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2作目3話 - (2015/09/06 (日) 21:08:30) の最新版との変更点
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*2作目3話のトリックについて
※ここでは、トリック自体のトンデモなさは追求しないものとする。
むしろ、そのトンデモなさこそ、逆転裁判の面白さのひとつである。
また、以下はあくまでも推測であり、公式なネタではありません。
トリックにミスがあることを、カプコンが公式にコメントしたことはありません。
**銅像落下のタイミング
この話の謎は、「窓から下をのぞくことの出来ないアクロが、どうやって被害者が木箱を抱えた瞬間を把握し、銅像を落下させたのか?」である。
ちなみに第2回法廷での成歩堂の推理は
「‥‥そして、団長は現場に到着。
足下の木箱を持ち上げようとする!
それを見はからって、アクロさんは
ロープを解きはなつ!」
“それを見はから”う方法については、一切触れられていない。
足音を聞いて胸像を落とすスタンバイをし、
木箱の取っ手をガチャガチャする音を聞いた瞬間落としたと思われる。
しかし確実性は欠ける(上階に届くほどの大きな音が鳴るとは思いにくいため)。
**銅像落下方法
銅像を普通に落とすと(放り投げると)
#ref(http://www13.atwiki.jp/gyakusai?cmd=upload&act=open&pageid=11&file=rakka1.gif)
こうなるので、
#ref(http://www13.atwiki.jp/gyakusai?cmd=upload&act=open&pageid=11&file=rakka2.gif)
多分こんな感じで落としたのであろう。
**木箱の中のコショウの意味
第2回法廷では成歩堂が
「被害者は、木箱を持ち去ろうと
していました‥‥。
その箱の中に“決定的な証拠”が
入っていたからです!」
と発言する。
しかし、アクロは木箱を開けさせるつもりなどなく、ミリカを殺害しようとしていた。
木箱にコショウの瓶を入れておく必要などなかったはずである。
むしろ、瓶を入れておくことで、後に警察が調べた際にコショウを発見され、そこから動機を探られて、アクロが犯人であると気付かれる可能性があった。
事実、成歩堂は(ひいてはプレイヤーは)コショウを証拠として真相を暴いていく。
では、木箱にコショウの瓶を入れたアクロの目的は何だったのか?
ずばりと言ってしまえば、上の通り、プレイヤーに推理させるためのアイテムだったと思われる。
ただし、“プレイヤーに推理させる”ことを優先してしまった結果、ストーリーとしては謎が残る結果になってしまった(つまり、シナリオのミス)。
アクロ以外はコショウでクシャミをしたという事に気づかず、コショウが付いているスカーフは自分が持っていたため、スカーフさえ見つからなければ警察にばれる事はないと判断したのだろうか。
(トリックに使うために選んだ木箱にたまたまコショウが入っていただけ、とは考えられないだろうか?)
アクロはスカーフで、レオンがコショウでクシャミしたことを知った。
他の人は何故バットにかみついたのかわからない。
アクロが事実をぶっちゃければ大事になる。
だから秘密にして、ミリカを殺す計画をこっそり立てた。
というところか。
**メモの内容について
ミリカに宛てたメモには「殺人者に告げる」と書かれていたが、アクロ自身も「彼女に悪意が無かった(殺人の意識が無かった)」ことは分かっていたはず。
確実に呼び出したいのであれば素直に「ミリカへ」と書いておくべきだったのではないだろうか?
(実際ミリカは自分宛てだと思わず、結果的にそれを見た団長が代わりに犠牲になった)
本人は「どうしても我慢できなかった」と言っていたので、あるいはそんなことも考えられないほど頭にきていたのかも知れない。
**計画通り、ミリカが死亡していたらアクロはどうしていたのか?
間違えて団長を殺害してしまったことについて、アクロは
>「最初は、自殺を考えました。次に、自首をしようかと……。」
>「……でも。オレはまだ、いなくなるワケにはいかなかった。」
>「だから……マ、マックスに……オレの……罪を……!」
こう発言している。
しかし、実際にこのトリックで団長を殺し、マックスが犯人にしか見えない状況を作り上げたのは全くの偶然でしかない。
団長がマックスの服装をしたのは偶然、それをベンとリロに見られた(よって「マックスの三点セットの人物が現場に向かった」という目撃証言ができた)のも偶然、
凶器のマックスの像にマントが引っかかったのも、それをトミーが目撃したのも偶然である。
意図的に証拠を隠滅したのは(できたのは)せいぜいマントくらい。
マックスの像以外のものが凶器に使われたり、マックス像にマントが引っかからなかった(来たのがミリカならそもそもマントがない可能性の方が高い)場合、それをトミーに目撃されたら一発で犯人がバレる。
目撃されなくても、「現場にマックスらしき正体不明の人物が向かった」という状況が完成しない(見られるのは被害者となるミリカだけ)以上、犯人はトミーかアクロしかありえない。
しかも、凶器を処分する方法がアクロにはないので、捜査されてしまえば犯人は明白である。
このため罪を着せるつもりがなかったなら、最初から成功したら自殺するつもりだったか、捕まることを覚悟していたか、そのどちらかしか考えられない。
最初から捕まるつもりで計画を練っていたのであれば、前述した木箱のコショウの問題も完全に無意味なものではなくなる。
しかしそうなると「いなくなるワケにはいかなかった」という発言から、そもそも成功したら確実に自分がいなくなってしまう計画を考えた理由が不明になる。
「いなくなるワケにはいかない」はバットのことだと推測されるので、成功したら団長の性格からバットについて自分の代わりに面倒を見てくれると思ったのだろうか。
あるいは「最初から誰かに罪を着せるつもりだった」と考えれば疑問は解決する。
-マックスの像を見て彼に罪を着せることを思いつき、計画を実行に移した(ただし前述通り、マックスが容疑者となる状況は偶然なので無理がある)
-ちょうど真下に部屋があるトミーに罪を着せるつもりだった
-団長が自分を庇い、罪を被ると思った
いずれも考えられるが、劇中では証拠も言及もないため推測どまりであるし、確実性にも欠ける。
(マックスは言わずもがな、トミーは「下の階にいる」以外罪を着せる要素が皆無、団長は恩義を感じている以上そう考えるとは思えない)
一番簡単なのは「誰かに罪を着せようとか、犯行後どうしようかということは一切考えておらず、怒りにまかせ犯行計画を立て実行した」ということ。
これなら前述の木箱のコショウもメモの謎も全て解決する。
状況が状況のため、登場人物やファンからのアクロへの同情的な意見も多い(裁判長は「あなたも被害者」と語っている)が、やはり事実を改めて考えてみると殺人を計画し、実行したのは短絡的だったと言わざるを得ない。
アクロは一連の事件の被害者であると同時に、本人が言う「ただの殺人犯人」なのも事実である。
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