曲紹介
歌詞
恋人がいない歴=年齢
毎日の日課は花に水やり
訪ねてきた猫にも
挨拶を欠かさない
人は彼を変人と差別し
人は彼を空気のように
見て見ぬふりで
今日もまた
過ぎていった
ある日、訪ねてきた少年は
小さなお口でおっしゃった
「きれいな曲だね」と
きれいな瞳で
その優しさがもどかしくて
冷たい言葉をぶつけたが
おかしいな
涙が止まらないな
少年にとって些細なことは
彼にとっては些細なことではなく
大人にとって些細なことは
彼にとってすれば事件となる
世界か 自分か
間違いはどっち?
大声で歌った
溢れ出す感情を叫んだ
人一倍 人に近い生活を望んだが
また逃げてしまった
小声で聞こえた
嫌みや罵倒の類は
未だに頭でループしている
彼が病に倒れたのは
その1ヶ月先のことだった
初めての友達に
見守られそっと冷たくなった
その家から音楽も消えたが
街の人々は
何事もなかったかのように
暮らすのでした
人々にとって些細なことは
少年には些細なことではなく
大人にとって些細なことは
僕にとってすれば事件となる
世界か 自分か
正解はどっち?
大声で歌った
小さな心は叫んだ
人一人 人としない
こんな理不尽な世界を
小声で震えた いったい誰が
こんな時代を築いた?
クローゼットで不意に見つけた
一枚のCDと
「世界の歌」と書かれた
紙切れ
それはそれは優しくて
なんとも柔らかくて
おかしいな涙が止まらないな
彼にとって些細なことは
少年には些細なことではなく
世界にとって些細なことは
君にとっての事件かもしれない
街にとって無駄な役はない
だから彼を無視なんかさせない
だから歌うよ
気づかせてやるよ
君の強さを
安心か 危険か
楽観か 明白か
納得か 挑むか
世界か 自分か
間違いはどっち?
大声で歌った
小年は心を叫んだ
親友への思いをつめた
音楽家の歌を
小声で聞こえた
嫌みや罵倒の類は
今じゃもう 聞こえない
夕方に響き渡る音色と
一斉に駆け足で帰る子供たち
街を包む世界の歌
コメント
最終更新:2023年12月12日 17:57