【Wな怪盗/戦士達には仮面を】【AMIDANT】
今は主無き洋上の孤島、航空戦艦アビダイン。
純白の装甲を煤で焦がしながらも威圧感を放つこの要塞は、現時点で"観測世界"におけるアビィの拠点であり、最大の武力でもある。
かつて"大ショッカーと大ザンギャック"の手で作られた二つの軍艦を、後からアビィが改修し合体させたという特異な経歴を持っており、洋上に固定された今でもその火力と鉄壁は健在だ。
異常事態によって被害こそあるものの、今もAIの簡易指示によってドローンによる現状維持と小規模な修復、そして文字通りアリ一匹通さぬ警戒体制が、今も行われている。
不幸にも甲板に乗り上がった魚は、次の瞬間には種別の付かぬ焦げ肉へと変貌した。
サーチアンドデストロイ、まさにその言葉が似合う警戒が、レーザー付きの警備ドローンによって形成されていた。
純白の装甲を煤で焦がしながらも威圧感を放つこの要塞は、現時点で"観測世界"におけるアビィの拠点であり、最大の武力でもある。
かつて"大ショッカーと大ザンギャック"の手で作られた二つの軍艦を、後からアビィが改修し合体させたという特異な経歴を持っており、洋上に固定された今でもその火力と鉄壁は健在だ。
異常事態によって被害こそあるものの、今もAIの簡易指示によってドローンによる現状維持と小規模な修復、そして文字通りアリ一匹通さぬ警戒体制が、今も行われている。
不幸にも甲板に乗り上がった魚は、次の瞬間には種別の付かぬ焦げ肉へと変貌した。
サーチアンドデストロイ、まさにその言葉が似合う警戒が、レーザー付きの警備ドローンによって形成されていた。
そんな鉄壁の要塞の中で、異変は突然起きた。
とある通路の一角、それも船の頭脳である艦橋付近。
そこに突如として、銀色のカーテンらしき現象が起きた。
モノクロ映像で撮ったオーロラの様なソレは、廊下を隈なく監視するカメラによってしっかりと捉えられていた。
そこへ直ちに警備ドローンが群れを成して集まり、僅かな風切り音と共にソレを遠巻きに囲む。
暫くして、幕を潜るかの様に"仮面の男"が現れる。
それはすなわち、鉄壁の警備網がこの者によって内側から破られたということである。
人の言葉を介さず行われる、瞬時の警戒レベルの最大値化。
レーザー以外の武装も展開された警備ドローンの照準が男へと向けられ…男は迷わず両手を上げた。
同時にその男の全貌を把握したドローン達は、先程までの無機質な緊張感など無かったかの様に、次々と武装を格納していく。
「…アビィを追ってきた。」
男の言葉を聞いてなお行われる武装解除と警戒レベルの平時値化。
「これも付け加えれば間違いないだろう、ディエンド"ネクスト"」
ネクストという言葉を聞いて、完全に信用した素振りを見せる警備ドローンは、案内役の一機を残して散り散りに戻っていく。
艦内には再び静寂が訪れた。
とある通路の一角、それも船の頭脳である艦橋付近。
そこに突如として、銀色のカーテンらしき現象が起きた。
モノクロ映像で撮ったオーロラの様なソレは、廊下を隈なく監視するカメラによってしっかりと捉えられていた。
そこへ直ちに警備ドローンが群れを成して集まり、僅かな風切り音と共にソレを遠巻きに囲む。
暫くして、幕を潜るかの様に"仮面の男"が現れる。
それはすなわち、鉄壁の警備網がこの者によって内側から破られたということである。
人の言葉を介さず行われる、瞬時の警戒レベルの最大値化。
レーザー以外の武装も展開された警備ドローンの照準が男へと向けられ…男は迷わず両手を上げた。
同時にその男の全貌を把握したドローン達は、先程までの無機質な緊張感など無かったかの様に、次々と武装を格納していく。
「…アビィを追ってきた。」
男の言葉を聞いてなお行われる武装解除と警戒レベルの平時値化。
「これも付け加えれば間違いないだろう、ディエンド"ネクスト"」
ネクストという言葉を聞いて、完全に信用した素振りを見せる警備ドローンは、案内役の一機を残して散り散りに戻っていく。
