曲紹介
歌詞
宵の路次に 燈る灯燈に 蔓延る無数の羽虱達
雨粒に物怖じずに熒、刃向かう姿勢にただ嫉視
眩む空漠、不得手の諾 遍く拙劣な盲滅法の策
温い風が傷に滲みる作為を表層に決して出さぬ
一寸闇に奔る先に 踏み抜き真っ赤に染まる薊
痛む執念、喰い込む針を飲み込む、む、む、無
其の侭の言葉が在れば、焦がれた祈りを託すの
鬼を衒えたら、迷妄なんかに惑わされないから
「混濁した感情」なんて報われないのでしょう
倦怠引き摺っては 堪え切れない黎明を睨むの
縋る半身はもういない、さっき粉々に尽くせり
群れる虫達喰いつくし、求められるは幽闇幽闇
耳覚えのある旋律、鼻につく文節、目眩む千色
絡繰り成功、品なき憶測、彼方此方で舞う鮮血
数多の凡夫を踏み抜き、崇めたるは本物の才人
極彩の街に溺れる愚民「終点、大帝都東京也」
― 咎メルニハ、償ウニハ、許サレルニハ ―
或る侭の姿容が良ければ揺るがぬ精神を抱くの
銭を咥えたら、誰かの役には成り得ようだけど
「忖度した感情」なんて、救われないでしょう
限界に怯えては 堪え切れやしない・・・・・
なにもない僕の唄でも仮に意味があるのならば
このまま、生き続ける理由にだって成り得よう
だから、最終章をもう一寸だけ遅らせましょう
爪先を少しずらし先の見えない明日へ向かうの
「墨ヲ塗ッテ隅ヲ縫ッテ」当などない阿弥陀籤
「罪ヲ抱イテ詰デ知ッテ」間違いだらけ選択肢
「息ヲ吸ッテ粋ヲ絶ッテ」いつかは終わるんだ
其れ迄続け幽闇幽闇
コメント
最終更新:2023年12月12日 15:34