二日目301~600

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haputea

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刹那「最近流行りのドーナツ屋が出来たのか。
   そういえばポニ男も高級ホステスなんぞに入れ込んだ挙句ふられて、
   えらく落ち込んでいたし、買って行ってやるか。マリリンも甘いもの好きだしな♪」


マリナ「最近落ち込んでるビリーさんのために、今日はドーナツを作ってみました~!」

匙「たくさん作ったんですねー!お隣さんも呼んで来ましょうか。
  ボルシチ・・ウッ・・のお礼を兼ねて。」

ブシドー「マリナ、コーヒーを頼む!インスタントはダメだぞ!
     私は本物に弱く、味の分からない男なのさ。」

眼鏡「決め台詞を吐いたつもりなのだろうが、
   味オンチなのだからインスタントでも構わないということだな。」

ビリー「ううぅ・・クジョウ、僕の気持ちを踏みにじった・・」

マリナ「ビリーさん、お酒とドーナツは合わないわ。今コーヒー淹れてますからね。」

アレルヤ「僕とマリーの関係みたいに甘いドーナツをご馳走になりにきました^^」

ソーマ「私はマリーではないっ!ところでドーナツに掛けたいので七味唐辛子をくれないだろうか?」

ビリー「ううぅ、マリナー、ああ~ん」

マリナ「はいはい。あ~ん」



刹那「ただいま~って、ポニ男、またマリリンにセクハラしてやがる!!離れろおおお!」

マリナ「あら、刹那、それもしかして・・・」

刹那「そうなんだ!マリリン、駅前に新しいドーナツ屋が出来てたからって、あれえええ?」

マリナ「ビリーさんを慰めるためにドーナツを作ってみたのだけど。ごめんなさい。
    買ってきたドーナツにはさすがに適わないわよね。。」

眼鏡「全く気が利かない男だ。君はマリナのドーナツを食うのにふさわしくない。」

匙「一人で買ってきたドーナツ食っちゃえよ、ガンダ喪」

ブシドー「なんだみんなマリナのドーナツで腹いっぱいなのか?
     そんな満腹、私の食欲でこじ開ける!味見させてもらおう、ガンダ喪!」

マリナ「刹那の分のコーヒー淹れてくるわね~」

刹那「・・・・orz」






ビリー「ねぇ、グ…ブシドー」

ブシド「なんだ?」

ビリー「僕、今度昇進するんだって」

ブシド「ほう!それは僥倖!目出度いじゃないか!」

ビリー「う~ん…確かにそうなんだけどさ…」

ブシド「何か不都合でもあるのか?」

ビリー「不都合っていうか…こう…別次元で最後通牒叩き付けられたというか絶望したっていうか…
     凄く複雑な気分で仕方ないんだけど…」

ブシド「なんだなんだ情けない!
    与えられたチャンスを生かしてこそ生き恥を晒した甲斐もあるというものだ!」

ビリー「生き恥…なんだろう…今凄く致命傷を受けたような気分に…」

ブシド「ははははは!今日は飲みにでも行くか!」

ビリー「う、うーん…」



刹那「マリナ、ちょっと待ってくれ」

マリナ「どうしたの刹那?スーパーはもう直ぐそこよ?」

刹那「…今日はメニュー変更してビリーの好物でも作ってやらないか?」

マリナ「ビリーさんの?いいけどどうして?」

刹那「いや…何というか今別次元からの指令が来たような気がするというか
   人ごとではないというかなんというか……」

マリナ「?まあいいわ、じゃあ今日は筑前煮は止めてブリ大根にしましょうか」

刹那「ああ、それでいいと思う、すまないなマリナ」


サジ「………慰められちゃえよ…ポニテ」

ティエリア「………この情報はレベル∞だな………いや…消去しとこ」






マリナ「ビリーさん少し落ち着いたようだけど、やっぱり元気がないみたい」

ブシドー「はっはっは!生き恥を晒そうとも仮面を被ればどうということはない」

マリナ「そうなのですか?」

ブシドー「ああ、カタギリにはこの仮面をやろう。
     私の仮面と同じくらい、いやそれ以上に伝統あるものだ」

マリナ「まあ素敵!」

ブシドー「今日よりカタギリという人物は過去のものとなり、
     Mr.シュラドーとして生まれ変わるのだ!」

マリナ「しゅらどー?」

ブシドー「修羅の道すなわち俗世を超越するものだ。
     そしてそれは崇高なるもの、つまりガンダムを求める道である!
     なんという素晴らしさだ!!!」

マリナ「さすがブシドーさんね♪」



ビリー「・・・・・」

サジ「あ、あの筑前煮ならいくらでも作りますから・・・ね?」

刹那「今日はマリリンの隣で飯食ってもいいからな・・・」

眼鏡「え、エロゲ一緒にやってもいいぞ!フラグの立て方から攻略法まで伝授してやる!」






刹那「元気出せ、女はスメラギ・李・ノリエガ一人じゃない」

ビリー「元はと言えばお前があああああ!!お前のせいだろうがあああああ!!」

刹那「ぐえっ…ちょ、く、首絞めはやめっ…」

マリナ「ビリーさん!何してるの!?」

ビリー「指圧だよ。刹那が首が凝ってるって言ってたから」

マリナ「あらそう。良かったわね、刹那」

ブシドー「しかしカタギリ、力を入れすぎたせいか刹那が白目を剥いてるぞ」

ビリー「おや、ごめんよ。それとも、そんなに気持ちよかったかい?」

サジ「フラれた男の執念は怖いなぁ」

ティエリア「これがヤンデレのヤンの部分か」







マリナ「私と一緒にアザディスタンに来ない?」

刹那「もちろんだマリリン!」


こうして俺たちは00と共にアザディスタンで暮らすこととなった。

ガンダムの力で紛争を終わらせ、公共事業を起こして巨大工場を設立。

CBの協力を得てガンダムのプラモデルを販売を開始し、今でも世界中で毎日100万個売れている。

こうしてアザディスタンは世界一の経済大国になり、遂に俺たちは国を挙げての結婚式をすることになった。


マリナ「すごいわ…私たちの為にこんなに人が集まってくれるなんて…」

刹那「ああ…、俺たちはガンダムだ」

ブシドー「おめでとう少年達よ!私達から君たちにささやかなプレゼントを贈りたい!」

マリナ「まぁ、何かしら」

ブシドー「日本の伝統料理であるOMOCHIだ!祝いの席に必要らしい!」

匙「今から二人で付くから…ちょっと待っちゃえよガンダム…」

ブシドー「セイヤ!ハッ!セイヤ!ハッ!セイヤ!
     セイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤ!」



ブシドー「できたぞ!たらふく食べるがいい!」

刹那「白くて綺麗だ…まるでマリリンのようだ…」

マリナ「やだっ!刹那ったら!いただきます」

刹那「こらこらマリリン、欲張って大きいのを食べると喉に…」

マリナ「む~!む~!」

刹那「マリリーン!」



こうしてマリナは天に召された…

大事な人を守ることが出来なかった…

俺は、ガンダムになれなかった…



ティエリア「以上がもし君が誘いに乗ってアザディスタンに行った場合のシミュレーションだ」

刹那「ふざけるな!こんなひどい話があるか!」

ティエリア「し、しかしヴェーダが推奨した…」

刹那「完全にぶっ壊れてるよ!縁切れ!」






お刹那さんち・夕日に染まるベランダ

ビリー「…昇進しただけなのに何故こういう微妙な気の使われ方をするんだろうか…
     確かにクジョウくんが僕に何の連絡も無しにお店変えちゃったけどさ…
     …そして何故僕はそれを受け入れているんだろうか…謎だ…」


