アットウィキロゴ
heikoie @ ウィキ
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

heikoie @ ウィキ

投稿用2

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集


広がる曇天は重苦しい。快晴ほど危険は休眠している、大嵐ほど死が目前である。危険度で言えば今は即死ほどでは無い、が、この天気が続くようなら首筋に刃が当たるだろう。その程度の曇り空だった。

 母の機嫌を表す空模様はホールケーキアイランドの島民にとって大切なことだ。こと、島内で動いているシャーロット家の子供たちにおいては特に。

 それは普段ふらふらと国内を遊覧し、時に戦場へ駆り出される"二十女"シャーロット・タフィーにあっても同じ事。
大丈夫かしら、とママの傍にいるだろう兄弟のビブルカードをシルクハットから取り出し、脳内に響く声にじぐりと動きを停める。



「………観測都市。モンドール兄さんじゃ、無いのね。」本の中ではない。ミロワールドにこんな力はない。兄さんが噂していたウタウタの実ならあるいは、とも思ったがルイサイファーとやらは男のようだ。確か今代のウタウタの能力者は若い女である。つまり、本当に異世界なのだろう。

 現に兄弟のビブルカードは反応しない。燃え尽きてはいないのに全く動かないのだ。異質、異常、今までにこんな事はなかった。

「…兄さんが心配するわ。姉さんが捜してしまうわ。弟たちが待っているわ。妹たちが泣いてしまうわ。帰りましょう」タフィーはゆらりと暗いウェーブの髪を揺らし、2mを超えた体格に見合う長い足へ力を込めて廃ビルの屋上から空へ跳んだ。シャーロット家の少年少女は大抵、兄姉から六式は特訓させられるものだ。剃と月歩だけは必ずできるように。母の癇癪から逃げられるように。決して誰も死なないように。

 例に漏れずタフィーも六式は修めていた。

「…ここが都市。違う…もっとちゃんとした、人が居るところがあるはず」ぽん、ぽんと跳びながらタフィーは気配を探る。途端、ぐぐっと彼女の見聞色は圧倒された。

 武装色より見聞色の方が得意なタフィーにとって、むしろその覇気は知らない建物ばかりで無人の廃墟群にびりびりと存在感を放っていた。

 やだ、なに。ぬるりとそちらへ首を向ければ、ビルが倒壊している。真っ二つに裂けたもの、ぐちゃぐちゃと、すぱすぱと切れたビル。それから空へ浮いている、よく目立つクリーミーピンク、あるいはタフィーピンクの鮮やかな羽根。ニュースクーを利用していれば一度は目にする派手な男。新世界でアウトローに身を置くものならよく知る闇のブローカー。

 "天夜叉"ドンキホーテ・ドフラミンゴだった。


 異世界同士の邂逅からしばらく経った後、同世界、あるいは同世界の別軸同士の遭遇である。



─────────
シャーロット・タフィー(33)
四皇ビッグマムの子供。86人兄弟の20女。無能力者であり、見聞色特化の六式使い。ビッグマム海賊団戦闘員。
好物はサルミアッキ。
シャーロット・ガレット及びシャーロット・ポワールと3つ子である。
異名は"脚本家"。
よく言えば不思議ちゃん、ズケズケと言うなら何も考えてなさそうな奴。どういう思考回路なのか傍目からでは分からないのでどんな突飛な行動でもやる。シルクハットがトレードマーク。

無から生えてきたオリジナルキャラクター。原作軸では存在しないのでドフラミンゴの方からは誰だコイツ?かもしれないし、同じ世界線から来ていれば知っているかもしれない。
2年後。恐らくタフィーの世界ではホールケーキアイランド編前です。

そのあたりはお任せします。



【D-3/シャーロット・タフィー(ONEPIECE)/午前0:25(ロデムとドフラミンゴの邂逅後)】

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー