曲紹介
「涙が出るほど笑える幸福」
曲名:『心中道楽』(しんじゅうどうらく)
- 豪愁氏の4作目。
- イラスト・動画も豪愁氏自身が手掛ける。
- 『ボカコレ2022春』参加楽曲。
歌詞
遠ざかってく街灯 手向けた言葉も
饒舌で異な
「どうせいいんだ」って
愛変わらない君の口癖だ
性懲りも無く恥ばかり呑んで揺蕩う詭弁だけ
「二度と会うものか」
逢瀬に遺す荷物は置いて逝った
ああ
他愛無い御伽噺 諂笑って濁したんだ
凪いて悼んだ 淋しさの中ずっと 煙り虚う
ねえダーリン
思い返せば僕の生涯の汚点と恥は君でした
よくもまあそんな巫山戯た事が幾つも出てくるものだ
味のないガムを吐き捨てる様な愁いを残す影
「嘘も大概ね」
憂鬱に居残る期日と老いてった
あ あ こんな事ならば逸そ、死んじまったほうが寧しだ
もう仇花が散って褪せるのにな
一層未練に慣れてゆく
一寸先も 僕は笑って赦したんだ
烏の濡羽色の奥 一世見蕩れていたから
今でも忘れないよ 君が僕に笑ったこと
不幸の蜜も甘いの 奇を衒って咳している
ずっと
忘れないで
あ あ こんな事ならば逸そ、死んじまったほうが寧しだ
なんて、酔いが覚めない 駄目だって叱って欲しいんだ
今更こっちに居ても 芥もくたにも及ばぬ餞別
今から其処に往くよ
ねえ間違いなんて嘘ばかり吐いて過去に呑み込まないで
もう死んでもとうには償えないって解って居たんだ
割れた花瓶も嘘の本音も全部、許すから
冴えない安寧が 未だ笑えてしまったんだ
貴方がこの指先のずっと向こうに居ても
不幸も愛おしいよ 有り触れて春風が
今でも劣らないよ 謙って祈っている
ねえダーリン
本末も4畳半 惨めに使い古した哀歌
微睡み感化して 薄い言葉が幕を落した
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最終更新:2023年12月12日 20:52