キツネ石

きつねいし【登録タグ:2021年 VOCALOID メガ ナガメ 鏡音レン
作詞:メガ ナガメ
作曲:メガ ナガメ
編曲:メガ ナガメ
唄:鏡音レン

曲紹介

国内有数の翡翠(ひすい)の産地として有名な新潟県糸魚川市に、今年の3月に「えちご押上ひすい海岸」という新たな駅が誕生しました。
糸魚川市一帯では、運が良ければ海岸に落ちている翡翠を拾うことが出来るそうですが、
同じような見た目の別の石も沢山転がっていて、それら翡翠によく似た石のことを「キツネ石」と
呼ぶそうです。このキツネというのは、狐に化かされたようによく似ている事から来ているそうです。
  • イラスト&動画:無印かげひと

歌詞

(YouTube概要欄より転載)

海沿いの街を
切り裂く新幹線の音
あんな風に走れたら
さぞ気持ちいいのだろう

僕の両足は
死電区間(デッドセクション)の只中
立ち止まったきり
動き出せずにいる

輝く宝石みたいな
アイツを見て
悔しくなるのも
そろそろ飽きたな

同じような形に生まれてきたのに
いつの間にか偽物になってた Ah
キツネ石の僕は 見向きもされず
波打ち際を転がるだけ
翡翠には なれやしないこと
とうに解っているんだ

通い慣れた道
いつもの踏み切りの横
新しい駅を作る
工事の音が響く

季節が進むたび
形が出来ていくホーム
僕の未来の形は
いつ見えるのだろう

追いかけるの諦めた アイツのこと
思い出すと胸が キュッとして嫌だなぁ

『なぁ 本当は諦めたくないんだろ』
「でもアイツは特別なんだ」
『やめたくないなら続けろよ』
「無駄な努力はしたくないんだ」
『逃げたって何も始まらない』
「逃げなくたって何も起こらない」
『全力で負けるのが怖いのか?』
「うるさいな…黙れよもう!」

見て見ぬフリをしていた
何も感じないフリしていた
でも ずっとずっとずっとずっと
あんな風に走ってみたかった

ねえ 僕はやり直せるかな
まだ 僕はやり直せるかな
もう一度 走ってもいいかな

同じような形に生まれてきたのに
逃げているうちに偽物になってた
ぶつかって転んで 削れたその先に
覗いた色が 僕だけの色だ

翡翠のようには輝けなくても
キツネ石の輝きだって本物さ Ah
真新しい駅のホーム あの青い列車のように
自分の力で踏み出せ
力強い唸りで 未来へ
向かうレールを行くんだ

死電区間(デッドセクション)を抜け出して
新しい僕を始めよう

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最終更新:2023年12月12日 17:06