野ざらしの首、鬼ヶ島にて

【検索用:のさらしのくひおにかしまにて  登録タグ:2015年 VOCALOID アートトラック 悪ノP 曲な 神威がくぽ
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作詞:悪ノP
作曲:悪ノP
編曲:悪ノP
唄:神威がくぽ

曲紹介

あまりにも凄惨な光景を前にした僧侶は、さらし首から何を知り、何を思い出すのか・・・
曲名:『野ざらしの首、鬼ヶ島にて』(のざらしのくび、おにがしまにて

+ あらすじ①
エヴィリオス歴八四二年、一人の修行僧が約四年間に渡る蛇国(じゃこく)一周の旅から帰還した。彼は亡き師匠・魏耶羅(ぎやら)から袈裟(けさ)と経典、「楽捨(がくしゃ)」という仮初めの名を授かり、人前では火傷の痕に(まみ)れた素顔を深編笠で覆い隠していた
+ あらすじ②
桃弦郷(ももげんごう)という名の村で魏耶羅の亡骸を手厚く葬った楽捨は、初心を思い出すために伊耶美(いざみ)の西に位置する人工島・鬼ヶ島へ向かう。数ある名所のうち、北に位置する最高峰・伊耶佐(いなさ)山は(かつ)て満身創痍の魑魅魍魎(ちみもうりょう)と化しつつ、記憶を(うしな)っていた楽捨が魏耶羅と出会い、仏の道を学ぶきっかけとなった。初対面して直ぐに手当を受け、翌朝に本来の姿を取り戻した療養先である廃寺は、約四年の歳月を経て反異人の過激派組織「紅衣衆(くれないころもしゅう)が本拠地として占領していた。
仕方なく楽捨は連中から身を潜め、夕方過ぎ迄に伊耶佐山から南下した。
+ あらすじ③
宿を探すべく飛脚の道案内に従った楽捨は、程なくして円尾坂(えんびざか)の上に辿り着いた。立ち並ぶ店と客で賑わう坂を下りずに深編笠越しから辺りを見回していると、彼は何も用事がないにもかかわらずふいに目に入った刑場に近づく。
・・・傍らの木台に、穏やかな表情で桃髪を靡かせる女性のさらし首が置かれていたのだ。

斬首刑に処されたであろう女性の顔に見覚えはなかったが、咎人(とがにん)の供養も愚僧(ぐそう)の務め」と考える楽捨は彼女を弔わずにはいられなかった

歌詞


「もしも 忘れなければ」

鬼ヶ島の中央に円尾坂
坂の上の刑場にはさらし首
長い血染めの髪 風に吹かれ
さらりさらり横に流れゆく

いかなる罪犯した首であろうか
何も知らぬ旅の僧が人に問う
呉服(ごふく)屋の主人とその家族を
(はさみ)で刺した女だという

かように美麗な女子(おんなご)
何故(なにゆえ)人を(あや)めたか

野ざらしの女は何も語らない
嗚呼 鬼ヶ島 さらし首

咎人(とがびと)の供養も愚僧(ぐそう)の務め
あくる日も訪れた円尾坂(えんびざか)の上
首の前に先客(せんきゃく) (わらし)が一人
彼は如何(いか)なる者であろうか

僧の問いに(わらし)はこう答えた
この首を切り落としたのは自分だと
罪深き女だが憐れでもある
共に手を合わせ(きょう)を唱えた

女は腕の良い仕立屋で
(みやび)な着物を織ったという

されどもう(はさみ)を持つ腕も無い
嗚呼 円尾坂(えんびざか) さらし首

どんなに綺麗な着物でも
胴が無ければ着られない

野ざらしの女は何も語らない
嗚呼 鬼ヶ島 さらし首
嗚呼 円尾坂(えんびざか) さらし首

コメント

  • つらいなぁ…ここの話は。それが好き -- 名無しさん (2024-04-13 11:16:30)
  • 黒檀童子ってアレンの生まれ変わりですかね?ビヒモが天界から魂を持ってって、 -- 名無しさん (2025-06-09 23:57:46)
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最終更新:2025年06月09日 23:57