曲紹介
富山県西部の高岡市から氷見市までを結ぶ氷見線。その道中にある雨晴海岸の眺望は、列車内から見られる景色の中でも日本屈指の名風景だと思います。
雨晴海岸の名称は、かつて源義経一行が奥州平泉へと落ち延びる道中、弁慶の持ち上げた岩陰で"雨の晴れるのを待った"という伝説が由来なのだそうです。
歌詞
(動画概要欄より転載)
大事な言葉 云いそびれて
またキミを怒らせた
大切な気持ち握りしめて
潰してしまう 僕の悪いクセ
ひとりぼっちで腰掛けた
列車のイスに描かれた
忍者アニメのキャラクターが
手裏剣を僕に向ける
帰りの列車 少しだけある
二人がけの特等席
今日は空いてるかなって
一緒に探してたはずなのに
ディーゼルの低い唸りと
軋む車両の音 胸に響く
工場の群れが吐いた煙が
川面に映る 夕陽を汚していた
見慣れた制服の中に
君の姿を探した
朝になったらいつものように
列車の中で 会えるかもって
たぶんどこかに居るけれど
今は探すのやめとこ
既読のついた僕のスタンプ
もうずっと謝ってる
立山に降りおける雪
常夏に見れど飽かぬように
どんな季節もそばにいて
君のこと見ていたいって思うんだ
たとえばやまない雨の日が
続いてるような時には
大きな岩を持ち上げて
その陰で君を守りたいけど
そんな強い力僕は
持ち合わせていないみたい
雨晴の海岸の
あの岩がじっと 僕のこと見ている
いつも通り話すって
どんな感じだったっけ
何も話せなかった 帰りのホーム
ひとりぼっちの胸に
鈴の音が悲しく響く
家並みの間を抜けて
工場が目に入るころ
僕の隣の空席が
大きく軋む音に振り向く
僕に目を合わせないまま
隣に座った君の
怒った顔そっくりな
スタンプが僕に届いた
まだ膨れっ面の君に
謝る僕の向こう側
雨晴の海岸の
あの岩がちょっと 笑った気がした
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最終更新:2023年12月12日 17:03