく、したことは単なる犯人隠匿程度に見えるが客観的に見える事実からでは、共犯者として逮捕されても仕方がない行いをしている。  本土坊薫:無期懲役(強盗殺人【共同正犯】)、犯人隠避・蔵匿罪、証拠隠滅罪、虚偽告訴、偽証) 彼のしたことは偽証程度ではすまないとてつもなく重い罪である。 というのもマコに殺人の罪を着せる為に偽証した行為は強盗殺人の共同正犯に当たる可能性がある。 たとえ共犯者ではなく、脅されていようと、自分の店で殺人が起きて警察に届けず、うらみに制服を提供し偽の事件をでっち上げ、自分の店の従業員に罪を着せるなど問題外である。 挙句の果てに宝くじを窃盗しているので、金目当てによる共犯者として疑われても仕方がない。 また、芝九蔵の犯行も毒を持っていた点から突発的犯行であったとは考えにくい(いくらヤクザとはいえそんな物持っていて職務質問をされたら終わりだし、ウイルスを無効化できる被害者を口封じのために殺そうとしていたと考えてもおかしくない)面や彼の協力が必要不可欠だった面もあるので。 裁判しだいによっては共犯とみなされて、真実がどうであろうと強盗殺人の共同正犯にされてしまうだろう。 事情も自らが作った借金のためと同情の余地がない上に現場で宝くじを窃盗、成歩堂に対しての強盗未遂など余罪もある。 また、非常に悪質な犯行であり芝九蔵が主犯という証拠もないため、殺人の共同正犯だと認められたら長い懲役が待っているだろう。 エンディングには登場していないため共犯とは認められずに済んだのか別の人物が店長をやっているのかマコが店長になったのかは定かではないが。 もしも共同正犯と認められなかった場合は成歩堂は「あんたのした事は偽証罪程度では済まない」と言ってるが、あまり偽証罪と大差ない。 (強盗)殺人に関しては芝九蔵が「被害者が宝くじに当たる」という突発的出来事から衝動的に行ったので、殺人に関しては共同謀議や実行加担がなく殺人罪には問えない。 犯人隠避・蔵匿罪(2年以下の懲役または20万円以下の罰金)あるいは、証拠隠滅罪に当たる(量刑は同じ)。 厨房に死体を運んで隠した程度では「死体遺棄罪・損壊罪」には勿論、問われない。 また、芝九蔵に借金があり、命令に従わざるやおえなかった点は酌量の余地がある。「ゼニトラに脅されて仕方なく」という弁明も有効。  鹿羽うらみ:無期懲役(強盗殺人【共同正犯】) 役割も小さく、どういう事情であれ芝九蔵に命を救ってもらった背景(事故を起こしたのも芝九蔵だが)や芝九蔵に強い感謝の念(彼女の誤解であったが)を持っていたことなど汲むべき事情は大きいが… 問題なのは彼女は鹿羽組組長の娘で芝九蔵とは身分が違いすぎるにもかかわらずに協力している点である。 たとえどんな理由があろうとも、人が死んでいるのをわかっていながらマコのふりをした上に毒物のようなものを入れる行為を目撃者にみせたのは、明らかにマコに罪を着せようとしている行為であり。 目撃者が、顔や体型などを覚えていれば彼女が逮捕されているはずの非常に危険な役割を買っている、そのため真実はともかく裁判によっては本土坊と同じく殺人の共同正犯にされる可能性がある。見方を変えれば危険な現場にいたのは裏切りを防ぐためで一番権力を持つ彼女が主犯という主張通らないこともない。 芝九蔵に騙された疑いも強いが犯行自体が悪質で自首もしていない上に罪悪感が無いため、反省も更正の可能性も低く、かなりの間の懲役は免れないだろう。 また、警察局のウイルスに芝九蔵と鹿羽組が関わっている事は明白なので警察は疑わしいことをしている彼女を取引の材料として共犯者として捕まえることは間違いないだろう。 鹿羽組のような、大手の暴力団組長の孫娘が部下の犯罪にかかわってはいけない。いくら慕っていたとはいえ懲役(ちょうやく)は部下に任せて自分は安全なところにいるべきだろう。 それにもかかわらず、劇中では普通にカリヨーゼを続けている。鹿羽組の力のおかげなのだろうか? 芝九蔵の犯行が悪質過ぎてその陰に隠れてしまい、有耶無耶になってしまった可能性も考えられるが…。 共犯者として認められなければ勿論、殺人には謀議、実行共に全く加担していないので軽い懲役で済むだろう。(行為自体に反省していないので執行猶予はつけられない)  岡高夫:3年以下の懲役または50万円以下の罰金(不正指令電磁記録に関する罪) 広まれば国内が大混乱確実の強力なコンピューターウィルスの作成により、(インストールした警察側も悪いが)警察署をパニックに陥らせた元凶なので有罪。上記の罪などを適用される。 ***{3-4 「始まりの逆転」}  無久井里子(美柳ちなみ):(この時点に限っては)無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人) この時点での罪状を考えると、過去の窃盗と殺人(強盗殺人ではない)だけなので死刑にするほどのことはおそらくない。 ただし以降の罪状を考慮すると3-1の通りまず死刑確実。  尾並田美散:2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫) 10年以下の懲役(単純逃走、窃盗) 犯していない殺人についてはもちろん無罪だが、誘拐も狂言(被害者の同意あり)なので罪に問えるとしても美柳父に対する脅迫だけだろう(美柳父側の非の大きさ次第では脅迫罪についても軽くなる可能性が出てくる)。 あとは護送車から逃走したことと車を盗んだことが問題である。  美柳勇希:10年以下の懲役(虚偽告訴、偽証、脅迫その他) 尾並田同様、ちなみに協力することで美柳父に対する脅迫が成立する。 加えて虚偽告訴、偽証があるため、罪に問われるなら10年以下の懲役は確実。執行猶予もつかないだろう。 ***{3-5 「華麗なる逆転」}  ゴドー(神乃木荘龍):執行猶予付き有期懲役(殺人) 過剰防衛が成立する可能性が非常に高く、被害者も本来は殺害したくない人物であった。彼の計画の甘さゆえの事件ではあるが、あまり重い刑に処すべきではないだろう。  あやめ:3年以下の執行猶予付き懲役(死体損壊、証拠隠滅) こちらもまた、そもそもがそれほど重い刑ではないし、事情から刑を軽くするべきだろう。 なお、エンディングでの会話が実刑判決が下されたような内容となっているが、この会話の時期が不明な事から量刑裁判前(面会室は拘置所側)の可能性もあるので何ともいえない。  綾里キミ子:長期の有期懲役(殺人教唆or殺人未遂の間接正犯) 犯行の計画があまりにも残忍。しかも獄中からの犯行ということもあり同情や更生の余地なし。 が、人数や未遂に終わっていることを考えると死刑にするにはかなり厳しいところかもしれない。 殺人が成功した場合は2-2の事件との合わせ技で死刑回避はできないが未遂である。 さらに問題は、そもそも霊媒が実証できるかと言うところである。裁判官立会いの下、確実に実証して見せなければ彼女の罪を問うことはできないだろう。 まあ倉院流は他の霊媒と違い、憑依した人物の身体的特徴そのままになるので(実験の方法にもよるが)ここのハードルは高くないだろうが。 //3にも法律にも詳しくはないのですが、幽霊への殺人教唆は現実的な法律では罪になるのでしょうか? //流石にゲーム独自の設定ですので現実ではわかりませんが、この場合自分の娘に対して「綾里真宵に薬を飲ませろ」と毒薬を飲ませようと命令したのとおんなじ事だと思いますので霊媒の検証が終わった後に殺人教唆で捕まるでしょう //日本の法律は霊魂や超能力の存在を前提としていないので、例え実証できても起訴できないと聞いたことがあるのですが、根拠が見つからなかったので自分の勘違いかもしれません。あと霊は人間ではないので教唆という表現がふさわしいかも疑問です。間接正犯のほうが通りそうな気もしますが、実行犯は命令を受けた春美ではなく舞子ですし・・・ //流石に綾里レベルの霊媒は桁が違います実証されてから法改正されてもおかしくないですよ、つまり現実の法律はでどうしようかわからないので「審議不能、しかし殺人教唆などに問われる可能性が高い」でいいんじゃないでしょうか? //超能力の存在そのものは、裁判官や検察官の立会いの下で、確実に「その超能力が存在しないと実現できない」って状況を作り上げて実現させれば認めることは一応可能。 //実際に超能力で作った霊水を売っていた女性が詐欺罪に問われて、裁判官が提示した方法で超能力を実現したために無罪になった裁判例が神戸地方裁判所にある。詳しくは「長南年恵」で検索。 //ちなみの発言から死刑になる前に打ち合わせをしていた(つまり教唆そのものは生前)ので、霊媒が実証できるなら教唆も通る気がする。 最も、極刑を免れたとしても面会等の外部接触に対し、今後厳しい制限が設けられるであろう。 //少なくとも現実の日本には「殺人教唆罪」という刑罰はない。そういう罪は「殺人罪」になり、しかも主犯として扱われるのが実在の判例である。逆に「示唆」なら罪に問うのは無理である。  美柳ちなみ:免訴(殺人未遂) 行為の時点で既に死亡している以上、法律的にも物理的にも罪には絶対に問えない。もはや真宵を守り切るかプライドを傷つけることしか彼女への罰は有り得ず、実際に前者をゴドーが後者を成歩堂が見事果たした。 **逆転裁判4 ***{4-1 「逆転の切り札」}  牙琉霧人:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 被害者はろくな人間ではないが、殺人は殺人である。牙琉の動機は作中では「一切不明」とされているので情状酌量の余地を詳しく量る事は出来ないが、明らかに散々な目に遭わされたといった話や大切な人を破滅させられたといった話は出ていない。 それでも人一人だと死刑は難しい。それを示すように、劇中ではどうやら死刑判決は受けていないらしい(4-4のメイスンシステムで作業に出ていることから懲役刑と思われる)。  浦伏影郎:1年以上15年以下の有期懲役(傷害、逃亡) 勝手なイカサマ勝負を仕掛け自滅し相棒のマサカを瓶で殴って気絶させると言う時点で傷害罪が適応される。 「或真敷ザック」としての7年前の裁判ではごく身勝手な理由で証拠を出し惜しみして(しかも正直に申告すれば無罪がほぼ確定している)担当弁護士をかなり不利な状況に追い込み(結果成歩堂が免職される)法廷を逃亡と言う非常に悪質な犯罪を犯した揚句、その担当弁護士に娘をおしつけた外道。 諸悪の根源と言う事もあり同情の余地は無い。  成歩堂龍一:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金or免訴or立証不能(証拠隠滅) どんな理由があるにせよ証拠品の偽造は犯罪である。 酌量の余地については『自己保身のため』とも『真犯人を逃がさないためにやむなく』とも解釈できる状況のため判断が難しいが、とりあえず元弁護士という経歴がマイナスに働く可能性は高いか。 もっとも実際に偽造された物だと証明できるかと言うと微妙なところだが(件の証拠品は実際に現場に存在した物であり、本物が既に処分されている以上、この証拠品が偽造された物だと後から証明する事は難しい、無論本物が実在したと言う証明も難しいのだが…)。 また、成歩堂は被告人であるため入手した経緯を偽証した事については問題ないので、(仮に発覚していた場合)劇中では王泥喜が謹慎等の軽い処分になった程度で済んだ模様。 逆居雅香:執行猶予付きの3月以上10年以下の懲役(偽証、虚偽告訴) 彼女は偽りの証言をしたが、状況から言って無理も無いといえる。 現場は密室であり他の人間が関与することができないであろう場所に成歩堂と被害者とだけであった故に。 成歩堂を犯人といわなければ自分が逮捕されてしまい王泥喜が最初に弁護するのは彼女だったかもしれない可能性があった。 その点を考慮すると抜け道があったことを知っていたのかどうかで評価が大きく変わるだろう。 知っていたなら情状酌量の余地なし実刑を食らって当たり前、知らなかったなら自分の身を守る為&犯人を捕まえるための大げさな嘘程度なのでエピローグでボルハチに定職していた事から劇中では執行猶予の可能性がある。 ***{4-2 「逆転連鎖の街角」}  並奈美波:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 被害者は悪党であり、事前に被害者に首を絞められて失神しており(被害者は彼女を殺していたと思い込んでた)、ラーメンの屋台に乗せられて捨てられるために運ばれていたわけで、極限状態に追い込まれていた事を思うと情状酌量の余地はある。 殺害の動機は金のためだけなら身勝手だが、被害者への憎悪や「滝太・・・くん」というセリフから「自分の行為がバレたくない」と思いもあったと推測され、それなりに酌量の余地はあると考えられる。 とはいえ、執行猶予とか短期の懲役刑というわけにも行かないだろう。 滝太も(自分が犯人だったとして)死刑や執行猶予になることはないという前提でいるため、彼女もおそらく同様になる。 現実で起きた事件であれば懲役7~10年程度で済むと思われる。  北木滝太:5年以上の有期懲役(殺人未遂、銃刀法違反その他) 宇狩に対する報復から殺人未遂を犯し、拳銃の持ち込みや発砲を行った。 なお殺人未遂に対しては宇狩に原因がある(最悪の場合、死んでもおかしくなかった)ため、酌量の余地はある。  宇狩輝夫:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人未遂、窃盗、証拠隠滅その他) 美波殺害未遂については美波が拳銃を所持していた事から正当防衛と解釈される可能性もある。 だが滝太に対する医療過誤隠蔽を筆頭に他の行いがあまりに悪質。美波同様、彼もそれなりの量刑は受けるだろう。  河津京作:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗)3月以上10年以下の懲役(偽証) 被害は対して大きくないが、動機が自分勝手。重い罪にならずとも相応の刑罰に処すべき。 しかし、彼は滝太が犯人だと陥れようとしておらず自分の立ち位置以外の人現場での状況を正直に話しているため虚偽告訴罪には当たらないだろうと思われる。  成歩堂みぬき:3年以下の執行猶予付き有罪(脅迫、その他) ごく身勝手ととれる理屈で狂言誘拐事件を起こした。 人的被害や金銭的な被害こそなかったものの、現実で同じことをすると脅迫罪や威力業務妨害や公務執行妨害をとられる。 しかし7年前の事件の事により「法廷における騒乱・脅迫などの行為が罪と感じていなかった」と考慮することも出来るので執行猶予が付く可能性も高い。 そこまで重い罪と言えるほどのものでもないので、年齢から家庭裁判所に書類送検あたりが妥当か。 ***{4-3 「逆転のセレナード」}  眉月大庵:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人) 密輸品を取り返そうとしての殺人ではないのだから、事後強盗罪にはなるまい。普通の殺人である。 酌量の余地はなし。 ちなみに密輸は共犯者である事が証明されておらず、偽証は証明されていない(二日目の裁判自体事件の内容について語っていない為)ので単なる殺人のみである。  マキ・トバーユ:(日本)7年以下の懲役および繭の価額の5倍以下の罰金の併科(外為法違反)死刑(ボルジニアの法律) 「ボルジニアの繭」は実在しないため非常に判定が難しいが、ここでは外国為替および外国貿易法25条1項にある「国際的な平和及び安全の維持を妨げることとなると認められるものとして政令で定める特定の種類の貨物」とし、同法69条の6をあてはめて判定。 罰金については繭は大金で取引されるということなので、価額を総合し5倍すると700万を超えるだろうという推測。 動機などについてははっきりしないため審議困難。少なくとも劇中の指摘通り日本では死刑にはならない。 そもそも年齢から考えると、通常の刑事裁判が行われるかも怪しい。 しかし、ボルジニアとの間で犯罪者引き渡しの条約が結ばれていたら、即刻引き渡されて作中で言及されてる通り死刑が即刻言い渡されるだろう。 また、条約が結ばれていなくても「日本人の公務員が複数関わっている」「死刑も考えられる【人体に非常に有害な物質を簡単に大量に作り出せる】と言う非常に危険な品物の密輸」「全容はつかめていない」という 国際的に見て重大な犯罪である以上、ボルジニアとの外交関係がよほど険悪でない限り 密輸の証拠がなく日本の公務員でボルジニアに行ったことがない大庵はともかく自白しているマキ・トバーユの引き渡しに外務省は応じるはずである。 何しろ司法長官の関与まで疑われているのだから、引渡しに応じなければ日本政府が密輸に関わっていると邪推されても仕方がないだろう。 ***{4-4 「逆転を継ぐ者」}  牙琉霧人:死刑or立証不能(殺人および殺人未遂) 計画の発動は偶然とはいえ、明確に人を殺害する目的で毒を送り込み、その結果一人が死亡、一人が重体である。 既に一人を殺害していることもあり、もはや酌量の余地は一切ないだろう。 ただ、問題はこれらの罠を確実に彼のものだと立証できるかどうかである(劇中では結局完全には立証できず、裁判員制度で被告人の無罪だけを勝ち取っているため)。  或真敷バラン:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪)【時効成立】 動機は兄弟子を陥れる為であるが、そもそも牙琉が弾丸の線状痕やバランの硝煙反応をきっちり調べていれば事件にすらならないレベルであり、 ザックが逮捕されてしまっている以上、バランがこのようなことをしなければ自分が逮捕されている可能性が高いため、 (天斎は自殺だったが「バランが殺したあとに銃を持たせて自殺に見せかけた」と言われてもおかしくはない) 犯行に至る経緯も考えれば同情の余地は充分にある。 既に時効であるし本人も罪悪感があり反省しているので調書をとって御終いにするのが妥当だろう。 ちなみに、興行権の問題は成歩堂が間に入ってみぬきと話し合えば天斎のマジックは彼も使えるはずである。  或真敷天斎:2年以下の懲役または20万円以下の罰金(脅迫) そもそもの発端は娘をダシにした彼の脅迫が原因。 バランの不法行為を結果的に誘発したりと自殺の方法にも相当問題はあるが、違法性があるとも若干言い難い(さらに脅迫に関しては病床で謝罪している)のでこちらは言及しない。  成歩堂みぬき:無罪(犯人隠匿) ザックは犯人ではないのだが、判例上真犯人及び犯罪の嫌疑を受けて捜査中又は訴追中の者は犯人扱いなので適用。 そのうえで量刑を考えると、父親に逆らえない年齢・精神状態を考慮すれば無罪と言える。 また例え刑事責任を問える年齢に達していたとしても、隠匿した犯人が父親であるため親族間の特例が適用され免除の可能性あり。    絵瀬土武六:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅) 贋作そのものについては贋作であることを示すサインが記されているため、そもそも違法ではない。 彼の場合娘を利用した証拠品の捏造で生計を立てているため、同情の余地なし。  絵瀬まこと:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅) 土武六と同じ。彼女の場合、年齢や悪意はないこと、そもそも知らずに利用されていたので刑が免除される可能性あり。  原灰ススム:10年以下の懲役(窃盗その他) 警察をクビになったからと言って使っていた制服を着服するのは言うまでもなく犯罪である。 加えて警察官でない者が警察官の制服を着る事自体違法であり、更にそれを着る場面がよりにもよって法に携わる法廷係官の職務中である。 別に警察官を詐称する等制服を悪用している訳ではないが酌量の余地は皆無だろう。 **逆転裁判5 ***{5-1 「逆転のカウントダウン」}  馬等島晋吾:無期懲役(殺人、傷害、虚偽告訴、偽証、その他) 賀来殺害も法廷爆破事件における悪事も王泥喜の襲撃も最後の悪あがきも微塵も同情の余地なし。おまけに仕事で解体した爆弾(相当特殊なケースでも無い限り重大事件の証拠品扱いの筈)の横流し常習犯という余罪付き。 そもそも彼が爆弾を盗もうとしなければ法廷爆破事件も起きなかった筈。 だが、法廷爆破事件においては爆弾のカウント開始を忠告し死傷者を出す事を防いでいる。死刑にするにはやや厳しいか。 それでも最後の悪足掻きの内容が「ダミーの爆弾を本物と偽り脅迫・逃亡しようと試みる」というかなり悪質な物であり、反省の色もまるで無かったため心証は間違いなく最悪。この点が量刑に響くのは確実であろう。 ***{5-2 「逆転の百鬼夜行」}  美葉院秀一:無期懲役(殺人、傷害、虚偽告訴、偽証、証拠隠滅その他) 自分の借金返済のために金塊の強奪に邪魔な被害者を殺害するという身勝手な犯行で、その借金にしても完全に自業自得。 