ブシドー「顔が痒い。痒いと言った!」
ポニテ「(仮面パカッ)あー、こりゃ大変だね。(仮面モドス)汗疹に湿疹が出来てるよ」
マリナ「塗り薬あったかしら…」
匙「皮膚科行って貰ってきた方がいいんじゃない?明日から盆休みだし」
眼鏡「刹那。お前が連れてってやれ」
刹那「なんで俺が…」
ブシドー「迷子になる!迷子になると言った!」
刹那「あ~も~わーったよ」
ハワード「と、殿!…いや、仮面を外されているから隊長か。隊長!」
ダリル「我々もお供します!」
ブシドーと一緒にお刹那さんも迷子になるに5000フラッグ
刹那「黙れ>>448!俺だって一応サラリーマンだ!地図だってこうして常に持って…」
ブシドー「おお、そういえば少年よ。出掛ける前にヴェダってみたところ、
少年のもっているものとインたーねッツさいとの地図とが間違っていたようなので差し換えておいたぞ。
たしかその地図サイトの名は借力と言ったかな?」
少年のもっているものとインたーねッツさいとの地図とが間違っていたようなので差し換えておいたぞ。
たしかその地図サイトの名は借力と言ったかな?」
刹那「
ダリル「聞いたかハワード!殿がヴェダるなどというナウい言葉使いを…!」
ハワード「あのような者達と暮らしているせいか…しかし…複雑な気持ちだ」
刹那「
ブシドー「良いことをした後は心が晴れやかになる。」
刹那「
ブシドー「確かこの辺りのはずだが……」
刹那「
ハワード「いつまで白目を剥いているんだ、この御仁は。ズルズル」
ブシドー「そのうち治る……むぅ。このような小道は無いはずだが」
ダリル「本当ですね。新しく出来たんでしょうか」
ブシドー「せっかくだから私はこの小道を選ぶぜ!」
ハワード「何がせっかくだから、なんですか!まぁ、隊長だから良いですけど」
スタスタスタ
ブシドー「特に変わった所は無いか…つまらんな」
ハワード「つまるもつまらんもありません!」
コツコツコツコツ
?「もし……失礼ですが、その方はソラ……刹那・F・セイエイではありませんか?」
ブシドー「確かにそうだが……あなたは?」
?「この辺りに住む一人の女です」
ハワード「(何だか不思議な感じのする女性だな」
ブシドー「見た所……中東方面の出身のように見受けられますが」
?「き、気になさらないで下さい……」
ダリル「(む…何か、気配がおかしくないか…」
ブシドー「そうですか。それで、少年に何か御用で?」
?「あ…いえ……その……その子は元気でやっておりますか?
寂しい思いをしていませんか?心は荒んでいませんか?」
寂しい思いをしていませんか?心は荒んでいませんか?」
ブシドー「毎日元気一杯に、私達やマリナと一緒に暮らしていますよ。
時折怒る事も廃人になる事もありますが、多分幸せです。」
時折怒る事も廃人になる事もありますが、多分幸せです。」
?「そうですか……ありがとうございます」
ブシドー「何なら叩き起こしますが?」
?「いえ…話さない方が良いでしょう……お気持ちは嬉しいのですが」
ブシドー「……?」
?「その子にお伝え下さい。『幸せにおなり』と…」
ブシドー「いや、だから直接……」
?「(ふるふる)きっとその子が話したくないでしょうから……」
ブシドー「むう……?」
ハワード「隊長、そろそろ病院が昼休みになってしまいます」
ブシドー「む。なら行くか。失礼いたします」
?「私の方こそ……ペコリ」
ダリル「確かこっちですね。目印を点けておきました」
ブシドー「うむ。急ぐか」
?「あ……」
ブシドー「まだ何か?」
?「……ソランを…ソラン・イブラヒムをよろしくお願いします……」
ブシドー「……フッ、貴女に言われるまでもありませんよ。ニコリ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ブシドー「うむ、元の通りに出られたな」
ハワード「確か病院はこっち……」
ダリル「た、隊長!」
ブシドー「どうした?」
ダリル「み、見て下さい!」
今まで歩いて来た小道には本屋が建っていた。
まさにそこには初めから本屋があったかのように。
ブシドー「………!?」
ハワード「な……!?ど、どういう事なんだ!」
ダリル「た、タヌ公にでも化かされたのでしょうか……」
