曲紹介
常夜灯の 仄か朱く 遠く
曲名:『常夜灯』(じょうやとう)
- 文無の17作目。
- 費えていく命の端くれに惑う、生きとし生けぬ者の哀歌。
- 12月に投稿され、歌詞にもそのことが表れている(?)。
- エマ氏~1周年おめでとう~え? まだ2ヶ月早い? そっか~(投稿者コメント)
歌詞
灯火を消そうとした人に 勝手だと憤った割に
不意に消えたくなる駆け足の夕闇
愚直に溶媒を吸って吐いて
生きれば生きる程 嫌になるのは
何となしに知っていた
砂時計は勤勉で テロメアは端から千切れる
何を今更
離れてく指の余熱の 唯ひとつふたつ
12月 使い古しの痛みを吐いては 背を丸めるの
愛し続けることも苦しい
僕を組み立てる ひとつふたつ
1、2月 まだ好きと言い聞かせる
常夜灯の 仄か朱く 遠く
あなたを殺す優しさなんて 捨てちゃえばいいのにね
砂時計は残酷だ 明日のために明日が削られる
何を今更
鈍く続くこの幻肢痛 唯ひとつふたつ
24時 使い古しの悲哀が渦巻いて 背を丸めるだけで
何が抒情詩だ
死にたいと言うひとに 何一つ言うことが出来ずに
1、2月 モノクロの春に身をやつす
目眩、正弦波で揺らぐ 嗚呼
テロメア 残り時間は如何ほど
別に教えなくても 良いけど
僕が眠る その時まで灯りは
消さないでいて それだけ
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最終更新:2024年02月14日 12:14