曲紹介
物語仕立ての和風?曲をテト嬢に歌っていただいた。
曲名:『物の怪の子』(もののけのこ)
歌詞
(動画より書き起こし)
人々に忌み嫌われた彼女
命の意味を探して生きる
痛みと苦しみの多い日々にも
理由を求めていた
その姿、背中に異形の翼を持ち
血に濡れたような瞳を持ち
彼女の事を村人たちはこう呼んだ
忌まわしき「物の怪の子」
ただただ、
そっと、ひそやかに生きて
いつかは誰か、この身求めてくれるのを
ずっとずっと待ち続ける、今日も明日も
幾夜 めぐる星の輝きを見つめ
涙を流したとしても
求めたぬくもりは遠くて、届かず
投げられた石の冷たさは、心をひどく裂いていく
それでもなお、諦めず
「物の怪の子」は、村の片隅、ただ一人
長い命をつなげる
突然の災厄 火口の炎
灰に塗れた村人たち
恐慌の矛先は自然と彼女に向き
人身御供を叫んだ
それでも、
「これで災厄がおさまるならば」
彼女はうなずいて手を差し出す
「そうか、私の命も無駄ではなかったんだ」
そして、星郡も見えぬ灰色の夜に
物語の終わりを告げる、むなしい鉈の音が響いて
水に消える姿、見送る村人たちは気づく
彼女の最後のほほえみに
やがて水面の泡が消えた頃
誰かがぽつり、つぶやく
「あの子、私たちに、いったい何をした?」
いまや村人から狂気は消えた
「私たち、あの子に、なんてことをしたのだろう……」
火口はなおも荒れ狂った
灰に飲まれた村にはもう
動くものはただ一つもなく
渇いた砂が、からから鳴る
「物の怪の子」は、湖の底に
ほほえんだまま眠る
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最終更新:2024年04月13日 20:50