ブシドー「……ふ、深く考えるのは止めだ。病院に行くぞ」
ハワード「は、はい……」
タタタタタタ
刹那「ん、ん~」
ダリル「ぬ。目を覚ましたか」
刹那「ふぁ……何か母さんが夢に出て来た……」
ブシドー「そうか、良かっ……たな?か?」
刹那「あの時以来だったからな……全く変わってなかったよ」
ハワード「母、か…たまには実家に帰るかな……」
ダリル「目を覚ましたなら下りてくれないか?」
刹那「ん、あぁ、悪かったな」
タタタタタタ
ブシドー「しかし……あれは一体……」
刹那「俺が気絶してる間に何かあったのか?」
ブシドー「いやなに、真夏の白日夢を見ただけさ」
おしまい
眼鏡「そういえば盆が近いな」
マリナ「盆ってなぁに?」
ポニテ「死んだ人の魂が現世に帰ってくる日の事ですよ」
─病院
モレノ「こりゃひどいな…それにお前さんかなり掻き毟ったろ
ま、ひどくなる前でよかったな。薬出しとくからしばらく安静にしてなさい
あ、それとそのヘンなお面はしばらく外しとけよ」
ま、ひどくなる前でよかったな。薬出しとくからしばらく安静にしてなさい
あ、それとそのヘンなお面はしばらく外しとけよ」
ダリル「貴様…殿の仮面を愚弄するか…!」
ハワード「いくら医師とは言え…いまの発言は謝罪して頂きたい!」
モレノ「…おい、刹那。このうるさい連中どうにかしろ…」
刹那「だって勝手についてくるし…おかげで道に迷うわ…」
グラハム「もうよいお前達…先生にご迷惑を掛けるなと言った
しかし、仮面が無いとどうにも納まりが悪い…」ソワソワ…
しかし、仮面が無いとどうにも納まりが悪い…」ソワソワ…
ハワード「仕方ねえなホントに…俺のサングラスを貸してやる。これなら顔も少しは隠せるだろ?」
グラハム「むぅ…致し方ない。しばらくお借りするドクター」
ダリ・ハワ「「おお…さすが隊長!サングラスもよくお似合いです!!」」
モレノ「……うるさいからとっととそいつら連れて帰れ」
クリス「はい、こちらお薬になります。なるべく患部を清潔にしてくださいね!」
グラハム「かたじけない。では頂いていくと言った」
クリス「お大事にー」
刹那「ふぅ、これで帰れるな」
クリス「あ、刹那。ちょっとちょっと…!」
刹那「ん、何だ?」
クリス「ねえねえあのお面男。結構カッコよくない!?
再生医療で火傷痕消しちゃえばかなりイケるんじゃないかと思うけど?
あ、保険適用外だから少しお金は掛かるけど…」
再生医療で火傷痕消しちゃえばかなりイケるんじゃないかと思うけど?
あ、保険適用外だから少しお金は掛かるけど…」
刹那「…まったく旦那が聞いたらまた凹むぞ。でも多分治す気はないだろうな…
…おそらくは…」
…おそらくは…」
クリス「ふーん、もったいないなぁ…まあ理由は聞かないけど…」
グラハム「むぅ…やはり落ち着かない…落ち着かんと言った!私は我慢弱い!!」
カチャ…
ブシドー「ふぅ…これで良い…要は室内等では外せば良いだけの話…!」
刹那「……駄目だこいつ…はやく何とかしないと…」
ピコーン
ブシドー「少年!」
刹那「あ、お前!また着けて!」
パカッ
刹那「ギャァァァァアアアアア!!!!」
包帯でぐるぐる巻きな顔が。
ブシドー「これで完璧だ!」
ハワード「怖いからやめて下さい」

刹那「なんの用だ」
ブシドー「君を笑わせにきた!」こちょこちょこちょこちょ
刹那「うひゃっひゃんあははヤメロwwwうひゃひゃひゃwww」
匙「あいつら平和だな」

新シャア板は全年齢板ですからブシドー氏の乳首は隠して下さい!
刹那「マリリンの乳首に絆創膏だと!?駆逐する!!」
匙「刹那が鼻血の海に溺れながら何か呟いてるよ」
眼鏡「一体何があった?」
ラッセ「………」
セツニャ「ニャイスガイだニャ!」
ぴょん とことこ
ラッセ「ン、いつものチビじゃないか」
セツニャ「何してるニャ?」
ラッセ「ダメだぜ。これはお供え物だからな」
セツニャ「違うニャ!!」
ラッセ「ん?こいつが気になるのか?」
右手に握られた花束。
ラッセ「……今日は所謂終戦記念日って奴でな……」
セツニャ「終戦記念日?」
ラッセ「ちょうど良いから、逝っちまった戦友達の墓参りに行く所だったのさ」
セツニャ「ニャ~…」
ラッセ「おっ?悲しがってくれてるのかい?お前さんも一緒に行くか!
