エンドレスエイト(2009年放送版・時系列第19話)(注意:エンドレスエイト8話目)
スタッフ
- 脚本:村元克彦
- 絵コンテ:米田光良
- 演出:米田光良
- 作画監督:高橋真梨子
原作収録巻
- 第5巻:短編集『涼宮ハルヒの暴走』より短編『エンドレスエイト』。計79ページ分を一部を除いて大部分をアニメ化している。今回は原作どおり『ループ脱出シークエンス』を描いている。
DVD収録巻
紹介
- 今回は、ループ解決回。つまりエンドレスエイトが終わる話だが、結果としては原作どおりに終わっている。
- 今回は30日の喫茶店シーン以降の話をながくするため、バイトやお祭りなどの細かなイベントはキョンのモノローグのみで済ませている。
- 今回はエンディングなし、つまり本編放映中にクレジットが流されている。エンディングに主題歌が流されないのは新作、旧作含めて初。(憂鬱VIはエンディング映像がなく、本編が最後まで継続したが、クレジットと共に主題歌が流されていた。)
- カラオケやボウリング、映画のシーンはカットされているだけでなく、ループに気づいた古泉の説明や長門の役目についての説明もカット。
- また、キョン達が真相に気付いたシーンでの長門のセリフ「今回が15532回目」(前回より5回増えている)が変化している。
- キョンは今回も8月30日の喫茶店で強烈な既視感を感じるが、今までと違い「俺の課題はまだ終わってねぇ!」と叫び、8月31日の1日で宿題を全て終わらせる。終盤のBGMは壮大な音楽に。
- 今回の演出は、エンドレスエイト1話目にあたる、12話を担当した米田光良。作画監督は同じく12話を担当した高橋真梨子。
- なお、原画班は12話と16話のエンドレスエイトを作画したメンバーから構成されている。(まだ現時点でハルヒに参加していない演出・作画監督級でない原画マンは3人程度いる)
- エンドレスエイトを手がけていない演出家は坂本一也、山田尚子、団長補佐の武本康弘氏も含めると3人になる、一方作画監督は池田晶子、堀口悠紀子の2人。
- 原作との相違は、日焼けシーンがないこと、キョンが長門にループに気づいた回数を聞いていないことなどがあるが、これらは解決編でも原作からカットされた。理由は不明だが尺の関係か、これまでとの相違点を挙げないことで解決編だと推測されないための手段と思われる。
- 8週連続ほぼ同エピソードというサプライズ演出で日本のみならず、YouTubeで配信されている関係から海外のアニメファンからも注目を集めたエンドレスエイト。既に京アニを退社した山本寛なども本作に関してコメントし、ちょっとした騒動になった。
- 脚本は3種類用意(1回目、2~7回目、8回目の3種と思われる)され、それを演出家の演出や役者の芝居で8パターンの違ったエンドレスエイトを作るという制作体制が取られた。
- こういった演出は役者にとっても負担を強いたらしく、キョン役の杉田は最初に8週分のアドリブを考え、ハルヒ役の平野は8本とも変わらない(ハルヒは既視感を感じていないため)芝居を毎回心がけ、8本目である本作では台本を一切見ずにアフレコしたとラジオで語っている。
- 1期の時系列シャッフル演出と同じく、本作も後に映像ソフトがリリースされた際に視聴者が視聴形式を選べる方式になっている。1期が放送順と時系列順で選べるのに対し、2期ではエンドレスエイトを放送順に全部観るか、時系列順に解決編のみを『孤島症候群(後編)』と『涼宮ハルヒの溜息 I』の間に挿んで観る(ストーリー上は問題無い)かで選ぶことができる。1期も2期も前者の視聴形式の方がより強いカタルシスを得ることができる。
- また前後編やループを含むとはいえ、2クールのTVアニメで10週に渡って、同じ年の夏休みのエピソードを放送したアニメはハルヒがおそらく史上初であると思われる。
- ちなみに今回のモブキャストについてお面屋さんのキャストは稲村透(CSRコーポレーション所属)、女子小学生のキャストの石川舞、北村妙子はともにオフィス薫所属)
次回予告
TV版
なし
放送版とDVD版との違い
パロディ・小ネタ
- 「控えおろう~」→『水戸黄門』
- 今回SOS団がプールで着ている水着は『孤島症候群(前編)』で着ていたものと同じである。ループ状況から元の時間流に復帰することを示唆した演出か?
