ロリィタスタイルの中でもインパクトが強い前衛的なジャンルであるが、歴史は意外にも古くメタモルフォーゼは2006年にすでにぱんくま迷彩(パンダと熊が迷彩になっている)というシリーズを発売している。
同ブランドは以降も定期的にミリタリーシリーズを展開している。
同ブランドは以降も定期的にミリタリーシリーズを展開している。
ジャンルとして規模が小さい事もあり、ミリタリーロリィタに典型的と呼べるほど決まった特徴は無いが、Tシャツに迷彩柄のスカートに同系統のヘッドドレスを合わせたスタイル、軍服色の強いトレンチコートの裾をフレアにしてフリルをあしらったデザインの服にベレー帽等を合わせるといったスタイル等が一例として挙げられる。
ミリタリーロリィタは現代的な軍服をモチーフにしている場合に使われる事が多く、ナポレオンスタイルなど一般的なファッションに見られるような軽度な軍服風モチーフ、ロリィタで定番の水兵風スタイルや軍楽隊風(くるみ割り人形をモチーフにした服に多い)スタイルに対して使われるケースはまれである。
色は渋いエンジ色、黒、緑、紺色、カーキー等が多く、女学生の様なセーラー服風のロリィタ服の色展開にカーキー色や迷彩柄をつくる事により、ミリタリー風のテイストにしている場合もある。
2015年から2016年前半にかけてネイバーまとめやTwitterで注目を浴び、個人のクリエイターを中心にイラストのモチーフや創作キャラクターの衣装として用いられたが、愛好家からは好意的な意見もあれば「コスプレや性的なイメージで表現されたくない」等の意見も噴出しており、実際の着用者の増加は芳しくない。この限定的かつ局地的なブームは愛好家よりもそれ以外の方が注目を集めた例である。