艦内には再び静寂が訪れた。
「…本人不在か。」
『申し訳ありません、船の材料の「買い出し」に行っておりまして。』
「通りで少し傾いてる訳だ、被害は?」
『詳しくは艦橋を見れば分かりますが、一言で言うなら甚大です。』
『申し訳ありません、船の材料の「買い出し」に行っておりまして。』
「通りで少し傾いてる訳だ、被害は?」
『詳しくは艦橋を見れば分かりますが、一言で言うなら甚大です。』
警備ドローンを通じてJ.A.S.T.I.S.と会話を交わすこの男は、アビィと関わりある「信用された者」らしい。
容易に艦橋へ辿り着いた男は我が物顔で艦長席に座り込み、AIも当たり前の様に情報を開示していく。
相当信用…いや、信頼されている男らしく、アビィの代理として登録されたようだ。
容易に艦橋へ辿り着いた男は我が物顔で艦長席に座り込み、AIも当たり前の様に情報を開示していく。
相当信用…いや、信頼されている男らしく、アビィの代理として登録されたようだ。
「それと、次から物騒な手段は控えるんだ。」
『了解しました、甲板に上がった魚も撃たずに返します。』
「…全く。」
『了解しました、甲板に上がった魚も撃たずに返します。』
「…全く。」
どうやら、これ以上不幸な魚は出なくなるらしい。
仮にうっかり足を踏み込んでも、下手な動きをしなければ先の魚の様にはならないだろう。
仮にうっかり足を踏み込んでも、下手な動きをしなければ先の魚の様にはならないだろう。
「それじゃ、主が戻るまで指揮を執る。」
一方、先のアビダインよりもなお物騒な状況が続く場所があった。
ある二人の熾烈な争いが続く廃墟群の一角である。
辺り一帯には、先程まで建っていたであろう廃ビルの破片が、大量に、かつ無造作に散りばめられた。
地面だけではない、空中に留まったもの、地中に埋まったもの、まるで写真にバラ斬りしたビルを散りばめた光景だった。
破片の断面はどれも鋭利な刃物で斬られた様に、外観に似合わぬ綺麗な面を作り出している。
いや、実際に斬られたのであろう。
今もなお廃ビルの一つが豆腐の様に裂け、何十にもバラバラにされて崩れ落ちていく。
幾多の惨状を引き起こした下手人は、まるで南国を楽しむかの様に派手なファーと紅いサングラスを纏った屈強な男。
元の世界において"天夜叉"の異名を持つ海賊、ドンキホーテ・ドフラミンゴ。
イトイトの実の能力者であり、鉄筋コンクリートをも物ともせぬ切れ味を持つ糸を無数に操る「糸人間」。
今もまた、彼から500m先にあったビルが、彼の指先一つで解体されていく。
悪ガキの様にニヒリと上がった口角と反対に、彼の眼を隠すサングラス、無邪気か邪悪か分からぬ表情から、恐るべき攻撃は繰り出されていた。
…一目見る事ですら危険を伴う攻撃の嵐を掻い潜り、その喉元へ喰らいつかんとしているのは、彼以上に屈強な筋肉を纏った大男。
"廃ビルの悪魔"と呼ばれた、まさにこの廃墟群に相応しい異名を持つ、とある嘘喰い男の「暴」。
名を、マルコ…いや、今はロデムと言うべきか。
解離性同一性障害、或いは多重人格と呼ばれる様に、マルコとロデムの二つの人格を併せ持つ大男だ。
マルコであるときはともかく、ロデムとなった今の彼を止める術は、本来無いに等しい。
彼の相棒は「知」で嘘を喰らう、彼もまた「暴」でもって、目の前の男を喰らおうとしていた。
ある二人の熾烈な争いが続く廃墟群の一角である。
辺り一帯には、先程まで建っていたであろう廃ビルの破片が、大量に、かつ無造作に散りばめられた。
地面だけではない、空中に留まったもの、地中に埋まったもの、まるで写真にバラ斬りしたビルを散りばめた光景だった。
破片の断面はどれも鋭利な刃物で斬られた様に、外観に似合わぬ綺麗な面を作り出している。
いや、実際に斬られたのであろう。
今もなお廃ビルの一つが豆腐の様に裂け、何十にもバラバラにされて崩れ落ちていく。
幾多の惨状を引き起こした下手人は、まるで南国を楽しむかの様に派手なファーと紅いサングラスを纏った屈強な男。