同・居間

ティエリア「………」

刹那「………」

サジ「………」

ブシド「それはだな!(三人で羽交い絞め)モガッモガッ!」

ティエリア「お前は黙ってろ!」

刹那「あんな満身創痍の男にこの期に及んでトドメを刺す気か!?」

サジ「あなた最低です!」

ブシド「モガモゴっ!」


同・キッチン

マリナ「あら、そういえばビリーさんあての手紙をブシドーさんに渡しておいたんだけど
     渡してくれたからしら?」





ここは一刻館みたいだ


マリナ「一つだけ・・・約束してください・・・私より長生きするって・・・///」


刹那「ハァハァ・・・こうか!こうなのかティエリア!何とか言えティエリア!
   ヴェーダは何と言っている!ティエリアァァァァ!」

眼鏡「現実を見ろ」





刹那「俺はマリリンの胸がどんなサイズであろうとマリリンを愛している。
   愛しているんだ!!」

ブシドー「よく言った!ガンダム!!」


ビリー「そういえば、彼女の胸はすごかったなぁ・・・」

匙「ルイスも・・・走るたびにすごく揺れてたっけ・・・」

ビリー「彼女が一回だけ酔って抱きついてきたときのあの柔らかさ・・・ぶっはwwww」

匙「ルイスが腕に抱きついてきたときのあの感触・・・うはwwwww」

刹那「む、胸なんて所詮脂肪の塊・・・・・」


眼鏡「胸は大きい方がいいとヴェーダは推奨している。その方がプレイの幅も広がる」

刹那「む、胸なんて・・・・・・胸・・・・・・・・・・・
   むね・・・・・・・・・・・」


刹那「マリリン。牛乳飲むか?」

マリナ「あら、ありがとう。でもどうして急に・・・」

刹那「いや、大した理由じゃないんだ」


ブシドー「ガンダム、見損なったぞ。貴様の愛はその程度で揺らぐのか!」





眼鏡「だが年齢から考えてもマリナの胸が今後正しい意味で成長する事は考えにくい」

刹那「なら、どうすればいい!?」

眼鏡「揉め」

刹那「…何?」

眼鏡「惚れた男に揉まれれば成長の可能性があるらしいぞ…ん?どうした刹那」

刹那「…俺は、ガンダムに、なれな…」





ソーマ「え?同居人の方が?」

マリナ「ええ…ここ数日凄く塞ぎ込んだかと思ったら時々笑ってたりしてて…」

ソーマ「それは…大分精神的に参っているようですね」

マリナ「ええ、でも私に出来る事なんてビリーさんの好物作ってあげたり
     肩もんであげたり背中流してあげたり耳かきしてあげたりしか出来なくて…
     どうやって慰めたらいいのか…」

ソーマ「うーん…  Σ! そうだ、こんなのはどうですか?」

マリナ「え?なになに?」

ソーマ「皆で一緒にキャンプに行くんですよ! 部屋に篭りっぱなしだから
     不健全な精神に侵されてしまうんですよ!…ボソ…うちの電波のように…
     ここはひとつ大自然の中でリフレッシュして健全な精神を培うんです!
     …ボソ…できればうちの電波も…」

マリナ「まあ!それはいい案ね!早速ティエリアさんに相談してみるわ」

ソーマ「?刹那さんではなく?」

マリナ「刹那はどっちかというと実行部隊なのよね、
    計画立てるのはティエリアさんが一番適任かしら」

ソーマ「ああ、なんとなくわかります」

マリナ「引きこもっているビリーさんを誘い出すのはサジ君にお任せしようかしら」

ソーマ「ああ…同病相哀れ…ゲフンゲフン…いいかもしれませんね」

マリナ「どうせならソーマちゃん達も一緒に行きましょうよ!」

ソーマ「え?いいんですか?」

マリナ「もちろん!人数は多いほうが楽しいしね
     ビリーさんにソーマちゃんの特製ボルシチ食べさせてあげて」

ソーマ「わかりました、では腕を振るいましょう!
    前のよりももっとおいしいボルシチ作りますよ!」

マリナ「まぁ楽しみ!じゃ早速準備しなきゃね♪」





ビリー「ああ…クジョウ…クジョウ…クジョウーっ!!」ブルンブルン

ティエリア「頭を振り回すのはやめろ!」

サジ「あ、刹那のガンプラがポニテに弾き飛ばされた」

刹那「ガンッダーーーム!!」

ブシドー「おお!まるで連獅子ではないか!

今日からミスター・レンジシと名乗ってはどうだ?」

マリナ「まあ、カッコいいわね」


ビリー「…何だろう…穏やかじゃない何かを感じて仕方ないんだが…」


ブシド「む?なんだ?この物悲しさは……」





ブシドー「愛が愛を~♪」

刹那「……待て!(小声で)今その曲はシャレにならない、ポニテに聞かせるな!」




刹那「? ティエリア・アーデ、どこへ行く?」

ティエリア「今日は電撃萌○の発売日だ。
      新鮮な萌え分補給の為にも購入しなくてはいけない」

刹那「・・・ヴェーダで画像検索すればいいだろう」

ティエリア「あれの袋とじは馬鹿に出来ない」


本屋・雑誌コーナー

ティエリア「相変わらずこの絵師様はおっぱいマイスターにふさわしい・・・・・・・む?」


ワン☆留美先生新連載シュールギャグ!