これまた同情の余地なしだが、本来の目的である金塊の不当な取得はできなかったため強盗にはならず。強盗殺人は成立しないので死刑にするにはやや厳しい。  銭洗熊兵衛:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗)3ヶ月以上10年以下の懲役(偽証) 作中では問題視されていないが、スリの常習犯で各種窃盗を行っている上に、 美葉院の命令で偽証をするなど、殺人の幇助と言われてもおかしくない行動を取っている。 作中では無罪放免となっているが、現実でこんなことをしたら、美葉院の共犯として一緒に刑務所に入ってもおかしくはない。  希月心音(警官を投げ飛ばす):3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金(公務執行妨害)2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料(暴行罪) 警官との会話を聞く限り、殺人事件が起きた直後にも関わらず現場の場所を聞こうとし、 怪しく思った警官に対して、弁護士バッジを見せる以外に自分の身分証明をしようとせず、 「あなたが捕まっても弁護はしない」など脅迫めいた言動を行い、名前すら名乗らなかった以上、警官に連行されるのも仕方がない。 そもそも彼女がまともに弁護士としての身分証明をすればそれで済んだ話であり、警官を投げ飛ばしたのは暴行罪で同情の余地がない。 公務執行妨害やもしも警官が怪我をしたとしたら更に傷害罪まで付け加えられ懲戒請求を受ければ業務停止処分を受けるだろう。 「後で謝っておかなきゃ」と発言しているが警官を介抱しようとしていないので反省は認められないだろう。 どんな事があっても警官に対して暴力を振るってはいけない。 ただし、逆転裁判の世界観を考えると、彼女ではなく警官の方がなんだかんだで減給処分を受ける可能性もある。合掌。 ***{5-3 「逆転学園」}  一路真二:無期懲役(殺人、収賄、虚偽告訴、偽証その他) 各種不正をどうとらえるかが問題になりそうだが、(もっとひどい余罪が無い限りは)死刑にはならないだろう。 少なくとも劇中で彼が黒板に書いた罰では誰も納得はしないのは確かだし、何より余罪の数がかなりの量なのは間違いないので無期懲役は確定だろうが。  宇和佐集芽:15年以下の懲役又は50万円以下の罰金(傷害)10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 道葉以外に封筒を開ける人間がいるかもしれないのにカッターを仕込んだのは立派な傷害罪。 しかも作中の仕掛けや静矢の怪我の具合から見て相当威力のあるものと推察される。 下手をすれば目や首に刺さる事故で失明や死亡の可能性もある危険な行為である。 盗み見ようとした静矢零にも悪い点があるので過失相殺は認められるが、それでもかなりの裁きは受けるべき。 また、学校の録音機材を無許可で使い、学校中の音声を盗聴するなどというのは大問題であろう。 盗聴は不法侵入や電話の盗聴でないと罪にならないが、窃盗は立派な罪であり、普通の学校でもこんなことをすれば即退学だろう。 また、「死体を見た」という偽証に至っては同情の余地が全く無い。 新聞部に人が来ない事に悩んでいた様だが、部長がこの有様では来る方がおかしい。 新入生が入るまで部を残してもらえたのはまさしく菩薩の処置である。  静矢零 厚井知潮:3月以上10年以下の懲役(偽証) 法曹界に進む事を志しながら、度重なる偽証をして法廷を混乱させた罪は重い。 友人を庇う為の偽証しかしていないならば、情状酌量の余地があるのだが彼らはそれ以外の偽証もしている。 特に、静矢零の最後の偽証など同情の余地は全くないだろう。 作中では、無罪放免となっているが現実に行ったらそれなりの処分を受けるだろう(しのぶは被告人なので嘘をついても構わない【法曹界に進むべきかは別だが…】)。 3話時点ではこの二人は法曹界に進む気は全くない・完全に自暴自棄な状態だったためにこのような行為に及んだろうがエンディングでは再び法曹界に進もうとしているのでこの件に関しては真剣に向き合うべきである。 ***{5-4 「星になった逆転」{5-5 「未来への逆転」}  通称“亡霊”と呼ばれるスパイ(表の名前:番轟三):死刑(殺人、虚偽告訴、爆発物取締罰則違反その他) ゲーム内で描写されているだけでも各種殺人、宇宙センターと法廷の爆破、証拠の捏造、いずれをとっても情状酌量の余地なし。 法廷および宇宙センターの爆破だけで十分死刑になりうるが、それに加えてこれらの罪状では到底死刑は免れないだろう。おそらくシリーズ最大の重罪を犯した犯人ではなかろうか。  賀来ほずみ:無罪(業務上過失致死傷or殺人未遂?) 発砲する相手を誤認していたとはいえ、威嚇射撃によるもので立派な正当業務行為であるため、まず殺人未遂にはならないだろう。 さらに命中したのが勲章で対象は死亡どころか傷一つない。よって業務上過失致死傷も成立せず。 第4話後半時点で既に死亡しているので罪に問うことはできないが、たとえ起訴されても以上の点から無罪が下る可能性が高い。  夕神かぐや:3ヶ月以上の有期懲役(逮捕・監禁、脅迫罪、傷害未遂、人質強要、その他諸々) 来客を監禁した動機は弟の死刑執行を阻止しようとしたためで、同情できなくもないがやはり強引で大事すぎる。 宇宙センターを占拠できるということはそれだけで脅しは十分であるはずなのに無関係の人質を12人も取ったという点は明らかに異常。 (人質を取らなければならない状況だとしても3~4人で十分なはず) 結果的には真実が明らかになったが、目的は心音を犯人にしようとするためで、みぬきに拷問を加えると脅迫したりしているため同情の余地はない。模倣犯を防ぐためにも逮捕・監禁・脅迫の罪は情状酌量の余地はありえないだろう。 とはいえこの行為がきっかけでUR-1号事件も再審されて迅に無罪判決が下り、さらに亡霊を追い詰めることができている。宇宙センター不法占拠の罪は酌量はするべき(弟も人質を取っての不法占拠に関しては彼女を擁護している)。 バッドエンドでは人質皆殺しの凶行に及んだ可能性が示唆されているが、流石にその点を追求するわけにはいかない。 なおEDでは迅が彼女の弁護を成歩堂事務所に依頼しているが、この依頼が序審か量刑か受けたかは不明。  夕神迅:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(犯人蔵匿、証拠隠滅の罪)【時効成立】 3月以上10年以下の懲役(偽証) 例え本質が悪人というわけでは無いとしても彼のしている事は非常に問題ある行為であり最善の策であったとは一切言えない。作中では結果的に運が良かっただけである。 心音を庇うためとは言え、現場に細工した上に、嘘の自白をして事件を闇に葬ろうとしたのは検事として許されない行為であり、時効成立前に再審が行われていたらまず間違いなく実刑判決だろう。 冤罪とは言え、自身の虚偽の自白が原因であり責任は彼1人のみにある。 そもそも、当時の彼がきちんと検事としての職務を果たしていれば亡霊を捕まえられずとも、 少なくとも手がかりが残り、亡霊を追い詰めることが出来た上に、シャトルにも護衛がついて4話の事件自体起こらなかった可能性もあったかもしれない。 証拠隠滅の時効は3年であるため既に時効で、この行為による刑事罰は受けないだろうが・・・ かぐやの宇宙センター占領中も無関係の人質を解放するように一言も説得しようともせずに、 それどころか、彼が有罪になってしまえば人質たちの運命がどうなるのかわからない状況であるというのに(実際、バッドエンドでは人質は行方不明にされている) 自らの意思を押し通して無理やり自分を有罪にしようとする行為は道義的に大問題と言わざるを得ない為同情の余地はない。 最後の裁判の被告人は彼ではなく心音であるため、あの裁判を正当なものであるとするならば、偽証罪が適応される。 この偽証によって12人もの人質が皆殺しにされる危険性もあったため、軽い罪で済まされて良い物では無い。 普通であれば、この後検事としての資質が問われ、それ相応の処分は覚悟しておきたい、たとえあの裁判を正式なものでないと解釈して刑事罰を受けなかったとしても、少なくとも実刑を受けたのと同等の扱いで、公的な仕事には一生就けないだろう。 また冤罪の賠償も自身の虚偽の自白が原因あるため一切支払われないだろう、さらに人質たちから精神的苦痛を受けたと訴えられれば逆に支払わなければならない立場にある。 なおEDでは成歩堂事務所に依頼しようとした人に「法廷で会うかもしれない」と発言しているが、(上記の事を考えても色々あった為)作中では検事のままになっているのだろうか? 冤罪被害は事実なので、結果オーライで終わった件も含めてその点を考慮して大目に見られた可能性も否定できないが。  希月心音:免訴(亡霊への傷害) そもそも年齢的に通常の刑事裁判は行われない。 仮に行われたとしても、直前に亡霊は彼女に襲い掛かっており、間違いなく正当防衛が成立する。  大河原有忠:3ヶ月以上10年以下の懲役(偽証) 彼の行った隠蔽工作自体は必要悪とも取れるが、偽証する必要はなかったはず。 悪く見れば、自分の保身のために星成を見捨てたとも見える行為なので、それ相応の処分は覚悟しよう。 実際、最終的に少なくとも降格処分を受けている。  葵大地:3年以下の執行猶予付き懲役または50万円以下の罰金(傷害) 常用していた物とはいえ、副作用を期待して薬を星成に服用させた行為は傷害罪に問われる可能性がある。 大元の目的自体は必要悪とも取れるが、これ自体が「薬の副作用で意識の朦朧とした人間に宇宙服を着せて無理やり移動させる」というリスクが付き纏う行為のオンパレードであり、これが最善の方法だったかと言われると疑問が残る。 そもそも星成を計画に噛ませなかった理由が「星成がウソをつけない人間だった」という客観性に欠ける物だけであり、裁判官によっては問題視されるかもしれない。 とはいえ、少なくとも星成を害するためにやったのではない事は確かであり、執行猶予は確実に付くだろう。 ***{特別編 「逆転の帰還」}  伊塚育也:5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金(重過失致死傷罪)3年以下の懲役(死体損壊罪・死体遺棄罪)3ヶ月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 動機は同情の余地があり、作中では軽い罰で済んでいるが、同情の余地の無いかなり残虐な行為も多く犯しており、本来であれば軽い罰では済まされない。 《劇中の様に数ヶ月で水族館にすぐ戻れるのか?》 結論:戻れるはずが無い 彼は捜査を混乱させる為に死体損壊・死体遺棄・証拠隠滅・偽証を犯しており、これらについては悪質で情状酌量の余地が無い。 劇中で解っている事だけでも執行猶予なしの懲役5年以上は確定しているだろう。 《船長を死なせた罪はどんな罪なのか》 結論:重過失致死傷罪 作中では事故死となっているが、新人の飼育員である彼が許可なく勝手にプールの水を抜き取りそこに被害者が落ちて死んでしまった為に過失致死である。 また、人が落ちないようにする対策を全くしていない事、船長などに対して足止めした形跡が無い事から重過失致死傷罪は免れないだろう。更に船長を救護しようともしていない為未必の故意による殺人罪の適応の可能性も考えられる。 また、引き上げようとした点から「ある程度の対策をしており重過失致死罪にはあたらない」のが真実かもしれないが、 彼がその証拠を隠滅してしまっている為(少なくとも自白のときに言わなかった)に事件当時を撮影したビデオなど決定的な証拠でもない限り過失致死罪に引き下げる事は難しいだろう。 よって重過失致死傷罪は確定しているだろう。 《情状酌量の余地があるのか?》 結論:船長に対する重過失致死傷は認められる材料が乏しく、その後の隠蔽に関しては全く無いどころか悪意が認められる エールを逆恨みした理由については情状酌量の余地は充分だが、船長に対する重過失致死傷については全くと言っていいほど情状酌量の余地が無いとしかいえない。 もしも、船長が死んでしまったときに、救急車と警察を呼んで助けよう・自首しようとしていれば、シャチを殺してしまっても過失致死と動愛法違反程度なので僅かながら執行猶予の可能性も考えられたのだが…。 劇中で最終的には荒船水族館に復帰しているため、劇中ではそこまで重い罪には問われなかったようだが、劇中での彼の行いはとても数ヶ月程度では許されるものではない事は明らかである。服役しながら勤務しているのだろうか(服役しながら検察局に勤務している夕神、という前例があるため可能性はある)? **逆転検事 ***{検事1-1 「逆転の来訪者」}  優木誠人:無期懲役または死刑(強盗殺人、窃盗、虚偽告訴その他) 至極身勝手な理由で相棒を射殺、御剣の部屋からの自身の決定的な証拠品になるビデオ含む証拠隠滅の為、窃盗を働き偽のダイイングメッセージ等で糸鋸やマコを嵌めようとした。 酌量の余地のない強盗殺人でありこれだけで最低でも無期懲役は確定的である。 それどころか、諸平野のケース同様、被害者が警察官なのでこちらもこの時点で死刑になってもおかしくない。 また密輸組織との関わりを持ち、検事として違法行為を常日頃行っていた可能性が非常に高いため、これらの余罪についても言及される可能性もある。 ***{検事1-2 「逆転エアライン」}  白音若菜:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人、虚偽告訴、密輸) 密輸の証拠品を抑えられたため、口封じに殺人と言う極めて許しがたい理由からの殺人である。 「ボス」に逆らえなかった事等で酌量の余地はあるように見えるかもしれないが、そもそも犯罪組織にかかわらず密輸に協力しなければ殺人を行う必要性が無く、また彼女の行動で木之路や御剣が有罪になりかけたのだから同情する余地は無い。殺した人数が1人だけであるため死刑は難しいだろうが無期懲役は十分あり得る。 ***{検事1-3 「さらわれる逆転」}  小倉真澄:3年以下の執行猶予付き有罪(脅迫、虚偽告訴、軽犯罪法違反その他) 誘拐自体は狂言だったが、いくつかの軽犯罪(威力業務妨害罪及び関係者に「誘拐した」と伝えた時点で、脅迫罪が成立する)上に実銃を持っていたので銃刀法違反等の所為で無罪とはいかない。 誘拐事件の一味なので非はあるのだが、参加した理由が娘の安否と逆らえない上司の息子を止める為と言う使命感からなので同情の余地はある。 しかも主犯でもない以上執行猶予が妥当だろう。  天野河光:無期懲役(強盗致死、虚偽告訴、脅迫その他) 誘拐については小倉を参照、これは狂言だったのであまり深い罪に問えない。 ただし小倉殺害については過剰防衛や傷害致死の可能性が高いとはいえ遊園地の備品や警察が用意した身代金を窃盗しているので強盗致死に問われる可能性が高い。 動機自体が金目当てでそもそもろくでもないので同情の余地もない。  天野河丈一郎:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅その他) 息子の為かなり強引な手段で証拠を消そうとした為当然証拠隠滅の罪に問われる。 密輸に関しては内容が不明なのでここでは罪状を書かないが、かなり重い罪に問われる可能性もある。  織戸姫子:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金(威力業務妨害) 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫)1年以上10年以下の懲役(銃刀法違反)その他 こちらも罪状事態は小倉を参照、誘拐自体は罪に問えないとはいえ多くの関係者に迷惑をかけている。 最後は嵌められかけたとはいえ基本的には彼女の場合は罪に問われたのも自業自得、同情の余地は無い。 ***{検事1-4 「過ぎ去りし逆転」}  一条九郎:3年以下の執行猶予付き有罪(脅迫、窃盗その他) 「ヤタガラス」として多くの窃盗や情報漏洩を働き、それらの違法行為を知らしめるメッセージカードの添付からそれにまつわる脅迫や威力業務妨害などが適応されるだろう。 ただしこれは対密輸組織への最終手段そのものであり、周囲に相談できなかった事情含め同情の余地はある。 他に方法が無かった以上執行猶予が妥当だろう。 そもそもが密輸組織自体にからんだ不正行為を働いた相手にも非があるため一概に彼らだけを責めるのは筋違い。  真刈透:無期懲役または死刑(殺人、虚偽告訴、その他) 犯罪(窃盗・傷害)の常習犯な上,殺人自体も依頼された金目当てからと言う全く同情できない理由なのでどうしようもない。 偽証については彼は被告人として偽証を行った為偽証罪は適用不可能。  葛氷見子:死刑(強盗殺人、証拠隠滅、虚偽告訴、窃盗その他) 「ヤタガラス」としては上記の一条を参照。 密輸行為及び2人以上の殺人、証拠隠滅の為の証拠の持ち逃げ(窃盗)や銃の発砲による御剣たちへの殺人未遂などから今回の事件だけでも死刑相当の罪状を犯している。 また、「シーナ」と名を変えた時期においてでも殺人の事後共犯なのでこちらでも非常に深い罪を犯した。なので文句なしに死刑。 ***{検事1-5 「燃え上がる逆転」}  カーネイジ・オンレッド:死刑(殺人、密輸、通貨偽造その他)無罪(正当防衛) 自身の地位を守る為と言う実に下らない動機からマニィを殺している上に密輸組織の首領として様々な悪事を行っている。 特に通貨偽造はどの国どの世界においても重犯罪として扱われる案件であり、死刑がふさわしい。 ただし、赤石(仮面マスク2世)殺しに関してだけはカーネイジの主張通り正当防衛が認められる可能性が高い上、赤石に非が多大にあるのでこれは無罪としておく。  マニィ・コーチン:死刑(殺人、証拠隠滅その他) 葛由卯子の殺害をはじめ、罪状はほぼカーネイジと同様。 密輸組織の頂点に立とうと実に様々な不法行為を行っていた。  馬堂一徹:3年以下の執行猶予付き有罪(窃盗、脅迫その他)5年以上の有期懲役(強盗罪)無罪(正当行為) 「ヤタガラス」としては一条の項目を参照、彼の場合は上記の窃盗等の他にヤタガラスの証拠隠滅も付くのだが最終手段としてのカウンターである。 しかし動機は正義感からではあるが、何の非もない御剣相手に強盗を働いた事実は動かない為、こちらで実刑を受ける必要がある。 銃を突きつけ威嚇射撃をして脅迫しているので窃盗ではなく強盗罪。 ただし事情が事情なので減刑される可能性が非常に高く、執行猶予が付く可能性もある。 狼に対する発砲については無罪、刑事として実に正しい行為をした結果シーナをかばった彼が撃たれたと言うだけで犯罪性が無い。  赤石葵:罪状不明(不法入国、窃盗未遂) 仮面マスク2世として依頼を受けて窃盗を行おうとした。 治外法権が認められる大使館への犯罪目的の不法入国にあたるのだが、アレバスト側の刑罰が一切不明なのでこれは考慮不可能である。 しかし「大使館の中の備品を盗もうと現地の国民が大使館に不法侵入し他国の領土内に入国した」となれば、通常は射殺もやむなしの重犯罪ではある。  矢張正志:罪状不明(不法侵入)無罪(脅迫) 実に矢張らしい理由で屋根から別の部屋に侵入すると言う無茶なことをした。 違法性が薄く悪気はなかったとはいえ、大使館内の出来事なので「個人的な理由で外国の領地内での不法侵入まがいの行動をした」となれば最悪国際問題になりかねない。 実に軽薄とも言えるのでアレバストの法律で罰金・禁固刑にあたる可能性も高い。 オバチャンに対しての脅迫状は、内容がストーカーまがいともとれるのだが普通のラブレターともとれる内容であり、字が下手なことを除けば問題があったとは言えず送った相手自体勘違いだったのでこれは無罪としておく。 **逆転検事2 ***{検事2-1 「逆転の標的」}  内藤馬乃介:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 酌量不可だが死刑にするほど重大な罪でもない。    速水ミキコ:執行猶予付き懲役(銃刀法違反) 大統領の殺人未遂は狂言のため言うまでもなし。 罪に問えるのはせいぜい拳銃を(おそらく)公安委員会の許可なく所持させられ、発砲したことだろう。  虎狼死家左々右エ門:死刑 説明不要である。外城からキツいしっぺ返しを食らっているが、今までの所業と比べたらとても寛大な処置としか言えない。 ***{検事2-2 「獄中の逆転」}  美和マリー:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人、虚偽告訴、その他不正) 動機は内藤を自分を脅していた了賢の部下と思ったからであるが、それは彼女の勝手な勘違いであり 内藤は彼女に対して何もしていない為、情状酌量の余地は無い。 これだけでは死刑にするほど重大な罪でもないだろうが、卑劣な証拠隠滅をしようとしていたことや、過去の罪状などから余罪は大量にあるので無期懲役は十分あり得る。  山野星雄:2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(証拠隠滅) 殺人そのものには関与していないが、美和への協力については自分の利益が目的のため酌量不可能。 この一件で刑期が延長されているが、当たり前である。    折中秀治:10年以下の懲役(窃盗、脱走) 事件には関係ないが刑務所からの脱走は重罪として扱われる。 刑務官の服を盗み脱走と言う事なので窃盗を伴う脱走として、懲役10年以下の有期刑程度がふさわしい。 エンディングでも一切反省せず脱走する気満々なので酌量の余地も無いだろう。 ***{検事2-3 「受け継がれし逆転」}  風見豊:無期懲役(殺人) 時効寸前まで逃げおおせた上に反省一切なし。死亡した人数は一人だけなので死刑は厳しいが、酌量は一切いるまい。  緒屋敷司:執行猶予付き有期懲役(殺人未遂、死体隠匿、証拠隠滅) 背景事情から酌量の余地十分。殺人は未遂だし、さらに彼女の行動によって真犯人が特定されたのだから、刑罰も軽くなるだろう。 死体隠匿の方もとっくに公訴時効が成立(動機と状況にもよるが死体隠匿は死体遺棄罪に該当し、発見の有無にかかわらず3年が公訴時効である)しているので、この件で罪に問うのは不可能である。  矢張政志:無罪(器物損壊) 器物損壊は親告罪なので緒屋敷が訴えない限り何の罪にも問われない。 緒屋敷か天海が訴えたらもちろん罪になるし弁償を求めたらそれに応じる義務は矢張にあるのだが、それでも前科すらつかないだろう。 それ以前に彼女が訴える可能性自体まずないと思われるが。  デリシー・スコーン:3年以下の執行猶予付き有罪(偽計業務妨害罪他) 本人に自覚が無かったとはいえ現場を荒らしまわってしまった。 上記の罪に相当する可能性や捜査攪乱などの罪に問われる可能性もあるが、そんな意図がないのは明白なのであって執行猶予が妥当と言える。  氷堂伊作:2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫)15年以下の懲役又は50万円以下の罰金(傷害) 風見を一方的に裏切った末それをネタに脅そうとしたので脅迫罪。 またその際に風見へ暴行を加えた結果、出血する大けがを負わせているので傷害罪をそれぞれ適応するのが妥当であろう。 更に息子を使って誘拐までしているので、量刑は更に重くなること間違いなし。 ***{検事2-4 「忘却の逆転」}  一柳万才:無期懲役または死刑(殺人、虚偽告訴、証拠隠滅その他) 劇中で判明した殺人は一件だけであり、しかも被害者に殺意があった事が証明された場合、過剰防衛が認められる可能性もある。 酌量不可能だし年齢的に更生の余地もないが、死刑になるかは微妙。 ただし劇中だけでもあれだけの所業なので、劇中外でも相当の悪行を繰り返していたのは間違いなく、余罪が大量にあることは確実。 よって、余罪によっては十分死刑になる可能性もあると思われる。  籠目つばさ:執行猶予付き有罪(殺人未遂) 恋人の敵討ちなので同情の余地も多く、万才さえなんとかすれば再犯の危険性がほぼ0なので、殺人未遂では執行猶予付きの刑罰が妥当。 仮に殺人を成功させたとして酌量の余地が余りにも多いので減刑されるのが適当と言える。  武藤瞳子:3年以下の執行猶予付き有罪(虚偽告訴、虚偽診断書等作成その他) 死亡診断書の偽装は上記の罪に当たり、現場での殺人の共犯者でもあった。 ただしこれは万才に祖母を人質にとられていたようなもので完全に本意ではなく、減刑・執行猶予刑が妥当と言える。 しかし、このような事をしてしまえば最悪、医師法による懲戒処分で伊丹ともども医師免許を剥奪され二度と医師になれなくなるはずである。 (情状酌量の余地があっても医師法には関係ない)  伊丹乙女:公訴時効(虚偽診断書等作成) 一応判明してる限りでは万才と組んで狩魔に虚偽の死亡診断書を渡した事件が発覚している, これは立派な医師法違反で証拠が残っていれば即医師免許剥奪である。 時効が過ぎている為、この一件では刑事罰は問われないだろうが孫の武藤が脅されていたあたり恒常的に死亡診断書を偽造していた可能性が高い。 その場合上記の罪に問われ3年以下の禁錮又は30万円以下の罰金と言うペナルティが課される。 ***{検事2-5 「大いなる逆転」}  猿代草太:無罪or執行猶予付き有期懲役(殺人)15年以上の有期懲役(殺人教唆、誘拐、暴行、証拠隠滅、虚偽告訴その他) 罪状は多いのだが、動機には同情の余地は多分にあり、彼のおかげで悪党たちを成敗することができた上、彼の一連の行動中には計画性があっても悪質と言える部分がほとんどないためかなり軽い罪でいいと思われる。 そもそも、警察は全く信用できない状況で、一国の大統領、司法を支配している元検事局長相手に戦うという背景事情を考えれば犠牲者も少なく、直接殺そうともしていないため(犠牲者たちは逃げようと思えば逃げられた)、やり方が残虐とは全く言えない。 態度や言動には問題はあるが、逆を言えばそれ位にしか彼の悪い点を見られなく、すべての行動は私利私欲のためだけではなく、自分の身の安全のための行いであり、 1連の事件によって金銭等を得ようとしていないため、彼の内心は悪人だったとしても行動の内容は重い罪を背負うべき物では無い。 《彼の罪状は?》結論:劇中で証明できたのは王帝君殺害とミクモ誘拐と銃刀法違反とシモンに対しての大統領殺害の虚偽告訴のみ、その他のことは疑いだけであり立証されていない。 殺人教唆はやっていない可能性もあり。また、「殺させたのはオレ」という盗聴の内容だけでは教唆犯として裁く事は難しい。例えデータが残っていたとしてもこれでは、「潰し合わせる」事を「殺し合わせる」と発言していたと解釈できる余地がある。明確な殺意を明らかにしないと殺人教唆罪は成立しない。 (そもそも彼にはカゴメを殺す動機は無いし目的からしてマリーと万才と偽大統領が失脚すればそれだけで充分なのだ) 虎狼死家への殺人の依頼は依頼が完遂していないため証拠は全くなく、また「虎狼死家は依頼人のために簡単に偽証をする」という前科があるため法廷では余程の証拠がない限り証拠不足で罪に問えない。 シモン誘拐は証拠自体が全くない。 《彼の行いに情状酌量の余地はあるのか?》結論:ほぼすべての行動において情状酌量の余地は十分にあり、例え全ての罪状の証拠が明らかとなったとしても心身衰弱や恩赦法による執行猶予の可能性も十分にある。 王帝君殺害は轢いた乗り物がバルーンという、着陸直前の微調整が不可能に近い乗り物であったため王帝君が着陸ポイントにいただけの事故の疑いが非常に強い。(しかも被害者本人は彼に対し銃撃を行っているため彼の過失と見るのは非常に理不尽である) これを殺人と見えるのであれば、予め 王帝君は着陸時刻にその位置に入ることを予め知っており、銃撃を受けている中コントロールして即死においやらなければならない。(生きていたら確実に拳銃で反撃される) ミクモ誘拐は言い訳の仕様が無いが、事情があった上に、安全な場所に開放している以上量刑はかなり軽くなると見ていい。(その後怪我をしたのは完全に不可抗力) シモン誘拐は万才の魔の手から逃れる為とも読み取れる。それに両方の誘拐で彼は眠らせて運んだだけであり2人とも暴行などを受けていないためこれもまた量刑が軽くなる材料となる。 銃刀法違反も了賢以外止められなかった虎狼死家に命を狙われていることを考えれば情状酌量の余地が大きい。 殺人教唆や虎狼死家への殺人の依頼も、彼が三人に命を狙われていた点や虎狼死家が依頼を完遂していれば一連の事件は起きなかった可能性も考えると、取った手段こそ問題があるもののそこまで悪質とも言えない。 そもそも権力が違いすぎるため三人に命を狙われていた点が証明されれば過剰防衛や正当防衛とは言えずともそれなりの情状酌量の要因とも言える。 また虎狼死家が彼を殺そうとした理由も「偽の大統領であることを隠していた(本物の大統領であると嘘をついたわけでは無い)」「自分を道具のように使っている」と殺し屋と依頼人の関係性を考えれば逆恨みに近い内容であるため、完全なる自業自得とは言えないだろう。これまた、情状酌量の余地は十分にある。 御剣の最期の追及から逃れ続けた点は追及が状況的に仕方ないとはいえ言いがかりが多いためであり、 シモンに大統領殺害の罪を着せようとした点も、 シモンはまだ子供であるので少年法で守られているはずであり(マキ・トバーユに対して考慮されていないが) 事故を主張しているのでそれほど重い罪にはならないだろうし、そもそも彼はその時狼によって閉じ込められかけているのである。 『あの場で騒ぎを起こさずに逃げるためにはああ言うしかなかった』と言えば責任があるのは狼の方である。 自首しなかった点は、まだ万才の裁判が終わっておらず完全に破滅しきっていない状況であったこと(まだシモン誘拐のような裏技を使う余地もあった) 狼の警官達を目をかいくぐるほどの実力者である虎狼死家から命をねらわれている点等を考えれば、真実を明らかにして自首などできなかったと言える。さらに、御剣たちが虎狼死家から彼の身の安全を守ろうとしていない事は虎狼死家が現れてから彼を殺そうとする現場を止めようとしない所が明らかである。 結果論とはいえ、彼が動かなければミカガミ、シモンは殺されて、真実が闇の中の状態になっていたかもしれないという点も考えれば酌量の余地は十二分にあるだろう。 さらに少年時代から万才達に命を狙われている状況を考えれば心身衰弱も認められる可能性は高い。 罪状を見ると懲役15~20年、長くても30年程度が妥当で無期以上を食らう確率はほぼないと言える。あまりに大事過ぎる状況から言って執行猶予や恩赦法による免訴になる可能性も高い。  狼士龍:3月以上7年以下の懲役(逮捕・監禁罪)2年以下の懲役(特別公務員職権濫用罪) 猿代が無駄話をやめてくれといったときに狼が「甘いな!テントの外には警官がいる!キサマに逃げ場はねぇ!」と発言しているが、 これは大問題な発言である。 