曲紹介
- 時間の流れが止まった場所に行きたいな~。それを精神と時の部屋という。
―そんな感じで、小さい頃読んだ童話なんかをモチーフとしつつ世界観を再構成して作ってみました。(投稿者コメントより転載)
歌詞
ある日見知らぬ男がくれた緋色の羅針盤
針が示す先に行けと言う
進みだして後ろを振り返ると もう
男はいなかった・・・
針は必ずしも北を指さずに
まるで何かを導くかのよう
足は無意識に緋色の羅針盤 に誘われて
深い森へ入った・・・
ああ 此処は何処?もう分からない
帰り道さえも
涙が拳を伝って 手を広げると
羅針盤は蒼い石になって 光を放ち
見知らぬ場所に変えた・・・
次に瞳を開いて飛び込んできたものは
所狭しと置かれたおもちゃ箱
小さな兵隊達に促されるまま
重い緋色の扉を開けた
そこで待ち受けていたのは 彼の男
振り返るなり 満面の笑み
少年 に耳打ちをした
それは妖しく とても甘い囁き
ああ よく来たね ここは君だけの夢の国さ
時間ときの流れさえももう
気にしなくて良いんだよ
永遠に遊んでいられる世界へようこそ
さあ この漆黒の扉を開けよう・・・
少年は最早 甘い魔法に罹ってしまい
迷うことさえも知らずに禁断を犯し
二度と戻り得ない世界へ足を踏み入れ
光の中へ消えた
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最終更新:2023年12月11日 23:00