こんなおかしな共同生活ってアリ!?

『せっさんち』

登場人物

せっさん:この話の主人公。マリンが大好きなのに報われない不幸な人

マリン:みんなのアイドル。女神様のごとく優しい

武士:首を突っ込んでは台風のように場を掻き乱していく男

お玉:基本はおっとりした青年だが、別れた彼女のことになるとヤンデレと化す

ビリ:クラブのホステス嬢に入れ込むいい大人。魔法使い

ティエティエ:眼鏡萌え担当。可愛い女の子なのに異常な趣味を持つ



ティエリア「・・・・・・・・・・・・・・・まさかな」



刹那「ティエリア、マリリンともっとラブラブなれるいい案はないか?」

ティエリア「…そうだな。かなりベタなヤツで良ければあるが」

刹那「ベタでも何でもいい!教えてくれ」

ティエリア「分かった。消しゴムに好きな人の名前を書いて
      それを他人に見られないで使いきると、両思いになるおまじないがあるだろう」

刹那「ああ、聞いた事はあるが…」

ティエリア「まず、消しゴムにマリナの名前を書く
      そしてマリナに『消しゴムを貸して』と言われた時に
      わざと消しゴムのケースを外し、マリナの名前を見せるんだ」

刹那「!?…それじゃ両思いになれないじゃないか!!」

ティエリア「フッ…安心しろ。消しゴムに書かれた自分の名前を見る事で
     『これって両思いのおまじないよね?どうして私の名前が…ハッ!もしかして…』
      という具合に、刹那がマリナを好きだという事がアピールできるんだ!」

刹那「なるほど!じゃあ早速消しゴムを用意して…」

ティエリア「だが、この案には致命的な欠点がある
      まず、消しゴムを使う状況がほぼ無いだろうという事
      さらにマリナが両思いのおまじないを知っているのが大前提だ
      もし知らなければ『あら?この消しゴム私のかしら』となる可能性大だ」

