曲紹介
- ハープを弾いている謡子さんを思い浮かべながら作りました、とのこと。
- 哀愁漂うが暗くなりすぎず、歌詞や構成は日本的だがどこか西洋の雰囲気も感じる、そんな曖昧な雰囲気の冬の歌。
- 冒頭はゆったりと始まるが、全体的にはアップテンポの曲となっている。
歌詞
冬の花は月に散りて 君は夜に何を思う
黒く澄んだ夜空に響く鐘の音
薄氷(うすらい)の鏡には真円の月
流れなき水なれど澱みを知らず
光をよそに咲くは月影の花
静寂の中に満ちた欠片をひとつふたつ
指折り数える 記憶の眠る星たちに見立てて
冬の花は月に散りて 君は夜に何を思う
白いひとひら雪に混じり 水面の上踊るように
嗚呼 夜と朝の狭間の時 また何処かで鐘がないてる
月の満ちる冬夜にのみ咲く花は
古のふるさとを露に映す
空に仰ぐ星々に思いを馳せ
記憶を束ね咲くは白銀(しろがね)の花
真冬の夜の夢 止水に映った幻
握りしめた手に冷たくも優しい欠片溶けゆく
月の花は海の上で漂う中何を思う
流れる風が包む夜更け 温もりさえ感じてる
嗚呼 まどろみの中見た景色 忘れずこの胸に残して
冬の花は月に散りて 君は夜に何を思う
白いひとひら雪に混じり 水面の上踊るように
たゆたう花に往く宛はなく 遠のく夜に何を思う
日の出を前に消えゆく光 照らされ今宵別れの詩
嗚呼 夜と朝の狭間の空見つめて
いつか最後の一枚が落ちるその時まで歌い続けよう
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最終更新:2023年12月12日 22:36