この時点では猿代は現行犯でもなければ逮捕状も出ていない、この時点で彼を閉じ込める権利は誰にも無いのである。 監禁罪は脅しだけでも発生する為、この発言だけで狼には監禁罪が適応される。 テントの外にいる警官を使って彼を閉じ込めようとするなどやり方も職権濫用で悪質。 その為、特別公務員職権濫用罪も十分適応されるので(国際警察の狼にこの法律が適応されないかもしれないが…)。 十分処罰の対象に入るだろう。 また猿代も何が何でも逃亡しようとするつもりではなく「ちゃんとした主張をしてくれ、じゃなければ出て行く」という全うな要求なので監禁する必要性がない(実際彼はその後、ちゃんと話を聞いている)。 ちなみに、その直後に猿代が発言した「猛獣をお前達に襲わせる」「隠し持っている拳銃で脅す」という発言は 問題がある発言ではあるが、この場合は狼に対しての立派な正当防衛となるため問題は認められない。 また、この後に狼は外へ出る許可を出していないので、猿代のその後発した数々の他人を侮辱する問題発言は全て「揉め事起こさずに外へ出るためには仕方がない発言だった」 といえばすべては正当防衛として許されることとなってしまう。また、虎狼死家が彼を殺そうとしているときに警備の警官を呼ばず、止めようともしなかった点から「彼を守ろうとしていた」などという言い訳は全く通用しない。 捜査官として軽率すぎる発言だっただろう。  鳳院坊了賢:死刑(殺人)10年以下の懲役(脱走) 暗殺者故、確実に死刑になるほどの人数を殺害していると思われる。 脱走については猿代を守る為なので余り重い処罰を科させるべきではないだろう。  王帝君<偽物>:無期懲役または死刑(殺人および殺人未遂) 西鳳民国の法制度は不明な部分が多いため、ここでは日本の法律に限定する。 (あちらの法で内乱罪など国家転覆の罪に問われる可能性も大) 現実に裁判されていたら対象の社会的立場や犯行の悪質さなどから、大統領殺害については間違いなく無期懲役以上になるだろう。 もっとも、一国の大統領と言えど一般人である。日本であれば一人殺した程度で死刑は難しい。 //殺した相手が要人かどうかは関係ない。現行法上、大逆罪や不敬罪は存在しないため人間は出生していれば存在の扱いは平等。 //例えそれらの罪が存在する一昔前でも、外国の国家元首の扱いは一般人。「大津事件」を参照。 とはいっても本物を暗殺して成り代わっているため、まず官公職地位詐称で軽犯罪法に該当。 成りすましている間も本物が受け取るべき収入を得ていたので詐欺罪も追加(金品を騙し取る行為に当たるため)。 ここまでやっている以上、劇中外で汚職や背任に手を染めていた可能性も考えられる。 なので死刑になる可能性も十分有り得る。 たとえ、西鳳民国で無罪になったとしても猿代に対する発砲は殺人未遂で十分裁かれる対象となる。  相沢詩紋:無罪(放火、器物損壊) 事故で小火を起こしてしまったが、年齢的に刑事責任は問えない。 逆転裁判1-4の御剣の項目も参照。  一柳弓彦を誘拐した男たち二人組:1年以上10年以下の懲役(営利目的等略取及び誘拐罪) 人違いだったが営利目的に誘拐した事実に変わりは無い。 捕まれば普通に実刑を食らうだろう。 **レイトン教授vs逆転裁判 ***{序章 「異国の法廷」} ***{2章 「豪炎の魔女裁判」}  マーダラ・ボーゲン:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(ラビリンスシティでの出来事を日本の法律に置き換え・殺人)無罪(現実での出来事を日本の法律に置き換え) アリスとテレスを殺したのは大魔女・ベーゼラであると見なしていたマホーネを魔女裁判で火刑にする為のものだった。 だがベーゼラがマホーネである、というのは彼女の一方的な思い込みであり、本当はベーゼラの立場に当たるのは他ならぬ彼女であった。 この事は本人に予想出来た事では無かったが、結局決め付けから犯行を行った事実は変わらず、酌量の余地は無い。 只、現実にはストーリーテラーとジョドーラに踊らされていただけであり、そもそもストーリーテラーによって命が危機にさらされる所であった。 魔法を使っての殺害は実際は誰にも危害を加えていない事になる為、現実にはどの道無罪となるだろう。  アリスとテレス:10年以下の懲役(ラビリンスシティでの出来事を日本の法律に置き換え・恐喝未遂)無罪もしくは有罪(現実での出来事を日本の法律に置き換え) 詳細な理由は不明だが、金欲しさにマホーネを刃物を使って恐喝したのは事実であり日本では10年以下の懲役に科せられる行為である。 こちらは刃物を使っている為現実に罪に問われるかは強力な暗示効果を受けた状況である事が認められるかであろう。 ***{4章 「黄金の魔女裁判」}  ジョドーラ:無罪 ラビリンスシティでの出来事だと、ストーリーテラーの私利私欲に従い殺人を犯した、という事になる為、普通に殺人罪にあたる行為ではある。 だが、ラビリンスシティの中と関係ない形で彼女自身にも殺人の動機はあり、動機は魔法で殺害されたとされる者が集う森にレイトンを導き、ラビリンスシティの謎を解かせる為であった。 実際には誰にも危害を加えていないという事もあり、この事に関しては普通に無罪だろう。  パトラス・アルグレイ:5年以上の有期懲役(ラビリンスシティでの出来事を日本の法律に置き換え・殺人未遂)無罪もしくは有罪(現実での出来事を日本の法律に置き換え) これまた一方的な勘違いから殺人に及んでおり、実際に殺すのは明らかに理不尽な行為だった。 只、本人は行いを深く反省し、罪と向き合っている。既に殺そうとした相手は死んでいたという事もありそこまで重い刑にする事は出来ないだろう。 こちらも絞殺の為現実に罪に問われるかは強力な暗示効果を受けた状況である事が認められるかである。 ***{7章 「最後の魔女裁判」~終章 「はじまりの物語」} **大逆転裁判 本来ならば明治時代の日本およびイギリスの法律を適用すべきかもしれないが、わかりやすくするため現代日本の法律を適用した場合を記載する。 なお、当時のイギリスで拳銃の所持が合法か否かは不明だったので銃刀法違反は除外している。 ***{大逆転-1 「大いなる旅立ちの冒険」}  ジェゼール・ブレット:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人) 動機や背景等は一切不明だが、クラーレなどというシロモノを用意していた点で計画的な犯行である事は確実。 成歩堂らにすべてを明らかにされた後も反省の色は見えず、酌量の余地も皆無と言っていいだろう。ただ被害者は1人であるため死刑にするには厳しいか。 ただ、作中では領事裁判権が認められた点、動機等が一切不明なことから実際にはどれほどの刑に処されるかは不明と言わざるを得ない。  園日暮三文:3か月以上10年以下の懲役(偽証) 刑事から指示されたためとはいえ、やはり偽証はアウトと言わざるを得ないだろう。 しかしながら指示してきた相手が警視庁の刑事であり、一般人としては従う他ないと考えるであろう事は容易に想像できるため、酌量の余地は十分あり得ると考えられる。  渦久丸泰三:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗)、3か月以上10年以下の懲役(偽証) 事件現場となったレストランで同席していた園日暮三文から小判を盗みだした。 また、作中では本事件以前もたびたび窃盗を繰り返していた事が語られる。 一応動機は幼い息子に温かい飯を食わせてやりたかった、というものではあるものの、常習犯であることや追い詰められた際も息子が盗んだのかととぼけるなどしており心象は良くないだろう。 酌量の余地ありとみなされるかは微妙なところである。 偽証については園日暮三文と同様。 ***{大逆転-2 「友とまだらの紐の冒険」}  ニコミナ・ボルシビッチ:3年以上の有期懲役(傷害致死) 少なくとも彼女自身には相手を殺害する意志はなかったため、殺人罪の適用はできないと考えられる。 しかしながら完全な過失ではないため(亜双義を止めるため突き飛ばした)、過失致死も適用不能。 従って傷害致死罪が妥当であると考えられる。 ただしその後自首をせず船の船員たちとグルになって成歩堂に罪を着せたのは悪質と言わざるを得ないためそこで心象を悪くしてしまう可能性はある。 ***{大逆転-3 「疾走する密室の冒険」}  コゼニー・メグンダル:死刑又は無期懲役(強盗殺人) 当初は借金を返せそうにない相手を殺害した、と思われていたが、実際には取引相手との話がこじれた末の殺人であり、その際相手から目的の品物を奪取していた事も発覚。 そのため殺人罪ではなく強盗殺人罪が適用される。 余罪も多数あると考えられるため、死刑が適用される可能性が大きいと考えられる。 なお、5章で発覚した国家機密の漏洩についてであるが、現代日本の法律であれば機密の内容によっては特定秘密保護法が適用される可能性がある。 適用された場合には25条1項が該当すると思われるため、5年以下の懲役に処される可能性がある。 もっとも、いずれにせよ強盗殺人のほうがよほど刑が重いし、そもそも作中では3章ラストである人物により生きたまま焼き殺されるという悲惨な最期を遂げたわけだが。 蛇足であるが、証人の買収や脅迫および証拠の変造は証拠隠滅罪にはならなかったりする。 なぜなら証拠隠滅罪は「他人の刑事事件」の証拠を隠滅したときに成立するため、メグンダル本人が自分の犯罪事実の証拠を隠滅しても当てはまらないためである。  ***{大逆転-4 「吾輩と霧の夜の冒険」}  ジョーン・ガリデブ:30万円以下の罰金又は科料(過失傷害) or 5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金(重過失致傷罪) 少なくともビリジアン・グリーンの件に関しては彼女には故意はなかったため、傷害罪に問う事はできなさそうである(事件の経緯を考えれば「完璧なまでに不幸な偶然」と形容するしかない)。 またこの事件の発端となった夫婦喧嘩も判例上「業務」とみなされる、社会生活上の地位に基づき反復継続して行う、生命身体に危険を生じ得る行為にあたるとは言い難いように思われるため業務上過失致傷罪にも当たらなさそうである。 ここで問題となるのが、「夫婦喧嘩の際怒りに我を忘れてナイフを投げつけ、それが偶然外に落下して通行人の背中に突き刺さった」という出来事が重過失と判断されるか否かである。 