刹那「何だそりゃー!致命的な欠点が致命的すぎだろ!!
   ふざけんなティエリア、お前のエロゲをブックオフに売ってやるぞ!」

ティエリア「…っ!?…な、何だと……うっ…グスッ…」

刹那「何故泣く!?」

ティエリア「君がエロゲを売ると言うからだ…」




ネーナ「お嬢様、今日監視してきたネタです」

留美「ありがとうネーナ。すぐにベタ塗り作業に入ってもらえる?」

ネーナ「かしこまり☆」

留美「ふむ・・・眼鏡っこといえばBL腐女子が定石だけど、
   エロゲに嵌る女の子ってのも面白いわね 」

こうして『せっさんち』の設定は日々作られてゆく




ティエリア「ぎゃーー!!!!!!!!!Gが…Gがでたー!
       ヴェーダ~俺は…ぼくは…わたしは…(失神)」

ブシドー「何!ガンダムが出撃しただと!どこだ!」

サジ「ベッドの下に…」

ブシドー「なんと!小型化だと、ガンダムめ~」

ベッドの下を覗き込むブシドー

マリナ「きゃっ!」

刹那「どうした!?マリリン!」

マリナ「何かが目の前を通り過ぎてびっくりしただけよ」

ブシドー「何ぃ、敵襲?くぅ~まさか他にも機体があったとは…聞いてないぞガンダム」

刹那「マリリンのハートが止まったらどうするんだ!それはどこにいった!」

サジ「ベランダの方へ飛んで…」

ブシドー「さらに飛行可能だと~!?汎用性が高すぎるぞ!ガンダム!」

刹那「ガンダーーーム!!」

ベランダから飛び…落ちる二人…

ビリー「僕が開発した殺虫剤使うかい?ってアレ?騒いでた二人は?」




ブシドー「くっ…ガンプラに対する不埒な振る舞い、断じて許さぬ!
     そのような妖怪の類い、叩き斬ってくれるわ!」

刹那「俺も加勢するぞ、ダブルオーで駆逐する!」

ブシドー「おお、頼もしい。では退治に行くぞ!マリナ!」

マリナ「はい、お弁当はできてるわよ

ブシドーさんのリクエスト通り、マッシュポテトを入れてるから」

刹那「先に貴様を駆逐してやるブシドー!!」




ネーナ「お嬢様、別に取材なんて昼間でもいいじゃないですか。
    何が悲しくてこんな夜中に神社に……」

留美 「黙りなさいネーナ。漫画に何よりも必要なのはリアリティ。
    リアリティの為なら蜘蛛すら食べる漫画家だっているのよ」

ネーナ「はい……」

留美 「必ずや見つけだすわよ。深夜ガンプラを木に打ち付ける謎のポニーテール……!」

カーン カーン カーン

ネーナ「ひいっ!」

留美 「出たわね。行くわよネーナ」

ネーナ「ううう……はいお嬢様ぁ……」

カーン カーン カーン

留美 「段々音が大きくなってきた……近づいている証拠ね」

ネーナ「あ、お嬢様!あれ!」

留美 「出たわね謎のポニーテール!……ってあら?」


???「や……ちゃえ…よ……ガ………ダ…ム」


留美 「ポニーテールじゃないわね……ガンプラは打ちつけてるけど」

ネーナ「どうしますお嬢様?」

留美 「謎のポニーテールじゃなきゃ興味は無いわ。仕方ない、日を改めることにして、今日の所はもう帰りましょう」

ネーナ「はーい。あ、コンビニ寄っていいですか?スイーツ食べたーい」

留美 「いいけど夜中に食べると太るわよ?」

ネーナ「うっ……!」


刹那宅

マリナ「あれ、沙慈くんは?」

刹那 「知らん」




刹那「そう言えば前から思ってたんだが」

ブシドー「何かね?」

眼鏡「お前は何人だ?」

ブシドー「……どういう意味かな?」

刹那「出身はどこかと聞いている!」

ブシドー「敢えて言わせてもらおう、武士の国だ!」

眼鏡「武士の……国? 
   ヴェーダのデータには無いな……それは一体どこにあるんだ?」

ブシドー「君たちの……心の中さ」

眼鏡「心の中だと? ふざけ……どうした、刹那・F・セイエイ?」

刹那「ガ、ガンダムだ」

眼鏡「何を言っている?」

刹那「ガンダムだと言った!
   お前もガンダムだ、ミスターブシドー!」

ブシドー「ふっ、その旨をよしとする!」

二人「「俺/私がガンダムだ!!!」」

眼鏡「何だというんだ……俺は……僕は……私は!」



マリナ「あらあら、相変わらず二人は仲良しなのね」



リジェネ「ところで、なんでコードネームが刹那・F・セイエイなんだい?」

リボンズ「刹那とは、仏教での時間の単位、清栄とは相手の安否を問う言葉。
