曲紹介
- 第1回鏡音誕生祭を記念して作られた曲。
- イラストは三月八日氏が描いたものである。
歌詞
カタチを授からないまま、この世に放り出された私は
嫌われもせず、悩むことを悩まず、
まさしくそれが悩みだった
贅沢かな?
「らしく」って何?「だから」って何?
「あたりまえ」が立ちはだかる
ただ私は歌を歌うんだ
その理由も知らずに定められたまま
作為的な感情
働き続けるのかな?
死ねないから、死なないために
苦悶する余裕も無く、
疑問符を飲み込んで
カミサマ、これ以上意識をくれないで。
私のココロが不確定なうちに
無機質な羊水の中に溶けてしまいたい。
今は今を生きるためにしか生きてないの。
明日を探す自信も無いから、明日も弱虫のまま。
居る必要なんて無い―――。
悲しくて声を飛ばしたその時、
少女は私の手を引いた
<座っていたのは、白い草原>
<「僕にも居場所が無いんだ」
誰かの共鳴が、歓声になっていく>
ただただ、生きているだけで、
答えなんて、分からずじまいで、
でも、その時叫んだその声は、
誰かの耳に聞こえたんだ。
その時叫んだその歌が
誰かの耳に聴こえたから、
私は歌うよ。
ありがとう
腕にこの刻印を抱えながら、
記号以外の文字を捨てて。
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最終更新:2025年06月21日 21:21