元の世界において"天夜叉"の異名を持つ海賊、ドンキホーテ・ドフラミンゴ。
イトイトの実の能力者であり、鉄筋コンクリートをも物ともせぬ切れ味を持つ糸を無数に操る「糸人間」。
今もまた、彼から500m先にあったビルが、彼の指先一つで解体されていく。
悪ガキの様にニヒリと上がった口角と反対に、彼の眼を隠すサングラス、無邪気か邪悪か分からぬ表情から、恐るべき攻撃は繰り出されていた。
…一目見る事ですら危険を伴う攻撃の嵐を掻い潜り、その喉元へ喰らいつかんとしているのは、彼以上に屈強な筋肉を纏った大男。
"廃ビルの悪魔"と呼ばれた、まさにこの廃墟群に相応しい異名を持つ、とある嘘喰い男の「暴」。
名を、マルコ…いや、今はロデムと言うべきか。
解離性同一性障害、或いは多重人格と呼ばれる様に、マルコとロデムの二つの人格を併せ持つ大男だ。
マルコであるときはともかく、ロデムとなった今の彼を止める術は、本来無いに等しい。
彼の相棒は「知」で嘘を喰らう、彼もまた「暴」でもって、目の前の男を喰らおうとしていた。
そんな二人を遠巻きに見る女性がいた。
シャーロット・タフィー、微睡を感じる表情をした、シルクハットが特徴的な2m超えの身長の女性。
彼女もまたドフラミンゴと同じく海賊を生業とする者であり、その中でも「四皇」と呼ばれるビッグマム海賊団の戦闘員である。
その実力は海賊団の異名に劣らぬもので、特に見聞色と呼ばれる「相手の気配、感情、心」を読み解く力が秀でている。
…その筈なのだが、あの二人の感情を直に受けてなお表情を変えぬというのは、中々不思議な事である。
あろうことか、あの二人に近寄らんとしていた。
シャーロット・タフィー、微睡を感じる表情をした、シルクハットが特徴的な2m超えの身長の女性。
彼女もまたドフラミンゴと同じく海賊を生業とする者であり、その中でも「四皇」と呼ばれるビッグマム海賊団の戦闘員である。
その実力は海賊団の異名に劣らぬもので、特に見聞色と呼ばれる「相手の気配、感情、心」を読み解く力が秀でている。
…その筈なのだが、あの二人の感情を直に受けてなお表情を変えぬというのは、中々不思議な事である。
あろうことか、あの二人に近寄らんとしていた。

「知り合い?」
その彼女の見聞色が、全く予期しなかった方から声を掛けられる。
まるでたった今現れたかのように、声が耳に届く寸前まで、見聞色に反応が無かった。
いや、今現れたというのは正しいのだろう、彼の周りは陽炎の様に歪んでいた。
夜空の光を背に受けて影となって全貌は分からないが、座り込んだ瓦礫に掛かった羽織ったマントと、仮面の先の様なモノが顔に見える。
まるでファントムとでも言いたげなその姿は、どこか怪盗のようにも見えたかもしれない。
まるでたった今現れたかのように、声が耳に届く寸前まで、見聞色に反応が無かった。
いや、今現れたというのは正しいのだろう、彼の周りは陽炎の様に歪んでいた。
夜空の光を背に受けて影となって全貌は分からないが、座り込んだ瓦礫に掛かった羽織ったマントと、仮面の先の様なモノが顔に見える。
まるでファントムとでも言いたげなその姿は、どこか怪盗のようにも見えたかもしれない。
「おっと、自己紹介が遅れたね。僕は…」
「海東大樹、仮面ライダーディエンドネクストさ。」
『海東様が廃墟にてコンタクトを確認、複数人の実力者がいるようです、雨宮様』
「蓮で良い。さて、この観測世界の正体…暴いてみせる。」
「蓮で良い。さて、この観測世界の正体…暴いてみせる。」
【D-3/海東大樹(仮面ライダーディケイド)(半オリ)/午前0:25(ロデムとドフラミンゴの邂逅後)】
【G-3"アビダイン"/雨宮 蓮(Persona5 the Royal)/午前0:25(ロデムとドフラミンゴの邂逅後)】
【G-3"アビダイン"/雨宮 蓮(Persona5 the Royal)/午前0:25(ロデムとドフラミンゴの邂逅後)】
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