重過失ではないと判断されれば刑法209条の過失傷害となるが、重過失と判断されると211条(業務上過失致死傷罪)の「重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする」という部分に抵触することになる。 過失傷害であれば親告罪のため、現代日本であれば被害者が告訴しなければ罪には問われない。仮に問われたとしても非常に稀なケースによる過失傷害なため大した罪にはならないだろう。親告の是非は、回復したビリジアン次第であろう。 しかし重過失と判断された場合に問われる重過失傷害罪は親告罪ではないためそうはいかなくなる。その場合できるのは減刑嘆願程度か。 余談ながら、もしビリジアンがそのまま死亡していた場合には、ジョーンは過失致死罪ないし重過失致死罪に問われる事になっていた。 前者は50万円以下の罰金、後者は5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金。どちらも親告罪ではない。後者は重過失致死傷と条文ではまとめられているものの、より刑が重くなるのは確実。 ビリジアンが死なずに済んだのは彼女にとってもジョーンにとっても幸運だったと言うべきだろう。  パトリック・オマーリ:2年以下の懲役又は20万円以下の罰金(証拠隠滅) よりにもよって最初の結婚記念日に自分の交番の管区内で事件が起きてしまったため、その事件現場を丸ごと移動させた。 この行動は刑法104条の「他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した」の「変造」という点に該当すると考えられる。 その動機は「どうしてもその日だけは妻と食事に行きたかった」というものであり事件を混乱させようとした意図は全くなく、また本人も裁判で事実が明らかになり自分のやっていたことが重大なことだったと知り深く反省はしていた。 しかし場合によっては警察官という立場でありながら私生活を優先した、非常に身勝手なものであると判断される可能性もあるため、酌量の余地ありとみなされるかは微妙だろう。 作中では少なくともバンジークス検事は酌量の余地ありと判断したのか、その後警察官としての職務に復帰できている。 ***{大逆転-5 「語られない物語の冒険」}  ルバート・クログレイ:死刑(強盗未遂、強盗致死および殺人教唆) ティンピラー兄弟と共に質屋に押し入り、故意ではなかったとはいえハッチを殺害した男。 彼の罪はそれだけではない。 まず、ハッチの質屋において成歩堂らに拳銃を突きつけメグンダルのコートなどを渡すよう要求した行為は紛れも無い強盗未遂である。 成歩堂らに拳銃を突きつけた行為は脅迫、そして脅迫をもって財物(この場合はメグンダルのコートなど)を強取しようとした行為は強盗未遂。 また強盗未遂は現行刑法においては立派な犯罪である。よくまあこの時点で指名手配されなかったもんである。 またハッチ殺害事件においては故意ではなかったとはいえ射殺した件は強盗致死罪に該当する。 この罪は故意ではなく過失であっても抵触する、という判例が存在するため、本件においても彼の罪はこれに該当するだろう。 さらにメグンダル殺害事件については彼はヒットマンを雇いメグンダルを殺害させたため、殺人教唆に問われることになる。 現行刑法の61条においては「人を教唆して犯罪を実行させた者には、正犯の刑を科する」とあるため、彼には後述の偽係官と同じ刑が科されることになる。 また、これらの事件の発端となった国家機密の漏洩については、内容如何によっては特定秘密保護法第23条1項もしくは2項に抵触する可能性がある。 もしこれに抵触した場合、彼には1項の場合には10年以下の懲役が、2項であれば5年以下の懲役及び500万円以下の罰金が科されることになる。 ここまでの重罪を犯していてはもはや情状酌量は認められまい。 また片方がとんでもない悪党であり親の仇とはいえ2人殺害しているのも事実である。そのため死刑が妥当であると考えられる。  ネミー・ティンピラーおよびタリー・ティンピラー:無期懲役もしくは6年以上の懲役(強盗致傷) クログレイと共に武装してハッチの店に押し入った上、彼らの発砲した弾丸はホームズのポーチに命中、彼を一時意識不明の重体にまで追い込んだ。 これは紛れも無い強盗致傷であり、不法侵入以上の重罪である。 職業を悪党と自称するくらいであるから余罪もあると思われるため、懲役10年ほどは食らい込むかもしれない。  ジーナ・レストレード:1年以下の懲役又は10万円以下の罰金若しくは科料(遺失物等横領)、3か月以上10年以下の懲役(偽証) 彼女は第5話の最初にメグンダルの遺品をハッチの質屋から引き出しているが、これは遺失物等横領に抵触する可能性があるかもしれない。 既にこの時点でメグンダルは死亡しているため、業務上横領等に当たらなさそうではあるものの、いずれにせよ本来彼女には所有権も相続権もないものを勝手に貰ってしまっているためである。 また第3話での裁判の偽証であるが、これもやはり罪に問われる。 しかしながら、メグンダルに脅迫されたために偽証した、という事も事実であるため、少しは刑は軽くされるかもしれない。 ただ、職業的スリであり多数の余罪があると思われるので、だいぶ食らい込むことになるかもしれない。  トバイアス・グレグソン:1年以下の懲役又は3万円以下の罰金(クログレイへの情報漏洩) クログレイに捜査上手に入れた現場の情報を(立場上そうせざるを得なかったとはいえ)漏らした事は、地方公務員法第34条第1項違反である。 成歩堂らの活躍で最悪の事態は防げたものの、場合によっては実際はジーナが犯人でない事を知っていながら彼女に罪を着せ、刑に服させるところであった。 そのためまるきり無罪というわけにはいかないだろう。少なくとも警察内部での懲戒処分くらいは覚悟してもらいたい。 ただ作中ではエンディングで特にそのことについて言及も何もなく出ているため不問にされた可能性もある。  ハッチ・ウィンディバンク:無罪(正当防衛成立)もしくは15年以下の懲役又は50万円以下の罰金(過剰防衛、傷害) 侵入者に果敢に立ち向かうも逆に殺害されてしまった質屋。 そんな彼は拳銃で侵入者の1人に手傷を負わせたわけだが、この行動がどう判断されるかが焦点となるだろう。 いずれにせよ、相手は複数名で、かつ銃で武装していた事から正当にせよ過剰にせよ防衛は成立する事は間違いないと思われる。  偽係官たち:死刑または無期懲役もしくは5年以上の懲役(現住建造物等放火および殺人) 正確には登場したのは3章ラストだが、存在が発覚したのは5章のためここに記載。 ルバート・クログレイに雇われメグンダルの殺害を行った実行犯。 メグンダル殺害時においては、彼らは裁判所においてメグンダルを乗合馬車に閉じ込めた上で放火し殺害しているが、これは現住建造物等放火罪と殺人罪両方に該当すると考えられる。 まず裁判所という「現に人がいる建造物」において放火を行ったため、現住建造物等放火罪が成立し、また放火という手段でメグンダルを殺害した点において殺人罪が成立する。 このため、彼らは逮捕された場合非常に重い刑、場合によっては死刑に処される事もあり得ると考えられる。 **漫画版逆転シリーズの事件 ***{漫画版1 「風と共に逆転」}  風間鈴音:3年以上の有期懲役(傷害致死)3月以上10年以下の懲役(偽証) 包丁で刺されたのが致命傷だがその場で死なずサウナに向かう事が出来た為殺人罪でなく傷害致死罪である。 矢張に罪を着せようとしてた点や偽証もアリバイ工作の為で、矢張に対しての悪意ではない。(実際、罪を着せようとはしたものの彼女は法廷で証人として矢張を庇っている上に、追求を受けても矢張が犯人とは一度も言っていない) 不倫相手から裏切りを受けた事、犯行現場が警官が近くにいる場所である事、一度刺しただけでしかも被害者に対して自白までしている事(もしこの時被害者が助けを呼んでいたら助かった可能性及び、被害者自身が彼女を庇って有耶無耶にしていた可能性が非常に高い) を考慮すれば犯行も計画的とは言えず、殺意は全く無いとしかいえない。反省も矢張への謝罪も無かったが、傷害致死も偽証も同情の余地は充分にあり重い罪にならず執行猶予が付く可能性は非常に高い。 ***{漫画版2 「逆転の死刑台」}  木村初郎:死刑または無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人、虚偽告訴、偽証、非現住建造物等放火罪) 動機こそ同情できる余地は多少はあるが、犯行が悪質かつ残虐な上に計画的であり、何の関係も無い笹夫に対して宝物である蜘蛛館を燃やした上罪を着せようとした。 また反抗の手段も非常に危険な方法であり、一歩間違えれば笹夫も焼け死んでいた可能性もあったため、2-3のアクロと違い軽い罪にはならないだろう。 また、最後に至っては「できたのは俺だけじゃない!」と他の人間に罪をなすりつけようとまでした。 まかりなりにも人がいた建物を爆薬で爆破・放火しているため非現住建造物等放火罪ではなくメグンダルが殺害されたケース同様に現住建造物等放火罪(こちらも殺人同様、死刑が刑罰に含まれる)が適用される可能性も生じる。 次郎が死んで一ヶ月もたっていなかったということもあり、(殺害人数は一人であり、当の被害者側の非も大きいため難しいが)その後の裁判によっては死刑も考えられる。  小森朱宗:6ヶ月以上7年以下の懲役(自殺教唆罪) 殺人罪に問うのは難しいが、自らも知っていた相手のトラウマを利用して結果的に自殺に追い込んだのだから、傷害罪では軽すぎるだろう。 そもそもは彼の反省を促す行為だったのかもしれないし、自殺したこと自体も計算外(成歩堂に依頼した際の態度から明らか)だろうが、それでもそれなりの裁きは受けるべきだろう。 また、笹夫に対する仕打ちの中にもよくよく考えてみれば違法行為に該当しそうなものもあるため、下手をすると更に罪が重くなるかもしれない。 作中では状況証拠のみで真宵に有罪認定されていた上に成歩堂もそれを咎めなかったが、当然である。 ***{漫画版3 「逆転のショータイム」}  春日井浩介:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3ヶ月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 犯行の計画性、動機の酷さ、樹里に罪を着せようとした点など、どう考えても弁解の余地は無い。 最後の最後で反省はしたが悪質過ぎる+樹里への謝罪がなかったので春日井には懲役20年は覚悟してもらおう。 ***{漫画版4 「逆転の預言書」}  煌城マリ子:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 被害者もなかなか外道ではあるし占いのやり方に相当問題があったが、自身も共犯であり、犯行動機も名誉を欲しがった為である上にカエデに罪を着せようとしたため、弁護は難しい。 軽い罪にはならないだろうが、被害者側の非が上記のようにかなり大きく、しかも反省及びカエデへの謝罪も法廷で本心から行っているため殺人に関してはかなり酌量される可能性が出てくる。 ***{漫画版5 「天国からの逆転」}  ショコラン:無罪(金成二八殺害) 体にそば粉が付いた事で二八を死なせた事も月美が二八を死なせたと見なされる事も猫であるショコランに予想出来た筈が無い。 処分の必要性は一切無いだろう。  愛沢夢子:執行猶予付き有期懲役(誘拐、殺人未遂) 色々と特殊なケースではあるが、そば粉で被害者を殺害できると確信したうえで殺害計画を立て、 実際に被害者にそば粉(と間違えた粉ミルク)を盛るところまで行ったのだから立派な殺人未遂である。 とはいえ事情が事情で、用意したそば粉も当然違法な物ではないのでそう重い刑にはならないだろう。 ***{漫画版6 「逆転食いしん坊」}  絵古リサ:無期懲役もしくは5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(偽証)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 動機があまりに潔癖的な上に殺人も全国放送の人気番組の生中継で殺害を行った上にだらしないだけの鳥山に罪を着せようとする、と非常に残虐。 動機である被害者の不正も番組の中であり、プロデューサーの子門も黙認しており、別に被害者の不正で彼女や他の関係者達がそこまで不利益を被っていた様子もないので殺す程の事とは言い難い。 そもそも、彼女は被害者に「イカサマをやめなさい」と一言も警告せずに毒殺したので、イカサマが情状酌量の材料になるとは到底いえない(動機に関しては「気に入らないから殺した」と同じレベルと言える)。 やたぶき屋に対する営業妨害でもあり、殺されるほどの罪でもなかった被害者、鳥山や矢田吹、迷惑をかけた他のスタッフ、殺人シーンを見せた視聴者に対する謝罪の姿勢も見せていない(挙句の果てに「ダイオキシンと同じ」「分別してやった」と、被害者を有害物質及びゴミ扱いしていた)為、酌量の余地は一切無し。厳罰は免れまい。 ***{漫画版7 「逆転力VS神通力」}  姫天狗:無期懲役(殺人、虚偽告訴、偽証) 服役した過去がある上に動機が悪質で、おそらく余罪も大量に出てくる。無期は免れ得ないだろう。 ***{漫画版検1 「逆転のコスチューム」}  魔女仮装の女性(本名不明):証言・証拠不十分で詳細な審議不可・5年以上の有期懲役~(殺人)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 動機は一見同情の余地があるように見えるが、作中の彼女の自供だけでは同情の余地がどれほどあるかは分からない。 彼女の話には「無理矢理借金させた」とか「社会的に破滅させようとした」などと言っていたり、遺書などで彼女に対してのメッセージがあったという話が無く、明らかになっているのは「恋人が金を搾り取られ多額の借金をし自殺した」という事のみで、間田の行いの悪質さが分からず、詳細な審議は出来ない。 彼女が借金についての詳細を知っていたか否か(どんな人か事を知らないで殺した場合極悪人であっても量刑には関係が無い)と間田の行いの悪質さの度合いで彼女の立場は大きく変わるだろう。 また、犯行に至った直接の動機が、被害者と話をした訳でもなく遠くから被害者が男性と話しているのを見て「ほかの男と笑っているのが許せない」というもので、殺害方法も化粧直しをしていた被害者を問答無用で後ろから刺殺、とかなり衝動的なものでこれまた事情によって同情の余地が大きく変わるものである。 詳細によっては話し合えば弁解や和解の余地があった筈であり、彼女の言い分を聞くべきだった可能性もある。 よって立場によっては恐ろしく自分勝手な犯行とみなされ重い刑にされる可能性もあれば、普通に酌量の余地が認められる可能性もある、事件の詳細によって少なからず量刑が変わるケースと言える。 ただ、酔いつぶれた無関係の男に罪を着せようとしていた事には同情の余地が無く、それに対する反省・謝罪も連行されるまでに一切無い為、5年以上の有期懲役刑には間違いなくかけられるだろう。  酔いつぶれた男:3年以下の懲役または10万円以下の罰金(建造物侵入罪) 女子トイレに正当な理由無く男性が入るのは立派な建造物侵入罪だが、流石に裁判にかけられるほどではない。 おまけに泥酔状態だった(=意図的に入ったと証明できない)ので余計起訴は難しくなると思われる。 常習犯でも無い限り書類送検で不起訴にされ、厳重注意で終わるだろう。 ***{漫画版検2 「逆転のラストナンバー」}  ブンタ:無期懲役または5年以上の有期懲役(殺人) 動機には酌量の余地があるが、犯行が計画的で、無関係な他人を利用し、巻き込もうとすらしていた。 そこまで軽くは出来ないだろう。  鴨田童司:無罪(過失傷害) ハヤトがステージから転落した原因は彼の操作ミスだが、そもそも彼が操作をミスした原因は目印のテープをブンタに動かされた事である。 そのような心配のない目印を作っておかなかった(例えば手帳にメモしておくとか)のは若干問題ではあるが、 そもそも他人の手によって動かされなければ間違えようのない目印であった為に、 部外者が入らない舞台裏と言う事を考えると彼が責任に問われるレベルではないだろう、悪いのは殺すために動かしたブンタである。 ***{漫画版検3 「逆転の銃弾」}  一十路千佳:無期懲役または死刑(強盗殺人) 1人を殺害、1人を負傷させ、結果的に宝石を奪おうとしたので強盗殺人罪。 どう見積もっても無期は免れ得ない。それどころか負傷させた相手は勤務中の警察官である。 もしも当該人物が落命しようものなら諸平野及び優木の場合と同様に死刑判決を食らう可能性が一気に跳ね上がるだろう。 ***{漫画版検4 「逆転ミュージアム」}  魅木蘭次郎:無期懲役または5年以上の有期懲役(殺人)3月以上10年以下の懲役(虚偽告訴罪) 自身のプライドを守るためという極めて身勝手な動機。 しかも偽物と知りつつ黙って警備を引き受けてくれた被害者の恩を仇で返すような行為であり、心象的には最悪の部類だろう。 また警察の前でジェントルマンズに殺人の罪を着せようとした事も立派な罪になるので、死刑は無理であるもののかなり重い罪になる事は間違いない。  ジェントルマンズ:実刑(窃盗、身分詐称) とりあえず情状酌量できるような事情は無さそうなので実刑は免れないだろう。 ただし実際にどれほどの事件を起こしているのかがわからない以上、具体的な量刑は不明とするしかない。活動規模によっては無期も十分にありうる。 ***{漫画版検5 「逆転ニューイヤー」}  大餅屋竹馬:無期懲役または5年以上の有期懲役(殺人) 結局のところは社長の座を奪うため、つまり営利目的の殺人である。 前社長が不正に会社の金を使って傾けていたとかならまだしも、単に経営能力が欠けていたという理由では情状酌量の余地は薄いだろう。  糸鋸圭介:10年以下の懲役又は50万円以下の罰金(窃盗) 御剣を喜ばせる為とはいえ署内の鏡餅を勝手に持ち出したのは窃盗罪であり。 処罰を受けるほどの事ではないとはいえ、上司から説教を受けるのは当然の報い。 また、それを解き明かした茜に対して逆ギレするなど反省の欠片も無い、最後に減給を受けたが当たり前である。 ***{漫画版検6 「銀幕の逆転」}  千獄懲介:無期懲役(殺人、虚偽告訴、その他不正) 動機に情状酌量の余地が一切無い上、自らの立場を利用して他人に半ば強制的に罪を擦り付けようとした。 余罪はあまり無さそうなので死刑は難しいが事後の行動含めてかなり悪質であり、無期は免れないだろう。  紀藤保志:死刑又は無期若しくは7年以上の有期懲役又は禁錮刑(公共危険罪) 「多数の死傷者」の詳細が無いので断定は出来ないが、おそらく死刑になるぐらいの人数は死んでいるだろう。  苗場素男:6か月以下の懲役、または50万円以下の罰金(ストーカー規正法)【親告不能】 ストーカーとして色々問題を起こしているが、対象が死んでしまったので罪に問いようがない。 不法侵入は生前被害者が認めてしまっているし、スーツケースとコートの盗難は「届けようと思った」で押し通されて、それで済む可能性すらある。 かなり問題のある人物だが、罪に問いにくいだろう。 ***{漫画版検7 「逆転!奇々怪々」}  若津聖史郎:無期懲役または死刑(殺人、放火、死体遺棄) 1人目の音無殺害はまだしも、2人目の大穂は完全に身勝手な動機で殺され、しかも自分が所有するホテルに火を付けられて金銭的価値を低下させられていた。 再犯は無いだろうが年齢的にも更正の余地はあまり無く、そもそも犯行自体が悪質過ぎる上に、犯行を完全に立証された後の態度も心象的に最低過ぎるため、無期懲役か地獄送りが相応しい。  音無貞治:2年以上の有期懲役(放火) 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金(脅迫) 前科3犯という事もあり、それなりに重い刑を科される事は覚悟しなければならない。 ***{漫画版検8 「逆転クリニック」}  海野駆太:5年以下の懲役(殺人) 被害者が人間的に最悪で、動機の面からしても情状酌量の余地は十二分にあり、再犯の可能性も皆無。 立待医師との接点が法的にやや弱いのがネックだが、殺害方法も自殺に見せかけたもので誰かに罪を着せた訳でもなく(被害者を確実に殺す目的もあった)、殺人ではあるもののかなり軽い刑でも良いと思われる。 正に日ごろの行いは大事、ということだ。

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