     つまり、刹那・F・セイエイとは、「その刹那にFは元気ですか?」という意味さ」

リジェネ「・・・・Fっていったい・・・・」


紅龍「ケロAの漫画版では、私『フォンロン』なのですが…」



ロックオン「暇だなー刹那。しりとりでもするか?」

刹那「ガンダム00しりとりがいい。」

ロックオン「…っとに、そんなんだから姫様と進展ないんじゃないのかぁ?
      あー、『しりとり』で『リンゴ』」

刹那「『ゴリラトス』」

ロックオン「……分かったよ。『スメラギ・李・ノリエガ』」

刹那「『ガンダムエクシア』」

マリナ「4年前に刹那が乗っていたガンダムよね。」

刹那「マ、マリナ!…そうだ。俺のガンダムだ」

マリナ「あの時…あなたのお陰で沢山の人が助かったのよ。ありがとう」

刹那「マリナ…」

マリナ「うふふ。刹那、リンゴ好きなのよね?今度買ってくるわ。
    うさぎ形に切ったら嫌かしら?」

刹那「!…い、いや、マリナの用意してくれるものなら、なん…でも……」

マリナ「刹那?」

ロックオン「(お、いい雰囲気じゃねぇか)」

マリナ「ところで『ゴリラトス』って何かしら?」

刹那「あ、あああそれは昔のガンダムの名前だ!」

マリナ「あらそうなの。『ガンダムゴリラトス』ね」

刹那「(すまない…ガンダム…)」

ロックオン「(……。まあいいか。)」

アレルヤ「『アリオスガンダム』!!僕の機体の名前だよ!
     …どうしたのみんな?」

刹那「………」

アレルヤ「ガンダム00しりとりだよね?合ってると思うんだけど…
     刹那、何でそんな怖い顔してるの?」

ロックオン「アレルヤ、今は黙ってたほうが…」

アレルヤ「? あ、ああ、刹那!リンゴだったら僕がむくよ!
     昔もやってたからね、大丈夫だよ」

マリナ「あらそうなの刹那?じゃあアレルヤさんの方がいいかしら」

刹那「………」

ロックオン「もういいアレルヤ、もういいから!」




刹那「マリリン・・・」

ビリー「クジョウ・・・」

サジ「ルイス・・・」

アレルヤ「マリー・・・」


ブシドー「恋の悩みとは誰しもが通る道。何と麗しき人間の性」

眼鏡「あなたに恋愛がわかるというのか」

ブシドー「何を言っているんだ君は!私も修羅場の一つや二つは経験してきたのだよ。
     例えばだな・・・」


(ブシドーによる回想)

ブシドー「会いたかった・・・会いたかったぞフラッグ!」

フラッグ「来ないで!もうあなたなんて信じられない」

ブシドー「違う、あれは嫌がる私をガンダムが無理矢理」

フラッグ「嘘よ!私の目の前で愛を告白してたじゃない」

ブシドー「あんな言葉遊びを本気にするとはナンセンスだな!」

フラッグ「やっぱり私なんかよりお肌がスベスベで色白の若い娘のほうがいいよね」

ブシドー「誤解だ!あれは一時の気の迷いだで・・・」

フラッグ「あなたが幸せなら私はそれでいいの・・・お幸せにね・・・」

ブシドー「フラッグー!」



ブシドー「というこどがあってだな」

眼鏡「・・・・・(やっぱエロゲが一番だ)」




マリナ「ソーマちゃん、お料理教室の無料体験講座が当たったんだけど、
    良かったら一緒にどうかしら?」

ソーマ「ふむ。完璧な超兵である私が今更人に料理を習う必要性も感じないが、
    マリナさんと一緒なら行っても良いですよ。」


マリナ「今日のメニューは、皮から作る餃子ですって。って、ソーマちゃん凄いわ!
    何て華麗なみじん切り!」

ソーマ「みじん切りに全力を尽くします!私は、その為だけに存在を許されている
    のですから!」

マリナ「じゃあ私は小麦粉を練って皮を作るわね。タネの味付けをお願いできるかしら?」

ソーマ「任務を遂行する・・・超兵として!」


マリナ「皆さん、今日はお料理教室で二人で作った餃子を持ち帰ってきました~。
    ソーマちゃんが超兵の力で大量に作ったからおなかいっぱい食べてね。
    凄く美味しいんだから!」

刹那「・・・。ま、マリリン、マリリンは食べたのか?」

マリナ「もちろんよ!ソーマちゃん秘伝の味付けが絶妙なの!」

匙「どだい無理なんだよ、世界から味オンチをなくすだなんて」

ポニテ「うぃーっ!マリナー、食べさせてー!あーん」

刹那「ポニ男!てめえまた酔った勢いでマリリンにセクハラを!!」

マリナ「ハイハイ、あ~ん!」

ポニテ(口から泡を吹いて卒倒する)

