曲紹介
どうも、黄水仙を愛でるthusです。
水仙の花言葉をご存じですか。一言で表せば「自己陶酔」です。只、花言葉の面白い所は色によって花言葉が異なる物。黄色い水仙(黄水仙)特有で「私の元へ帰って」「私の愛に応えて」という花言葉があります。その由来は、希臘神話の弌つであるペルセポネ誘拐神話に由来するそうです。冥王ハデスが一目惚れした(豊穣神の)娘ペルセポネを誘拐する為の罠として黄水仙を咲かせ、娘の悲鳴を聞いた母が向かうと黄水仙だけ残されていたとか。ペルセポネの母が行方不明の娘を案じ「私の元へ帰って」と、一方ハデスはペルセポネの心からの愛を掴めず「私の愛に応えて」という花言葉が定着したらしいです。真逆花言葉から希臘神話に触れることになるとは思いませんでした。
歌に合わせて、一寸神話を変えた部分がまあまああります。とは言っても、抑々希臘神話自体が諸説あるものらしいですが。その真偽は学者さんに任せる事にして、今回は一先ず黄水仙の花言葉を覚えれる様にと焦点を当てて書いてみました。興味があれば、下記に私が見た参考資料を纏めたのでどうぞ。
各説の中で私が一番好きなのは、冥王ハデスに言い寄った精霊を見たペルセポネが激情に駆られ精霊を潰し、自身がハデスを愛していた事を自覚した説が好きです。
曲名:『黄泉の水仙』(よみのすいせん)
- thus氏の94作目。
- 「モミアゲヲ投稿祭」参加楽曲。
歌詞
大地神の娘を 見初めた冥王は
花を摘む娘を 冥界へと堕とした
花籠に一杯の水仙が遺された
大地神の母は 娘を探し嘆いた
嗚呼、コレー 私の元へ帰れ
嗚呼、コレー 私の元へ帰れ
嗚呼、コレー 私の元へ帰れ
嗚呼、コレー 私の元へ
大地神の娘を誘拐した冥王は
娘の心からの愛を掴めなかった
故郷を恋しがり 娘は毎日泣いた
困った冥王は 黄の水仙を手向けた
嗚於、ペルセポネ 私の愛を受け取れ
嗚於、ペルセポネ 私の愛を受け取れ
嗚於、ペルセポネ 私の愛を受け取れ
嗚於、ペルセポネ 泣かないでおくれ と
大地神の母は 憤り悲しみ
地上へ 実りを齎さなくなった
大地は荒れ果て 生命は全て枯れていった
大地神の母は 娘を嘆き瘁れた
嗚呼、コレー 私の元へ帰れ
嗚呼、コレー 私の元へ帰れ
嗚呼、コレー 私の元へ帰れ
嗚呼、コレー 私の元へ
冥王の優しさに娘が気付いた頃
地上の使いが 娘を迎えに来た
冥王は 娘を引き止めることはせず
数粒の柘榴と 黄の水仙を手向けた
嗚於、ペルセポネ 私の愛を受け取れ
嗚於、ペルセポネ 私の愛を受け取れ
嗚於、ペルセポネ 私の愛を受け取れ
嗚於、ペルセポネ さあ帰れ 故郷へ
嗚於、ペルセポネ 私の元へ帰れ
嗚於、ペルセポネ 私の元へ帰れ
嗚於、ペルセポネ だが今は私に構わず
嗚於、ペルセポネ さあ帰れ 母の元へ
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最終更新:2023年12月13日 00:32