参る客は多いほどあいつらも淋しくないだろうからな……」
参る客は多いほどあいつらも淋しくないだろうからな……」
テクテク とことこ
ラッセ「フンフンフ~ン」
墓に水バシャー。(何故日本風?とか言わないで。
セツニャ「フニャ!聖地を汚す奴は許さないニャ!」
そこらを走りまわるゴキブリやトカゲをネコパンチで退治。
ラッセ「よっし。じゃ始めるか」
セツニャ「んニャ」
ラッセ「……よぉ、お前ら。一年振りだな……
中々来てやれなくてすまねぇな…」
中々来てやれなくてすまねぇな…」
線香を取り出し、火を点けて置く。
ラッセ「俺だけ生き残っちまってよ…ヘヘ、少し、淋しいぜ。
お前らはそっちでヨロシクやってっか?」
お前らはそっちでヨロシクやってっか?」
セツニャ「ニャ……(パンパン」
ラッセ「ま…拾っちまったこの命……使わにゃ勿体ねぇわな。
そうそう、目を離せない奴らもいるんだ。だからよ……」
そうそう、目を離せない奴らもいるんだ。だからよ……」
花を飾り、供え物を置く。
ラッセ「そっちに逝くの、暫く待っててくれよな……じゃ、帰るか」
セツニャ「ニャ~オ」
テクテク とことこ テクテク…ピタ
ラッセ「………」
何気なしに振り向くラッセ。風が吹きすさび、葉が揺れている。
ラッセ「………」
セツニャ「どうしたんだニャ~?」
ラッセ「……フッ。なんでもねぇさ……行こうか」
ラッセは踵を返し、後にした。
――一瞬だけ戦友達の姿が見えた墓地を。
<とある墓地>
刹那「父さん母さん久しぶり・・」墓石の周りの草抜きシュパパパパ
刹那「こんな時しか来ないバカ息子でごめんな」バケツから水ザバー 墓石をスポンジごしごし
刹那「仕事が忙しくて・・なんて言ったら笑うか?」ごしごし
刹那「父さんと母さんは小学生までの俺しか知らないもんな~」ごしごし
刹那「俺ちゃんと社会人やってるから。ガンプラマニアだけど」バケツから水ザバー
刹那「一緒に住んでる奴らも相変わらずでさ、毎日うんざりするほど賑やかだよ」花と酒を供える
刹那「そ・・それから、紹介したい女(ひと)もいるんだ」線香に火をつける
刹那「俺より年上で・・すごく良い女なんだ。側にいるとホッとする・・」鼻血プシャーー
刹那「と・・・とにかくそんな感じだから(鼻血フキフキ)安心してくれ」拝み
刹那「じゃあまた来る」
刹那父の霊『・・母さん聞いたか!ソランも女に鼻血噴く年齢になったんだな』
刹那父の霊『・・母さん聞いたか!ソランも女に鼻血噴く年齢になったんだな』
刹那母の霊『あなた譲りねぇ。変なところばかり似るんだから・・』
刹那父の霊『鼻血は純情な男の勲章なんだ!イブラヒム家の男はみんなそーだ』
刹那母の霊『はいはい。でもあのランドセル背負ってた小さなソランが・・大きくなったものね
もっともっと成長を近くで見たかったわ』
もっともっと成長を近くで見たかったわ』
刹那父の霊『そうだな。でもソランは俺達の自慢の息子だ。俺はなーんにも心配してない』
刹那母の霊『そうねぇ。ウフフ そしてあの子の側にいてくれる人達に感謝しなくてはね』
マリナ「……コソコソ」
刹那「ん?何か気配が……気のせいか」
マリナ「え、と…これね」
『イブラヒム家代々之墓』
マリナ「何故クルジス人なのに日本に墓があるのかしら……」
リボンズ『それは言わないお約束なんだよ』
マリナ「……ま、いいわ」
墓石を改めて洗い、供え物。
マリナ「……刹…ソランのお父様、お母様。はじめまして…ですね。私はマリナ・イスマイールと申します。
あの人は…うっかり者で…まだまだ子供です。ですが、私はそんなソランが…大好きです」
あの人は…うっかり者で…まだまだ子供です。ですが、私はそんなソランが…大好きです」
ミ~ンミン カナカナカナ
マリナ「本当に…私を大切に想っていてくれて……私も彼に負けないくらい彼を大切に……」
カナカナカナ カナカナカナ カナカナカナ
マリナ「……本当に優しい人で……勇気があって……」
カナカナカナ カナカナカナ カナカナカナ
マリナ「私……彼に会う事が出来て……本当に良かったと思っています……
あの人を生んでくれて……あの人に会わせてくれて……本当にありがとうございます…
このようなお礼を申し上げるのは何だか変ですけれど……」
あの人を生んでくれて……あの人に会わせてくれて……本当にありがとうございます…
このようなお礼を申し上げるのは何だか変ですけれど……」
もいっちょ ザバー
マリナ「私……彼を幸せにします。地獄の果てまでも共に歩み、幸せに暮らして行きます……
ですから…どうか……どうか見守っていて下さい……」
ですから…どうか……どうか見守っていて下さい……」
ペコリ
マリナ「また…来ます。今度は……あの人と二人で………」
リボンズ「んふぅ。良い物が見られたよ……ッ!」
リボンズ「んふぅ。良い物が見られたよ……ッ!」
リジェネ「あー、リボンズだけずるーい!」
リボンズ「急かさなくても見せてあげるって」