ソーマ「よくも私の餃子を!!」

電波「マリー、マリーへの愛のために僕は完食するよ!ううぅっゲホッゲホッ!」

眼鏡「気分が悪い、退席させて貰います。どうやったらこんな味になるんだ・・・?
   後でヴェーダに報告書を・・・」

ソーマ「秘伝の味付けだ、ココアパウダーと味噌ペーストをを入れた。内緒だぞ(照)」


マリナ「本当に美味しいわ♪」

ソーマ「まだたくさんあるぞ?」

ブシドー「手土産に、残りの餃子は全て頂いてく!」



刹那「アレルヤ聞いてくれ。俺の悩みを真に理解できるのはアレルヤしかいないんだ」

アレルヤ「どういう事?」

刹那「好きな相手との同棲生活を邪魔された者同士と言えば分かるか?」

アレルヤ「すっっっっっごくよく分かるよ。僕で良ければ何でも相談にのるから!」

刹那「ありがとう。…洗面所の歯ブラシスタンドに歯ブラシが6本あるんだ…
   本当ならマリリンと二人暮らしだから、歯ブラシは2本なのに6本…」

アレルヤ「通常の3倍だね…」

刹那「ボディソープとシャンプーとリンスも全員同じだから
   全員から同じ香りが漂ってるんだ…」

アレルヤ「それは切なくなるね…」

刹那「俺はっ…マリリンと2人でささやかで良いから
   幸せに暮らしたいだけなのに!何で…何でこんなっ…」

アレルヤ「僕んちは邪魔者が1人だけでもウザいのに
     刹那んちは4人もいるんだよね…そりゃ泣きたくもなるよ」

アンドレイ「邪魔者で悪かったな」

アレルヤ「あれ?いたの」

アンドレイ「さっきからいたけどな」

アレルヤ「ふーん全然気付かなかったよ」

アンドレイ「そうか、気付かなかったのか。超兵ともあろう者が気配に鈍感とはな」

アレルヤ「君の存在が薄いんじゃない?」

アンドレイ「ハハハ、こりゃ一本取られた」

アレルヤ「あはははは」

刹那(こええええ!嫁姑戦争かよ!?)





刹那「お前達は歪んでいる!」

ブシドー「愛も過ぎれば憎しみとなるか……哀れだな」

ポ二テ「君が言うと違和感を感じるね」

眼鏡「お前らが言うな」

匙「まったくだね」


マリナ「夕食ができましたよー」

全員「「「「「はーい!」」」」」



刹那 「そんな訳があるか!」

ティエ「ほう、確かに聞いたぞ刹那・F・セイエイ」

刹那 「え?」

ティエ「そこまで言うなら君に機会を与えよう。
    おいポニテ、ブシドー、沙慈、女狐に飲みにいくぞ。付き合え」

武士道「ほう、君から誘うとは意外だな」

沙慈 「刹那は行かないの?」

ティエ「彼は調子が悪いそうだ。今日は四人で朝まで飲もう」

刹那 「え?え?」

ポニテ「あれ、この辺りにあったクジョウへのプレゼント知らないかい?
    並んで有名スイーツ買ってきたんだけど」

ティエ「さっきブシドーが食べていたぞ」

武士道「美味だった!美味だったと言った!」

ポニテ「…………まあいいさ、行こうか」

ティエ「では行くぞ。……しっかりやれよ、刹那・F・セイエイ」

刹那 「あ…ああ」


翌日

ティエ「で、帰ってきた訳だが」



ティエ「君は本当に皆の期待を裏切らないな」



ブシド「呼ばれもしないのにズバッと参上!」

刹那「うわっ何だ!?何故お前がここにいる!?」

ブシド「うむ、話せば長くならない事も無いんだが…
     弁当持って行くの忘れただろ?」

刹那「え?あねそう言えば玄関に…」

ブシド「出勤前に見かけてな、マリナに見られたら事だぞ」

刹那「……すまない…」

ブシド「私もマリナには世話になっている身
    彼女の悲しむ姿などガンダムが私の元から逃げて行く姿の次くらいに見たくは無いのだよ」

刹那「……それでわざわざ現場まで持ってきてくれたのか?」

ブシド「フッ…何、今日は本社で会議があったからな、そのついでだ」

刹那「…ブシドー…ジーン…ってあれ?この弁当温かい…」

ブシド「そろそろ冷え込む時期になってきたからな、ここに来までの間暖めておいたのだ」

刹那「ブシドー…お前…」

ブシド「この私の懐でな!しかも地肌だ!」

刹那「ブッ!ふ、ふふふ懐おおおお!?」

ブシド「うむ、昨夕ビリーからトヨトミヒデヨシの話しを聞いてな、
    私も思うところがあったのだよ」

刹那「…じ地肌…って……うっ」

ブシド「マリナが丹精込めて作った弁当だ!私の愛情も含めて良く噛んで食べろよ!」

刹那「うううううううう!マリナの弁当…いやしかし…ブシドーの人肌…でもマリナの愛情…いやでもブシドーの…
    ああああああああ!畜生食ってやる!喰ってやるぞマリナぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ブシド「はっはっはっはっ!良い事とした後は晴れ晴れとした気分になれるものだな!」



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