2作目3話

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2作目3話 - (2006/07/30 (日) 15:14:16) の編集履歴(バックアップ)


2作目3話のトリックについて


※ここでは、トリック自体のトンデモなさは追求しないものとする。
むしろ、そのトンデモなさこそ、逆転裁判の面白さのひとつである。


銅像落下のタイミング


この話の謎は、「窓から下をのぞくことの出来ないアクロが、どうやって被害者が木箱を抱えた瞬間を把握し、銅像を落下させたのか?」である。
ちなみに第2回法廷での成歩堂の推理は

「‥‥そして、団長は現場に到着。
足下の木箱を持ち上げようとする!
それを見はからって、アクロさんは
ロープを解きはなつ!」

“それを見はから”う方法については、一切触れられていない。

スレで出た意見としては、
「足音を聞いて落とした(雪があったため足音は聞こえやすかっただろう)」
「木箱の取っ手をガチャガチャする音で判断した」
などがあるが、どちらにしても確実性に欠ける。


木箱の中のコショウの意味


第2回法廷では成歩堂が

「被害者は、木箱を持ち去ろうと
していました‥‥。
その箱の中に“決定的な証拠”が
入っていたからです!」

と発言する。
しかし、アクロは木箱を開けさせるつもりなどなく、ミリカを殺害しようとしていた。
木箱にコショウの瓶を入れておく必要などなかったはずである。
むしろ、瓶を入れておくことで、後に警察が調べた際にコショウを発見され、そこから動機を探られて、アクロが犯人であると気付かれる可能性があった。
事実、成歩堂は(ひいてはプレイヤーは)コショウを証拠として真相を暴いていく。
では、木箱にコショウの瓶を入れたアクロの目的は何だったのか?

ずばりと言ってしまえば、上の通り、プレイヤーに推理させるためのアイテムだったと思われる。
ただし、“プレイヤーに推理させる”ことを優先してしまった結果、ストーリーとしては謎が残る結果になってしまった(つまり、シナリオのミス)。
アクロの性格を考慮し、ムリヤリ理由をつけるならば、「自分がやろうとしていることが犯罪であると解っていたため、自分が殺人者だという証明をあえてした」というところだろうか(つかまるわけにはいかない、と言っていたが)。