曲紹介
どうも、灼なthusです。
昨夜ライブ公開で殴り書いたことを、丁寧に書いてみます。
この曲は、ピアプロ公募のパズルゲーム第4弾に応募していた曲です。昨日17時半前に落選が分かったので、21時投稿に物凄く急いで間に合わせたというところです。投稿日である昨日はピアプロ公募落選結果発表のチキンレースで疲れていたので、その翌日に此処を書いています。
応募曲を作っている時点で、茶仔さんの絵が絶対合うと、イマジナリーフレンド以来の直感が迸った私は今回復、茶仔さんに絵巻物の絵をお願いしまして、御快諾頂けました。色々遣り取りしつつ完成したのですが、何と今までで最も制作時間が長く掛けたそうで、大変畏れ多いと共に、大変有難う存じております。
頂いたものを一目見ても何という力作。そして曲と合わせ出来上がった動画を見ると、やはり其はスペクタクルだったのです。だからこそ、今回どうしても投稿したかったのです。というのも、この回を逃すと次の投稿機会は来年2月だったのです。然し、応募中の楽曲は権利所在が曖昧になるので、公式に落選を確認しなければ曲の投稿ができません。
斯くして先述の落選発表チキンレースが開催されました。此れ迄2年間弱のピアプロさんの音楽公募結果発表を見ると、(マジミラを除き)粗必ず金曜日か月曜日の17時に結果を発表されていることが分かりました。然し、結果発表予定は2022/10。当時10/28(金)と10/31(月)何方もあり得ました。そして私の楽曲投稿のスケジュール上、10/28(金)より先に延ばすのはもう不可能だったので、10/28(金)の17時が運命の刻でした。17時半に結果が発表されて「やった投稿できる!」と思うと同時に、予約投稿の庶務を3時間以内に全て済ませる必要があり、其処からまた煉獄な東奔西走に追われ…。
そして無事、共同作品としての「灼」が昨日こうして日の目を浴びることができました。本当に良かった良かったと、昨夜は魂が吸い取られ死んだように床に就きました。本当に良かった。復いつか共作出来たらと存じております。〆。
曲名:『灼』(あらたか)
歌詞
花火は鳴り終わり 寂寥と硝煙の匂い
夏夜の闇へ過ぎて熄える頃
人気のない畦道の通りで
来いよ来いよと招いている影が
何かと思って 近づいてみるけど
どうしたことか 距離が縮まらない
あんまり暗くて 顔も良く見えない
おいでおいでと招いている影が
私は星の仔よ 帰れないと
大奥に佇み こちらを見ているのか
吹く夜風が 余熱を撫でるように
僕に何かを求めているのか
私は星の仔よ 帰れないと
ただ上を見上げて憂いているようだった
天の川を背に湛えた光る山で
僕に何をか求めているのか
分からないけれど 困っていそうだから
僕は山を一緒に登っていた
今日も熱帯夜 日付が変わる頃
提灯を片手に 深夜の肝試し
そう言えば この山は初めて登ったかな
いや盆頃 先祖供養で登ったかな
どうも道中で 鼻突く屋台の香りが
後の祭りの余興と並んでいる
燐の人魂が飛んでいる
布地のお化けも交っている
樹木が唆す 籤引き御布施のインチキ商売屋
私は星の仔よ 帰りたいと
頂に佇み 空を見上げていた
吹く夜風の冷たさと同じような
その素振りは 寂しそうだった
私は星の仔よ 帰りたいと
あの星を指差し言っているようだった
天の川の繁星が集く逆光に翳る
その姿は 綺麗で儚かった
暫くは静かに 何にもない時で
夜空の星を 手持無沙汰に眺めた
夏の大三角を何となく探したら
青い地球が浮いていたんだ
見てはいけないものを 見てしまったような気分
そんな僕を心配そうに覗き込む
月明かりと星の輝きに照る
見たその顔は 僕の顔だった
君は星の仔よ 灼の仔よ
貴方の還るべき星はあそこにある
遠い向こう側で鈴々と聞こえる囃子を
耳にしながら じっと見つめていた
君は星の仔よ 灼の仔よ
貴方の故郷は まだここではないと
吹く夜風に 星へ向けて舞い上がれ
僕の身体が ふわりと浮いていく
私の星の仔よ 灼の仔よ
その身を輝かせ さあ還りなさいと
遠く離れていく 花火も屋台も小さくなって
星の彼方へ消えてしまった もう
夏の終わりと共に熄えた
コメント
最終更新:2023年12月13日 00:31