曲紹介
曲名:『書斎の幸福論』(しょさいのこうふくろん)
歌詞
もしも、世界が大きな一枚の
風景画になったなら
君も、僕も、その他のあらゆる三人称もいない
もう、誰もいらないんだよ
いつからかずっと思い出を食べている
他には何にも喉を通りそうもないんだ
一年が何日か憶えてもいないが
それくらい生きていけるだろう
落ちていくだけで何にもないんだ
どこにも行きたくないし、人間とかいらない
概念になりたい
美しいものを描きたい
砂に還るまでを
呼吸を消して透明になって
光のなかの君がそっと
夢想に凪いだ
海を揺蕩う月の
反射光に溺れている
気づけばずっとこの部屋で過ごしている
ピアノひとつしかないモノクロームが似合っている
見たいものなんてない全部心にしまわれているから
花びら、待って
散って。
また春が来ることを知っている
描き換えられていって
そのうちまた同じ春が来る
僕は忘れていく
鼓動を消して無音になって
風に吹かれる声が空想に呼んだ
砂が指の合間から溢れていって
透明になって
光の先の何かがそっと夢想に凪いだ
海の様、酔う月の
乱反射を
もしも、世界が大きな一枚の
風景画になったなら
君はそこには描かれていなくて
その白さだけを、見ていて。
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最終更新:2024年11月15日 00:06