曲紹介
精一杯の恋を伝えて?
曲名:『迷妄の貴方へ、添える愛華の遊底は』(めいもうのあなたへ そえるあいかのゆうていは)
- CHAPTER-2 「恋」と「盲目」と「一抹の不安」について。
歌詞
(動画より書き起こし)
胸に挿す、襟香を纏って、佇む陰影、私の声は奪われた。
「満たされないの。」
「私を識る人は」
「何処に在りますか?」
横顔、朱が駆けた。
「あぁ。」
揺らいだ、焦点は調整をやめた。
貴方だけを見ていた。
「これは恋だ。」
平衡を、求める体温が、少し貴方に寄った、朝。
「ねぇ?」
数えてみて?
迷妄した貴方が、眠るまでの心拍を。
十六と十一で色めいた。
ただ恣意を並べた誤りは、互いを慰めてくれたでしょ?
陽の妖精がメイクを済まし、
「さあ、今日も行ってらっしゃい。」
絡まっていた、仕儀の執着に、今日も僕は、灰に染まった。
ただ為っていた、紡ぐ祈りも、まだ、相成っていただけ。
待っていた、日々の終着に、今日も僕は、迷に止まった。
ただ立っていた、期する明滅。
だって、待って。這って、立って、勝手、成って。
消え去る愛華。「始めましょ?」
正しいを並べる藍言葉にいくつかの、綻びを混ぜて見てくれだけ整えて?
精一杯「普通」を装えたら貴方の勝ち。
貴方が勝つことは出来ないの。
弱いのね、でもそこが好き。
拙さを上塗る貴方が唯々愛おしいの。
「今日は私が上ね?」
また、網膜は、呼吸をやめた。
貴方だけを見ていた。
「これが恋だ。」
平衡を求める体温が、暑苦しい目覚め。
共に待っていた育む招来。
泣き出していた、貴方を。
思い出し、灯し出し。悦に浸るから。
唯だ温もりを欲しがった少女は、人形を抱いて大人になった。
そのまま、そのまま、朝が来なきゃいいと願ってた。
「そうなんだ。」
「だったらありがと。」
「そしたらね。」
「精一杯の恋を伝えて?」
揺らいだ焦点は鳴動を始めた。
ただ待ってても、絡まってても。
「触らないでよ。」
手を繋ぐ貴方が少し遠く感じた。
迷妄の夜明けは。
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最終更新:2023年06月17日 23:08