曲紹介
「13日の金曜日」が不吉とされる由縁。
本作で述べた説・結末はあくまで作者が独自に調べた文献なりデータベースから借用し、あるいは導き出し、あるいは妄想したりと幾つもの説の一遍一遍を繋ぎ合わせて完成したシナリオと結末です。
したがって、これが歴史事実・伝説の真相であると断定するものではありません。
噛み砕いて説明すると「こーだったら面白いなー」という歴史厨の興味と伝説探求が限界を超え業火の灰が結集してできあがった大空想歴史オペラです。
作者は常にこんなことをずっと妄想してます。
曲名:『サングリアル 〜テンプル騎士団と聖杯伝説〜』(サングリアル テンプルきしだんとせいはいでんせつ)
- 暗黒童話Pことじょるじん氏の30作目。
- 今回の主役は1128-1312年に存在したテンプル騎士団と1268-1314年まで生き、1285-1314年までフランス王に在位した端麗王ことフィリップ・カペー4世(Philippe=Capétiens Ⅳ)である
- テンプル騎士団のメンバーがフィリップ4世によって一斉逮捕された日と同じ日、同じ曜日の2023年10月13日にアップされた。
- なお、歌中のテンプル騎士団とフィリップ4世の声はじょるじん氏の生声である。
歌詞
(動画から書き起こし)
1307年10月13日金曜日
強大な軍事力と 莫大な財力を 有し
地中海で 隆盛した ある組織が
一夜にして 壊滅した
組織の名は
テンプル騎士団
幹部は 火炙り
団員拷問
その末 謀殺
徹底的に 破壊したのは
仏王
フィリップ4世
ローマ教皇をも
屈服させた
端麗王
フィリップ・カペー
覇権王国 君臨する 王が
なぜ 一介騎士修道会を
破壊したのか
その真実は
フィリップの目的は
否
伝説では テンプル騎士たち
ソロモン神殿宮跡で
イエスの「聖杯」発見!?
だがこれは 真実を隠すための
隠語を用いた コード(暗号)である
では聖杯の 真実とは何が
ローマ・カトリックが
今なお隠し通す 真相とは
系図である
AD.66ユダヤの反乱
ローマ帝国 鎮圧侵攻
(第一次ユダヤ戦争)
その争乱期に 神殿地下に
司祭が隠した
王家の系図
神が与えたもう 約束の地に
隆盛誇った 王家の系図
古代イスラエル王国初の
統一王朝
ダヴィデを 祖とした
直系ソロモン
以下 脈々と
続く王家のオフィシャル記録
系図の年代 「BC.4」には
イエスの御名が 記されている
救世主(キリスト)イエスは 後世の捏造
ユダヤの王
それが 彼の実像
教会総出の改ざん工作
更にはイエスと 横並びの位置
つまり配偶者の 欄には
マグダラの名が 記されていた
系図は途切れず さらに進み
イエスと マグダラの 下には
「バラバ」という名が
記されている
天は御神の栄光を語る
聖杯=サングリアル
は
「SAN GREAL」と綴る
しかし古の形式では
「SANG REAL」となる
訳すと
「王家の血」である
ベニヤミン(族)
アルカディア(人)
サリ(族)
メロヴィング(朝)
シトー(修道会)に
カタリ(派)と
バトンは繋がれた
イスラエルから
バルカンを渡り
フランスへ
イエスの血脈
その遺児たちは
移り変わる時代に
合わせ 周到に
これら組織に
守られてきた
教会の魔の手から
血脈を守れ
カタリ派から 密命授かる
九名の使徒は ソロモンの
神殿地下から その証
ついに手に入れ
テンプル騎士団創立
この証が 白日の下に
晒された時
フランス王国 カペー朝の
権威など 容易く
崩壊してしまう
血脈 断絶
系図の 消滅
騎士団 破壊は
これが 目的
だがなぜ フィリップは系図の存在を 知ったのか?
騎士団破壊の前年
1306年
パリでの暴動
市民の反乱
フィリップ逃れる 騎士団本部に
動乱最中で 偶然発見
宝物庫にある
系図の存在
"Auez-vous vu quelque chose?"
(何か見ましたか?)
"Non…"
(いや…)
驚愕
戦慄
前後も不覚に
夜も眠れずに
王は決断
水面下で 綿密な壊滅の 計画進行
教皇抱き込み
たが 全団員拘束令が
執行される 数日前に
情報漏洩 一部の団員
イエスの血脈 連れ出し
逃亡
王令届かぬ
スコットランドに
亡命成功
この血脈は
21世紀の
現代でも なお続き
それを 守る組織も
時代と共に
名を変え 地を変え
現代(今)でも存続している
サングリアル(聖杯)
という暗号の
系図と共に
イエスの血は今日も我々と同じ時代に
流れ同じ空の下 同じ景色をみている
+
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語彙説明 |
マグダラ:マグダラのマリアのこと。新約聖書中の福音書に登場する、イエスに従った女性
バラバ:新約聖書の福音書に登場するユダヤ人の強盗・囚人。イエスの代わりに恩赦を受け、釈放された。
ベニヤミン:ベニヤミンを祖とするとされる古代イスラエルの部族。
アルカディア:ギリシャのペロポネソス半島中央部にある古代の地域名及びそこに住む人
サリ:ゲルマン系フランク人に属し、中世のフランク王国建国の中心となった部族
メロヴィング:サリ族が築いたフランク王国における最初の王朝
シトー:カトリック教会に属する修道会。ベネディクト会から派生した。
カタリ:10世紀半ばに現れ、フランス南部とイタリア北部で活発となったキリスト教色を帯びた民衆運動。
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参考文献 |
レンヌ=ル=シャトーの謎ーイエスの血脈と聖杯伝説
著者マイケル・ペイジェント (ほか) 訳者 林 和彦
ダ・ヴィンチ・コード
著者 ダン・ブラウン 訳者 越前 敏弥
十字軍物語
著者 塩野七生
テンプル騎士団の謎
著者 レジーヌ・ベルヌー 訳者 南条 郁子
敬称略
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コメント
- 系図にバラバがいるの面白すぎるな -- 七氏 (2023-11-08 17:25:59)
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最終更新:2023年12月13日 01:20