- 旅行記『ちょっと広島いってきた』の番外編として、ちょっと書いてみました。まぁ読んでやってください…
著者はどんな人?
- 都築響一さんは現代美術、建築、写真、デザイン等の分野で執筆活動・書籍編集を行っている人です。
- 世界や日本の「ロードサイド」(道端や路地裏、身近にあるものだけど、みんな特に気にしてないモノ、あるいは一部の人に邪険にされているモノ…そんな感じ)を巡っている「ジャーナリスト」です。
- 例えば、村起こししようとして建てたけど…なテーマパークとか、秘宝館とか、デコトラ、ラブホテル、スナック、タイのレコードのジャケット、点取占い、変わった人、etc…
- 公式ホームページ「roadside diaries」
「ロードサイド」との出会い
- 僕(モオリス)がたまたま市の図書館で手に取った一冊の本『珍世界紀行 ヨーロッパ編』が最初でした。その内容に凄い衝撃を受けたのを今でも覚えています。
- なにぶん『珍世界紀行 ヨーロッパ編』は刺激が強いので、苦手な人は『珍日本紀行』をお勧めします。
- それで、この本書いたのはどんな人なんだろう…と気になって、それから他の本も読み始めました。
- 都築さんの著作のジャンルは現代美術だけに留まらず、死刑囚の俳句、見世物小屋の宣伝文句など、様々な詩を取り上げた『夜露死苦現代詩』や、日本全国の色んな意味で凄い老人達を訪ね歩いた『巡礼―珍日本超老伝』などがあります。
- これら著作を読んでいくことで、「ロードサイド」という、決して上品ではないかも知れないけども、痛快で、刺激的で、なおかつ心地よい視点があったんだな…と圧倒されました。
- TVとかで日本全国の変わった人を取材して、ツッコミ入れてる番組なんかがあったような記憶がありますが、そういったシニカルぶった(もちろん制作側はそんなつもりじゃないかも知らんけど…)感じは一切なく、むしろ、こんなに堂々と凄い事やってのける人が居るんだから…と勇気づけられたりします。それも醍醐味です。
それで…どんな本?
- この『現代美術場外乱闘』『デザイン豚よ木に登れ』は『ARTiT』と『アイデア』という雑誌に連載していた、2000年~2007年までのデザインとアートについての記事をまとめた本です。
- 『現代美術場外乱闘』にアート寄りの、『デザイン豚よ木に登れ』がデザイン寄りの記事をまとめてあります。
- 僕の中では「どんな事やってる人?」と言われたらとりあえずこの二冊を出してみるかなぁ…という本です。
- それか『HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン』(本の方の)ですかね。
- この二冊のイントロの言葉が、この下らないウンチクをたれる事しか能のない若造のへっぴり腰をどれだけド突いてくれた事か。
登場著作詳細
- 『現代美術場外乱闘』洋泉社 ISBN-13: 978-4862484253
- 『デザイン豚よ木に登れ』洋泉社 ISBN-13: 978-4862484277
- 『珍世界紀行 ヨーロッパ編』筑摩書房 ISBN-13: 978-4480876171
- ちくま文庫から文庫版も出てます。
- 『珍日本紀行 東日本編』(ちくま文庫)筑摩書房 ISBN-13: 978-4480035912
- 『珍日本紀行 西日本編』(ちくま文庫)筑摩書房 ISBN-13: 978-4480035929
- 『夜露死苦現代詩』新潮社 ISBN-13: 978-4103014317
- ちくま文庫から文庫版も出てます。
- 『巡礼―珍日本超老伝』双葉社 ISBN-13: 978-4575299557
- 『HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン』青幻社 ISBN-13: 978-4861522567