曲紹介
夏が嫌いです。
それ以上に夏に焦がれています。
曲名:『夏など』(なつなど)
歌詞
ねぇ九龍まで飛ばしてよ
気の抜けた声で言う
8月はとうに死んだ
歌声もきっと涸れたから
美しいものには美しいの一言を
懐かしいものには懐かしいの一言を
影の多い緑道で見上げた空 真昼の月
大人になって忘れる見飽きた顔 欠伸しすぎ
不安定的構図にひっそり祈りを隠した
「散々疲れきって歩いた」誰かのアリア
サイダーで溢れたプールの底から響いた注水音
何気ないフリして笑った君を飲み込んだイデアと水柱
夏を殺して
「音楽はしてないといいね」
そんな感傷さえ癒えない
「さよならだけだった」
だなんてくだらない言葉も聴けない
恋も愛も夢もきっと無意味だ
生きるだの死ぬだのうんざりだ
「真夜中に起きてもいいことないよな」
誰かちゃんと言って ねぇ
九龍まで飛ばしてよ
ダサいタクシーとかでもいいから
洒落たリズムじゃなくてもいいから
夏など殺してしまえや
九龍まで飛ばしてよ
古いF-2とかでもいいから
渋いコードじゃなくてもいいから
夏など殺してしまえや
九龍まで飛ばしてよ
九龍まで飛ばしてよ
夏が夏が追い縋るように
夏が夏が生き急ぐように
夏が夏が締め付けるように
夏が夏が終わらないように
ねぇ九龍まで飛ばしてよ
気の抜けた声で言う
8月は永遠に死んだ
歌声もきっと涸れた
コメント
- 九龍とかF-2とかタクシーとか、最後の歌詞は相対性理論のオマージュだよな なんでなんだろ -- 名無しさん (2024-04-26 10:06:27)
最終更新:2024年04月26日 10:06