【追記】
- 覚醒と過去について
母が蒸発してから数年間、父から毎日のように暴力を受けていた。
暴力の中には性的なものも含まれ、犯されることも幾度かあった。
兄は父の暴力からを身を挺して庇ってくれていた。
共生生物に感染した時期は分からないが、覚醒したのは兄と父が死んだ日。
父に押し倒されていたところに兄が包丁を持ち助けに入る。
乱闘の末、兄が奪われた包丁で逆上した父に滅多刺しにされる様を見ることになる。
返り血で赤く染まった父に犯され、次に気づいたときは、悪魔化して父をずたずたに引き裂いている所だった。
父に何度も破り捨てられ、そのたびに縫い直した、兄からもらったうさぎのぬいぐるみと、
兄が守ってくれようと取った、兄の血で錆びた包丁を今でも持っている。
ぬいぐるみや錆びた包丁に兄を重ねて見ており、時折ぬいぐるみに謝っているところを老夫婦が見ている。
その謝罪は、兄を失ってしまったのは、自分がいつも泣いてばかりいたからだと思っているから。
夜にはよく悪夢にうなされているらしい。
暴力の中には性的なものも含まれ、犯されることも幾度かあった。
兄は父の暴力からを身を挺して庇ってくれていた。
共生生物に感染した時期は分からないが、覚醒したのは兄と父が死んだ日。
父に押し倒されていたところに兄が包丁を持ち助けに入る。
乱闘の末、兄が奪われた包丁で逆上した父に滅多刺しにされる様を見ることになる。
返り血で赤く染まった父に犯され、次に気づいたときは、悪魔化して父をずたずたに引き裂いている所だった。
父に何度も破り捨てられ、そのたびに縫い直した、兄からもらったうさぎのぬいぐるみと、
兄が守ってくれようと取った、兄の血で錆びた包丁を今でも持っている。
ぬいぐるみや錆びた包丁に兄を重ねて見ており、時折ぬいぐるみに謝っているところを老夫婦が見ている。
その謝罪は、兄を失ってしまったのは、自分がいつも泣いてばかりいたからだと思っているから。
夜にはよく悪夢にうなされているらしい。