- 「あいつ無茶~」→2chネタ。
- 「バイトいう名の~」→『ケロロ軍曹』
- 「お前は殺す」→『新機動戦記ガンダムW』?もしくは『ビーストウォーズリターンズ』?
- 「俺のターン~」→『遊戯王』
- 今回はSOS団5人のクレジットが固まって表示されている。前回まではハルヒと他の4人のクレジットが数行離れており、18話は5行くらい離れている(17話では4行、16話では3行、15話までは2行ぐらい、12話のエンドレスエイトは1行ぐらい)
- ちなみに東京MXテレビとtvkでは本作『エンドレスエイト(8話目)』は8月8日に放送されており8尽くしとなっている。
キャスト・スタッフ(詳細)
キャスト
1段目
- 涼宮ハルヒ:平野綾
- キョン:杉田智和
- 朝比奈みくる:後藤邑子
- 古泉一樹:小野大輔
- 長門有希:茅原実里
2段目
- お面屋のおじさん:稲村透
- アナウンサー:田坂秀樹
- 解説:土門仁
- 女子小学生:石川舞
- 女子小学生:北村妙子
スタッフ
- 脚本:村元克彦
- 絵コンテ:米田光良
- 演出:米田光良
- 作画監督:高橋真梨子
- 動画検査:藤田奈緒子
- 美術設定:田村せいき
- 美術監督補佐:細川直生
- 色彩設計補佐:永安真由美
- 色指定検査:下浦亜弓
- 特殊効果:三浦理奈
- 制作マネージャー:横田圭佑
- 原画
- 牟田亮平 佐藤達也
- 内海紘子 野々上翠
- 山村卓也 高橋真梨子
- 米田光良 牧田昌也
- 河浪栄作 門脇未来
- 引山佳代 柏木平
- 動画
- 清原美枝 黒田比呂子
- 樫原教子 江上美幸
- 多田絢香 大川由美
- 中峰ちとせ 棗田麻奈美
- StudioBlue
- 仕上げ
- 今泉ひとみ 米田侑加
- 北尾佳菜 木村好子
- 山森愛弓 相澤朝子
- Studio blue
- 背景
- 鵜ノ口穣二 平床美幸
- 田峰育子 大石望未
- 笠井信吾 平石朋基
- 奥出修平 竹内友紀子
- 渡邊美希子
- 撮影
- 中上竜太 田中淑子
- 高尾一也 山本倫
- 浜田奈津美 梅津哲郎
- 植田弘貴 友藤慎也
- 柴田裕司 冨板紀宏
- 船本孝平
(ポストプロダクションなどは省略)
放送日程
2009年
- テレ玉:2009年8月06日25時00分-25時30分
- 新潟テレビ21:2009年08月06日26時15分-26時45分(18、19話2話連続放送のため30分押し)
- サンテレビ:2009年8月06日26時20分-26時50分(野球中継のため1時間40分押し)
- 東京MXテレビ:2009年8月07日26時30分-27時00分
- tvk:2009年8月07日27時15分-27時45分
- TVQ九州放送:2009年8月08日26時40分-27時10分
- テレビ和歌山:2009年8月10日25時10分-25時40分
- テレビ北海道:2009年8月11日26時00分-26時30分(30分押し)
- KBS京都:2009年8月12日25時00分-25時30分
- 広島テレビ放送:2009年8月12日25時29分-25時59分
- チバテレビ:2009年8月12日26時00分-26時30分
- 奈良テレビ:2009年8月12日26時00分-26時30分
- 仙台放送:2009年8月12日26時08分-26時38分
- メ~テレ:2009年8月12日27時55分-28時25分
- Youtube:2009年8月13日22時00分-2009年8月14日21時59分(24時間限定配信)
- RKK熊本放送:2010年2月28日25時50分-26時20分
DVDチャプター
使用サントラ
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最終更新:2010年03月17日 06:55